1年だけならカーリースがいい？コスパよく車に乗る方法やほかの乗り方との違いを解説

1年だけ利用できるカーリースの特徴

カーリースは3年や5年など長期にわたる利用が一般的ですが、中には1年以下で利用できるサービスもあります。そのようなカーリースは、一般的なカーリースと特徴が異なるケースもあるため、利用の前に違いを理解しておきましょう。

1年だけ利用できるカーリースで選べる車種

長期リースはおもに新車となりますが、1年以下の短期リースでは中古車が一般的です。中古車の場合はリース会社が所有する在庫の中から選ぶことになるので、希望の車種がなかったり、オプションなどを自由に選べなかったりするデメリットがあります。

ただし、数は少ないながら、1年から契約できる新車リースもあります。オプションやカラーも自由に選びたい、中古車は使用感が気になるといった場合は、1年だけでも新車が利用できるカーリースを選びましょう。

1年だけ利用できるカーリースの契約期間

1年間の利用が可能なカーリースには、1ヵ月単位で12ヵ月契約をする短期リースと、年単位で1年契約をする長期リースがあります。

どちらも1年だけの利用が可能ですが、料金体系や利用条件、契約満了時の選択肢などに違いがあることから、それぞれの特徴を比較して、利用状況に合ったほうを選ぶようにしましょう。

1年だけ利用できるカーリースの初期費用

数年単位で利用する長期リースの場合は、初期費用が不要です。一方、月単位での契約となる短期リースの場合は、保証料として契約時に数万円が必要になることがあります。

保証料は返却時の原状回復費用にあてられることが多く、使用しなければ戻ってきますが、初めにまとまった費用負担が発生する点に注意が必要です。

なお、1年だけ利用できる長期リースを選べば、初期費用の心配がありません。

カーリースを1年利用した際にかかる費用

カーリースを1年だけ利用した際の料金は、短期リースか長期リースかで変わってきます。

短期リースの場合は、保証金として契約時に30,000～50,000円ほどが必要ですが、長期リースでは原則初期費用はかかりません。

また、月額料金についても、短期リースは中古車になることから、同じ車種でも1台ごとに金額が変わる傾向があります。対して新車が用意される長期リースでは、車種ごとの料金設定となっているため、予算に合わせた選択がしやすいでしょう。

ただし、新車は中古車よりも車両本体価格が高いことで、月額料金も高くなりやすいことは考慮しておきましょう。

1年だけならカーリースがおすすめの理由。ほかの方法との違いとは

一定期間車を利用する方法には、カーリースのほかにレンタカーやカーシェアリングなどがあります。これらの中でなぜカーリースがおすすめなのか、違いを比較しながら理由を見ていきましょう。

費用の違い

レンタカーやカーシェアリングは利用時間に応じて料金が加算されるため、利用頻度が高いほど、1年間の総額は大きな負担になるでしょう。また、渋滞や急な予定変更などで返却時間を過ぎてしまった場合は、延長料金もかかってしまいます。

一方、カーリースの料金は月々定額なので、利用回数や使用時間に関係なく、決まった金額に抑えられます。

なお、週末に数時間しか利用しないなど、利用頻度が低い場合はレンタカーやカーシェアリングのほうがコストを抑えられる可能性が高いでしょう。

手間の違い

レンタカーやカーシェアリングは、利用するたびに予約をする必要があります。タイミングによっては希望の車種が予約できないといったこともあるでしょう。

また、1回ごとに店舗やステーションへ車を取りに行き、使用後は返却しなければならないなど、利用する都度、手間がかかります。これらを1年間続けるとなると、かなりの負担に感じてしまうのではないでしょうか。

その点、カーリースは車を自身で管理しながら、好きなタイミングで自由に乗ることができます。急に車が必要なったという場合でも、スムーズに車移動が可能です。また、車に荷物を積みっぱなしにできたり、カーアクセサリーなどで自分好みに装飾したりすることもできます。

車両の違い

レンタカーやカーシェアリングの車は、貸渡用車両を表す「わ」や「れ」ナンバーになります。また、レンタカーやカーシェアリングの会社名が入ったステッカーが貼られていることもあり、周囲に借りている車であることが一目でわかってしまいます。

一方、カーリースは所有者と同じ一般ナンバーが割り振られるため、リース車であることは周囲にわかりません。リース会社によっては希望ナンバーも利用できます。1年だけでも、マイカー同然の愛着を持って利用できるでしょう。

1年だけ利用できるカーリースを選ぶ際のポイント

1年のあいだで利用頻度がそれなりに高い場合や、好きなタイミングで自由に乗りたい場合におすすめのカーリース。ただ、各社でサービス内容が異なるため、利用するカーリース会社を選ぶ際は、数社を比較して希望に合うところを選ぶことが大切です。

その際のポイントを見ていきましょう。

新車か中古車か

1年利用が可能なカーリースの多くは中古車になりますが、新車を選べる所もあります。それぞれのメリットとデメリットを考慮して、どちらにするか決めましょう。

新車リースのメリットとデメリット

新車リースは誰も使用していない新品の車に乗れること、また、カラーやオプションなども自由に選べることがメリットです。用意される車は最新モデルとなるため、人気車種の新車に乗りたい方におすすめです。

一方で、契約後に発注することから、納期は新車を購入したときと同じくらいかかる点はデメリットといえるでしょう。

中古車リースのメリットとデメリット

中古車リースは在庫の中から選ぶため、選択肢が限られます。また、車のコンディションや使用感も1台ずつ異なるので、希望どおりの車がなかなか見つからない可能性もあります。

その半面、すでに在庫があることで、点検や整備、手続きが終わればすぐに利用を開始できます。急いで車が必要な方に向いているといえるでしょう。

月額料金やその他の費用

前述のとおり、短期リースの場合は契約時に保証金が必要になるケースがあります。初期費用を負担せずに利用したいなら、長期リースを1年契約するのがおすすめです。

また、月額料金はカーリースによって異なるため、同じ車種でも数社で比較することが大切です。その際、月額料金に含まれず自己負担になる金額も合わせてシミュレーションをしておきましょう。

サポート体制

一般的に、カーリースは契約期間にわたってさまざまなサポートを受けられます。ただし、カーリース会社によっては、短期利用では保証がつかない、相談窓口がなかなかつながらないといったこともあります。

1年だけであっても、もしものときを想定して安心して利用できるサービスを選びましょう。問い合わせ時の対応やレスポンスの早さなどは、信頼できる会社かを見極めるのに有効です。

1年だけでもしっかり検討してカーリースを選ぶことが大切

1年だけという限られた期間で車を利用する際に最適なカーリースですが、選ぶ際は、利用頻度や予算、車が必要になるタイミングなどを踏まえて検討するのが、失敗しないポイントです。

なお、カーリースは短期でも長期でも、車庫証明の取得や審査が必要になります。それらにかかる時間も考慮して、できる限り早めに準備を進めておきましょう。

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※この記事は2023年7月時点の情報で制作しています