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  • スマホの正しい充電方法とは 充電できない時はケーブルや充電器を見直そう
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スマホのバッテリーは使うごとに劣化してき、300~500回の充電が交換の目安と言われています。しかし、正しい方法でスマホの充電を行えば、劣化を遅らせることが可能です。

本記事では正しい充電方法と日頃の使い方を解説します。スマートフォンを長く使いたい方は、ぜひお読みください。

正しいスマホの充電方法

この項目では、バッテリー寿命を延ばす正しいスマホの充電方法を解説します。

スマホの充電方法1:充電は20%のタイミングで行う

バッテリー残量が0%のまま放置すると「完全放電」になり、この状態で充電するとバッテリーに通常以上の負荷がかかります。

一方で、80%以上のバッテリー残量で充電する場合もバッテリーに悪影響があると言われています。機種によってはフル充電ができないものや、残量が80%以上になると電流を弱めるものもあるほどです。

バッテリーに負担をかけないためにも、残量が20%を下回った程度のタイミングで充電するのが良いでしょう。

スマホの充電方法2:スマホの電源をオフにする

スマートフォンは操作していない時もバックグラウンドでデータの送受信を行っています。充電時に電源をオフにすることで、そうした処理を一時的に止めることができ、バッテリーの負担を軽減できます。

就寝時など、連絡が来ない時間に充電するのがおすすめです。

スマホの充電方法3:35度以上の場所で充電しない

スマートフォンは精密機器です。高温環境下では回復できない深刻なダメージを受ける可能性があります。

Apple公式サイトによると、35度以上の場所でスマートフォンを利用することは推奨されていません。

スマホを充電する時は、できるだけ涼しく直射日光の当たらない場所で行いましょう。

スマホの充電方法4:スマホケースを外す

バッテリー部分を覆う形状のスマホケースは熱がこもりやすい特徴があります。特にスマートフォンに使用されているリチウムイオン電池は熱に弱く、通気性が悪いと冷めるのに時間がかかります。

充電中はバッテリーが熱をもつことがあるので、ケースを外すか、できるだけ通気性の良いスマホケースを利用しましょう。

スマホの充電方法5:長期間利用しない時は、半年ごとにスマホを50%充電する

長期間スマホを利用しない場合、半年ごとに50%まで充電するとバッテリーに負担がかかりません。

Apple公式サイトによると、スマホのバッテリーに負担をかけず長期間保管する方法について、下記のように説明しています。

・電源を切って保管する
・湿気のない32度以下の部屋に保管する
・6か月以上スマホを保管する場合は、6カ月に1回はバッテリーを50%まで充電する

しばらく使わない場合は、上記3つのポイントに注意してみましょう。

バッテリー劣化の防ぎ方

この項目では、スマホのバッテリー劣化を防ぐ方法についてご紹介します。

充電回数が少ないほどスマホはバッテリー劣化が遅い

NTTドコモが九州大学との共同研究により発表したレポート「移動端末用リチウムイオン電池の容量劣化特性」によると、スマホのバッテリーが劣化する使い方は以下の通りです。

・2、3日おきに充電するほうが容量劣化は少ない
・あまり通話をしない人より、頻繁に通話する人のほうが電池の容量劣化が少ない

スマホのバッテリー劣化を抑えるなら、スマホの頻繁な充電を控えましょう。

スマホの電力消費を抑える

バッテリーを長持ちさせるには、省電力モード低電力モードの活用がおすすめです。

電力消費が抑えられる代わり、メールの自動受信オフや処理速度の低下といったデメリットが発生するので、利用する際には注意しましょう。

iPhone/Androidでの設定手順は以下の通りです。

【iPhone】低電力モードを設定する

1.「設定」アプリをタップして「バッテリー」を選択します。

2.「低電力モード」右のボタンをタップし、「続ける」を選択

これで省電力モードの設定完了です。省電力モードになると画面右上のバッテリーアイコンが黄色に変化します。

【Android】省電力モードを設定する

1.ホーム画面で上から下にスワイプしてアイコンをタップ

スマホの位置情報をオフにする

位置情報へのアクセスを許可しているとGPSの起動でバッテリーを消費します。マップなど、位置情報を必要とするアプリを使っていない時は、設定をオフにしましょう。

iPhone/Androidの設定手順は、以下の通りです。

【iPhone】位置情報をオフにする

1.「設定」アプリから「プライバシー」を選択

2.【iPhone】「位置情報サービス」をタップし、ボタンをオフにする
アプリを選択すれば、位置情報サービスのオン/オフをアプリごとに個別設定できます。

3.「オフにする」を選択

【Android】位置情報をオフにする

1.「設定」アプリから「位置情報」→「位置情報の使用」でボタンをオフにする

2.アプリごとに設定するときは「位置情報」でアプリを選択し「権限」→「位置情報」をタップ

3.「許可しない」を選択する

スマホのWi-Fi・Bluetooth接続をオフにする

Wi-FiやBluetoothは接続していない時でも、自動で接続可能なデバイスを検索します。バッテリーを消費の原因になるので、利用しないときは機能をオフにしておくことをおすすめします。

使わないアプリを消す

利用していないアプリであってもバックグラウンドでデータのやり取りを行っているものがあります。バッテリーの負荷になるだけでなく、スマホの保存領域を圧迫する要因なので、こまめにチェックして削除しましょう。

バックグラウンド更新をオフにする

アプリは起動していない時でもバックグラウンドで動作を続けていることがあります。これを「バックグラウンド更新」と呼びます。

これはアプリをスムーズに起動する上で便利ですが、スリープ状態でもスマホが処理を行うためバッテリーを消費する大きな原因となります。

あまり利用しないアプリであれば、バックグラウンド更新をオフにしましょう。

iPhone/Androidでバックグラウンド更新をオフにする手順は以下の通りです。

【iPhone】バックグラウンド更新をオフにする

1.「設定」アプリを開き「一般」をタップ

2.「Appのバックグラウンド更新」を選択して「Appのバックグラウンド更新」をタップ
アプリごとに切り替える場合は、アプリを選択します。

3.「オフ」を選択

これですべてのアプリのバックグラウンド更新を停止できます。

【Android】バックグラウンド更新をオフにする

1.「設定」アプリから「アプリと通知」をタップして「〇個のアプリをすべて表示」を選択

2.バックグラウンド更新を停止したいアプリを選択し、「権限」をタップ

3.「バックグラウンドデータ」右側のボタンをタップし、バックグラウンド更新を停止する

これでAndroidアプリのバックグラウンド更新が停止しました。

スマホの充電ができない3つの理由と対策

この項目では、スマートフォンの充電がうまくできない理由と改善策についてご紹介します。

スマホの充電ができない理由1:ケーブルの不具合

ケーブルの不具合により、スマートフォンの充電ができないことがあります 。

・スマホにケーブルがうまく挿せていない
・ケーブルが断線している
・ケーブルが濡れている
・ケーブルの端子部分が変形している

ケーブルに以上がある状態でスマホを充電しようとすると、充電できないだけでなく発火して火事になるリスクがあります。

スマホ・タブレットの事故では「充電用コネクター周りの事故」がもっとも多く発生しています(※)。火災トラブルを防ぐためにも、ケーブル・充電器周りの利用環境には注意を払いましょう。

独立行政法人「nite」調べ

ケーブル不具合の対処法

ケーブルの不具合により充電できない場合、下記の改善案を実行しましょう。

・ケーブル端子に付着している異物・水滴を取る
・濡れたスマホに充電しない
・断線・変形したケーブルの利用は絶対にしない

安価な充電ケーブルはデータ転送急速充電に対応しておらず、耐久性にも優れていないことから、すぐ断線するリスクがあります。

充電ケーブルを買い替えるのであればメーカー公式のケーブルを購入するのがおすすめです。iPhoneのケーブルを買い替える場合、Appleが定めた性能基準をクリアした製品にのみ与えられる「MFi認証」があるかを確認しましょう。

スマホの充電ができない理由2:充電器のトラブル

スマートフォンにうまく充電できない場合、充電器側のトラブルが考えられます。

・充電器内部にゴミ・水滴が付着している
・充電器から焦げたような異臭がする
・充電器の出力が弱い

特にゴミや水滴の付着、異臭の発生は火災リスクもあるため、少しでもおかしいと感じたらすぐに使用を中断しましょう。

充電器トラブルの対処法

充電器トラブルに対処するには、下記の改善策を実行してみましょう。

・メーカー公式品など、信頼性の高い充電器に交換する
・ゴミや水滴などの異物を取り除く
・高出力に対応した充電器を利用する
・(モバイルバッテリーの場合)PSEマークを確認する

PSEマークとは、電気用品安全法(PSE)に対応している製品に記載されるマークのこと。このマークがあるということは、国の定める基準を満たした信頼性の高い製品といえます。

スマホの充電ができない理由3:スマホ・バッテリーのトラブル

スマートフォンが故障していると、正常に充電ができない場合があります。

・スマートフォンの端子が汚れている
・本体やバッテリーが変形している
・スマートフォン内部が濡れている

肌身離さず持っているものだからこそ、気が付かないうちに汚れが溜まったり、変形してしまったりといったトラブルが起きるものです。何らかの異常を感じたら、すぐに使用を中止しましょう。

スマホ・バッテリートラブルの対処法

異臭の発生や異常な発熱、動作がおかしいといった不具合がある場合は、すぐに使用を中止しメーカーやキャリアショップに問い合わせましょう。

スマホを再起動させて改善するケースもありますが、自己判断では取り返しがつかない事態を招く可能性も考えられます。

まとめ

スマホの設定や充電方法を見直せば、スマホは長期間利用できます。

バッテリー交換する場合は1万円以上の費用が発生することも珍しくありません。スマホ本体もハイエンド端末は高額化しており、気軽に買い替えできるものではなくなりました。

バッテリーの劣化にお悩みの人は、本記事で紹介した改善策を実行してみましょう。バッテリー劣化が遅くなれば、長い期間、同じスマホを使い続けることができますよ。

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