「英語をペラペラと話せたり、読めたりできたら良いな」と思いながらも、なかなか勉強が進まず、挫折した経験がある方は多いのではないでしょうか？
英語学習において重要なのは日々継続して英語に触れることです。特にリスニングなどは時間が空いてしまうと聞き取れなくなってしまいます。
そこで今回は移動や休憩などのスキマ時間に質の高い英語学習ができるアプリを紹介します。
TOEIC650点と少しだけ英語が読める筆者が、実際にアプリを使った体感で難易度を記載しています。各アプリで勉強できる項目も記載していますので、勉強したいジャンル・難易度に合わせて検討してみてください。
英語アプリのおすすめ13選 初心者から上級者まで気軽に英語力をUP！
最終更新日：2021年04月05日
じん
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無料で利用できる英語学習アプリ
初心者向けアプリ【中学レベル〜TOEIC400点前後 英検準2級程度】
「DuoLingo」（単語・文法）
リーディング、リスニング、スピーキングや単語の並べ替えなど、さまざまな形式の問題を解ける英語アプリ。英訳や和訳がランダムに出題され、似たようなフレーズをくりかえすため使っているうちに自然と基本的なフレーズを覚えられます。
英語の基礎力アップの入門編として語順やスペルをきちんと勉強したい方におすすめ。
▲リスニング問題の参考例。青いボタンを押せば何回も音声を聴ける。
▲単語の選択肢のボタンを順番に押して答える形式なので、初心者にもおすすめ。
「AI英会話スピークバディ」（リスニング・スピーキング）
旅行や日常生活などのさまざまなシーンに合わせて、AIのキャラクターと英会話をするアプリ。自分の発音を聞き取り、発音や流暢さなどランク別で評価してくれます。
1日の学習時間や勉強法など、自分にとっての最適なカリキュラムをアプリが提案してくれるので、継続しやすいです。
実際の英会話での緊張や恥ずかしさなどの懸念もAIキャラクターが会話相手なので失敗しても大丈夫。さらに時間や場所を選ばずに学習できるので非常に便利です。
▲日本人が間違いやすい英語、英会話入門、ビジネス英語など多くのコースが用意されている。
▲「Nice to meet you, too.」など簡単な英語から学べる。
「HelloTalk」（表現・文法）
外国人のパートナーとお互いに学びたい言語をチャットで教え合うSNSのようなアプリ。英語の勉強は教科書で勉強するより、ネイティブの人と触れ合った方が効率的と考えている方におすすめです。
プロフィールや語学習熟度の登録をすると自分のレベルに合った相手を探しやすくなります。まずはレベルの近い人をフォローしてメッセージを送ってみましょう。
※出会い目的のユーザーはアカウント停止になります。
▲JPの青いゲージが高いと日本語が流暢な外国人なので、日本人は日本語で質問しやすい。
▲初めは「挨拶」や「英語を教えてくれませんか？」などを相手の言語で送るのが無難。
中級者向けアプリ【TOEIC550点〜785点 英検2級程度】
「Cake」（リスニング・表現）
動画と音声で学習するリスニング・ネイティブの表現に特化したアプリ。YouTube上の動画や「アイアンマン」や「X-MEN」など映画の名シーンも教材に。
短くて面白い英会話動画も毎日アップデートされるので、イディオム （慣用句）や会話表現を楽しく学習できます。
▲動画内の会話は全て文字に起こされ、会話の速度も変えられる。
また「スピーク」ではスピーチ認識機能を使って自分の発音力を鍛えられます。表示される英文のテキストに沿って音声を録音すれば、すぐにフィードバックが返ってきます。理想の発音を目指しましょう！
▲画像内右、自分が発音した英語を文章単位で評価してくれる。
上級者向けアプリ【TOEIC785点以上 英検準1級程度】
「TED」（リスニング・表現）
世界的な講演イベント「TED」を日本語字幕で視聴できるアプリ。科学、ビジネス、社会問題、エンターテイメントなどさまざまなジャンルの知見を深められます。英語でのプレゼンテーションの参考にもなりますね。
Wi-Fi環境でダウンロードすれば、外出先でも通信量を気にせず視聴できます。
▲興味深いテーマのプレゼンを視聴できる。
また動画のバックグラウンド再生が可能なことに加え、13のポッドキャストのチャンネルもあるため、多くのトークやプレゼンを聴き流しすることができます。
▲AIや脳科学、スポーツなどさまざまな分野のトークで英語を学習できる。
「NHK WORLD-JAPAN」（リスニング・単語・文法）
日本とグローバルの良質なニュースを視聴できます。英語の音声をバックグラウンド再生できるのでリスニングの練習には最適。ある程度英語ができる上級者向けの難易度。
▲動画の下にニュースの概要が英文でまとめられている。
有料の英語学習アプリ
有料版のアプリでは、プロ講師の解説動画や英単語を復習する機能など、無料版よりも学習のサポート機能が優れています。
無料版では物足りなくなってしまった人や、勉強のスケジュールをキッチリ習慣づけたい人にオススメです。
「スタディサプリENGLISH」
近年話題のスタディサプリENGLISHシリーズには、「英会話、英語リスニング」「新日常会話」「TOEIC L＆R対策」「ビジネス英語」の4つのアプリがあります。
どのアプリにも共通しているのは講座を修了するたびに「今週の学習時間」を記録してくれるところ。事前に自分で設定した目標時間に対しての進捗をホーム画面で教えてくれます。
1つのレッスンを3〜10分程度で終えられるので、無理なく続けられます。
※各アプリお試し期間が２週間あります。
▲学習記録をつけることで自分の苦手を把握しよう。
英会話、英語リスニング（リスニング：初心者〜上級者 2,500円/月）
初級英会話から海外旅行で必要になる英語を楽しく勉強できるアプリ。ドラマ仕立てのストーリー形式で学ぶ『デイリーレッスン』は、英検5級から英検準1級までの7段階の学習レベルに分かれています。
各レッスンごとにリスニング、スピーキング、英文法、発音も1度に学べるので、会話に必要な英語力を自分のレベルに合わせて身につけられます。
▲リスニング終了後、内容理解のテストがある。
【この機能に注目】ディクテーション機能
ディクテーションは聴こえた英文を書き取るトレーニングです。リスニング・ヒアリングの向上には必須の学習方法と言われています。会話速度を調整できるので、ネイティブレベルのスピードで聴き取れるようになるまで繰り返し練習しましょう！
▲入力できるアルファベットが制限されているので、正解にたどり着きやすい。
TOEIC L&Rテスト対策（TOEIC：初心者〜上級者 3,700円/月）
TOEICの出題傾向に沿った内容を学べるアプリ。ネイティブの音声で実際の試験本番のような雰囲気で勉強できます。
解説動画があり、高得点を狙うためのテクニックなどもプロの講師が丁寧に説明してくれます。
▲本番同様の問題形式になっている。
▲自分が解いた問題の解答をプロの講師がわかりやすく解説してくれる。
【この機能に注目】英単語・英文法の基礎学習
英語力が伸び悩んでいる、問題集のレベルが高すぎてしまうなどの問題もアプリで解決できます。
より基礎的な英単語、文法をアプリ内で学べる基礎講座で英語力を底上げしましょう。
▲目標とする点数、文法の単元ごとに学ぶことができる。
新日常英会話コース（リスニング：初心者〜上級者 2,500円/月）
英検3級から1級程度までの英語を段階的に学べるアプリです。「シェアハウス」「海外生活」「長期出張」「新しい日々」の4つのコースに各200前後のレッスンがあります。
各レッスンでかなり具体的な場面を想定しているので、「英会話、英語リスニング」のアプリよりも状況に即した使える英語を学べます。
脚本家が手がけたストーリーを通して、日常で伝わるフレーズや単語を学習でき、リスニング・スピーキングのスキル向上につながります。
▲買い物の依頼、ホテルでのトラブル、友人をからかうなど使えるフレーズが満載。
【この機能に注目】瞬間発話プラクティス
瞬間発話プラクティスでは実際の会話を想定し、外国人の音声を聞いた後の受け答えを自分で考えて回答します。各レッスンで使用したキーとなるフレーズを使うのがベスト。
▲自分で考えることで英語の思考回路が鍛えられる。
ビジネス英語（リスニング・表現・単語：中級者〜上級者 3,700円/月）
TOEIC400点から860点程度までのビジネス英語を段階的に学べるアプリです。「海外出張編」「PC事業部の危機編」「新商品開発編」「グローバル進出編」などの状況に分かれた4つのコースに各200前後のレッスンがあります。
脚本家が手がけたストーリーを通して、ビジネスの場面で伝わるフレーズや単語を勉強できます。
【この機能に注目】ビジネス向けの英単語を学習
レッスンとは別で、日常会話ではあまり使わないビジネス向けの英単語も学習できます。各レッスンにある音声つきの単語の問題集を解くこビジネス英単語の読み、発音の学習ができます。
英単語の例：「minutes（議事録）」「quotation（見積）」「negotiable（交渉可能な）」など。
▲ビジネスに特化した英単語の問題を多数収録。
「POLYGLOTS」（オールジャンル：初心者〜上級者 480円/月〜）
「POLYGLOTS」（ポリグロッツ）はAll In One型の英語アプリです。ビジネスやファッション、旅行といった18分野の海外英語ニュースを使ってリーディング、リスニング、スピーキング、ライティング、文法、単語学習のすべてを学習できます。
とにかくボリュームが大きく、ニュース記事での学習だけでなく講師との交流・オリジナルの学習カリキュラム作成などもあるので、1度無料版から試してみるのがおすすめです。
▲英語に関するあらゆるジャンルを学習できる。
【この機能に注目】講師への質問
自分で調べてもわからない点などはチャットで講師に直接質問することができます。アプリならではのこの機能を使って、自分の疑問点を解決しましょう。
▲筆者の体感では、遅くても質問したその日中には返信が来る。
「英単語アプリ mikan」（単語：初心者〜上級者 1,000円/月〜）
東大生が編み出した「効率よく英語の語彙力を増やす学習法」を基にした英単語アプリ。日常会話、小中学生向け、大学受験、TOEIC、英検、海外留学など幅広い範囲に対応した英単語が55,000以上も収録されています。
まずは自分が学習したいテストや状況に合わせた教材を選択。教材の中から4択のクイズ形式で問題が出題されます。4択式なので、ゲーム感覚で手軽に解くことが可能です。
▲教材の内容をそのまま学べる。
【この機能に注目】苦手の記録
英単語の問題を解いていく際に間違えることも多々あると思います。『英単語アプリ mikan』では間違えた問題を記録してくれます。
書籍を開いたページにある「苦手」ボタンをタップすると、間違えた問題を再度４択形式で復習可能です。
▲間違えた問題を復習して、単語量を増やそう。
「バイリンガルニュース」（リスニング：中級者〜上級者 240円/月or1記事120円〜）
配信されたニュースについて、意見交換をする外国人と日本人の会話を聴きながら英語を学ぶアプリです。会話は全てテキストに起こされているので、自分のペースで内容を確認できます。
交互に話される英語と日本語で会話の流れを捉えながら英語学習ができます。
ニュース、会話の全てが文字に起こされており単語検索可能。そのためわからない単語の意味を確認しながらニュースが聴けるので理解度も格段に上がります。
▲バイリンガルニュースの内容。英語、日本語ともに全てテキストで確認できる。
【この機能に注目】タップで単語を調べる
文中の知らない単語をタップするだけで辞書が開く機能を搭載しているので、英語初級者でも英文をラクに読むことができます。
▲アプリ内でわからない単語の意味を検索できる。
スキマ時間を上手に使って英語力アップ！
英語アプリは英会話スクールや書籍とは違って、ワンタップですぐに学習を始められます。たとえば電車や昼休み、待ち時間などスキマ時間を活用できるのは大きなメリットですね。
リスニング・リーディングなどしっかりやり込めるものや、ゲーム感覚で単語を学べるアプリなど、気になったアプリはまず試してみるのをおすすめします。
アプリを使う時間を決めて習慣づけることで、英語力をアップさせましょう！
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