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  • LED美顔器は効果ない? 自宅で手軽にLED美容を楽しみたい方が知っておくべきこと
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LED(発光ダイオード)の機能を美顔器に取り入れた「LED美顔器」。

LED美顔器は、近年美容業界で急速に人気を博しているスキンケアデバイスの一つです。このデバイスは、LED(発光ダイオード)を使用して肌に光を照射し、さまざまな肌トラブルを改善することが期待されています。

特に、赤色LEDはコラーゲンの生成を促し、青色LEDはニキビや炎症を抑制する効果があるとされています。しかし、このデバイスの効果は一体どれほどなのでしょうか?「効果ない」という声もあり、実際に使った方の口コミも調査しました。

科学的根拠はあるのか、それとも単なるブームなのか?この記事では、LED美顔器の効果について徹底的に解説します。

監修者:清仁美

薬機法管理者・コスメ薬機法管理者

薬機法管理者、コスメ薬機法管理者資格を有するTOPICS編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

LED美顔器の特徴

RF(ラジオ波)美顔器とは?

LED美顔器の概要は以下になります。

光の色によって効果が異なる:LED美顔器で用いられるのは「青色LED」「赤色LED」「白色LED」「緑色LED」の4種類で、それぞれ肌への到達深度が違うため、期待できる肌への効果が異なります。具体的には、青色はニキビやニキビ跡のケア、赤色は肌の弾力を高め小じわ・毛穴へアプローチ、白色は筋肉層にアプローチシワ・たるみの改善、緑色はできてしまったシミの改善などの効果が期待できます。

肌に負担なく使えるのがLED美顔器:LED美顔器は肌への痛みやピリピリ感といった電気的刺激を感じずに肌効果を実感でき、肌に負担なく優しいお手入れが叶う点も魅力です。

家庭用LED美顔器と皮膚科での治療の効果の違い:家庭用LED美顔器は自宅で好きなタイミングで始められる手軽さがある一方、皮膚科での治療はLEDライトの圧倒的な多さで性能性に優れています。蛍光灯や白熱灯よりも消費電力が少なく長持ちしやすいことから「次世代の美容法」ともいわれますが、家庭用と医療用では、手軽さや性能が異なります。

LED美顔器の選び方LEDは光の色や効果、美顔器の形状やタイプ、波長の強さ・出力レベルが調節できるタイプであるかをチェックして選ぶことがポイントです。LED美顔器はさまざまなメーカーから販売され種類や価格帯も幅広いので、3点意識して選ぶことがおすすめになります。

LED美顔器は、LEDのカラーによって期待できる効果が異なり、高い肌効果ながら、肌への優しさにも優れた美容家電です。性能は医療用に比べると低くなりますが、LEDのカラーや形状、出力レベルを目的に合わせて選ぶことでお気に入りの一品に出会えるでしょう。

光の色によって効果が異なる

LEDの光

LEDは、光の色によって肌の到達深度が異なることから、期待できる効果にも違いが生じます。LED治療やLED美顔器でも多く用いられるのは「青色LED」「赤色LED」「白色LED」「緑色LED」の4色類になります。

LEDのカラー別の効果
・青色LED:ニキビやニキビ跡のケア
・赤色LED:肌の弾力を高める・小ジワ・毛穴を目立ちにくくする
・白色LED:シワ・たるみの改善、筋肉層にアプローチ
・緑色LED:できてしまったシミの改善

LEDのカラー別の特徴や期待できる効果をしっかり理解して商品を選びましょう。

青色LEDとは

殺菌灯などに使われる青色のLEDの光を美容医療に活かした「青色LED」は、ニキビの治療にも用いられてています。。

ニキビは尋常性ざ瘡とも呼ばれ、皮脂の過剰によって毛穴に在中するアクネ菌の増殖によって起こるものです。

アクネ菌の代謝する過程で産生する「ポルフェリン」という物質に青色LEDがアプローチ。その後、青色LAEDがポルフェリンと反応すると活性酵素が生成されるように。活性酵素はアクネ菌に働きかけるため、ニキビの改善やニキビをできにくい肌作りが可能なのです。

また青色LEDは、皮脂分泌の抑制や毛穴の引き締め効果も期待できる点からもニキビ治療に取り入れられるケースが多いです。特に吹き出物ができやすく跡として残りやすい方におすすめのタイプでしょう。

赤色LEDとは

赤色LEDは、表皮の奥にある真皮層まで到着する、波長の長い光のひとつ。肌の奥まで光が届くので、コラーゲン・エラスチンを産生する線維芽細胞に働きかけ、肌環境を整えます。肌環境が整うと、肌の弾力アップや、小ジワ・毛穴が目立ちにくくする効果が期待できます。

また肌の巡りをよくする赤色LEDは、医療機関においてくすみやクマの改善やニキビ・ニキビ跡の赤み改善に使用されるケースが多いです。コンスタントに治療を続けることで、年齢による肌悩みも改善を目指せるでしょう。

白色LEDとは

照明によく使われる白色LEDですが、その波長の長さを活かして皮膚科治療や美容医療で用いられています。光の中でも特に皮膚への到達度が高いとされ、真皮層よりも深い筋肉層へアプローチが可能です。

赤色LEDと同じように、真皮の線維芽細胞や表皮の再生をサポートする役割があり、肌の奥にある「筋肉層」にまで効果を発揮するとされています。

肌環境を整えることによって、筋肉を構成する繊維状の細胞(筋繊維)を太くし、シワ・たるみを改善する効果が期待できます。白色LEDは「年齢による肌悩みが気になる方」や「これからできるシワやたるみの予防をしたい方」に向いているでしょう。

緑色LEDとは

照明機器や信号機などに使われる緑色LEDですが、体液の流れを整え、ビタミンCやポリフェノール成分を増やす効果があると言われています。肌に照射することで色素沈着を薄くし、シミの改善効果が期待できます。

色素沈着の原因は、紫外線によるダメージや過剰なスキンケアによる摩擦など。LED美顔器は肌に直接当てずに光を照射できるタイプもあるため、肌への摩擦やダメージを抑えてシミの改善が目指せます。

他にも、緑色のLEDはメラニン色素の抑制や肌のコンディションを整える効果も。医療機関では色素沈着の予防や日焼け跡のスキンケアにも用いられるケースが多いです。

肌に負担なく使えるのがLED美顔器

肌に負担なく使えるのがLED美顔器

最近では、ネット通販を中心に家庭用のLED美顔器が多く販売されていていますが、安全面に配慮して作られたもので肌に直接触れることなく照射できるので、肌への負担なく、優しいお手入れが叶います。

特にLED美顔器はレーザー美顔器やRF美顔器などのように肌への痛みやピリピリ感といった電気的刺激がない点が魅力。肌質に関係なく使えて、肌への優しさを重視したい方にも向いている一品です。

LED美顔器は効果ない?

LED美顔器が効果がないという声もあるので、「X(旧ツイッター)」を調査しました。

家庭用のLED美顔器に関しては、1回や2回で即効性を感じたというよりは継続していくなかで手応えを感じる方が多いようです。

根本からスキンケア習慣を見直せる根気のある方、美容に一定の時間を避ける方に向いているといえるでしょう。逆に、即効性を求める方や続けられない方は買っても続かない可能性が高いです。

LED美顔器が効果なしと言われる理由

LED美顔器は、赤色光、青色光、黄色光などの異なる波長の光を用いて、肌の新陳代謝を促進したり、ニキビを改善したりする美容機器です。しかし、全ての人が同じように効果を感じるわけではありません。以下に、LED美顔器が効果がないと感じる可能性のある要因をまとめています。

1. 正確な使用方法を守っていない
取扱説明書に記載されている使用方法や時間、頻度を正確に守っていないと、効果は出にくいです。

2. 使用頻度が不足
週に数回の使用が推奨される場合が多いです。不定期な使用では、効果が現れにくいかもしれません。

3. 光の強度が低い
光の強度が低いと、十分な効果が得られない場合があります。製品のスペックを確認しましょう。

4. 個々の肌質と状態
肌の状態や悩み、肌質によっては、LED美顔器の効果が出にくい可能性があります。

5. 機器の品質問題
安価な製品や信頼性の低い製品を使用していると、効果が出にくいかもしれません。

6. 高い期待値
LED美顔器は、継続的なケアが必要です。即効性を期待すると、効果を感じにくいでしょう。

7. 肌の状態が特殊
皮膚疾患がある、または皮膚が非常に敏感な場合、効果が出にくいか、逆に肌に負担をかける可能性があります。

以上の要因が影響して、LED美顔器が効果がないと感じることがあります。正確な使用方法や頻度、そして肌の状態に合わせて機器を選ぶことが、効果を最大限に引き出すカギです。何らかの皮膚トラブルを感じた場合には、使用を中止し、専門の医師に相談することをお勧めします。

家庭用LED美顔器と皮膚科での治療の効果の違い

家庭用LED美顔器と皮膚科での治療の効果の違い

家庭で使えるLED美顔器に比べ、医療機関でのLED治療は短期間でより高い効果を実感できます。

家庭用は医療機関のLED機器に比べると、LEDライトの数は圧倒的に個数が少なく、性能の高さも医療用より低い傾向に。また家庭用は自宅で使えて安全面も配慮されているからこそ、医療機関でのLED治療に比べると効果は低くなってしまうのです。

医療機関でのLED治療は、医師に相談しながら、他の治療と組み合わせることで効率的なお手入れが可能。より早く高い効果を実感できる点も魅力でしょう。

家庭用では手軽にLED美容が楽しめる

家庭用LED美顔器の魅力は、手軽にLED美容が楽しめる点。家庭用美顔器にはさまざまなタイプがあり、使い勝手や肌悩みなどをもとにお気に入りの商品を選べます。

また、自宅で自分の好きなタイミングでケアができる点もメリット。他にも、必要な機能を上手く選ぶことで、予算を抑えて購入できます。

医療機関でのLED治療は効果が高いものの、効果を得るためにコンスタントに美容皮膚科に通う必要があります。価格もクリニックや住む地域によって違う傾向に。

より手軽に無理のない範囲でLED治療を取り入れたい方には、家庭用LED美顔器がおすすめでしょう。

家庭用では手軽にLED美容が楽しめる

医療用は性能に優れる|LEDヒーライトⅡとは?

LED治療に使われる機器はクリニックで異なりますが、多くのクリニックで導入されているものののひとつに「LEDヒーライトⅡ」があります。1800個のLEDが搭載され、あらゆる施術とのコンビネーション治療も叶うLEDマシーンです。

590nm・830nmという2タイプの波長のLEDを連続照射することで、表皮から筋肉層にまで作用させる働きがあります。

LEDヒーライトⅡで期待できる効果
・ニキビやニキビ跡の改善
・シワやたるみの改善
・くすみやシミ、クマの改善
・顔全体の色調改善

皮脂腺が刺激されることで小さな白いニキビができる・火照り、赤みが出る場合はまれにありますが、重大な副作用は報告されておらず、ダウンタイムも出づらいとされています。

LEDは環境にも優しい美容法

LEDは以下の長所から「環境にも優しい美容法」であるといえます。

LED美顔器の長所
・蛍光灯
・白熱電灯より寿命が大幅に長い
・紫外線・赤外線の放射がほとんどない
・二酸化炭素の排出量が少ない
・白熱電球の10分の1の消費電力で、低コスト
・低発熱
従来の蛍光灯や白熱灯よりも消費電力が少なく長持ちするので、ゴミや電力コストの削減が叶います。

発熱量も少なく、省エネや環境への配慮にも有効なため、LED美顔器は環境にいい「次世代の美容法」といえるでしょう。

LED美顔器の選び方

LED美顔器の選び方

LED美顔器はさまざまなメーカーから販売され、種類や価格帯も豊富にあるのでLEDの色や形状、出力レベルの点で選ぶと良いでしょう。

LED美顔器の選び方の基準としては
・LEDのカラーと効果で選ぶ
・据え置き、手持ち、マスクの中から好みのタイプで選ぶ
・波長の強さや出力レベルが調整をコントロールできるかどうかで選ぶ
といった3つのポイントが挙げられます。

LEDはカラーによって効果が異なるため、まずは色に着目して選ぶことがおすすめ。また美顔器のタイプによって肌へのアプローチ法や効果の高さが変わってきます。波長の強さや出力レベルなどの調整機能の有無は、敏感肌の方や肌負担を抑えたい方は特に要チェックです。

LEDの色で選ぶ

LEDの色で選ぶ

LED美顔器は光で効果や特徴は異なるため「どのようなお手入れがいいか」をもとに、LEDの色で選ぶ方法もあります。

「赤色LED」「青色LED」「白色LED」「緑色LED」が推奨されているお手入れはこちらです。
・青色LED:脂性肌の方、ニキビや毛穴が気になる方
・赤色LED:小ジワ・毛穴の目立ちが気になる方
・白色LED:毛穴を引き締めたい・年齢肌のお手入れを行いたい方
・緑色LED:シミが気になる方
上記以外の色には、家庭用機器には少ないものの、むくみが気になる方向けの「アンバー」や、高機能の家庭用LEDに多い「赤外線」もあります。

複数カラーのLED美顔器を搭載するタイプもあるため、肌悩みに合わせてうまく組み合わせて取り入れましょう。

美顔器のタイプで選ぶ

美顔器のタイプで選ぶ

LED美顔器は主に「据え置きタイプ」「手持ちタイプ」「マスクタイプ」の3種類がありますので、主に使うシーンで選ぶのが良いでしょう。

それぞれ光を当てる際の肌との距離感が異なりますが、肌に近いほど波長パワーは強くなるため、より効果を実感しやすくなります。

ベーシックな見た目の「据え置きタイプ」は肌に触れることなく、肌に優しいお手入れをしたい方や気軽にLED美容を取り入れたい方に向いています。一方で持ち歩きたい方や、使用時に手が自由になる方が良い方は「手持ちタイプ」「マスクタイプ」を選びましょう。

据え置きタイプ

据え置きタイプは机などの台に置いて使えるので、自宅でお手入れしたい方におすすめ。
機械が肌に直接触れることなく、LED美顔器が初めての方にも向いています。また肌刺激を抑えて、敏感肌の方も取り入れやすいです。

多機能型も多く、顔全体に使用できるので効果的なアプローチが可能な反面、本体サイズは他のタイプに比べて大きくなりやすい点がデメリット。本格的な機能を搭載するほど価格も高くなるため、必要な機能をしっかり見極めて購入することが大切になります。

手持ちタイプ

LED美顔器のタイプ

手持ちタイプは、片手で持ちながら直接肌に当てて使うため「携帯型」とも呼ばれます。スマホサイズのハンディタイプで、バック・ポーチにも収納しやすく旅行・出張などの持ち運びにも便利です。また軽量でコンパクトなサイズ感なので、収納場所に困りにくく手の届きやすい場所に保管できるのも魅力。

一方で、肌に直接触れるため、据え置きタイプよりもパワーは強い点も特徴です。肌負担・肌トラブルが気になる方は、事前に肌との相性や照射パワーの確認を行いましょう。防水機能付きであれば、入浴中に使える便利さもあります。

マスクタイプ

マスクタイプ

パックのような顔の形をした、マスクを顔に被せて使用する「マスクタイプ」。お面のように頭に固定し、顔全体をカバーすることで光を照射します。ハンズフリーで肌に光を当てられる点が特徴です。

中には、肌触りのいいものやフィット感に優れるもの、軽量のものなども。また自動電源オフ機能を搭載したタイプであれば、万が一睡眠してしまったときも安心です。

マスクタイプは、心地よくリフレッシュしながら光を当てることができます。

波長の強さ・出力レベルが調節できるタイプを選ぶ

波長の強さ・出力レベルが調節できるタイプを選ぶ

LED美顔器は基本的にデメリットは少ないものの、過度な使用は肌ダメージや肌トラブルに繋がってしまう可能性もあります。対策として肌の状態に合わせて波長の強さ・出力レベルをコントロールできるタイプを取り入れることも選び方の基準のひとつです。

特に敏感肌の方は、調整機能を搭載する商品や敏感肌にも使える「低刺激」と書かれた商品を選ぶといいでしょう。公式のウェブサイトやLED美顔器のパッケージを使用前に確かめてて、肌負担は事前にチェックしておくことが大切です。

LED美顔器の使い方 使用前に角質を取り除くスキンケアをしっかりやっておくのが重要

※監修者は「LED美顔器」について監修をおこなっています。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※「ノンコメドジェニックテスト済み」はすべての人にニキビが発生しないということではありません。
※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
※本記事における「リフトアップ」とは、下から上に引き上げるお手入れのことを指します。