スマホで動画や電子書籍などのコンテンツを利用していると、スマホより大きな画面のタブレットが欲しくなると思います。そんな時のおすすめタブレットは、Amazon(アマゾン)が販売している『Fireタブレット』です。
タブレットは数万円する高価なデバイスが多いですが、『Fireタブレット』は6,000円から購入できます。通常モデルが4種類、キッズモデルが3種類ある「Fireタブレット』ですが、どれがいいか悩んでしまう人もいるでしょう。
そこで今回は、『Fireタブレット』にはどんな特徴があるか、メリット・デメリットも含めて紹介。また各機種を比較し、機種に合わせたおすすめの人を掲載しているのでチェックしてみましょう。

『Fireタブレット』全機種比較 メリット・デメリット&おすすめ端末
あなたにあった『Fireタブレット』をさくっと決める
『Fireタブレット』を機種ごとにおすすめの人を一言で表しています。さくっと決めたい人はこちらからどうぞ。おすすめのFireタブレット商品ページにすぐアクセスできます。
『Fireタブレット』とは?
『Fireタブレット』とはiPadやAndroidタブレット同様、YouTubeで動画を見たり、電子書籍を読んだりできるAmazonが展開するタブレット端末のこと。
他のタブレットに比べて低価格なのが魅力で、最も安い機種「Fire 7」はなんと5,980円で購入可能です。
『Fireタブレット』にはFire OSという独自のOSが使われていて、アプリのダウンロードはApp StoreやGoogle Playではなく、Amazonアプリストアからでないとできません。
『Fireタブレット』のメリット
圧倒的な低価格
『Fireタブレット』の1番の魅力は、圧倒的な安さにあります。最も安い「Fire 7」なら5,980円で購入可能。iPadなら最安でも4万円弱、Androidタブレットなら2~3万円くらいなので、「Fireタブレット」の安さがわかると思います。
さらにAmazonデバイスのため、プライムデーやサイバーマンデーなどのビッグセールには2,000円ほど安くなることもあります。
なるべく価格を抑えたい人はビッグセールを狙いましょう!
セール情報はこちらから
映画やドラマ、電子書籍などを楽しめる
スマホの画面では満足できない人も、『Fireタブレット』の大きな画面なら満足できるはずです。
映画や音楽、ゲーム、電子書籍、SNSなど多彩なアプリを大画面で楽しめます!
プライム会員ならもっと楽しめる!
Amazonプライム会員なら、
●映画やアニメ、ドラマなどが見放題の「プライム・ビデオ」
●200万曲以上無料で聴ける「Prime Music」
●数百冊の電子書籍が読み放題の「Prime Reading」
●2万冊以上の和書から毎月1冊電子書籍を借りられる「Kindleオーナー ライブラリー」
これらのサービスが全て無料で使えます!
特に「Kindleオーナー ライブラリー」に関しては、『Fireタブレット』か「Kindle端末」を所有している人しか使えないサービスです。購入した際はぜひ利用してみましょう。
Amazonプライムとは?
夜間は目の負担を軽くできる
スマホやタブレットから発せられるブルーライトで、目に負担がかかることが心配な方もいるでしょう。『Fireタブレット』にはブルーライトをカットする機能が備わっていて、ワンタップで目への負担を減らせます。
「Kindle端末」のようにブルーライトを全てカットすることはできませんが、軽減できるだけでもありがたいですね。
容量が足りない時は増やせる
『Fireタブレット』はmicroSDカードに対応しています。そのため内臓ストレージが少なくなってしまったとしても、microSDカードを挿入することで容量を増やすことが可能です。
機種によっては、最大1TBのmicroSDカードに対応しています。
Alexaを搭載している
AmazonのAIアシスタント「Alexa(アレクサ)」を『Fireタブレット』では利用できます。「Alexa ○○して!」と『Fireタブレット』に声をかけるだけで、音楽をかけたりアラームの設定が可能。
「Fire HD 8 Plus」に関しては、専用の充電スタンドもありスマートディプレイ「Echo Show」のように使うこともできます。
「Echo」シリーズに関する詳しい情報はこちらから
Kindle Unlimitedが3ヶ月無料
『Fireタブレット』(「Fire HD 8 Plus」とキッズモデル以外)を購入すると、「Kindle」の読み放題サービス「Kindle Unlimited」が3ヶ月無料で利用できます。
「Kindle Unlimited」は、200万冊以上の電子書籍が無制限に読めるサブスクリプションサービスです。通常は月額980円かかりますが、3ヶ月無料なので2,940円お得になるといっても過言ではありません。
「Kindle Unlimited」について詳しくはこちら
『Fireタブレット』のデメリット
アプリの品揃えが悪い
『Fireタブレット』の1番のデメリットが、利用できるアプリの少なさです。
iPhoneのApp Store・AndroidのGoogle Playに比べ、Amazonアプリストアはダウンロードできるアプリ数が見劣りします。
スマホで使っているアプリが、『Fireタブレット』ではダウンロードできないことが起こりえます。
通信回線がWi-Fiのみ
『Fireタブレット』にはSIMカードを挿したり、Kindleのように4G回線を利用したりできません。そのため身近にWi-Fi環境がない場合、できることに制限がかかってしまいます。
Wi-Fi環境がない人は、アプリのダウンロードやYouTubeなどの動画視聴もできないので、気をつけましょう。
GPS機能がついていない
GPSが非搭載なので位置情報を取得するためには、Wi-Fiでネットに接続する必要があります。
Googleマップやカーナビアプリのような、位置情報を必要とするアプリはほぼ利用できません。またGPSを利用する「ポケモンGO」や「ドラクエウォーク」などのゲームは、そもそもAmazonアプリストアで配信されていません。
スペックが高いとは言えない
他のタブレットと比べると、『Fireタブレット』はスペックが低く感じます。特にiPadを使ったことのある人は、もっさり感が気になってしまうことでしょう。
また3Dゲームなどは鼻から全くプレイできないものや、できても動作が重すぎてゲームにならない場合もあります。
購入の際は、iPadなどと同レベルを期待しないようにしましょう。
▲荒野行動のようなFPSゲームなどは、設定でフレームレートなどを下げなければカクカク動いてしまう。
出典:Amazon.co.jp: 荒野行動-スマホ版バトロワ_ Android アプリストア
カメラ画質がよくない
最近のスマホはカメラの画質がどんどん上がっていて、一眼レフで撮ったような高画質の写真や動画を取ることが可能になってきました。
しかし『Fireタブレット』では、カメラの画質はよくありません。iPhone 12のカメラが12メガピクセルなのに対して、『Fireタブレット』は2メガピクセルと6分の1の画質です。
カメラに関してはおまけ程度に考えておくといいでしょう。
『Fireタブレット』が合う・合わない人
『Fireタブレット』に満足できる人
●Amazonプライム会員で映画やアニメなどの動画鑑賞をよくする人
●初めてタブレットを使う人
●スマートディスプレイの購入を考えている人
●サブ端末としての利用を考えている人
Amazonプライム会員の人やまだタブレットを使ったことがない人は、低価格で手に入る端末として十分に満足できるはずです。
『Fireタブレット』を買ってはいけない人
●Amazonプライム会員ではない人
●メイン端末として使おうとしている人
●ハイスペックなゲームを楽しみたい人
●動画や写真をしっかり撮りたい人
●カーナビとして車に付けたい人
このような人は購入後、あまり満足感を得られないでしょう。特にAmazonをあまり使わない、プライム会員ではない人は『Fireタブレット』の良さがかなり損なわれてしまいます。
『Fireタブレット』シリーズ比較
通常モデルの比較表
Fire 7 |
Fire HD 8 |
Fire HD 8 Plus |
Fire HD 10 |
|
---|---|---|---|---|
価格 | 5,980~ | 9,980~ | 11,980~ | 15,980~ |
ディスプレイ | 7インチ(171ppi) | 8インチ(189ppi) | 8インチ(189ppi) | 10.1インチ(224ppi) |
プロセッサ | クアッドコア1.3GHz 1GB RAM |
クアッドコア2.0GHz 2GB RAM |
クアッドコア2.0GHz 3GB RAM |
オクタコア2.0GHz 2GB RAM |
オーディオ | モノラルスピーカー | Dolby Atmos デュアルステレオスピーカー |
Dolby Atmos デュアルステレオスピーカー |
Dolby Atmos デュアルステレオスピーカー |
Alexa搭載 | ● (Showモード非搭載) |
● | ● | ● |
ストレージ | 16/32GB | 32/64GB | 32/64GB | 32/64GB |
microSDカード | 512GBまで対応 | 1TBまで対応 | 1TBまで対応 | 512GBまで対応 |
バッテリー | 最大7時間 | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大12時間 |
サイズ | 192 x 115 x 9.6mm | 202 x 137 x 9.7mm | 202 x 137 x 9.7mm | 262 x 159 x 9.8mm |
ワイヤレス充電 | × | × | ● (専用の充電スタンド) |
× |
ゲームモード | × | ● | ● | × |
重量 | 286g | 355g | 355g | 504g |
保証 | 90日間 | 90日間 | 90日間 | 1年間 |
カラー | ブラック | ブラック、ブルー、ホワイト | ストレート | ブラック、ブルー、ホワイト |
キッズモデルの比較表
Fire 7 |
Fire HD 8 |
Fire HD 10 |
|
---|---|---|---|
価格 | 11,980 | 14,980 | 19,980 |
ディスプレイ | 7インチ(171ppi) | 8インチ(189ppi) | 10.1インチ(224ppi) |
プロセッサ | クアッドコア1.3GHz 1GB RAM |
クアッドコア2.0GHz 2GB RAM |
オクタコア2.0GHz 2GB RAM |
オーディオ | モノラルスピーカー | Dolby Atmos デュアルステレオスピーカー |
Dolby Atmos デュアルステレオスピーカー |
Alexa搭載 | ● (Showモード非搭載) |
● | ● |
ストレージ | 16 | 32 | 32 |
microSDカード | 512GBまで対応 | 1TBまで対応 | 512GBまで対応 |
バッテリー | 最大7時間 | 最大12時間 | 最大12時間 |
サイズ | 220 x 161 x 26mm | 233 x 184 x 26mm | 292 x 206 x 26mm |
重量 | 456g | 550g | 778g |
保証 | 2年間 | 2年間 | 2年間 |
保護カバー | ピンク、ブルー | ピンク、ブルー、パープル | ピンク、ブルー、パープル |
あなたにあったおすすめ機種を紹介
『Fire 7』:初めてタブレットを使う人におすすめ
『Fireタブレット』で最も安いエントリーモデル。その価格は通常時でも6,000円以下で、セール時には4,000円程度で買えることもあります。
小さく軽いため、外出する際に持ち運びしやすいのが特徴。
動画・音楽の再生や電子書籍を読むといったことはストレスなく行えますが、CPUが低く3Dゲームアプリなどはできない可能性があります。
『Fire HD 8』:コスパを求める人におすすめ
1万円以下という価格ながら、HD対応やステレオスピーカーを搭載しています。メモリ・容量に関しては「Fire 7」の倍、画面サイズも8インチと大きいです。
低価格のタブレットの中では、高コスパでかなりお買い得です。
「Fire 7」よりは大きく重いですが、外出時に持ち運ぶのも苦にならない程度。とりあえず『Fireタブレット』買ってみようかなという人には、バランスがいいのでおすすめです。
「Fire HD 8 Plus」:万能なモデルを求める人におすすめ
「Fire HD 8 Plus」は「Fire HD 8」の完全な上位互換です。2,000円高くなりますが、メモリが1GB増えワイヤレス充電も可能になっています。専用のワイヤレス充電スタンドもセットまたは個別で販売。セットなら1,600円OFFで購入可能。
このスタンドと組み合わせると、「Fire HD 8 Plus」1台でタブレットとスマートディスプレイ「Echo Show」の役割もこなしてくれます。
「Fire HD 8」と「Echo Show」を別々に買おうとすると、2万円程度かかってきてしまいます。もしどちらを買うか悩んでいる人は、「Fire HD 8 Plus」と充電スタンドのセットを購入するとかなりお得です。
なお「Fire HD 8 Plus」には、「Kindle Unlimited」の3ヶ月無料サービスがついていません。もし加入したい場合は、通常の流れで登録をしましょう。
「Fire HD 10」:高性能で大画面を求める人におすすめ
『Fireタブレット』シリーズ最大の10.1インチHDディスプレイ、オクタコア2.0GHz 2GBRAMのプロセッサを搭載したハイエンドモデル。
画面が大きいため、映画やアニメを観たり、マンガや雑誌などを見開きで読んだりするのに最適です。プライム会員特典の「プライム・ビデオ」との相性最高! ただしかなり大きなサイズなので、持ち運びに関しては邪魔になってしまうことも多いでしょう。
高価な分、保証が手厚いのもポイント。他の機種の保証期間が6ヶ月のところ、「Fire HD 10」は1年間になっています。
「キッズモデル」:子供のために買う人へおすすめ
「Fire 7」「Fire HD 8」「Fire HD 10」には子供用のキッズモデルがあります。どのキッズモデルも通常の機種とスペックは全く同じです。
キッズモデルを購入すると、子供向けのコンテンツが使い放題になる「Amazon Kids+」が、1年間無料で利用可能に。
「Amazon Kids+」には、「ハリーポッター」や「ディズニー」といった人気シリーズが1,000冊以上あり、購入後1年間は追加料金なしで読み放題! さらに保護者には嬉しい利用時間の制限やインターネット閲覧の管理なども簡単に設定可能です。
またキッズモデルにはキッズカバーが付属しており、落下時などの破損から守ってくれます。保証も2年間ついており、子供がジュースをこぼして動かなくなったとしても、交換してもらえるのは安心で嬉しいですね。
Fireタブレットのランキング
「Amazonデバイス・アクセサリ の 売れ筋ランキング」のデータを元に出した、「Fireタブレット」シリーズの人気ランキングがこちら。
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