書籍や文房具が購入できる「図書カードNEXT」は、手軽なプレゼントやお礼の品として人気のあるプリペイドカードです。店舗だけでなく電子書籍ストアでの購入にも利用できるのがうれしいポイント。
本記事では「図書カードNEXT」の概要と購入可能な電子書籍やカードの使い方、残高の確認方法や注意点を解説します。

図書カードNEXTが使える電子書籍ストアは? 使い方・残高確認方法も解説
図書カードNEXTとは?
「図書カード」は日本図書普及社が発行していた、書店で利用できる商品券です。現在「図書カード」は発行が終了されており、それに替わるのが「図書カードNEXT」です。
「図書カードNEXT」は加盟店制度に加入している全国の書店のうち、図書カード読み取り機が設置してある店舗や一部のオンライン書店で、紙の書籍や電子書籍の購入に利用できるプリペイドカード。
出産や入学など子ども同士のお付き合いがある人や、入社・退職といった仕事関係の人への贈り物など、お祝いやお礼の品として広く利用されています。
図書カードNEXTが使える電子書籍ストア
「図書カードNEXT」は実際の店舗はもちろん、オンライン書店でも利用できるだけでなく、電子書籍の購入にも使えます。
「図書カードNEXT」の加盟店のうち、電子書籍を販売しているオンライン書店を紹介します。
honto
「honto」は大手印刷会社である大日本印刷が運営するブックサービス。無料で利用できて、豊富なラインナップからお気に入りの一冊を探せます。
電子書籍はマンガから小説、実用書、ビジネス書、雑誌など、さまざまなカテゴリを取り扱っています。マンガのなかでも男性向けや女性向けなど、多様なジャンルが楽しめるストアです。
また「丸善・ジュンク堂」や「文教堂」といった大型書店と連携しているので、希少な本や紙の書籍などを探す場合も見つけやすくなります。
BOOK☆WALKER
「BOOK☆WALKER」は、出版社大手のKADOKAWAが運営する電子書籍ストアです。
マンガやライトノベルを豊富に取り扱っており「マンガ・雑誌読み放題」や「文庫・ラノベ読み放題」といった定額プランが利用できるのが大きな特徴です。
期間限定で無料で読める作品も多くありますので、マンガやライトノベルを気軽に楽しめる電子書籍ストアといえます。
紀伊國屋書店
「紀伊國屋書店」は全国に展開する大型書店です。ウェブサイトでは店舗情報だけでなく、本の通販と電子書籍サービスも展開しています。
紙の本を探す場合は、全国の店舗での在庫検索や取り置き、配送ができます。また電子書籍サービス「Kinoppy」はスマホはもちろんのこと、Windows版やMac版も提供しているためさまざまな端末で利用できるのが特徴です。
さらに紙の本と電子書籍で共通のポイントもありますのでお買い物の楽しみが広がります。
図書カードNEXTで電子書籍を購入する方法
「図書カードNEXT」で商品を購入するときは、カードの裏にある16桁の「ID番号」と4桁の「PIN番号」を使用します。
ただし、電子書籍を購入する方法は電子書籍ストアによって異なりますので、それぞれの方法について説明します。
hontoではhontoポイントに交換して利用
「honto」で「図書カード」を使い電子書籍を購入する場合は「図書カードNEXT」の残高をhontoポイントに交換し、ポイントで電子書籍を購入します。
hontoポイントは「honto」でのお買い物やキャンペーンなどで貯まり、1ポイント=1円で利用できます。
「ご注文内容の確認」画面または「お支払い方法選択」画面で「図書カードNEXTの利用」を選択し、ポイント交換手続き後、hontoポイントとして利用してください。
「図書カードNEXT」の残高からhontoポイントへの交換は、1回の交換につきカート内の商品合計金額分までのポイント交換が可能です。
また交換したhontoポイントの有効期限は5か月後の月末となります。
BOOK☆WALKERではコインに交換して利用
「BOOK☆WALKER」で「図書カードNEXT」を使って電子書籍を購入するためには「図書カードNEXT」の残高をBOOK☆WALKERコインに交換します。
BOOK☆WALKERコインは、電子書籍を買うと毎回付与されるポイントで、1コイン=1円分として使えます。
支払い確認画面で「図書カードNEXTの利用はこちら」を選択しBOOK☆WALKERコインと交換する残高を入力して購入手続きを進めてください。
1コインを1円として、自由に購入金額を選べます。
またBOOK☆WALKERコインは、交換した日から5か月後の末日が利用期限となります。
紀伊國屋書店では支払い方法として選択
「紀伊国屋書店」で「図書カードNEXT」を使って電子書籍を購入する場合は、「図書カードNEXT」の残高をそのまま1円として利用できます。ポイントに交換する必要はありません。
お支払い情報設定画面にて「図書カードNEXTを利用する」を選択してください。
画面をスクロールし「図書カードNEXTを利用する」にチェックを入れると、ID番号やPIN番号、利用金額の入力ボックスがあらわれます。
図書カードNEXTの残高を確認する方法
「図書カードNEXT」の残高の確認方法は「図書カードNEXT取り扱い店に行く」「インターネットを利用する」「電話で問い合わせる」の3種類です。
「図書カードNEXT」の取り扱い店では、店舗にある読み取り機設置カウンターにカードを持っていくことで残額が確認できます。
また「インターネットを利用する」場合は、残高だけでなく利用履歴も調べられます。
カードの裏面にあるQRコードをスマートフォンで読み取る、もしくは専用ページにアクセスし、ID番号とPIN番号を入力すると残額や利用履歴が表示されます。
「電話で問い合わせる」場合は、カード裏面の「お客様専用フリーダイヤル」に電話をして、オペレーターにカード裏面の ID番号とPIN番号を伝えると、カード残額と利用履歴が確認できます。
図書カードNEXTの注意点
電子書籍を購入したり、残高や利用履歴を確認したりできる「図書カードNEXT」には2つの注意点があります。
自分が「図書カードNEXT」をもらった場合にも、誰かに贈る場合にも共通する注意点ですので、事前に確認しておきましょう。
楽天やAmazonでは利用できない
「図書カードNEXT」はいくつかの電子書籍ストアで利用できますが、楽天ブックスやAmazonといったオンライン書店では利用できません。
また「図書カードNEXT」が使える電子書籍ストアの利用状況によっては、新たに会員登録が必要となることもありますので注意しましょう。
使用期限がある
「図書カードNEXT」には、前身である図書券や図書カードとは異なり使用期限があります。使用期限はカードに記載されていますので、記載された期日までに使い切りましょう。
しかし、書店で販売している図書カードNEXTの有効期限は、購入する時点で10年以上の期限がある状態で販売されています。
図書カードNEXTを使って電子書籍を購入しよう
「図書カードNEXT」は店舗だけでなく電子書籍の購入にも利用できる便利なプリペイドカードです。普段は本を読まない人でも、プレゼントされると本を読みたくなるかもしれませんね。
利用するストアによって電子書籍の購入方法が異なりますので、ぜひ本記事で確認してから電子書籍ストアを訪れてみてください。
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