『LINE Pay(ラインペイ)』や『PayPay(ペイペイ)』などのPayサービスの魅力の1つに、「還元率」が挙げられます。利用額に応じてポイントが還元されるので、現金で購入するよりもお得ですよね。
LINE Payでは2020年6月30日まで、最大で7%のキャッシュバックを受け取れます。その条件、仕組み、他サービスとの比較を見ていきましょう。

LINE Payのポイント還元率は最大7%! 付与条件、他サービスとの比較
LINE Payの還元率が7%になる仕組み、条件
LINE Payは利用者に多くのインセンティブ(上乗せして支払われる仕組み)があり、それを利用すれば最大7%の還元率にもなるのです。ここではその仕組みを解説します。
「マイカラー」で最大2%の還元。条件は月10万円以上の決済
LINE Payのインセンティブのひとつとして、「マイカラー」制度があります。これは月々の決済額に応じてユーザーのカラー(ランク)が変化し、ポイントの基本付与率が変動するという仕組み。詳しい条件は以下の表の通りです。
カラー | グリーン | ブルー | レッド | ホワイト |
---|---|---|---|---|
基本付与率 | 2% | 1% | 0.8% | 0.5% |
条件 | 10万円以上の決済 | 5万~9万9,999円の決済 | 1万~4万9,999円の決済 | ~9,999円の決済 |
最大付与率2%の「グリーン」になるためには、月10万円以上の決済が条件。少々ハードルが高いように感じますが、LINE Payは店舗での買い物のほか、電気代の請求書払いなどさまざまな用途に使えるため、普段遣いしていれば十分到達可能です。
また2019年8月1日より、インセンティブとして付与されるLINEポイントが「LINE Payボーナス」に変更されました。
「LINE Payボーナス」はLINE Pay加盟店での買い物や、LINEの友だちに送金などをすれば、さらにマイカラーの利用実績に含まれます。
なおマイカラーは繰り越しされず、毎月リセットされます。
マイカラーの詳細はこちらを参考に
還元事業対象店舗での決済で最大5%の還元(2020年6月30日まで)
2019年10月1日から2020年6月30日までの期間中、「キャッシュレス・消費者還元制度」対象の店舗でキャッシュレスの支払いをすると、2%か5%の還元を受けられます。
これは先ほどの「マイカラー」の還元率と重複します。グリーンカラー(2%還元)の状態で5%還元の店舗を利用すれば、7%の還元率になるのです。
なお「キャッシュレス・消費者還元制度」による付与上限額は毎月30,000ポイントまでです。
LINE Pay(マイカラー) 最大2%の還元 |
合計最大7%の還元 |
---|---|
キャッシュレス・消費者還元制度 最大5%の還元 |
▲「キャッシュレス・消費者還元制度」の対象店舗を示すマーク。
出典:ロゴマークについて _ キャッシュレス消費者還元事業
「キャッシュレス・消費者還元制度」の対象店舗は、専用アプリから検索できます。
LINE Pay利用時に覚えておきたいこと
還元事業の対象となる決済方法は?
QRコード決済、オンライン支払い、LINE Payカード、QUICPayの4種類が対象です。
お店に「キャッシュレス・消費者還元制度」のマークがあれば対象店舗です。オンラインショップの場合は、各店舗に問い合わせましょう。
LINEポイントの付与時期は?
LINEポイントの付与時期は、マイカラーか還元事業か、また決済方法によって変わります。まとめると以下の表の通りです。
決済方法 | 付与時期 | |
---|---|---|
マイカラー | QRコード決済 オンライン支払い |
即時 |
LINE Payカード QUICPay |
売上確定の当日 | |
還元事業 | QRコード決済 オンライン支払い |
即時 |
LINE Payカード QUICPay |
月末締め翌月一括付与 |
▲2020年1月17日時点。
ここで注意したいのは、決済方法がLINE PayカードかQUICPayだとマイカラーと還元事業のポイント付与時期にズレが生じることです。
ポイント付与のタイムラグが気になる人は、QRコード決済かオンライン支払いにすると良いでしょう。
LINEポイント・LINE Payボーナスは有効期限は?
LINEポイントの有効期限は、最後にポイントを獲得した日から180日まで。またLINE Payボーナスは最終利用日から2年間利用しないと失効します。
LINE PayボーナスはLINEポイントと違い、友だちに送金できるので上手に活用しましょう。送金も利用実績に含まれます。
PayPay、楽天ペイとの比較
LINE Payの最大還元率は7%。2020年6月30日以降もグリーンカラーであれば2%の還元率が保証されます。
ですがもし他に還元率の良いサービスがないか気になるというもの。LINE Payと同時期に話題になった『PayPay』、「どこでも5%還元」が売りの『楽天ペイ』と比較してみましょう。
『PayPay』の基本還元率は最大1.5%(LINE Payは最大2%)
ソフトバンクとヤフーが母体のPayPay。利用方法や支払い方法により基本付与率が変化しますが、まとめると以下の表になります。
利用方法 | PayPay加盟店 | 特定サービス(Yahoo!Japan対象サービス) | 請求書払い |
---|---|---|---|
支払方法 | PayPay残高 ヤフーカード |
PayPay残高 | PayPay残高 |
基本付与率 | 1.5% | 1% | 0.5% |
▲2020年1月17日時点。
PayPayはLINE Payと異なり、利用額に応じて基本還元率が変わることはありません。
PayPay加盟店やYahoo!Japan対象サービス、請求書払いかによって還元率が変わります。PayPayでの最大付与率は1.5%と、LINE Payの最大2%にはわずかに及びません。
『楽天ペイ』は最大6%還元(LINE Payは最大7%)
楽天ペイは2020年3月2日まで、利用状況や利用店舗に関わらずどの店舗で決済しても5%の還元を受けられるキャンペーンを行っています(要エントリー)。
たとえ「キャッシュレス・消費者還元制度」の対象外であっても、楽天独自のキャンペーンにより5%分のポイントが還元されるのです。さらに楽天カードを利用すれば1%還元が加わるため、最大で6%の還元に。
一方でLINE Payは利用状況と店舗次第では最大7%の還元となるため、最大還元率ではわずかに勝っています。爆発力のLINE Pay、安定感の楽天ペイと言ったところです。
LINE Payのメリットを活かして最大限活用しよう!
LINE Payはマイカラー制度により、月々の決済額によって還元率が変わります。そのため使うほどお得。
JCB加盟店ならどこでも使えるので、ネットショッピングでも使えるというメのメリットもあり。上手に活用すれば、ポイントも貯めやすいのでおすすめですよ。
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