本記事では、Amazon(アマゾン)のキャンセルの仕方から決済方法ごとの返金の流れ、キャンセルできないケースなどについて詳しく解説します。多くの人が抱きがちな疑問の答えをまとめているので、一度目を通してみてください。
Amazonを使っていると、誤って注文したり、購入後に不要になったりとキャンセルが必要になる場合があります。Amazonショッピングのキャンセルシステムは親切で、不要な商品は簡単にキャンセルが可能。必要なときには利用してください。
Amazonの注文キャンセル方法 できない時の対処法・返金の時期・注意点など
最終更新日:2023年05月22日
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Amazonで注文した商品をキャンセルする方法
キャンセル方法は、注文した商品の配送状況によって変わります。
キャンセル方法3パターン
- 注文した直後(まだ発送手続がされていない)
- 商品が発送された後(まだ受け取ってはいない)
- 商品を受け取った後
以下からそれぞれのキャンセル手順を見ていきましょう。
注文直後のキャンセル
スマホでもタブレット・PCでもキャンセルでき、画面の見え方は違いますが操作手順は同じです。ここではAmazonアプリを使った手順をご紹介します。
-
STEP1
下部の人型アイコンから[注文履歴]を選択
-
STEP2
キャンセルしたい商品を選択
-
STEP3
下へスクロール後[注文をキャンセル]を選択
このボタンが出てこない、もしくは押してもエラーになる場合、すでに商品が発送されたなどの理由でキャンセルできない状態です。
この場合は、配達された際に受取拒否をしましょう(詳しくは後述)。 -
STEP4
返品理由を選択
-
STEP5
[チェックした商品をキャンセルする]を選択して完了
商品発送後のキャンセル
商品が発送されたあとは、Webサイト上からキャンセルできません。
上記手順を実行しようとしてもキャンセルボタンが出てこない場合や、ボタンを押してもエラーになる場合、発送通知メールが届いていなくても発送作業が進んでいると考えられます。
上記メールにも「商品がご不要の場合は、商品配達時に受取拒否をしていただくか……」と書かれていますが、受取拒否をすればキャンセル扱いとなります。
受取拒否とは、配達してもらった荷物を受け取らず送り返してもらうこと。配達員が来たら「この荷物はキャンセルしたいので、受取拒否でお願いします」と伝えれば持ち帰ってもらえます。
また、配達直前のメールには配送業者や伝票番号が載っています。電話して「キャンセルのため受取拒否で」と伝えると、運送会社側の手間が省けます。
商品受取後のキャンセル(返品)
商品を受け取った場合、購入手続が完了したことになるため「キャンセル」ではなく「返品」をすることになります。
こうなると自己都合の返品ということで送料は負担しなければなりませんが、返品自体は可能です。
返品方法については別の記事で詳しく解説しているので、以下を参照してください。
キャンセルにかかる手数料・ペナルティ
Amazonで注文した商品をキャンセルすると、手数料がかかったりペナルティが発生したりするのかを説明します。
キャンセルしても損にはならない
まず前提としてAmazonでのキャンセルに手数料・ペナルティは発生しません。返品の場合を除き、キャンセルを理由に送料を負担することはなく、キャンセルに対する回数制限やそちらに準じる決まりもありません。
ただし、コンビニ払いで現金決済した場合にAmazonギフト券で返金されるなどのケースはあるので、人によっては不都合に感じる場合も考えられます。詳細については後述します。
キャンセルしすぎるとアカウント凍結される?
Amazonのキャンセル方法についての記事には「キャンセルしすぎるとアカウントを凍結される恐れがある」と記載されていることがあり、実際に「凍結された」などの噂もありました。
事実、過去にはAmazonのヘルプページにこのような記述もありました。
現在は上記の記述が削除されています。
Amazonカスタマーサポートに問い合わせても、キャンセルによるペナルティはないと回答されました。
しかしながら、故意にキャンセル繰り返す・いたずら目的の注文をおこなうなどの行為があれば、Amazon側から危険視される確率はゼロではありません。
キャンセルのシステムは節度を持って利用してください。
返金方法と所要日数
基本的に注文した時点で決済は完了しているので返金処理がおこなわれますが、決済方法によってはAmazonギフト券での返金となります。
返金方法 | 返金日数 | |
---|---|---|
クレジットカード | クレジットカード への返金 |
1~3日程度 |
代金引換 | Amazonギフト券 (申請すれば銀行振込可) |
1~3週間程度 |
コンビニ ATM ネットバンキング 電子マネー |
Amazonギフト券 (申請すれば銀行振込可) |
1~3日程度 |
携帯決済 | 携帯決済サービス での返金 |
1~3日程度 |
あと払いペイディ | ペイディ経由 での返金 |
1~3日程度 |
PayPay | PayPay経由 での返金 |
1日程度 |
Amazonギフト券 | Amazonギフト券 | 1~2日程度 |
Amazonポイント | Amazonポイント | 1~3日程度 |
クレジットカードの場合は、カード会社側の処理が長引いて返金までに時間がかかる場合もあります。この場合は、Amazon側の返金処理が迅速におこなわれたとしてもすぐには反映されません。
もし数週間経っても返金されないようであれば、カード会社へ直接問い合わせてみてください。
キャンセルがうまくいかない原因・対処法
キャンセルボタンがない・キャンセルがエラーになる
注文直後なら注文履歴を見ればキャンセルボタンが出てきますが、すでに商品が発送されるなどキャンセル不可の状態になるとボタンは消えます。
キャンセル処理をしたはずがエラーになることもありますが、これも同様の理由によるもの。
まだ商品を受け取っていなければ受取拒否し、すでに受け取ってしまったのなら返品処理をすることになります。
キャンセルできたはずだが返金されない
キャンセル処理は正常に完了しても、即座に返金されるわけではありません。上記「返金方法と所要日数」の項目に詳しく記しましたが、どの決済手段を使うにせよ返金まで1~3日程度かかります。
特にクレジットカードの場合は、Amazonが返金処理をした後にカード会社側での処理も挟むので、さらに日数がかかるケースも考えられます。
デジタルコンテンツ(Kindle本や音楽など)のキャンセルについて
Amazonでは物品だけでなく、ダウンロード形式のデジタルコンテンツも多数販売されています。
特にKindle本は「1-Clickで今すぐ買う」というボタンがあり、間違ってタップしてしまうと即座に決済完了する欠点が。
各デジタルコンテンツでのキャンセル(返品)条件は次のとおりです。
Kindle本(電子書籍)やプライム・ビデオ(動画)
Kindleの電子書籍は注文から7日以内、プライム・ビデオでレンタルできる動画は48時間以内であれば返品可能です。
アプリからだと、右下[三]の箇所を選択後にスクロールして、1番下にある[カスタマーサービス]から問い合わせできます。
ただし、各コンテンツを閲覧した後だと「誤操作ではない」とみなされて返品不可になる可能性はあります。
内容が閲覧されたかどうかもサポート側の裁量で判断されるので、その時々の状況を考慮したうえで返品するかどうかが判断されます。いずれにしても、手続きは気がついたらすぐにおこないましょう。
Amazonギフトカード
Amazonギフトカードは返品や交換はできません。以前は未使用の場合にキャンセルできたこともありましたが、現在(2023年5月時点)は「承りません」と明言されています。
購入前は取り消し不可でも問題ないか・金額は合っているかなどを慎重に判断しましょう。
音楽・アプリ
Amazonでダウンロード販売されている楽曲、および「Amazonアプリストア」で販売されている有料Androidアプリは、キャンセル・返金できません。
注文キャンセルにまつわるQ&A
注文キャンセルの手順をケースに応じて紹介しましたが、そのほかによくある疑問や注意点がいくつかあるので参考にしてください。
キャンセルはいつまで可能?
大半の商品(※Amazonが発送する物理的な商品)は、商品が発送手続きに入るまではキャンセル可能です。
注文履歴からキャンセルしようとしたときにキャンセルボタンが消えていたり、「キャンセルできませんでした」とのエラーメールが送られてきたときは間に合わなかったと考えてください。
Amazon発送 の商品 |
マーケットプレイス の商品 |
|
---|---|---|
一般の商品 | 商品が発送手続に 入るまで |
販売者による |
Kindle本 | 購入から7日以内 | - |
プライム・ビデオ | 購入から48時間以内 | - |
音楽・アプリ | キャンセル不可 | - |
商品を受け取ってしまった場合は、キャンセルできず返品扱いに変わります。商品を受け取った日から30日以内なら自己都合でも返品できますが、送料は自己負担となります。
獲得したポイントはどうなる?
キャンセルまたは返品が成立すれば、購入時に獲得したポイントはもちろん引かれます。Amazon側のシステムでキャンセル分のポイントのみが自動で引かれますので、購入側による操作は特に必要ありません。
なお、キャンセルしてポイントが引かれなければならないのに、すでにポイントを使い切ってしまって残高がないときは、不足分が返金額から差し引かれます。
【例】
1,000円の商品を買って10ポイント付与されたとすると、キャンセルしたときにポイントを使い切って残高ゼロだった場合、返金額は990円となる。
キャンセルによるペナルティ(アカウント凍結など)は?
「キャンセルにかかる手数料、ペナルティ」の項目で詳しく書きましたが、キャンセルによるペナルティは原則ありません。
しかし思いつきでキャンセル処理を頻繁におこなうのは好ましくありませんので、良識の範囲内でキャンセルシステムを活用しましょう。
キャンセル理由によるアカウントへの影響は?
商品をキャンセルする際には、選択肢の中からキャンセル理由を選択する必要があります。
「間違って注文した」「ほかでもっと安い商品を見つけた」などいくつか理由が用意されていますが、理由によってキャンセルが拒否されたりペナルティになることはありません。
気にせず正直な理由を申告すれば大丈夫です。
キャンセル自体を取り消す(やはり購入する)には?
キャンセルを取り消すことはできません。キャンセル済みの商品をやはり手に入れたいとなった場合は、同じ商品をもう1度注文しなければいけません。
在庫わずかの商品を注文後にキャンセルした場合、再注文時にはすでに在庫切れとなっていて購入できないケースも考えられるため、レアな商品の注文・キャンセルは慎重におこないましょう。
Amazonの注文キャンセルは早めに手続きしよう!
商品を購入する前は、本当に必要なものかどうかをよく考えて手続きするのが常識です。しかし急な予定変更や誤操作など、やむを得ずキャンセル手続きするケースも考えられます。
もしもキャンセルが必要になった場合は、気がついた時点ですぐに手続きをおこないましょう。Webサイト上でキャンセルできない場合は、カスタマーセンターへ問い合わせすればキャンセル可能です。
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