楽天市場の人気商品200万点以上が最大半額で販売される「楽天スーパーセール」。年4回のお得なビッグイベントですが、この半額の価格設定には意外な「からくり」があるのはご存知でしょうか?

本記事では、「半額は嘘」とも言われる楽天スーパーセールの「からくり」について徹底解説。からくりの仕組みと見分け方を覚えて、セールでお得な商品を見つけられるようになりましょう!

このページはアフィリエイト広告を利用しておりますが、記載されている情報は一切影響を受けておりません。
楽天スーパーセール 特設ページ

楽天スーパーセールの「からくり」とは?

楽天スーパーセールの「からくり」と言われるのは、楽天市場が「半額」の価格設定をするときの仕組みが関係しています。

楽天市場の値引き商品には、5つの元値表示があり、この「元値」がみなさんが考えている価格よりも高く設定されていることが「半額なのにそんなに安くない?」と感じる理由になります。

5つの元値表示は、楽天市場にも掲載されており、名称とその説明は以下のとおりです。

名称 説明
当店通常価格 最近相当期間にわたって楽天市場のショップにおいて販売されていた価格。
メーカー希望小売価格 メーカーにより小売業者の価格設定の参考となるものとして設定され、あらかじめ、メーカーによる新聞広告、カタログ、ウェブサイト、商品本体への印字等により公表されている価格。
参考小売価格 製造業者、卸売業者、輸入総代理店等、小売業者以外の者が設定したもので、カタログやパンフレットに記載するなどして当該商品を取り扱う小売業者に広く呈示されている場合の価格。
旧定価 再販制度の対象となる「定価」の定められた書籍のうち、時限再販などによって「定価」の対象外となった書籍における「定価」が定められていたときの価格。
その他の比較対照価格 景品表示法および楽天市場が定めたルールに基づき元値表示を行っている商品であること。

参照:楽天市場 > ヘルプ・問い合わせ

この中でも「メーカー希望小売価格」が、楽天スーパーセールの「からくり」と関連性が高いキーワードになります。

以下では、からくりの仕組みについて解説していきますので、まずはこのメーカー希望小売価格をことを意識しながら読んでいってください。

楽天スーパーセールのからくりの3つの理由

楽天スーパーセールの「からくり」に注意と言われる理由には、以下の3つがあります。

楽天スーパーセールのからくり

  • メーカー希望小売価格からの半額になっている
  • 人気の目玉商品はすぐに売り切れてしまう
  • ポイント最大46倍は実現がかなり難しい

まずは、それぞれの内容について解説していきます。

①メーカー希望小売価格からの半額になっている

楽天スーパーセールでは、約200万点の商品が半額以下で販売されますが、これらの価格設定は「メーカー希望小売価格」からの半額になっています

例えば、過去のスーパーセールで半額になっていた「ブランドバッグ」は、以下のような価格設定です。

からくり例:『ジバンシー バックパック』
楽天で購入

このバッグの価格設定は?

  • メーカー希望小売価格:217,800円(からくり
  • スーパーセール価格:101,700円

メーカー希望小売価格とは、メーカーが商品販売時に「この価格で販売したい」と提示した価格で、実際の販売価格よりも高く設定されていることがほとんどです。

そのため、楽天市場でいつもは「3,000円」で売られている商品が、実はメーカー希望小売価格が5,000円だったので、半額でも「2,500円」にしかならないといった状況があります。

「思ったよりも安くなっていないことがある」というのが、楽天スーパーセールで注意すべきからくりです。

②気の目玉商品はすぐに売り切れてしまう

楽天スーパーセールの超目玉商品の中には、「新車」「時計」「高級ブランドバッグ」など、数十万~百万円以上もする高額な商品も含まれていています。

しかし、これらの商品は「販売個数が限定されている」かつ「先着順で早いもの勝ち」のため、人気商品は販売直後に売り切れになってしまうことがほとんどです。

Adobe Stock「売り切れ」

▲「よし買うぞ!」と思って購入画面にいったら、既に売り切れになっていることも……。(からくり

筆者も「一眼レフのカメラ(限定5個)」を狙ってセールに参加しましたが、30秒も経たずに完売していました。

楽天スーパーセールがいくら安いと言っても、人気商品を購入できる人はごく僅か。というのもからくりのひとつです。

③ポイント最大46倍は実現がかなり難しい

楽天スーパーセールでは、「ショップ買いまわり」や「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」などのキャンペーンを活用することで、ポイント還元率が最大46倍までアップします。

達成するために必要な条件は、以下のとおりです。

ポイント概要 倍率 条件 ポイント上限
ショップ買いまわり 最大10倍 1,000円以上の買い物をする。ショップ1店舗ごとに+1倍。 7,000ポイント
各ショップ個別のキャンペーン 最大19倍
スーパーDEAL」をはじめとした、各ショップや商品ごとに独自に設定。 なし
SPU
からくり
最大16倍 楽天提供のサービスを利用して条件を達成。 各サービス、会員ランクごとに変動あり
ラクマ購入 最大+1倍 ラクマで1,000円以上の買い物をする。 1,000ポイント

ここで注意したいのが、SPUの達成条件です。SPU(最大+16倍)で倍率を上げるには、以下のような条件を満たす必要があります。

SPUの倍率アップ条件(一例)

  • 楽天カードを利用して買い物:+2倍
  • 楽天モバイルの最強プランを契約:+4倍
  • 楽天銀行を利用する(※):+0.5倍
  • 楽天ウォレットを利用する(※):+0.5倍
  • 楽天ブックスで3,000円以上購入:+0.5倍

※ポイントアップ条件の詳細は、楽天公式サイトをご確認ください。

これらの条件は、すべて楽天市場以外の「楽天サービス」を利用することが必須のため、普段は楽天市場で買い物するだけという方は、新たにサービスを利用しないと「+0倍」のままです。

最大倍率は46倍ですが、そこまで上げるのは現実的ではなく、実際にはポイント15~20倍が達成できそうなラインというのが、楽天スーパーセールのからくりです。

楽天スーパーセール 特設ページ

楽天スーパーセールのからくりを見分けるコツ

Adobe Stock「虫眼鏡」

では、楽天スーパーセールで買い物をする場合、何に注意したらいいのでしょうか。ここからは、からくりを見分けるコツを紹介していきます。

からくりを見分けるコツ

  • 他のサイトと価格を比較する
  • 買い回りの店舗をしっかり考えておく

他のサイトと価格を比較する

Adobe Stock「比較」

楽天スーパーセールの対象商品が本当に安くなっているかは、他社の通販サイト(AmazonYahoo!ショッピング)と価格を比較するのがおすすめです。

Amazonはタイムセールで大幅割引になっている商品も多いので、最安値を調べたいときには見ておくのがいいでしょう。

楽天市場の買い物は「ポイント還元を含めてお買い得」ということが多いので、価格を比較するときは獲得できるポイントもしっかりと計算に入れておきましょう。

買い回りの店舗をしっかり考えておく

楽天スーパーセールでは、「半額」の表示につられて必要ないものまで買ってしまいがち。お買い得な商品は多いですが、それが本当に必要なものかを判断できるかも重要です。

ショップ買いまわりでポイント倍率を上げるためには、いろいろな店舗で買い物をする必要があります。買い回りで店舗数を稼ぎたくなったときのために「どのお店で何を買うか」を事前にしっかりと考えておきましょう。

以下の記事では、楽天スーパーセールの買い回りでおすすめの商品を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【2024年12月】楽天スーパーセールはいつまで?おすすめ目玉商品と買いまわりのコツ

楽天スーパーセールのからくりを覚えて賢く買い物できるようになろう!

楽天スーパーセールでは、半額商品の価格設定などにからくりがあることを解説してきました。「半額は嘘?」と感じる部分があるのは確かですが、通常よりも安く買えるものばかりなのは間違いありません。

他のサイトとの比較などもしながら、楽天市場で安い商品を探すコツを覚えて、お得に賢く買い物ができるようになりましょう!

楽天スーパーセール 特設ページ

こちらの記事もおすすめ

【2024年12月】楽天お買い物マラソン次回はいつ? 買い回りの上限や注意点も
【2024年】「楽天トラベルスーパーセール」の次回開催はいつ? お得なおすすめプランも紹介

TAG