若い世代には大人と違う文化があります。それはアプリも同じで、大人の間ではあまり知られていないアプリが流行っていることも。
では若者はそれらのアプリをどうやって探しているのか。そこに大人との違いはあるのでしょうか。
女子高生100人に聞く「アプリの探し方」。友人が一番の情報源？
最終更新日：2016年05月05日
フクハラノゾム
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先日Applivが原宿で実施した「女子高生100人アンケート」で、このような質問をしてみました。
普段、アプリをどこで探していますか？
App Store、Google Playといったストアや、Google検索、Twitterなど方法は色々ありますが、女子高生が一番利用しているのはどこでしょう。
その結果がコチラ。
1位はやはりストアでした。スマホからすぐにアクセスできる上に、情報も確実。これは当然の結果でしょう。
そして2位にクチコミ、3位にTwitterと続きます。
女子高生はアプリに興味がない
このアンケート中、「アプリを探すことがあまりない」という声が女子高生たちから多く聞かれました。
彼女たちはLINEやTwitterなどのSNS、カメラと必需品が揃えば、もうほぼ満足とのことです。
また別のアンケートでは、女子高生の半数はスマホゲームをしないというデータもとれています。
ゲームに関するアンケート結果はコチラ
女子高生100人アンケート！ 「二人に一人はスマホゲームしない」
ゲームに興味がなければ、新作ゲームのチェックをすることもないでしょう。
つまり女子高生たちは、そもそもアプリに関心がないようです。
上位3つは「受動的」な方法
では、アンケート結果の内容にもどりましょう。
上位3つ（ストア、クチコミ、Twitter）には共通点があります。それは、いずれも「受動的」な方法だということです。
ストアはアプリを立ち上げるだけで、オススメやランキングをすぐに教えてくれます。
またTwitterに関しても、タイムラインに流れてくる情報を見ていればいいので、受け身で待っているだけでいいですよね。
アプリに感心の薄い女子高生にとっては、こちらからアクションをしなくても情報が入ってくる方法が好まれるようです。
女子高生は「クチコミ」こそ一番の情報ソース
個人個人が自由に発言していくTwitterのタイムラインは、ある意味クチコミ情報一覧とも言えますよね。そう考えて「クチコミ」と「Twitter」を合計してみると、「ストア」の票数を上回り1位になります。
つまり女子高生たちは、特定の誰かからの情報「クチコミ」を一番信頼しているということではないでしょうか。
アプリに感心はないけど、便利なものがあれば使いたい。ならば、人が良いと言っているものを使っていれば、失敗することはありませんからね。
クチコミで広がった？ 女子高生に人気のアプリ
女子高生を中心に、若い世代に人気のSNS『MixChannel』をご存知ですか？10秒程度の動画をアップしていく「ミクチャ」と呼ばれるコミュニティです。
一般的に正直そこまで知名度が高いとは言えませんが、確かに女子高生たちはこぞって動画をアップしています。
大人の知らないところで、クチコミが広がっていった一例ではないでしょうか。
また、写真や動画を保存できるクラウドサービス『POOL』も面白い例です。
とにかくシステムを簡略化し、クラウドを知らない人でもすぐに使えるようになっている本アプリ。
一度使えばクラウドの便利さはわかりますから、あとは使ってくれた人たちからクチコミで広がるのを待てばいいわけです。
雑誌『Popteen』で取り上げられたこともあり、今では女子高生の間でかなり普及したようですよ。
女子高生が信じているのは「友人たち」
もしかしたら女子高生たちは、大人のことをあまり信用していないのかもしれません。信じられるのは友だちの言葉だけ。
ネット上の検索結果やニュース、広告ではなく、顔を知っている人の発言こそが一番信頼できると感じているのではないでしょうか。
そんな彼女たちの元にアプリを届けるのは、なかなか至難の業のようですね。