病院へ行くときにお薬手帳は使っていますか? 処方された薬を記録するだけでなく、実は薬代が安くなることもあるんです。
今ではお薬手帳のアプリを利用することも可能。物理的に手帳を持たなくていいことやデータバックアップができること、アプリによっては飲み忘れアラームがあることなど多くのメリットがあります。
この記事ではさまざまなお薬手帳を比較してみた中で、特に良かったアプリをご紹介します。
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「お薬手帳」おすすめ人気アプリ3選 手帳のメリットや使い方も解説
最終更新日:2019年01月11日
お薬手帳とは?
処方された薬を記録する手帳のこと。医師や薬剤師に見せることで飲み合わせのリスクやアレルギー、既往症などに配慮してもらいやすくなります。
公式規格があるわけではないため、自分で適当なノートにメモするだけでもお薬手帳と呼べますし、スマホアプリで管理しても構いません。そのため各社からさまざまな個性を持ったアプリが登場しています。
お薬手帳のメリット
わざわざ記録する手間さえ惜しまなければ、お薬手帳は健康管理をするうえで良いことづくしです。
薬の重複をチェックし、飲み合わせリスクを減らせる
複数の病院に通い薬を併用していると、飲み合わせによるリスクが発生します。薬の効果が強まったり弱まったりすることもあるので、医師・薬剤師に申告することが大切。
お薬手帳を見せることで、より適切な薬を処方してもらえます。
過去のアレルギーや副作用歴を伝えやすくなる
アレルギー体質な人の場合、過去にどの薬を飲んでどんな症状が出たか報告しやすくなります。病気を治すための薬で体調が悪化してしまっては本末転倒。自分の体に合わない成分を回避してもらうなど、適切な処置をしてもらえます。
旅行先など、行きつけ以外の病院でも自分の状況を伝えられる
持病持ちの場合、旅行先などで急に持病が発生することがあります。そんなときお薬手帳を見せれば、どんな症状に悩まされていてどの薬で対処してきたのか、初めて診てもらう医師に正しく伝えられます。
薬代が安くなる
細かい条件によりますが、だいたいのケースでは1回の薬代が40円安くなります。大きな割引ではないものの、お薬手帳を見せるだけなのですから値引いてもらうに越したことはありません。
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お薬手帳の使い方
お薬手帳の使い方はとても簡単。薬局で処方箋を渡すときに「お薬手帳はありますか」と聞かれるので提示するだけです。アプリの場合は「お薬手帳アプリを使っています」と言えば、薬データを読み込むためのQRコードを発行してもらえます。
次回から医師に「今こんな薬を飲んでいます」と提示して、処方の参考にしてもらいましょう。
お薬手帳の利用者は6割。20代は半数が未活用
このようにメリットがたくさんあるお薬手帳ですが、どのくらい使われているのでしょうか。
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出典:日本薬剤師会調べ
日本薬剤師会が2018年9月に行った意識調査によると、お薬手帳を活用しているかの質問に対して「している」と答えた人が64.3%。年代別で見ると、70代が最も高く80.7%の人が利用しているそうです。
しかしその一方で、20代はまだ半数近くの人が利用していないという状況。高齢者に比べて医療機関を利用する機会が少ないのが理由と思われますが、持っていないのは非常にもったいないです。
そこで若い人でも使いやすく、おすすめしたいのがお薬手帳のアプリ。いつも持っているスマホが、お薬手帳になるというものです。
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出典:日本薬剤師会調べ
日本薬剤師会の意識調査によると、「お薬手帳アプリを使いたいと思うか」という質問に対し、27%の人が「そう思う」と回答。
一見少ない数字にも見えますが、スマホ慣れしていない中高年世代でも2~30%が「アプリを使いたい」と回答しているのを見ると、広い世代に認知され受け入れられ始めていると考えられます。
アプリなら手帳をいつも携帯する必要がないので、普段あまり医療機関にかからない方でもお薬手帳を活用しやすいでしょう。
お薬手帳のおすすめアプリ3選
お薬手帳アプリはいろいろなものがリリースされていますが、どのアプリも主要な機能(QRコード読み込み、飲み忘れ防止リマインダー、家族のデータ登録など)は搭載しています。
あとは独自機能や使い勝手を見てアプリを選びたいところ。この分野はまだ群雄割拠といった感じで「これぞ決定版」と言えるアプリはありません。
そこで様々なアプリを比較し使ってみた中から、人気の高いアプリや特におすすめできるアプリを3つピックアップしました。
『EPARKお薬手帳』処方箋の予約ができる。待ち時間ゼロで薬を受け取り
このアプリのおすすめポイント
- 全国8,000の薬局と提携。薬の予約をして待ち時間なく受け取れる
- 薬のデータはサーバーで管理。スマホが故障・紛失してもデータは無事
- 薬の効能や副作用を詳しく調べる機能も
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▲ホーム画面。行きつけの薬局を登録しておいて、病院で処方箋をもらったら「調剤予約」ボタンを選択。
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▲処方箋を撮影して、受取希望時間や電話番号などと共に送信。薬局が薬を用意しておいてくれる。
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▲薬局でもらったQRコードを読み込むと、処方された薬の情報が登録される。
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▲飲み方、効能、副作用などの詳しい情報をチェック。
『お薬手帳プラス』体重や血圧などの記録も。総合的に体調管理できる
このアプリのおすすめポイント
- BMI、歩数、脈拍、血糖値などを日常的に記録して予防的な健康管理を
- 通院記録や退院予定を書き込めるカレンダーで、計画的に体調改善
- 感染症の流行と、その対策をお知らせしてくれる
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▲処方箋の画像を撮影して薬局に送信。ジェネリックを希望するか否かもここで選択できる。
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▲薬の情報をアプリ内でいつでもチェック。病院では医師に見せて、飲み合わせのリスクがないか確認してもらおう。
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▲体重や歩数などを記録する機能も。グラフで変化をチェックできる。
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▲全国の感染症情報と、その対策を紹介。とにかく手洗い・うがいは基本。
『お薬ノート』もっとシンプルに、薬の記録と服用管理ができればいい人向け
このアプリのおすすめポイント
- 薬局への予約など先進的な機能がない分、わかりやすくシンプルな設計
- 飲み忘れ防止アラートが優秀。イレギュラーな飲み方の薬にも対応
- 健康に関するメディア『カラダノート』の記事が読める
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▲薬の記録機能に特化した、比較的シンプルなアプリ。
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▲たとえば3日おきといったイレギュラーな飲み方をする薬でも登録でき、適切な時間にアラートを鳴らしてもらえる。
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▲服用チェック機能。「そういえば今朝の薬飲んだっけ……?」とあやふやになってしまうことがなくなる。
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▲健康に関する記事を読める。主に女性・ママ向けの記事が多い。
薬の服用歴を記録して、より適切な治療を受けよう
どのアプリを使っても必要な機能は揃っているので、好みやフィーリングで選んで問題ありません。
他にもお薬手帳アプリ自体はたくさんあるので、下記Applivのランキングページも参考にしつつ良いものを探してみてください。
病院に行く頻度が高い人や、複数の病院で薬をもらっている人はアプリを活用して、リスクを減らし病気を治していきましょう!
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