iPhoneが「iOS 13」にバージョンアップしたことで、ウェブブラウザ「Safari」にWebサイトごとの設定やダウンロードマネージャーなどの機能が追加され、共有メニューなどのUIも変更。iOS 12に比べて使い勝手が良くなりました。
本記事では、iOS 13にアップデートした「Safari」の変更点を一つひとつ解説。以前のOSと比べて、どのように変わったのか見ていきましょう。
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【iOS 13】便利になった『Safari』の変更点 「表示」設定や全体スクリーンショットなど
最終更新日:2019年10月24日
iOS 13の『Safari』新機能
スマート検索フィールドにリーダー機能とフォントサイズ設定が統合
iOS 12の「Safari」ではリーダー機能とフォントサイズの設定は左右に分かれていましたが、iOS 13ではスマート検索フィールドの左側に統合されました。
![iOS 12、iOS 13 Safari比較画像](https://appliv-domestic.akamaized.net/v1/900x/r/articles/124757/8903886_1571903865_033932000_0_1307_800.jpeg)
▲左:iOS 12のSafari、右:iOS 13のSafari。
サイトごとにリーダー表示などの設定が可能
自動的にリーダーを使用したりPC用画面に表示させたり、各サイトごとに設定することができます。よく閲覧するサイトがあってリーダー表示やPC表示の方が見やすい人は、Webサイトの設定を変更するといいでしょう。
![Safari スマート検索フィールド](https://appliv-domestic.akamaized.net/v1/900x/r/articles/124757/8903886_1571905790_010579500_0_1403_824.jpeg)
設定をオンにしておけば、毎回リーダー表示やPC表示に切り替える必要はなくなります。
フォントサイズ設定
文字サイズの縮小したり拡大したり、50~300%までの大きさで調整できるようになりました。また、調整した文字サイズはウェブサイトごとに記憶されるので、毎回調整する必要はありません。
文字サイズを調整するにはアドレスバー左横の「AA」をタップすると、メニューが表示されます。小さいAをタップすると縮小し、大きいAをタップすると拡大します。
![Safari 文字サイズ調整画面](https://appliv-domestic.akamaized.net/v1/900x/r/articles/124757/8903886_1569572470_080521900_0_750_1334.jpeg)
![Safari 文字サイズ調整画面](https://appliv-domestic.akamaized.net/v1/900x/r/articles/124757/8903886_1569572283_036108400_0_1502_1334.jpeg)
ウェブページ全体のスクリーンショットが可能に
「Safari」でフルページのスクリーンショットが撮れるようになりました。iOS 12でも同等の機能が備わっていましたが、どこから撮影するのか非常に分かりづらかったです。
iOS 13ではスクリーンショットを撮った後に通常サイズとフルページの切り替えが可能になり、操作しやすくなっています。なお、フルページでのスクリーンショットはPDFで保存されます。
![iOS 13 Safari SS編集画面](https://appliv-domestic.akamaized.net/v1/900x/r/articles/124757/8903886_1569560323_013140600_0_1502_1334.jpeg)
▲「スクリーン」、「フルページ」をタップすれば切り替わる。
また、ウェブページ全体だけでなく範囲を指定してPDFファイルに保存することも可能です。
![iOS 13 Safari SS編集画面](https://appliv-domestic.akamaized.net/v1/900x/r/articles/124757/8903886_1569560763_049965000_0_750_1334.jpeg)
ダウンロードマネージャー機能を搭載
ダウンロードマネージャー機能が追加されたことで、どこにファイルが保存されたのか確認しやすくなりました。また、容量の大きいファイルをダウンロードしている際、全体の何%が完了しているのか確認することも。
![iOS 13 Safari ダウンロード画面](https://appliv-domestic.akamaized.net/v1/900x/r/articles/124757/8903886_1569562689_055085100_0_750_1334.jpeg)
▲ダウンロードしたファイルは、アドレスバー右横の「↓」から確認できる。
虫眼鏡アイコンをタップすればファイルの保存先に遷移するので、どこに保存したのか探す手間がかかりません。
![](https://appliv-domestic.akamaized.net/v1/900x/r/articles/124757/8903886_1569563223_075454700_0_1502_1334.jpeg)
共有メニュー(シェア)の刷新
「Safari」の共有メニューのUIが変わり、視認性が上がりました。今までは共有メニューにどのような機能があるのか分かりづらかったですが、iOS 13になっってからは横スクロールする必要がなくなり、見やすくなっています。
![Safari 共有メニュー画面](https://appliv-domestic.akamaized.net/v1/900x/r/articles/124757/8903886_1569567167_000708700_0_1502_1334.jpeg)
▲左:iOS 12のSafari共有メニュー、右:iOS 13のSafari共有メニュー。
ウェブページのフォーマットを変更
共有メニューにオプション機能が追加され、「PDF」や「Webアーカイブ」などのフォーマットに変更して保存することも。
![Safari オプション画面](https://appliv-domestic.akamaized.net/v1/900x/r/articles/124757/8903886_1569568263_097279100_0_1502_1334.jpeg)
スクロールバーのドラッグ
スクロールバーをドラッグできるようになったことで、長いページでも今までより楽にページスクロールが行えます。自分の見たい内容がページ下部にある場合などに役立つ機能です。
スクロールバーのドラッグは「Safari」固有の機能ではないので、「Instagram」や「Twitter」でも同様に利用できます。
![Safari スクロール動画](https://appliv-domestic.akamaized.net/v1/r/articles/124757/8903886_1569575948_036336000_0_600_1067.gif)
▲このように瞬時に最上部、最下部にスクロールできる。
新機能で、より効率的に
PDF作成の工程を挟まないと撮れなかったウェブページ全体のスクリーンショットや、画像や音楽ファイルの保存先を確認するなど、ちょっとした手間が新機能によって改善されます。
「Safari」でよくウェブ検索やサイト共有をする方は、iOS 13にアップデートする価値はあると思います。
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