「nosh」と「ニチレイフーズダイレクト」の違い 美味しさ・栄養・料金など比較

宅配弁当サービスには常温・冷蔵の状態で届けてくれるものがありますが、「nosh（ナッシュ）」と「ニチレイフーズダイレクト」はどちらも冷凍の宅配弁当を届けてくれるサービスです。

スマホで注文すると自宅に届き、電子レンジで温めるだけで食べられるため、買い出しや調理の手間を省けます。

また冷凍で6～12ヵ月ほど保存が効き、一度に10食以上のセットを注文できるので、ストックが可能です。

どちらも一部離島を除く全国のどこでも利用できること、置き配できない代わりに配達日時の指定や再配達が可能であることも共通しています。

味やボリューム、価格、収納しやすさなど、全体のバランスを見ると「nosh（ナッシュ）」がおすすめです。和洋中とメニューの種類が幅広く、冷凍弁当の見た目も華やかなので、写真映えする料理を食べたい人にも向いています。

「ニチレイフーズダイレクト」は和食系が多いですが、味の満足度は「nosh（ナッシュ）」より上です。

またベーシックな『きくばりごぜん（気くばり御膳）』やボディメイクに向いている『パワーデリ』、管理栄養士が各栄養素の制限に特化したメニューを選んだ『健康を考える大人の食事』など、コースが豊富にあることも特徴。

さらに『気くばり御膳やわらか』という介護食もあるので、美味しい和食を食べたい人や自分に合ったコースを選びたい人、高齢者には「ニチレイフーズダイレクト」が向いています。

「nosh（ナッシュ）」と「ニチレイフーズダイレクト」の違いについて、項目別にそれぞれ詳しく解説していきます。

「nosh（ナッシュ）」には選べるコースがなく、購入する食数プラン・食べたいメニューを選択するだけ。冷凍弁当・パン・スイーツの合計80種類以上のメニューから好きなものを注文できます。

単純明快な注文システムなので、コースを選ぶ工程を手間に感じる人には「nosh（ナッシュ）」がおすすめです。

「ニチレイフーズダイレクト」には、『きくばりごぜん（気くばり御膳）』『パワーデリ』『ウーディッシュ』『家シェフ』『アットホームバル』『健康を考える大人の食事』『気くばり御膳やわらか』『もち麦ワンディッシュ』の8コースが用意されています。

各コースには上記の特徴があり、『健康を考える大人の食事』以外は自分の好きなメニューを選ぶこともできます。

また「ニチレイフーズダイレクト」は『もち麦ワンディッシュ』という主食付きのコースがあるほか、白米・玄米ご飯・五目ご飯などを別途購入することも可能です。パンやスイーツ、その他の単品商品や調味料も販売しています。

自分に合ったコースを選びたい人、主食付きの冷凍弁当やご飯を購入したい人には「ニチレイフーズダイレクト」がおすすめです。

プロの料理人が監修している「nosh（ナッシュ）」の冷凍弁当には和洋中の料理が揃っており、見た目が華やかで味も冷凍弁当とは思えないレベルです。

味付けの濃さはメニューによりますが、味の薄い料理でも、出汁や香辛料を活用するなどの工夫がされています。

「ニチレイフーズダイレクト」の冷凍弁当もクオリティが高く非常に美味しいです。和食が特に多く薄味の副菜もありますが、『アットホームバル』『家シェフ』といった有名店監修の味が楽しめるコースもあることが嬉しいポイント。

ボリュームに関しては、「nosh（ナッシュ）」は主菜+副菜3つでおかずとしては十分な量です。

「ニチレイフーズダイレクト」も『きくばりごぜん（気くばり御膳）』は主菜+副菜3つと同程度ですが、コースによってはこれよりもボリュームは少なくなります。

「nosh（ナッシュ）」と「ニチレイフーズダイレクト」の宅配弁当は、どちらも管理栄養士が監修しています。

「nosh（ナッシュ）」は、全メニュー1食あたり糖質30g以下・塩分2.5g以下という栄養基準を設けていることが特徴。コース選びが面倒な人、とりあえず健康的な食事がしたい人には「nosh（ナッシュ）」がおすすめです。

「ニチレイフーズダイレクト」はコース全体を通して栄養バランスを考慮して作られており、『きくばりごぜん（気くばり御膳）』は塩分2.0g以下・野菜100g以上と定められていますが、その他のコースでは栄養基準が明言されていません。

ただし「健康を考える大人の食事」というコースでは、『きくばりごぜん（気くばり御膳）』のなかで糖質・脂質・塩分・たんぱく質が抑えられたメニューを管理栄養士がピックアップしたセットを販売しています。

また目的別のおすすめメニューもまとまっており、「糖質を控えたい」「カロリーを控えたい」などの目的に応じて選びやすくなっているので、食事制限が必要な人には「ニチレイフーズダイレクト」がおすすめです。

なお「nosh（ナッシュ）」と「ニチレイフーズダイレクト」はどちらも、各メニューページや容器パッケージで栄養成分を確認できます。

「nosh（ナッシュ）」の送料込み価格は656円～1,056円/1食です。

一方「ニチレイフーズダイレクト」の冷凍弁当を1食だけ購入した場合の送料込み価格は1,399～1,850円/1食。しかし合計5,000円以上購入すると送料が無料になるので、都度購入でも定期購入でも、合計5,000円以上になるよう注文すれば599～1,050円/1食で購入できます。

さらに「ニチレイフーズダイレクト」には「年度末セール」「期間限定セール」などお得なセールがあり、タイミングによっては1食あたりの価格がより安価に購入できることも。

価格重視で選びたい場合は、まず「ニチレイフーズダイレクト」のお得な商品の価格をチェックしてから「nosh（ナッシュ）」を検討するという流れがおすすめです。

「nosh（ナッシュ）」には、合計3,000円OFFされる定期初回割引が用意されています。

特設サイトから定期注文すると1～3回目の注文に1,000円割引が適用され、499～532円/1食という通常よりもお得な金額で冷凍弁当を購入可能です。

「ニチレイフーズダイレクト」には、『きくばりごぜん（気くばり御膳）』7食と『アットホームバル』3食の合計10食セットを6,880円+送料無料（688円/1食）で利用できるお試しセットがあります。

最初から定期購入で継続する予定のある人には「nosh（ナッシュ）」が、まずは買い切りのお試しセットを購入したい人には「ニチレイフーズダイレクト」がおすすめです。

「nosh（ナッシュ）」には常時60種類以上の冷凍弁当メニューが用意されています。パンやスイーツも合わせると80種類以上と、かなり種類が豊富です。

また「nosh（ナッシュ）」は1週間ごとにメニューが3つ更新されるため、飽きにくいことが特徴。メニューを1食ずつ選べるので、自分の好きな料理だけを食べたい人にも向いています。

「ニチレイフーズダイレクト」のメニュー数はコースによって異なります。一番メニューが豊富な『きくばりごぜん（気くばり御膳）』の場合は、50種類以上のメニューが用意されていました。

しかしメニューの更新は不定期で、セット販売しかおこなっておらず自分で内容を選べないコースもあります。

そのため、1週間ごとに3メニュー更新されるとはっきり明言している「nosh（ナッシュ）」のほうが飽きる可能性は低いです。

「nosh（ナッシュ）」の注文方法は、6・8・10・20食セットの定期購入のみ。自分の好きなメニューを1食ずつ選ぶことが可能です。また専用アプリがあるため、注文や変更も簡単にできます。

一方「ニチレイフーズダイレクト」は都度購入がメインです。1食ずつ選んでの購入でも、5～30食のおまかせセットを購入することも可能です。

定期購入もできますが、Webサイトから注文する場合は対象のおまかせセット限定。自分で好きなメニューを選んで定期購入したい場合は電話で注文する必要があります。

また定期購入は3回以上の継続が必要という縛りがあることも、「nosh（ナッシュ）」との大きな違いです。

注文・解約のしやすさは「nosh（ナッシュ）」のほうが優秀といえます。

「nosh（ナッシュ）」の容器は1種類のみで、どのメニューでも容器サイズは一緒です。

「ニチレイフーズダイレクト」は、コースごとに異なるサイズの容器が使われています。

「ニチレイフーズダイレクト」の『家シェフ』『アットホームバル』『もち麦ワンディッシュ』など一部商品はコンパクトですが、基本的には「nosh（ナッシュ）」のほうが容器が小さく収納しやすいです。

また「nosh（ナッシュ）」の容器は紙製である点も魅力。フタも容器もそのまま燃えるゴミで捨てらるので、分別の手間を省けます。

そのため収納のしやすさ・後片付けのしやすさにおいても、「nosh（ナッシュ）」のほうが優れています。