声のプロが書籍を朗読してくれる「オーディオブック」。ながら作業に適しており、活字の本にはないメリットが盛りだくさん。
本記事では「オーディオブックとは何か?」からオーディオブックの特徴、利用シーン、おすすめアプリ(無料あり)の紹介・比較まで幅広く解説。これから読書を始めようと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
オーディオブックがどんなものなのか気になっている方は、聴き放題プラン&無料体験のある「Audible」または「audiobook.jp」でお試しするのがおすすめです。
【2024】オーディオブック人気6選 おすすめは「Audible」「audiobook.jp」
最終更新日:2024年08月20日
楽天Kobo新規ユーザー限定で大量のポイントバック実施中!
楽天Koboは、約600万冊取り揃えているので好きなジャンルの気になる作品がきっと見つかると思います。
購入時に楽天ポイントが貯まる&使えるので、楽天ユーザーならとってもお得に利用できます!
オーディオブックとは? 電子書籍との違い
「オーディオブック」とは、小説やビジネス書などの書籍をナレーターや声優が朗読した音声コンテンツです。一言で表現すると「聴く本」です。
読書に集中できない方、通勤時間や家事の際に本を読む時間が限られている方にとって、オーディオブックは本を楽しむ新しい方法として広まっています。
人気小説家・作家の作品も数多くオーディオブック化されており、村上春樹氏の『騎士団長殺し』『1Q84』や、池井戸潤氏の『ハヤブサ消防団』『下町ロケット』なども読み聞かせてくれます。
オーディオブックのメリット5つ
オーディオブックは紙の本や電子書籍とは違い、「ながら読書ができる」「目疲れがしづらい」などのメリットが5つあります。
オーディオブックのメリット5つ
- 「ながら読書」で多忙な人でも読書しやすい
- 目の負担が減る
- 手軽に聴きやすい! 読書が苦手な方にもおすすめ
- リスニング学習に使える
- いつもなら読まない新しい本と出会える
オーディオブックは、活字を読むのが苦手や、目疲れで読書が大変になった方でも本を楽しめるのが魅力です。難しい漢字を読む必要もないので、いつもなら手に取らなかった文学書やビジネス書に触れるキッカケにもなります。
また、家事や仕事が忙しくて本を読む時間がない場合でも、オーディオブックなら耳で聴くだけなので「ながら読書」ができます。多忙で読みたい本が溜まっている方は、ぜひオーディオブックを試してみてください。
オーディオブックの利用シーン
オーディオブックの主な利用シーンは、通勤・通学時の電車での移動中や家事をしているときです。本を開く必要がないので、電車内が混雑していても手軽に本を楽しめます。
オーディオブックの利用シーン
- 移動中(通勤・通学)
- 家事
- 寝る前
本と違って目を閉じていてもいいので、入眠用BGMとして枕元でオーディオブックを流すのもおすすめです。
指定した章で止まるようにタイマーを設定しておけば「寝落ちしてどこまで聴いたか分からない」などの心配もありません。「Audible」のようにスリープタイマーが付いたオーディオブックサービスもあるので、機能面でサービスを選ぶのもアリです。
迷ったら「Audible」か「audiobook.jp」がおすすめ
とくに読みたいオーディオブックが決まっていない方や、オーディオブックがどんなものなのか体験してみたい方は、聴き放題プランがあって無料体験もできる「Audible」または「audiobook.jp」がおすすめです。
どちらもビジネスや文芸、語学など、さまざまなジャンルの取扱いに長けており、オーディオブックのナレーターは人気声優・俳優が務めているので聴き応えバツグンです。
「Audible」と「audiobook.jp」を比較
Audible | audiobook.jp | |
---|---|---|
料金 | 聴き放題: 月額1,500円 |
聴き放題: 月額1,330円 年額9,900円 月額会員: 月額550円〜 チケットプラン: 月額1,500円 or月額2,900円 |
無料期間 | 30日間 | 14日間 |
聴き放題対象 | 12万冊以上 | 1万5千冊以上 |
ナレーター | 杏 窪塚洋介 高橋一生 向井理 木村佳乃 松嶋菜々子 神谷浩史 石田彰 宮野真守 高橋李依 悠木碧 水樹奈々など |
劇団ひとり 櫻井 孝宏 杉田 智和 江口 拓也 日野 聡 堀江 由衣 豊口 めぐみなど |
スリープ タイマー |
○ | ○ |
オフライン再生 | ○ | ○ |
ストリーミング再生 | ○ | ○ |
表を見て分かるように「Audible」は聴き放題の対象作品が多く、ナレーターも人気声優から女優・俳優まで幅が広いです。スリープタイマーやオフライン再生などの機能性に関しては、「audiobook.jp」とほとんど違いはありません。
「Audible」と「audiobook.jp」のどちらかで悩まれた場合は、聴き放題の対象作品数や料金で選ぶといいでしょう。「audiobook.jp」は聴き放題だけでなくチケットプランも用意。好きなオーディオブックを毎月チケット分だけ購入できます。
人気声優・俳優のナレーションを堪能したい方、月に何十冊もオーディオブックを利用する方は「Audible」がおすすめ。毎月何冊もオーディオブックを利用する予定がない、読みたい作品が決まっている方は「audiobook.jp」がおすすめです。
Audibleがおすすめな人
- 人気声優・俳優の声でオーディオブックを楽しみたい人
- 毎月2~3冊以上のオーディオブックを利用する人
audiobook.jpがおすすめな人
- 毎月何冊もオーディオブックを利用する予定がない人
- 読みたい作品が決まっている人
「Audible」と「audiobook.jp」どちらも初回は無料体験ができるので、実際にお試し利用してみてから選ぶのもアリです。無料体験の期間中に解約すれば、料金は一切発生しないので、気軽に体験できます。
オーディオブックサービスの選び方
オーディオブックサービスの選び方
- ジャンルや取扱冊数で選ぶ
- 料金システム(買い切りor聴き放題)で選ぶ
- 使いやすさ・機能性で選ぶ
- 声優・ナレーターの違いで選ぶ
- 無料期間やお試し期間の有無で選ぶ
ジャンルや取扱冊数で選ぶ
オーディオブックのサービスによっては、配信されている得意ジャンルや取扱冊数が異なります。
ビジネス本や文芸作品を多く配信している、落語や怪談など珍しいコンテンツが豊富など、自分が読みたいジャンルのオーディオブックを多く扱っているかで選んでみましょう。
料金システム(買い切りor聴き放題)で選ぶ
オーディオブックの料金システムは、会員になると本を購入できる買い切りプランと、聴き放題プランに分かれているケースが多いです。
あまり多くの作品を読まない、1冊をじっくり聴きたい方は買い切りプランが、多くの作品を聴きたい方は聴き放題のプランがおすすめです。
使いやすさ・機能性で選ぶ
オーディオブックにはアプリに対応しているサービスも多く、アプリの使い勝手の良さや機能性を重視して選ぶのもアリです。おすすめの機能はスリープタイマー機能と、再生速度の設定です。
スリープタイマーは○分後に自動で再生を止める機能で、入眠前にオーディオブックを利用する方におすすめです。一方の再生速度の設定は、難しい情報を取り入れるときに再生速度を遅くするなど、語学学習に向いています。
声優・ナレーターの違いで選ぶ
オーディオブックのサービスによっては、読んでくれる声優や俳優が変わるので、自分の好きな声優・俳優がナレーターを担当しているかどうかで選ぶのもいいでしょう。
ナレーターの人数でいうと「Audible」がズバ抜けて多いので、作品よりも声を重視する方は「Audible」がおすすめです。
無料期間・お試し期間の有無で選ぶ
聴き放題プランのあるオーディオブックは、無料体験を設けているサービスがほとんど。それぞれのサービスを実際に使って、朗読の声質の好みや聴き取りやすさ、倍速機能などを確認してみましょう。自分に合うオーディオブックサービスが見つかるはずです。
人気オーディオブックサービス6選 特徴・作品数を比較
ここでは、オーディオブックを配信している人気サービスを紹介します。聴き放題プランの有無、取扱冊数、得意ジャンルなどサービスによって特色はさまざま。オーディオブック選びの参考にしてください。
サービス名 | 得意ジャンル | 公式サイト | 作品数 | 特徴 | 聴き放題 | 詳細 |
---|---|---|---|---|---|---|
Audible |
オールジャンル | 公式サイト | 非公開 (聴き放題12万冊以上) |
圧倒的な作品数。退会してもタイトルを聴ける | ○ (月額1,500円) |
詳細を見る |
audiobook.jp |
オールジャンル | 公式サイト | 非公開 (聴き放題1万5千冊以上) |
読む冊数に応じて料金プランを柔軟に変更できる | ○ (月額1,330円) |
詳細を見る |
himalaya |
ビジネス・教養・文学 | 公式サイト | 非公開 (聴き放題1万冊以上) |
オーディオブックのほか、ポッドキャストも100,000以上と充実 | ○ (月額750円) |
詳細を見る |
kikubon |
SF・ミステリ・ファンタジー | 公式サイト | 1,000冊以上 (無料500冊以上) |
小説・ライトノベル作品が充実 | ✕ | 詳細を見る |
でじじ |
古典文学・怪談 | 公式サイト | 3,500冊以上 | 毎月2冊、価格に関係なく好きな作品を購入できる | ○ (月額1,650円) |
詳細を見る |
LisBo |
講演・落語 | 公式サイト | 5,000冊以上 | 落語や漫談など珍しいコンテンツが豊富 | ○ (月額1,650円) |
詳細を見る |
「Audible」月額1,500円で12万タイトル聴き放題!
「Audible」はAmazonを母体にしたオーディオブックサービスです。ビジネス書、小説、ラノベなど約40万冊、20カテゴリー以上の豊富なラインナップ。大半が洋書ですが、角川スニーカー文庫などここでしか聴けない作品も多数あります。
月額1,500円で12万冊以上のオーディオブックが聴き放題。村上春樹氏や湊かなえ氏など、著名人の作品も聴き放題の対象なので、オーディオブックに興味のある方は、まず「Audible」を試してみるといいでしょう。
単品購入 | 可能 |
---|---|
定額プラン | 聴き放題 月額1,500円 初回30日無料 |
オーディオブック 取扱冊数 |
非公開 (聴き放題12万作品以上) |
得意ジャンル | オールジャンル |
詳しくはこちら
「audiobook.jp」聴き放題のほかにもお得なプランを用意
「audiobook.jp」は株式会社オトバンクが運営する老舗サービスで、聴き放題の対象作品数は1万5千冊以上。国内最大級のオーディオサービスであり、和書に限定すれば「Audible」に匹敵するラインナップです。
最大の特長は、1万冊以上が対象の聴き放題プラン(月額1,330円、初回14日間無料)のほか、月額会員やチケットプランなどがあること。自分が利用するオーディオブックの冊数に応じて、料金プランを柔軟に変更できます。
また、2024年11月30日(土)までの期間限定で無料トライアル期間が30日間に延長されるクーポンを配布しています(iOS、Android App内課金は対象外)。初めてaudiobook.jpに登録する方はぜひ利用してみましょう!
単品購入 | 可能 |
---|---|
定額プラン | 聴き放題 月額1,330円 / 年額9,990円 初回14日無料 |
オーディオブック 取扱冊数 |
非公開 (聴き放題1万5千冊以上) |
得意ジャンル | オールジャンル |
「himalaya(ヒマラヤ)」ビジネス向けのコンテンツが豊富
「Himalaya」は、月額750円で1万冊以上のオーディオブックが聴き放題。オーディオブック以外にビジネス向けポッドキャストも多数配信しており、聴いて楽しめるサービスが充実しています。
キャリア、お金、テクノロジーなどのビジネスジャンルに強く、音声コラムやおすすめの本を紹介する放送などバラエティー豊か。ダウンロード機能や再生速度の設定など、機能性も優れています。
単品購入 | 可能 |
---|---|
定額プラン | 聴き放題 月額750円 / 年額7,500円 初月無料 |
オーディオブック 取扱冊数 |
非公開 (聴き放題1万冊以上) |
得意ジャンル | ビジネス・教養・文学 |
「kikubon (キクボン) 」小説特化。映像化された人気作品も多数
「kikubon」は、小説に特化したオーディオブックサービス。「銀河英雄伝説」「創竜伝」など、ここでしか配信されていないタイトルが目白押しです。
また、会員登録するだけで500冊以上のオーディオブックを無料で聴けるほか、「kikubon」限定配信のラジオや対談が盛りだくさん。他サービスと比べると取扱冊数は少なめですが、「kikubon」ならではの作品が揃っているので、ぜひチェックしてみてください。
単品購入 | 可能 |
---|---|
定額プラン | なし |
オーディオブック 取扱冊数 |
1,000冊以上 (無料500冊以上) |
得意ジャンル | SF・ミステリ・ファンタジー |
「でじじ」毎月2冊分のオーディオブックが無料
海外文学、日本文学の古典、怪談を豊富に取り扱っている「でじじ」では、会員になると毎月2冊分無料でダウンロードできるお得なマンスリープランを用意。ほかのオーディオブックよりも安く購入できます。
気をつけたいのが「でじじ」には専用のオーディオブックアプリがないこと。そのため、ダウンロード後は自分でMP3プレーヤーになどに転送するか、iTunesなどのプレーヤーで聴く必要があります。
単品購入 | 可能 |
---|---|
定額プラン | 毎月2冊無料 月額1,650円 |
オーディオブック 取扱冊数 |
3,500冊以上 |
得意ジャンル | 古典文学・怪談 |
「LisBo(リスボ)」講演や落語など珍しい作品が豊富
「知を聴く」がテーマのオーディオブック配信サイト「LisBo」は、講演や落語などの珍しいジャンルを豊富に取り扱っています。月額1,650円で法話や講談などのオーディオブックが聴き放題。初月無料なので、落語が好きな方は、ぜひお試し利用してみてください。
単品購入 | 不可 |
---|---|
定額プラン | 聴き放題 月額1,650円 初月無料 |
オーディオブック 取扱冊数 |
5,000冊以上 |
得意ジャンル | 講演・落語 |
オーディオブックのよくある質問【FAQ】
- 解約したらオーディオブックは聴けなくなる?
- サービスによって異なりますが、単品購入した本は解約後も聴き続けられ、聴き放題プランでダウンロードした本は聴けなくなる場合が多いです。
登録する前に、解約後もオーディオブックの視聴ができるのか確認しておくといいでしょう。
- オーディオブックの料金体系は?
- オーディオブックの料金体系の多くは、買い切り(単品購入)または聴き放題プランのどちらかです。
まずは無料トライアルで新感覚の読書を体験しよう
本記事で紹介したオーディオブックサービスのなかでも、特におすすめは「Audible」と「audiobook.jp」。どちらも配信数が多いので、オーディオブックを本格的に使うのであれば、この2つのどちらかを選べば間違いありません。
筆者のおすすめは「Audible」。月額1,500円で12万タイトルが聴き放題になるのは、買い切りのサービスと比べてもやはり魅力的。また会員になれば作品が常時30%オフになるので、読みたい作品を見つけたときにもお得に購入できます。
両サービスとも無料体験ができるので、まずは気軽にお試しを。
こちらの記事もおすすめ