
カーリースとは?メリット・デメリットから選び方まで徹底解説!
2023.09.21
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もくじ
カーリースとは、車を所有することなく、月々定額の料金でマイカー同然に車を利用できるサービスです。車のサブスクとも呼ばれ、購入するよりコスパよく手軽に車に乗れるとして人気を集めています。
一方で、仕組みがよくわからない、デメリットもよく耳にするといったことから、利用を躊躇している方も。また、サービスが多すぎてどこを選べばいいかわからなかったり、購入するより本当にお得なのか判断できなかったりすることで、利用に踏み切れないという方も少なくありません。
そこで、カーリースの仕組みやメリット、デメリットについて解説するとともに、購入した場合との比較や実際の月額料金から後悔しない選び方や注意点まで、あなたの「カーリースとは?」に徹底的にお応えします。
【この記事でわかること】
✔カーリースの仕組みと月々定額で新車に乗れる理由
✔おすすめのカーリースと人気車種の月額料金
✔カーリース利用者が感じたメリットとデメリット
カーリースとは?カーリースの基本的な仕組みと料金システム
カーリースとは、リース会社が所有する車を一定期間、マイカーのように利用できるサービスです。なぜ月々定額で新車に乗れるのか、基本的な仕組みや料金システムについて見ていきましょう。
カーリースの仕組み

カーリースは、契約者が選んだ車をリース会社が購入し、月々定額の料金で貸し出す仕組みとなっています。そのため、車の所有者はリース会社となり、契約者は利用者になります。
所有者ではないといっても、用意される車は契約者専用の新車で、契約期間中は自身が用意した駐車場で車を管理できるので、24時間好きなタイミングで車に乗れます。また、利用者であることで、次のようなメリットも得られます。
- 購入にまつわる手続きなどをすべてリース会社にお任せできる
- 毎年の税金などの支払い手続きはリース会社が行ってくれる
- 車を手放す際の手続き等もお任せでき、契約満了時は車を返却するだけ
つまり、所有車と変わらないカーライフを送りながら、面倒な手続きはすべてリース会社にお任せできる、とても便利な車の乗り方なのです。
さらに、利用できる車の選択肢は購入時と変わらず、グレードやオプション、特別使用車やEV車、福祉車両等も選べます。ナンバープレートも、レンタカーのような「わ」や「れ」ナンバーではなく一般ナンバーが割り振られるうえ、希望ナンバーも利用できるので、見た目でリース車であることはわかりません。
カーリースの料金システム
カーリースの特徴ともいえるのが、月々定額という料金システムです。カーローンを利用して車を購入した場合も毎月同額の返済が発生しますが、カーローンとの大きな違いは、月額料金に税金などの諸費用も含まれているという点です。
カーリースの料金の仕組みについて、月額料金に含まれる費用、車両本体価格、月額料金の算出方法に分けて詳しく見ていきます。
月額料金に含まれる費用

カーリースの月額料金には、車両本体価格のほかに、おもに次のような費用が含まれます。
- 自動車税(種別割)、軽自動車税(種別割)
- 自動車重量税
- 環境性能割
- 自賠責保険料
- 登録諸費用
- その他手数料など
車の購入時や、維持するうえで必要となる費用のほとんどを月額料金として支払うため、購入時の初期費用はもちろん、毎年の税金や車検時の法定費用なども別途支払う必要がなくなり、まとまった出費の心配なくカーライフを送れます。
車両本体価格

車両本体価格と諸費用をまとめて支払うと聞くと、高額になるイメージを持つ方もいるでしょう。しかしカーリースの月額料金は、月々10,000円台からととってもリーズナブルです。その理由は、「残価設定」といわれるカーリースの仕組みにあります。
残価設定とは、「残価」と呼ばれる契約満了時の車の下取り価格をあらかじめ設定して、車両本体価格から差し引く仕組みのことです。
カーリースは契約年数を決めて利用することから、本来であれば売却時でないと算出できない残価を、契約時に想定して設定することが可能となっているのです。
この残価設定により車両本体価格が購入するより安く抑えられ、諸費用を含めても手頃な月額料金を実現できています。
月額料金の算出方法

カーリースが月々定額で安く利用できるのには、残価設定のほかに、月額料金の算出方法も関係しています。
カーリースの月額料金は、車両本体価格と諸費用を合わせた総額を契約月数で割って算出しています。このような仕組みにより、支出の波に悩まされることなく、最初から最後まで毎月定額の料金で利用できるのです。
なお、契約月数が長いほど分割回数が増えるので、月々の負担も軽くなります。契約年数を調整すれば、購入ではあきらめるほかなかった車種に予算内で乗ることも可能になるでしょう。また、カーローンのように金利の影響を受けないため、長期契約でも安心して利用できます。
カーリースのデメリットとは?

カーリースの仕組みを知ることで、購入するよりコスパよく新車に乗れる理由が理解できたかと思います。一方で、その仕組みによっていくつかのデメリットが生じているのも事実です。後悔につながらない選択をするためにも、デメリットもきちんと理解しておくことが大切です。
ここでは、一般的にいわれるカーリースのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
カーリースのデメリット1:走行距離制限がある
カーリースは契約満了時の車の価値を担保するために、走行距離制限を設けているのが一般的です。
走行距離制限とは、ひと月あたりの走行距離に上限を設ける仕組みで、超過した場合はそれにより下がった車の価値相当の追加料金が発生します。
ただし、ひと月の走行距離は1,000~2,000kmと長く設定されているケースが多いので、通勤などで毎日車を利用する方でも制限を超える心配はそれほどいりません。超過が心配な場合や、制限を気にせずドライブを楽しみたい場合は、走行距離無制限のカーリースを選ぶといいでしょう。
カーリースのデメリット2:月額料金に含まれない費用がある
カーリースの月額料金には車両本体価格や諸費用が含まれていますが、ガソリン代や駐車場代などは月額料金に含めることができません。また、リース会社によって月額料金に含まれる項目が異なるため、選ぶサービスによっては自己負担が多くなる可能性があります。
月額料金にどのような費用が含まれるかを確認すると共に、メンテナンス費用などを定額にできるオプションも確認して、できる限り自己負担が少なくなるカーリースを選ぶのがおすすめです。
カーリースのデメリット3:中途解約やプラン変更ができない
カーリースは総額を契約月数で割って月額料金を算出していることから、原則として契約期間途中のプラン変更や中途解約は認められていません。たとえ認められた場合でも、中途解約では残りの金額を一括で支払うなど、高額な費用を請求される可能性があります。
このようなリスクを避けるには、無理なく支払い続けられる金額や車に乗りたい期間などを基にしっかり検討することがポイントになります。
とはいえ最近は、契約満了前に乗換えできたり、中途解約金に備えられたりするプランを用意しているカーリースもあるので、各社の特徴を比較して、カバー力が強いサービスを選ぶと安心です。
カーリースのデメリット4:返却時に原状回復の義務がある
カーリースは契約満了で車を返却する際に、借りたときの状態に戻す「原状回復」が求められます。そのため、元に戻せないカスタマイズや改造は禁止されています。また、大きな傷やへこみ、車内の著しい汚れなどがある場合は、それらも修理や清掃を行わなければなりません。
ただし、カーナビやアルミホイール、カーアクセサリーといった取り外しができるものであればカスタムが可能です。傷などについても、通常の使用でつく軽微なものは原状回復の対象にはなりません。
なお、原状回復費用が補償されるサービスや、車がもらえるプランがあるカーリースを利用すれば、カスタマイズも自由に行えるうえ、原状回復の義務もなくなります。
カーリースのデメリット5:残価精算が必要な場合がある
カーリースの契約時に設定された残価は、契約方式によっては契約満了時に清算する必要があります。契約方式による残価精算の違いは次のようになっています。
オープンエンド
契約満了時に残価精算が必要な契約方式です。返却時の車の価値が残価より高いとキャッシュバックを受けられますが、下回っていた場合は高額な費用を請求されます。
クローズドエンド
契約満了時の残価精算を行わない契約方式です。返却時の車の価値が残価を下回っていても差額を請求される心配がありません。残価精算が心配な方はこちらの契約方式を選びましょう。
カーリースのメリットとは?

カーリースにはメリットも豊富にあります。デメリットは会社やプランを上手に選んで軽減し、カーリースならではのメリットを活かすことで、ほかの方法では得られない充実したカーライフを送ることも可能になります。
カーリースのメリット1:貯金がなくても新車に乗れる
カーリースは初期費用が不要で、初月から月額料金だけで乗り始められるので、まとまった資金がなくてもカーライフをスタートできます。
車が必要なタイミングですぐに申し込める気軽さがあるうえ、貯金をそのままとっておけることで、もしもの備えや車での旅行資金などにもあてられる余裕が生まれます。
カーリースのメリット2:維持費も定額で家計管理が楽になる
カーリースの月額料金には、毎年収める自動車税(種別割)や車検のたびに必要な法定費用といった維持費も含まれているため、まとまった出費の心配がありません。カーリースによっては車検基本料やオイル交換をはじめとしたメンテナンス費用、自動車保険(任意保険)なども定額にできることから、家計の見通しが立てやすく、管理も楽に行えるようになります。
カーリースのメリット3:最新モデルや人気車種の新車に乗れる
最新モデルや人気車種は価格が高く手が届かないこともありますが、カーリースなら初期費用がかからないうえに、諸費用を含めても手頃な月額料金で利用できることから、それほど高い予算を組まなくても憧れの車種の新車に乗ることが可能です。カーローンと同じ予算で、ワンランク上の車種に乗ることも夢ではないでしょう。
カーリースのメリット4:メンテナンスもお任せできる
多くのカーリースではメンテナンス費用も定額化できるメンテナンスプランが用意されています。メンテナンスプランを利用することで費用を気にせず定期的にメンテナンスが行えるようになり、車のコンディションを良好に保ちやすくなります。
さらに、提携する整備工場でメンテナンスを受けられて業者を探す手間が省けたり、メンテナンスや点検、車検の時期を知らせてもらえたりするため、車に詳しくない方でも安心してカーライフを送れるでしょう。
カーリースのメリット5:自宅にいながら新車を手に入れられる
カーリースではほとんどのサービスがインターネット上で手続きを行えるため、わざわざ店舗に出向く必要がありません。車選びやシミュレーション、各社の比較もスマートフォンやパソコンから簡単に行えて、申込みも24時間、いつでも空いた時間に自分のペースで行えます。
契約が郵送で行えて、自宅まで納車してくれるカーリースであれば、自宅にいながら新車を手に入れることも可能です。忙しくて車選びに時間をかけられない方や、急いで車を用意したい方にも適しているでしょう。
カーリースのメリット6:マイカーのように車を利用できる
カーリースで用意される車は自分専用の新車です。レンタカーなどのように他人の使用感を気にすることもなく、また、荷物を積んだままにしておいたり、自分好みにアレンジしたりと、マイカー同然に楽しむことができます。
予約の必要性や利用時間の制約もないことで、突然の外出や、お出かけ帰りの寄り道も思いのまま。渋滞にはまっても、レンタカーのように返却時間を気にする必要もありません。
カーリースのメリット7:安心のサポート体制が整っている
購入した車の管理は、基本的に所有者個人で行わなければなりません。一方、カーリースはリース会社が所有者であることから、契約者は利用期間にわたってさまざまなサポートを受けられます。
例えば専用窓口では、無料で車やカーリースの相談ができます。また、定期点検や車検の時期、乗換えのタイミングなどを知らせてくれたり、ガソリン代の割引をはじめとする契約者特典が受けられたりと、カーリースならではのサポート体制が整っています。
カーリースのメリット8:乗換えが簡単にできる
カーリースは契約満了時に車を返却するだけで手続きが終了します。新しい車もカーリースで乗り換えれば、手間も初期費用の負担もありません。
所有車では何件もの買取店を回って見積もりを取ったり、廃車にする場合でも手続きを自分で行ったりする必要があり、手間も時間も、お金もかかってしまいます。ライフスタイルの変化や仕事の都合、車へのこだわりなどで乗換えのタイミングがある程度決まっているなら、より大きなメリットに感じられるでしょう。
カーリースの種類とは?

カーリースにはいくつかの種類があり、カーライフに何を求めるかで選ぶべきカーリースも変わってきます。それぞれの種類の違いを見ていきましょう。
新車リースか中古車リースか
カーリースといえば新車リースが一般的ですが、中古車を利用できる中古車リースもあります。仕組みはそれほど変わらないものの、利用条件が変わってくるため、それぞれの特徴を理解して自身に合ったほうを選ぶことが大切です。
新車リース
最新モデルの新車を利用でき、車種やグレードからオプションまで、すべて新車購入時と同様に選択できます。また、メーカーの新車保証も購入した車と同じように受けられます。一方、購入時と同じように契約後に車を発注することから、納車までに数ヵ月かかります。
耐用年数の長さから、契約期間は9年や11年などの長期も設定が可能で、月額料金を安く抑えやすいというメリットがあります。
中古車リース
リース会社が所有する中古車の在庫の中から利用する車種を選びます。新車に比べて選択肢は少ないですが、ドライブレコーダーやETCなどのオプション機器がついていたり、廃版になったモデルを選べたりすることがあります。また、点検や清掃、名義変更などの手続きを済ませればすぐに利用を開始できるので、急いで車が欲しい方にも向いています。
一方で、車によって状態が異なることから、料金や契約年数も1台ごとに変わってきます。ただし、新車同然の高年式車両でも新車リースより総額を抑えられるのは中古車リースの特徴です。
短期リースか長期リースか
年単位の契約が一般的なカーリースですが、1ヵ月単位で利用できる短期リースも存在します。車が必要な期間や用途に合わせて選ぶといいでしょう。なお、1年など短期リースでも長期リースでも対応できる年数を希望するときは、両者のサービス内容をじっくりと比較して、より希望を満たす条件が多いほうを選ぶのがおすすめです。
短期リース
1ヵ月単位などで1年以内の契約が可能なカーリースです。車は中古車が中心で、契約時に保証金が必要なることが多い傾向です。ただし、クレジットカード払いで審査が不要になったり、月更新で契約期間を決めずに使えたりする所もあるなど、柔軟性が高い点は魅力でしょう。
長期リース
年単位で契約するカーリースで、新車も中古車も利用できます。短期リースと違って保証金は必要ありません。新車の場合は一般的に3年や5年、7年といった車検のタイミングで契約期間が設定されていますが、中には1年単位で契約できたり、契約満了前に乗り換えられたりするサービスもあります。
個人向けカーリースが法人向けカーリースか
カーリースには個人向けと法人向けがあり、一般の方は個人向けカーリースの利用となります。社用車や事業用の車を用意したい法人の方は、法人向けカーリースに申し込みましょう。
具体的にどのような違いがあるのか見てみましょう。
個人向けカーリース
個人が自家用車として利用する際に申し込めます。審査は申込者の年収や属性などを基に行われ、「返済負担率」といわれる年収に占める年間の支払額の割合なども考慮されることが多いです。
なお、個人事業主の方が自家用と業務用をかめて利用する場合は、家事按分をして業務用に使用した分を経費として計上できます。
法人向けカーリース
法人向けカーリースとは、企業や法人に特化したサービスで、複数台の車をコストを抑えて用意できるなど、会社の資金繰りを考慮した運用が可能になります。また、税金や保険の面で優遇が受けられたり、車両のメンテナンスや管理を委託できたりするメリットがあります。カーリース会社によっては、カーラッピングやナンバープレートの連番なども可能です。
カーリースは購入やレンタカー、カーシェアリングとはどう違う?
一般的によく比較される車を購入した場合との違いや、混同されやすいレンタカーやカーシェアリングとの違いについて確認しながら、自身にとってカーリースが最適な方法かを確認してみましょう。
カーリースと購入の違いとは
ここまでに述べてきたように、カーリースと購入した車は、選べる車種や利用の自由度といった点は同じですが、料金体系や利用方法が大きく異なります。
カーリースは、初期費用や不定期な維持費の出費を抑えたい方や家計管理を楽にしたい方、車に詳しくない方や、忙しくて手続きやメンテナンスなどの手間をかけられない方、一定期間だけ利用して手軽に乗り換えたい方に向いています。
一方、コストよりも制限のない利用や、期間を決めない乗り方を優先したい方、所有欲がある方などは、カーリースよりも購入のほうが向いているといえるでしょう。
カーリースとレンタカーやカーシェアリングの違いとは
レンタカーやカーシェアリングもそれぞれの会社が所有する車を借りるといった点はカーリースと同じです。しかし、利用のたびに予約が必要だったり、一度に利用できる期間が数時間~数日と短めだったりする点は大きな違いです。
また、カーリースは定額制で好きなだけ車を利用できますが、レンタカーやカーシェアリングでは、利用時間や利用日数のほか、繁忙期か閑散期かなどでも料金が変わってきます。車も複数人で共用する中古車になるので、特にカーシェアリングでは、前に利用した方の使用感や汚れが気になるといった声も多く聞かれます。
ただし、利用頻度が少ない場合は費用が抑えられ、駐車場を用意する必要もないので、週末の買い出し程度しか車を使わないといった場合には、レンタカーやカーシェアリングのほうが効率的といえるでしょう。
カーリースの利用手順はとっても簡単!基本的な利用の流れ

カーリースはオンラインのみのところや実店舗を用意しているところなどさまざまですが、ここではインターネット上で新車のカーリースに申し込む際の手順と、契約満了時の対応について見ていきましょう。
流れを事前に把握しておくことは、スピーディーな手続きにつながります。
1:車種やプランを選ぶ
インターネット上の公式サイトから、申し込みたい車種やプランを選びます。サイト上でシミュレーションができるので、予算内に抑えるプランを組んだり、似ている車種で比較したりすることも可能です。
2:審査を受ける
車種やプランが決まったら、そのまま審査に申し込みます。専用フォームに名前や年収などの個人情報を入力し、送信したら完了です。
おおむね1週間前後で、審査結果がメールで送られてきます。
3:契約内容を確認して契約する
審査に通ったら、担当者とおもに電話で車種やプランの最終決定を行います。内容を変更したい場合や質問などがある場合は、この場で忘れずに伝えるようにしましょう。
申し込む内容が決まったら、郵送などで契約を締結します。
4:納車
契約締結後、1~数ヵ月で納車されます。自宅まで納車してくれるカーリースなら、わざわざ車を受取に出向く必要もありません。
5:契約満了時は車を返却する
契約満了を迎える少し前に、リース会社からお知らせが届きます。返却や乗換えを検討しているなら、次の車の準備を進めておきましょう。
契約満了日は、後付けした機器などを外して原状回復を行ったら、後はリース会社に車を返却して終了です。
おすすめのカーリース会社はどこ?人気の3社と各社の特徴
カーリースは会社によって月額料金もサービス内容もさまざまです。そこで、クラベルさん編集部が全国の男女13,116人を対象にアンケート*の結果を基に、2023年上半期のおすすめカーリースTOP3を各社の特徴と併せてご紹介します。
順位 | 同率1位 | 同率1位 | 3位 |
---|---|---|---|
リース会社 | おトクにマイカー 定額カルモくん | オリックスカーリース・オンライン | コスモMyカーリース |
最安料金 | 月額12,820円 | 月額12,210円 | 月額16,390円 |
月額料金に含まれる費用 | 車両本体価格 自動車税(種別割) 自動車重量税 環境性能割 自賠責保険料 印紙代 自動車リサイクル料 納車陸送費 保証料 車庫証明取得代行費用 登録時手数料 仲介手数料 |
車両本体価格 自動車税(種別割) 自動車重量税 環境性能割 新車登録時手数料 自賠責保険料 |
車両本体価格 自動車税(種別割) 環境性能割 登録諸費用 |
頭金・ボーナス払い | なし | なし ※契約年数により選択可 |
選べる |
取扱車種 | 国産メーカー全車種・全グレード | 国産メーカー全車種・全グレード | 国産メーカー全車種・全グレード 介護・福祉車両 一部のEV車 |
契約期間 | 1~11年から1年単位で選択 | 5、7、9、11年 | 3、5、7、9年 |
メンテナンスプラン | 3種類 | なし ※オイル交換・車検の無料クーポンあり |
2種類 |
走行距離制限 | 1~6年契約:1,500km/月 7年契約以上:無制限 |
2,000km/月 | 500・1,000・1,500km/月から選択 |
残価精算 | なし | なし | プランによる |
契約満了時の選択肢 | 1~6年契約:返却・乗換え・再リース 7年契約以上:返却・乗換え・再リース・もらう |
5年契約:返却・乗換え 7、9、11年契約:返却・乗換え・もらう |
3、5、7年契約:返却・乗換え・再リース・買取り 9年契約:返却・乗換え・再リース・もらう |
※2023年8月時点の公式ホームページ情報より
おすすめのカーリースTOP3には、いずれも全国展開をしている大手が並びました。特徴を比較するとわかるように、月額料金や契約年数、メンテナンスプランや走行距離制限など、各社で特徴は大きく異なります。
カーリースを選ぶ際は、自身の希望を満たせる条件がそろっているか、事前にしっかり確認しましょう。
* クラベルさん編集部が2023年1~6 月に調査ツールFastaskを用いて行ったインターネット調査の結果。対象は全国の男女13,116人、月ごとのランキングを1位15点~15位1点として集計した総合ランキングの上位3社
カーリースの上手な選び方

おすすめ3社でも大きく特徴が異なったように、リース会社それぞれに独自のプランを用意しているので、失敗しないカーリース選びを行うためには、ニーズに合ったプランがあるサービスを選ぶのがポイントとなります。
そのためには、自分にとって譲れない条件を明確にして、優先順位をつけておきましょう。それを基に各社を比較すれば、最適なカーリースを見つけやすくなります。
ただし、カーリース選びで失敗しないためには押さえておきたいポイントもいくつかあります。条件の比較と併せて忘れずチェックしておきましょう。
月額料金以外に必要な費用
月額料金に含まれない項目は基本的に自己負担となります。一見料金が安く見えても、月額料金といっしょに支払える費用が少なく別途の支払いが増えるようでは、月々定額というカーリースのメリットを享受できません。場合によっては、総額が高くついてしまうこともあります。
リース会社の比較を行う際は、月額料金以外に必要となる費用も確認し、それらにどれくらいのコストがかかるかも試算しておきましょう。
なお、多くのカーリースでは、メンテナンスプランのように月額料金に含まれない費用も定額にできるオプションを用意しています。それらも内容を確認のうえで検討すれば、自己負担を大きく減らすことも可能です。
もしものときの追加費用
走行距離制限を超過してしまった、やむをえない事情で中途解約をしたくなった、といったことが起きたときに、どのような費用がいくらくらいかかるのか、それらをカバーできるプランはあるのかも、事前に確認しておきたい大切なポイントの一つです。
頭金やボーナス払いの有無
カーリースの中には、頭金やボーナス払いを設定することで月額料金を下げられるプランを用意している所もあります。
ただし、頭金は契約時にまとまった資金が必要になり、初期費用不要というカーリースのメリットが薄れてしまいます。また、ボーナス払いは途中で変更できないので、ボーナスの支給額が下がったり、転職などでボーナスがなくなったりした場合でも支払い続けなければなりません。
最初にまとまった出費をしても家計に影響はないか、契約期間にわたって無理なく支払えるか、しっかりシミュレーションをしたうえで検討しましょう。
希望するプランの諸条件
走行距離制限や取扱車種、契約可能年数などはプランによって変わることもあります。長期契約や取扱車種の多さをうたっているサービスでも、利用したいプランに適用されているとは限らないため、各プランの諸条件をしっかり確認して比較するようにしましょう。
サイト上でわからないことなどがあれば、電話で問い合わせてみるのもおすすめです。対応の良し悪しやレスポンスがどうかなど、信頼できる会社かどうかの判断もしやすくなります。
カーリースでは人気車種にいくらで乗れる?月額料金の目安
カーリースの月額料金はリース会社によって異なりますが、だいたいの目安を知っておくと各社を比較する際に役立ちます。ここでは、おすすめのカーリースで1位だった定額カルモくんを例に、人気車種の月額料金を見ていきましょう。
話題の軽自動車 ホンダ「N BOX」

軽自動車であることを忘れそうな拾い車内空間とスタイリッシュなエクステリアで不動の人気を誇るホンダ「N BOX」。定額カルモくんでは頭金、ボーナス払いなし、諸費用込みで月々18,430円から利用することができます。
人気のコンパクトカー トヨタ「ヤリス」

トップクラスの燃費性能とこだわり抜いた走りで人気のコンパクトカー、トヨタ「ヤリス」。定額カルモくんでは頭金、ボーナス払いなし、諸費用込みで月々22,500円から利用することができます。
注目のSUV トヨタ「ライズ」

SUVらしい力強い走りと安定した走破性、そして存在感のあるシルエットで注目を集めるトヨタ「ライズ」。定額カルモくんでは頭金、ボーナス払いなし、諸費用込みで月々24,480円から利用することができます。
利用者が語るカーリースとは?口コミから見るおすすめポイントと注意点
カーリースは本当に自分に合っているのか、どのようなサービスが最適なのかは、実際にカーリースを利用している方の口コミが参考になります。
個々ではカーリースユーザーの口コミをもとに、おすすめできるポイントと注意点について見ていきましょう。
利用者の口コミから見るカーリースのおすすめポイント


車にあまり詳しくないので、担当者の方に何でも相談できる環境はとっても心強いです。メンテナンスや車検の時期も知らせてもらえて、業者選びも提携先から選ぶだけだから、自分で調べたり探したりする手間も省けてとても助かっています。

これまでレンタカーを利用していましたが、カーリースにしてからは家族で出かける機会が増えました。よろこぶ娘の姿を見られるのはもちろん、コミュニケーションも増えて家族の絆が深まったのはとてもうれしいです!
カーリースは、購入するよりも車関連の出費を抑えて新車に乗れるほか、安心して車に乗れるサポート体制が整っていることも大きなメリットです。
また、マイカーと変わらない自由なカーライフが送れることで、生活も豊かになるようです。
利用者の口コミから見るカーリースの注意点

購入するより安く車が持てるのが魅力で契約しましたが、内容をよく確認していなかったこともあり、契約満了時に追加で結構な金額を支払うことになりました。リース会社とも何度かトラブルになり、とても後悔しています。

契約期間の途中でライフスタイルが変わって、もっと小さな車で十分となったのですが、中途解約ができないのでどうすることもできず……。仕方がなく乗っています。

あまり比較をしないでリース会社を決めてしまったところ、他社のほうが手頃な料金設定だったことに後から気づきました。もっといろいろなところを見て決めればよかったです。
カーリースは選ぶサービスによって料金や使い勝手が大きく変わってくるため、後悔しないためにも、内容をしっかり確認したうえで、数社で比較することが大切です。
特に残価精算の有無や走行距離制限、契約年数といった追加費用が発生する可能性がある条件は、ライフスタイルの変化も視野に入れて柔軟に対応できるサービスを選ぶのが望ましいでしょう。
スタッフの対応やレスポンスの早さもしっかり確認し、信頼できるリース会社かを見極めることも重要です。
カーリースが本当に自分に合っているか、信頼できるサービスか、よく確認して決めることが大切

カーリースにはメリットもデメリットもありますが、注意点を把握し、自分に合ったプランを選べば、快適なカーライフを実現できます。購入した場合や、レンタカーなどほかの方法との違いもよく確認し、自身のライフスタイルに照らし合わせて最適な方法を検討しましょう。
また、リース会社を選ぶ際は、月額料金の安さなど目先のメリットに惑わされずに、内容や対応もしっかり確認して、信頼できるサービスを見つけることが大切です。
※この記事は2023年8月時点の情報で制作しています
- Q1カーリースとはどのようなサービス?
カーリースとは、リース会社が契約者専用に用意した新車に、月々定額の料金で自由に乗れるサービスです。購入するよりコストを抑えながら、マイカー同然にカーライフを楽しめるのが特徴です。
- Q2カーリースとレンタカーの違いは?
カーリースの車は自分専用で管理も自身で行うため、好きなタイミングで自由に乗ることができます。また、車のナンバープレートも一般のナンバーです。対してレンタカーは、一時的に車を借りるサービスなので、利用する都度予約をする必要があります。車は共用の中古車で、貸渡用車両を示す「わ」や「れ」ナンバーになります。
- Q3カーリースのメリットとデメリットは?
初期費用不要で、諸費用も含めて月々定額で新車に乗れるのがカーリースのメリットです。一方、走行距離制限などの制約があったり、最初に決めたプランを変更できなかったりするデメリットも存在します。ただし、デメリットの多くは事前にきちんと確認することでカバーすることが可能です。
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すべてコミコミで月額10,000円台なんて、そんなうまい話はないと思っていましたが、本当に月額料金以外の費用がほとんどかからず驚いています。車検の際もまとまった費用を用意しなくていいから安心です。