2024年3月29日発売の雑誌「Zipper 春号」の表紙に、にじさんじ所属の叶と葛葉のVtuberユニット「ChroNoiR(クロノワール)」が登場することが発表されました。
1993年に創刊した「Zipper」の長い歴史の中でもVtuberが表紙を飾るのは史上初となります。
ChroNoiRが雑誌「Zipper」の表紙に登場! 史上初となるVtuber表紙はなぜ実現したのか?
最終更新日:2024年03月25日
ChroNoiRが雑誌「Zipper」の表紙に登場!
今回の表紙は「Zipper」編集長である筆者がテーマを考えて、書き下ろしてもらった作品になります。
テーマは「ChroNoiRの叶と葛葉が原宿を歩いているときに、ストリートSNAPされたとしたら?」です。
表紙にはロゴなどが乗っているので、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、竹下通りの入り口がイメージとなっています。
史上初となるVtuber表紙はなぜ実現したのか?
1993年創刊の雑誌「Zipper」は30年以上の長い歴史がありますが、Vtuberが表紙を飾るのは史上初となります。
雑誌「Boon」の増刊号として出発した「Zipper」の表紙は宮沢りえさんが登場し、以降、さまざまなアーティストや俳優・アイドルが登場。その時代、時代を代表するアイコニックな方々が表紙を飾っています。
そんな中、今という時代を切り取るひとつの象徴的な存在として、今回VtuberであるChroNoiRの叶さんと葛葉さんに表紙に登場していただきました。
彼らが表紙に登場してくれた「意味」はきっと数年後に振り返れば、誰もがわかるものとなるでしょう。今はもしかしたら書店やコンビニでも目立つ存在になるかもしれませんが、きっと数年後はVtuberの方が雑誌の表紙を飾るなんてことは当たり前のことになっていると思うのです。
表紙撮影のテーマは「ストリートSNAP」
「Zipper」といえばストリートSNAP。これは数十年前から変わることのない雑誌の根幹であり、色であると言えます。ブランドが発信する情報ではなく、原宿を中心としたストリートの情報をキャッチして、世の中に広めていく。
ストリートの子たちが選んだ「これ可愛い」がすべてであり、そこに商業的な思惑が入り込むことはありません。編集部として「これを流行らせよう」も少なくとも私が編集長をしているうちは「ない」と断言できます。
そのくらい「Zipper」にとって原宿のストリートは大事なものであり、ストリートSNAPは何よりも大切なファッションイシューなのです。
今回、せっかくChroNoiRに出演していただくなら「Zipper」が一番大切にしているSNAP企画にしたいと思い、それをコンセプトにさせていただきました。
特集企画を見ていただけるとわかると思うのですが、ライブ前のリラックスタイムにお忍びで原宿での買い物を楽しむお二人をZipper編集部がSNAPする、というストーリーになっています。
特集企画ではChroNoiRの叶さんと葛葉さんのインタビューも掲載されていますので、お見逃しなく!