クレジットカードはキャッシュレス決済に便利だけれど、使いすぎは避けたい。そんなときにおすすめなのが、「楽天銀行デビットカード」です。
クレジットカードの楽天カードとは異なり、「楽天銀行デビットカード」は口座残高分までしか使えないので、家計管理もしやすくなります。
また、楽天ポイントを貯めて支払いに使うことも可能。16歳以上なら、学生や主婦でも申し込めます。この記事では、「楽天銀行デビットカード」と「楽天カード」の違いや、メリット・デメリットを解説します。
「楽天銀行デビットカード」でポイントは使える? メリットや楽天カードとの違い
最終更新日:2022年04月20日
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「楽天銀行デビットカード」と「楽天カード」の違い
まずは、「楽天銀行デビットカード」と「楽天カード」の違いを見てみましょう。
楽天銀行デビットカード | 楽天カード | |
---|---|---|
カードの種類 | デビットカード | クレジットカード |
国際ブランド | VISA、JCB、Mastercard | VISA、JCB、Mastercard、American Express |
年会費(税込) | 無料〜5,500円 | 無料〜11,000円 |
楽天ポイント還元率 | 1%
楽天市場では2% SPU対象外 |
1%
楽天市場では3% SPU対象でさらにポイントアップ |
引き落としタイミング | 利用後、即座に引き落とし | 締め日後、毎月まとめての引き落とし |
支払い回数 | 1回払いのみ | 1回払い、分割払い、リボ払い |
特典・付帯カード | ・年会費有料のカードなら国内/海外旅行傷害保険やショッピング保険あり
・家族カード、ETCカードの付帯不可 |
・カードランクに応じた保険や特典あり
・家族カード、ETCカードの付帯可能(一部付帯不可) |
「楽天銀行デビットカード」と「楽天カード」には、還元率や国際ブランドにおいてはそれほど差がありませんが、大きな違いが3つあります。
引き落としタイミングの違い
「楽天銀行デビットカード」は、お店で利用した時点で口座から料金が引き落とされます。口座にあるお金以上は使えないので、適宜残高をチェックしていれば、利用料金が多額に膨れ上がったり、翌月の支払いに不安になったりすることはありません。
一方で、「楽天カード」はクレジットカードなので毎月締め日が決められており、翌月に1ヶ月分の金額をまとめて支払います。1回払いだとしても、料金を支払うまでは借金をしたような状態です。即時引き落としではないので利用料金がかさみやすく、翌月の支払いが大変になることも。
分割払い・リボ払いの可否
「楽天銀行デビットカード」は1回払いのみ。対して「楽天カード」は、分割払いやリボ払いなどで回数を分けて支払うことができます。
分割払いやリボ払いは1回の支払い額を抑えられるため手持ちのお金に余裕がないときには便利ですが、手数料がかかる点には注意が必要です。
その点で言えば、「楽天銀行デビットカード」は1回払いしか利用できないので、手数料を気にする必要はありません。
保険や付帯カードの違い
「楽天銀行デビットカード」で保険があるのは、年会費2,200円(税込)の「楽天銀行シルバーデビットカード」か、年会費5,500円(税込)の「楽天銀行ゴールドデビットカード」のみ。補償額も最高1,000万円までで、ETCカードや家族カードの付帯もできません。
一方、「楽天カード」は保険が充実しています。年会費無料の一般カードでも、最高2,000万円補償の海外旅行傷害保険があり、ETCカードや家族カードも付帯可能です。
保険や付帯カードが必要なら、「楽天カード」がおすすめです。
楽天カードもチェックしてみよう!
「楽天銀行デビットカード」の8つのメリット
「楽天銀行デビットカード」のメリットを8つ紹介します。それぞれチェックして、より便利に使ったり、お得にお買い物したりしましょう。
「楽天デビットカード」のメリット
- ポイント還元率1%! 買い物でポイントがもらえる・使える
- 16歳から申し込みでき、学生や主婦でも作りやすい
- 楽天銀行のキャッシュカードとしても使える
- アプリから利用状況、口座残高をいつでも確認できる
- タッチ決済ができ、買い物がスピーディー
- 不正利用や使い過ぎ防止! 安心のセキュリティ
- 楽天カードとの2枚持ちができる
- 海外旅行時に現地通貨を引き出し可能
ポイント還元率1%! 買い物でポイントがもらえる・使える
「楽天銀行デビットカード」のポイント還元率は1%で、100円につき1ポイントもらえます。他社のデビットカードは還元率0.5%が多いので、それらと比べると高還元です。
ただし、ポイントを貯めるには楽天銀行の「ハッピープログラム」にエントリーする必要があります。
また、支払いには最低50ポイントからしか使えません。加えて、ポイントの利用には事前の「ポイント利用設定」が必要です。いつでも貯めて使えるように、エントリー・設定を済ませておきましょう。
ポイントを貯める・支払いに使うには上記の事前準備が必要ですが、メインの支払い方法として街のお店や楽天市場で使うなら、ポイントを活用したほうが断然お得です。
16歳から申し込みができ、学生や主婦でも作りやすい
クレジットカードを申し込めるのは18歳以上が一般的ですが、「楽天銀行デビットカード」なら16歳から申し込みが可能です。原則審査はなく学生や主婦でもOKなので、高校生や収入がない人でもすぐ発行できるのはうれしいですね。
また、子供に現金を多く持たせておくのは心配な場合や、学生がクレジットカードを作る前段階としてデビットカードを持つのもおすすめです。
楽天銀行のキャッシュカードとしても使える
「楽天銀行デビットカード」は楽天銀行と紐づいており、キャッシュカードとしても利用できます。デビットカードとキャッシュカードの機能が1つになっているので、別々にカードを2枚持つ必要はありません。
なお、すでに楽天銀行の口座がありキャッシュカードも持っている場合は、「楽天銀行デビットカード」に申し込めばキャッシュ機能+デビット機能のカードに切り替えられますよ。
アプリから利用状況、口座残高をいつでも確認できる
楽天銀行口座を開設すると使えるのが楽天銀行アプリ。
この楽天銀行アプリでは、「楽天銀行デビットカード」の利用状況を確認できます。自分の利用状況をチェックして家計管理をするのはもちろん、子供や家族にデビットカードを持たせている場合は見守りができて便利です。
楽天銀行アプリはFace IDで簡単にログインでき、口座残高や細かな入出金明細をすぐに確認できるので、楽天銀行の口座管理にも必須のアプリですよ。
タッチ決済ができ、買い物がスピーディー
「楽天銀行デビットカード」は、どの国際ブランドもタッチ決済に対応しています。タッチ決済ならカードをリーダーにかざすだけですぐに支払いができるので、スピーディーに買い物ができますよ。
※タッチ決済を利用できるのは、タッチ決済対応のお店のみです。
不正利用や使いすぎ防止! 安心のセキュリティ
「楽天銀行デビットカード」には「3Dセキュア」という機能があり、ネットショッピングの際にパスワード入力をすることでカード盗難によるなりすましなどの不正利用を防ぎます。
また、利用するたびに通知メールが届くため、万が一不正利用された場合でも気付きやすく、アプリですぐに利用停止などの対応が可能です。
さらに、1日の利用上限を1,000円単位で設定できるので、つい使いすぎてしまいそうで怖い人はぜひ設定をしましょう。子供のお小遣い管理にも有効です。
楽天カードとの2枚持ちができる
「楽天カード」と「楽天銀行デビットカード」は2枚持ちできます。「楽天カード」も一緒に持つことで、充実した特典を受けられておすすめです。
普段の買い物は使いすぎないよう「楽天銀行デビットカード」、ポイントがアップする楽天市場での買い物や分割払いを利用したいときなどには「楽天カード」など、上手に使い分けてみましょう。
ちなみに、「楽天銀行デビットカード」の2枚持ちはできません。一方、「楽天カード」同士なら最大2枚まで持てますよ。
海外旅行時に現地通貨を引き出し可能
海外旅行や出張に行く際、「楽天銀行デビットカード」を使って海外のATMから現地通貨の引き出しが可能です。窓口に並んだり、慣れない外国語でやり取りしたりなど、両替にかかる手間を省けますよ。
海外へ行く前に、楽天銀行の普通預金口座に十分なお金を入れておけばOK。海外で大金を持ち歩かず、必要な分だけ引き出せて安心です。
「楽天銀行デビットカード」の3つのデメリット
「楽天銀行デビットカード」のデメリットと、対処法を紹介します。
楽天デビットカードのデメリット
- 楽天銀行の口座としか紐付けられない
- 楽天市場は楽天カードで支払った方がポイント還元率が高い
- カードを利用できないケースがある
楽天銀行の口座としか紐付けられない
「楽天銀行デビットカード」を使うには、楽天銀行の口座は必須。ほかの銀行口座とは紐付けられないため、注意が必要です。
楽天銀行にはさまざまな機能や魅力があるので、これを機会にメインバンクを楽天銀行にしてみてはいかがでしょうか。たとえば「ハッピープログラム」では、ステージに応じてATM手数料・振込み手数料無料や、他行口座に振り込みなどの対象取引があった際の獲得ポイントが3倍になるなどの特典があります。
ほかにも給与や年金の受け取り、投資信託、海外送金などできることも多いので、どんどん活用していきましょう。
楽天市場は「楽天カード」で支払った方がポイント還元率が高い
楽天市場のお買い物では、「楽天デビットカード」よりも「楽天カード」の方がポイント還元率が高いです。
「楽天カード」は3%、「楽天銀行デビットカード」は2%と差があります。楽天市場で買い物をする機会が多い人なら、楽天カードも1枚持っておくとお得です。
「楽天プレミアムカード」は年会費が11,000円(税込)かかるものの、楽天市場でポイント+5倍になりさらにお得。楽天市場を頻繁に使うなら発行するのもおすすめですよ。
なお、街のお店では還元率はどちらも同じ1%。楽天市場を使わない人は、「楽天銀行デビットカード」だけでも十分です。
カードを利用できないケースがある
「楽天銀行デビットカード」を利用できるシーンは、基本的にクレジットカードと変わりません。
ただし、一部の月額料金の支払いやガソリンスタンドなど、利用できないお店・サービスがあるので注意。次のケースでは事前に利用できるか確認したうえで使うか、現金払い、クレカ払いにするかで対処しましょう。
利用できない主なケース
- 高速料金の支払い
- オンラインカジノなどの一部の海外加盟店利用時
- 楽天Edyへのチャージ(入金)登録
- ガソリンスタンドで給油支払い(10,000円以上の普通預金口座残高が無い場合)
- 未清算の利用があるとき
- ICチップ・磁気不良
なお、「楽天銀行デビットカード」のデメリットは、楽天カードを併用することで補えるものがほとんど。ぜひ併用も検討してみましょう。
楽天カードと併用してみよう!
「楽天銀行デビットカード」の新規入会で現金がもらえる!
「楽天銀行デビットカード」は、新規入会で現金がもらえるキャンペーンを毎月開催しています。2023年12月現在、2つのキャンペーンが開催されているので、それぞれの内容を見てみましょう。
特典①:口座開設と同時に申し込み&発行で50円もらえるキャンペーン
楽天銀行の口座開設と同時に「楽天銀行デビットカード」を発行すると、もれなく50円がもらえるキャンペーンです。手順は次の通り。
キャンペーンの参加手順
- 新規口座開設申込時に対象のデビットカードを選択する
- STEP2 口座初期設定完了期限までに初回ログインし、 初期設定を完了させる
- プログラムにエントリーする
- 現金50円がもらえる!
キャンペーン対象のカード
- 楽天銀行パンダデビットカード(JCB)
- 楽天銀行デビットカード(JCB)
- 楽天銀行デビットカード(Mastercard)
- 楽天銀行ベーシックデビットカード(Visa)
- 楽天銀行シルバーデビットカード(Visa)
- 楽天銀行ゴールドデビットカード(Visa)
- 楽天銀行第一生命支店デビットカード(JCB)
対象となるカードは、以上7種類のカードです。
特典②:現金50円プレゼントキャンペーン達成で、さらに現金450円プレゼントキャンペーン
先述の「50円プレゼントキャンペーン」を達成した人を対象に、さらに現金450円がもらえるキャンペーンを開催しています。
こちらも新規申し込み者限定で、達成しやすいキャンペーンなので、楽天銀行の口座を開設&デビットカードの発行を考えている人は、参加をおすすめします。
参加方法は次の通りです。
キャンペーンの参加手順
- 特典①「現金50円プレゼント」のキャンペーン条件を達成する
- 「デビットカードお支払い期間」内に、 対象のデビットカードで1回以上支払う
- 現金450円がもらえる!
クレジットカードを見直すなら「楽天銀行デビットカード」がおすすめ
クレジットカードは便利な反面、使いすぎたり家計管理が煩雑になったりなどのデメリットを感じている人も多いはず。
そこで取り入れたいのが、使いすぎる心配の少ない「楽天銀行デビットカード」です。都度引き落とされ、アプリで随時残高チェックができるので、家計管理の良きサポーターになってくれます。
また、「楽天銀行デビットカード」と「楽天カード」を併用することで、お互いのデメリットのカバーもできます。
クレジットカードを持つ前にデビットカードで慣れておきたい人にも、「楽天銀行デビットカード」がおすすめです。さらに、「楽天カード」と同じ還元率でポイントが貯まって使えますし、一般カードなら年会費は無料。キャンペーンも随時開催されているので、ぜひ「楽天銀行デビットカード」に申し込んでみましょう。
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