電子書籍サービスのなかでも人気のある『ebookjapan』と『Kindle』。どちらに登録しようか迷っている人も多いのではないでしょうか?
結論から言うとマンガ好きは『ebookjapan』が、小説やビジネス書が読みたい人は『Kindle』がおすすめです。とはいえ、もっと具体的にそれぞれのサービス内容を知ったうえで登録したいところ。
この記事ではそれぞれの特徴を16項目別に徹底比較しているので、ぜひ参考にしてみてください。

「ebookjapan」と「Kindle」どちらがおすすめ? 16項目で徹底比較
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『ebookjapan』と『Kindle』それぞれのおすすめタイプ
16個の項目を比較する前に、まずはこちらのおすすめタイプも参考にしてみてくださいね。
『ebookjapan』がおすすめな人
『ebookjapan』は、マンガが好きな人におすすめしたい電子書籍サービスです。女性向け作品と男性向け作品のバランスがいいので、満遍なくいろいろな作品を楽しめます。お得なキャッシュバックもあり、安く購入できることから学生もお小遣いの範囲で購入しやすいサービスといえます。
・マンガをメインで読みたい人
・お得なクーポンやセールを利用して安く購入したい人
・ふだんPayPayで決済をしている人
『ebookjapan』の基本情報はこちら
『Kindle』がおすすめな人
毎月1冊以上の書籍を買う人は、だんぜん『Kindle』がおすすめです。月額980円(税込)という小説1冊分より安い値段で200万冊以上の作品が読み放題になるのは、本好きからしてみればかなり魅力的といえるでしょう。
・作品数が1番多い電子書籍サイトに登録したい人
・小説やビジネス書などの活字を読みたい人
・専用端末を使ってより読書生活を充実させたい人
『Kindle』の基本情報はこちら
『ebookjapan』と『Kindle』を16項目で徹底比較
両サービスを16項目に分けて比較してみたので、登録を迷っている人は以下の一覧表をチェックしてみてください。
ebookjapan | Amazon Kindle | |
---|---|---|
作品数 | 85万冊 | 700万冊以上/読み放題:200万冊 |
無料作品数 | 5,000冊以上 | 約6,400冊(※1) |
ラインナップ | 少女・女性向け/少年・青年向け/TL・BL/ハーレクイン/ラノベ/文芸・ビジネス・実用/雑誌/グラビア/アダルト | 文学・評論/人文・思想/社会・政治/ノンフィクション/歴史・地理/ビジネス・経済/投資・金融・会社経営/科学・テクノロジー/医学・薬学/コンピューター・IT/アート・建築・デザイン/実用・ホビー/スポーツ・アウトドア/資格・検定/暮らし・健康・子育て/旅行ガイド・マップ/語学・辞事典・年鑑/教育・学参・受験/絵本・児童書/コミック/ライトノベル/BL/タレント写真集/エンターテイメント/アダルト |
セール・キャンペーン | PayPay還元セールが豊富 | Kindle月替わりセール |
配布クーポン券 | ◎ | △ |
付与ポイント | Tポイント | Amazonポイント |
ポイント還元率 | 1~20% | 1%~ |
初回特典 | 初回ログイン50%OFFクーポン | 無料体験30日間 |
読み放題 | なし | Kindle Unlimited:月額980円(税込) |
通常価格(※2) | 459円(税込) | 460円(税込) |
支払い方法 | Yahoo!ウォレット クレジットカード WebMoney BitCash キャリア決済 PayPay残高 Tポイント |
クレジットカード キャリア決済 決済サービスPaidy Amazonギフト券 Amazonポイント |
操作性 | ◎ | 〇 |
画質 | 〇 | 〇 |
同時利用端末 | 6台 | 6台 |
アプリ | あり | あり |
専用リーダー | なし | あり |
運営会社 | ヤフー株式会社 | アマゾンジャパン合同会社 |
(※1)2022年4月1日時点の数字
(※2)2022年4月1日時点での「呪術廻戦」1巻の電子書籍価格
作品数
『ebookjapan』の作品取り扱い数85万冊に対して、『Kindle』は700万冊以上と圧倒的です。そのため、単純に作品数が多いサイトに登録したいのであれば、断然『Kindle』をおすすめします。
とはいえ無料作品数は、両サービスともほぼ同じ。1冊あたりの購入金額も大きな差はないので、以下で紹介している作品のラインナップや配布クーポンなどの項目も比較してみてくださいね。
作品のラインナップ
『Kindle』は和書だけでなく洋書のラインナップも豊富にあり、もはや『Kindle』で見つからない作品はないといっていいくらいの充実度。逆に『ebookjapan』は、マンガ作品が多いのが特徴です。マンガがお目当てなら十分に楽しめること間違いなしです。
活字が読みたい人は『Kindle』が、マンガを読みたい人は『ebookjapan』がおすすめです。
ebookjapan | Amazon Kindle | |
---|---|---|
ラインナップ | 少女・女性向け/少年・青年向け/TL・BL/ハーレクイン/ラノベ/文芸・ビジネス・実用/雑誌/グラビア/アダルト | 文学・評論/人文・思想/社会・政治/ノンフィクション/歴史・地理/ビジネス・経済/投資・金融・会社経営/科学・テクノロジー/医学・薬学/コンピューター・IT/アート・建築・デザイン/実用・ホビー/スポーツ・アウトドア/資格・検定/暮らし・健康・子育て/旅行ガイド・マップ/語学・辞事典・年鑑/教育・学参・受験/絵本・児童書/コミック/ライトノベル/BL/タレント写真集/エンターテイメント/アダルト |
無料作品数の多さ
2022年4月の時点で『Kindle』の無料作品をカウントしたところ、約6,400冊の電子書籍がありました。一方『ebookjapan』では5,000冊以上と、『Kindle』と比較するとやや少なめです。
『ebookjapan』の無料作品の内訳はマンガが4,000冊以上。「鬼滅の刃」や「進撃の巨人」などの人気作品の1巻が丸ごと読めるので、マンガ好きにもってこいといえます。『Kindle』も『ebookjapan』も、無料作品はどちらも登録なしで読めるため、気になる人はどんな作品があるかチェックしてみましょう。
セールやキャンペーン
『ebookjapan』は、マンガが中心のセール・キャンペーンが豊富です。割引の他にも、PayPayボーナスが貯められる内容のキャンペーンが毎月開催されており、安く電子書籍を買いたい人向けといえます。
一方『Kindle』では、ビジネス書や人気小説家などの特集といった読書家向けのものが多くあります。活字をよく読む人にとっては、書店で購入するよりもお得に購入できるうえ、新しい作家や関連本をチェックできるメリットもあります。
配布クーポン券
『Kindle』は基本的にはクーポンの配布はなく、対象作品が期間中に安く購入できるセールのみです。反対に『ebookjapan』では、以下のようなクーポンを定期的に配布しています。
『ebookjapan』の配布クーポン
・【15%OFF】週末クーポン
・【1500円OFF】まとめ買いクーポン
他にも、以下のような不定期で配布しているクーポンもあります。
・【30%OFF】アダルト1129(いいふく)クーポン
・【30%OFF】TL529(こうふく)クーポン など
さらに『ebookjapan』ではYahoo!ネットショッピングのクーポンも利用でき、電子書籍サービスの中でもクーポン配布が多いのが特徴です。
付与ポイント
『ebookjapan』はTポイントが、『Kindle』ではAmazonポイントが貯められます。どちらも通常100円につき1ポイントが付与され、貯まったポイントは電子書籍の購入やそれぞれの加盟店で利用できます。
ただしAmazonポイントの使い道は、基本的にAmazon内での買い物にしか利用できません。その点、Tポイントはファミリーマートやガスト、ウエルシアなど使い道がたくさんあるため、実用性で考えるなら『ebookjapan』がおすすめです。
ポイント還元率
両サービスともポイント還元率は1%なので、100円につき1ポイントが付与されます。まず『Kindle』では、基本的に還元率は1%ですが、なかには2%以上の電子書籍もあります。
反面、『ebookjapan』も同じく還元率1%ですが、PayPay残高で支払いをするとTポイントだけでなくPayPayボーナスも還元されてお得。さらにYahoo!プレミアム会員になると、常時買い物のときの還元率が2%になるので、かなりキャッシュバックが大きくなります。
コスパのよさで選ぶなら断然『ebookjapan』がおすすめです。
ebookjapan | Amazon Kindle | |
---|---|---|
付与ポイント | Tポイント | Amazonポイント |
ポイント還元率 | 通常:1%~20% | 1%~ |
初回登録の特典
まず『ebookjapan』の初回特典では、以下の3つのクーポンがもらえます。初回ログイン時にもらえる50%OFFクーポンは、6回までの買い物に使えて最大500円引きが可能です。
対して『Kindle』は70%OFFクーポンがもらえます。対象作品を購入時に、自動で最大1,000円の割り引きが可能です。さらに30日間無料体験がついてくるのもおすすめポイントです。約1ヶ月間じっくり試せるので、安心して登録できます。
読み放題サービス
読み放題サービスは、『Kindle』にしかありません。月額980円(税込)の『Kindle Unlimited』に加入すると、200万冊以上の作品が読み放題です。対象作品にはマンガ・小説・雑誌などのあらゆるジャンルがあり、飽きることなく楽しめます。
とくに書籍の購入に毎月1,000円以上使っている人は、月額プランがある『Kindle』がおすすめ。30日間の無料体験がついているので、加入を迷っている人はまずは無料体験から始めてみてはいかがでしょうか。
作品の通常価格
今回は人気マンガ「呪術廻戦」1巻の通常価格で比較してみたところ、『ebookjapan』は459円、『Kindle』では460円という結果で、差額は1円と大差ありませんでした。
ただ『ebookjapan』はTポイントが4ポイントつくのに対して、『Kindle』では5ポイントのAmazonポイントが付与されます。還元ポイントを考慮しても、両サービスとも変わらないという結論です。
支払い方法
支払い方法は『ebookjapan』のほうが多く7通りあり、『Kindle』が5通りあります。詳細は以下をご覧ください。
ebookjapan | Amazon Kindle |
---|---|
Yahoo!ウォレット クレジットカード WebMoney BitCash キャリア決済 PayPay残高 Tポイント |
クレジットカード キャリア決済 決済サービスPaidy Amazonギフト券 Amazonポイント |
『ebookjapan』ではWebMoneyやBitCashを利用すれば、個人情報を登録しなくても済むメリットがあります。一方『Kindle』では、後払い決済ができるPaidyが利用できるのが特徴です。
両サービスともにキャリア決済ができ、以下の主要なクレジットカード会社が使えるので、支払い方法に困ることはありません。
【クレジットカード会社】
・VISA
・Mastercard
・JCB
・American Express
・Diners Club
検索機能と操作性
実際に利用してみたところ、アプリ版・ブラウザ版ともに検索機能や操作性は『ebookjapan』のほうが優れていると感じました。
『Kindle』ブラウザ版はAmazonと連携しているため、キーワード検索すると書籍以外の作品もヒットしてしまい、該当作品にたどり着くまで時間がかかります。たとえば少年ジャンプの人気作品「NARUTO」を検索してみると、コスプレグッズやクナイなどが表示されました。
また、試し読みする前にいったんダウンロードしなければならないのも、『ebookjapan』よりも工程数が多いため減点ポイントといえます。電子書籍サービスに特化している『ebookjapan』のほうが総合的に使いやすいと筆者は思います。
作品の画質
同じ作品・同じページを比較してみましたが、画質の差はそこまでないといえます。
ただ、『ebookjapan』のほうが若干トーンがはっきりしているように見えます。対して『Kindle』は白黒がやや不明瞭で、ズームアップすると文字がほんの少しボヤけてしまいます。とくに描写が細かいマンガでは、差を大きく感じやすいかもしれません。
とはいえ画質にこだわらないのであれば、そこまで気になるほどではないと感じました。
同時利用できる端末数
2022年1月時点では、同時に利用できる端末数は『ebookjapan』『Kindle』どちらも6台です。家族と共有したい人や、スマホやタブレットなど複数の端末で使いたい人も満足できる数でしょう。
ただし『Kindle』の端末数は、あくまでダウンロードに関する制限です。同一アカウントでログインし、サービスを利用する場合は端末制限はありません。
専用ビューアアプリ
両サービスの専用ビューアアプリの違いを以下の表にまとめました。
ebookjapan | Amazon Kindle | |
---|---|---|
整理機能 | 〇 | 〇 |
縦読み | 〇 | ✕ |
しおり・付箋 | 〇 | 〇 |
ページめくり設定 | ✕ | 〇 |
背表紙での表示 | 〇 | ✕ |
ダウンロード容量 | 97.2MB | 121.4MB |
評価(※) | 4.2 | 4.6 |
(※)2022年4月1日時点のApp Storeの評価
1番の違いは、縦読み機能があるかないかです。『ebookjapan』の縦読み機能があるとページをめくるごとに毎回フリックする必要がなくて、手が楽! どんどん下にスクロールするだけなので、スマホサイズに関わらず片手で読めるのがありがたいですね。
また『ebookjapan』は、購入した電子書籍の一覧を背表紙で表示できます。とくにマンガをよく読む人は、作品ごとに並んでいるため読むときに便利です。
逆に『Kindle』はページをめくる際のアクションを追加できるのが特徴。実際に紙をめくったようなモーションがあらわれて、より読書をしている感覚が得られます。
両サービスとも、しおり・付箋などの読書をする際の便利機能は揃っており、アプリユーザーの評判も高いです。またアプリのダウンロード容量は、若干『Kindle』のほうが大きいですが、そこまで大差はありません。あとは実際に利用してみて肌感で判断してみましょう。
電子書籍の専用リーダー
専用リーダーがあるのは『Kindle』のみで、2022年4月時点では4種類+キッズモデル2種類が発売中です。
現行機のなかでもとくにおすすめなのが、最新機種であるKindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)。防水が施されているのでお風呂でも読書が楽しめるうえ、重さはiPhone13と同程度と軽いため持ち運びやすいのが特徴です。
数千冊の電子書籍を手帳サイズの端末1つで管理できるので、読書家にかなりおすすめです。
Kindle端末について詳しくはこちら
運営会社
両サービスとも大手企業が運営しており、コンテンツの質も高くセキュリティも万全です。
『ebookjapan』の運営元であるヤフー株式会社は、Yahoo!ネットショッピングやPayPayを運用しているのが特徴。PayPay関連のキャンペーンが多く、Yahoo!ネットショッピングのクーポンが利用できるメリットがあります。
『Kindle』はAmazon傘下のサービスの1つであり、ブラックフライデーやサイバーマンデーなどの割引きが効くのが大きいです。
サービスが終了する電子書籍サービスも多いなか、この2つは運営会社が安定しているため安心して継続利用できると考えられます。
お得に購入できる『ebookjapan』と見放題プランがある『Kindle』
本記事では電子書籍サービスでも人気のある『ebookjapan』と『Kindle』の2つを比較紹介しました。
結論としては、マンガ好きで安く購入したい人はPayPay還元がお得な『ebookjapan』がおすすめです。逆にいろいろな小説やビジネス書を読みたい人は『Kindle』がぴったり。電子書籍数は700万冊以上と国内最大級の品揃えを誇るため、本の虫も満足できます。
『ebookjapan』も『Kindle』も、どちらも登録自体は無料なので「どうしても迷う!」という人は両方試してみましょう!
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