本記事では、電子書籍のダウンロードに対応したおすすめのストアを紹介。各サービスごとにダウンロードの方法も記載しています。
ダウンロードは、電子書籍で利用できる機能です。電子書籍を端末に保存しておけば、紙の本のようにネット回線を気にせずいつでも読めるのが魅力です。
ダウンロードするときの注意点や、ダウンロード方法についても触れていくので、電子書籍サービスを選ぶのに悩んでいる人はぜひチェックしてみてください。
電子書籍をダウンロードするならここ! おすすめストア6選と保存方法解説
最終更新日:2024年09月25日
楽天Kobo新規ユーザー限定で大量のポイントバック実施中!
楽天Koboは、約600万冊取り揃えているので好きなジャンルの気になる作品がきっと見つかると思います。
購入時に楽天ポイントが貯まる&使えるので、楽天ユーザーならとってもお得に利用できます!
電子書籍がダウンロードできる主要サービス15社
電子書籍のダウンロードに対応している主要サービスと配信数・特徴などをまとめた表がこちら!
サービス名 | 無料作品 | 総冊数 | 特筆ジャンル | 特徴 |
---|---|---|---|---|
Kindle |
非公開 | 非公開 | オールジャンル (洋書・ビジネス・経済に強い) |
取り扱い書籍数が多く、欲しい商品を探しやすい。購入やダウンロードも1Stepで簡単。 |
楽天kobo |
非公開 | 600万冊 | オールジャンル | 国内最大級の品揃えで、楽天ポイントが使える |
ebookjapan |
18,000冊以上 | 100万冊以上 | マンガ | 独占・先行・オリジナルの漫画作品が豊富。ダウンロードも1Stepで簡単 |
コミックシーモア |
4万冊以上 | 140万冊以上 | マンガ・コミック誌 | 読み放題対象が16万冊以上。コミック誌に強い |
ブックライブ |
10,000冊 | 140万冊 | オールジャンル | お得なクーポンガチャ・セールや特集が多い |
BOOK☆WALKER |
20,000冊以上 | 155万冊以上 | ラノベ | ラノベの取り扱いが豊富 |
DMMブックス |
20,000冊 | 98万冊 | マンガ・ラノベ | 初回90%OFF! 成年向け専用サイトあり |
まんが王国 |
10,000冊以上 | 非公開 | マンガ | 毎日最大50%のポイント還元あり。長期利用におすすめ。 |
Amebaマンガ |
10,000冊 | 100万冊以上 | マンガ | 異世界・TL・BLに強い。100冊まで40%OFFでまとめ買いに最適 |
U-NEXT |
非公開 | 108万冊 | マンガ・雑誌 | 読み放題が追加料金なし!購入時は最大40%ポイント還元 |
FODプレミアム |
非公開 | 70万冊 | マンガ・雑誌 | 動画見放題のほか、雑誌200誌以上が読み放題 |
honto |
20,000冊 | 150万冊 | オールジャンル オーディオブック |
hontoポイントを電子書籍や実店舗で貯めて利用できる。 |
auブックパス |
非公開 | 120万冊以上 | オールジャンル | 全ジャンルの読み放題あり |
dブック |
3,000冊 | 60万冊 | オールジャンル | dポイントが使える&貯まる |
青空文庫 |
17,000冊以上 | 17,000冊以上 | 小説 | 完全無料で利用でき、テキストやPDFなど好きな形式で保存可能 |
特定のジャンルに特化していたり、読み放題が充実している・関連サービスとの連携やポイント獲得など多種多様。これらすべてがダウンロードに対応しています。
なお、電子書籍は特典やキャンペーンが豊富です。恩恵を最大限に受けるためには、極力サービスを厳選して利用したほうがお得になりやすいです。特徴を参考にして、自分に合うサービスを選択しましょう。
それでも選べない場合は目的別のおすすめを紹介しているこちらを参考にしてください。
すべての電子書籍サービスがダウンロードできるわけではない
近年では大半の電子書籍サービスがダウンロードに対応しており、サービスを選ぶ基準としてはあまり重要な要素ではなくなってきています。
本記事で取り上げているサービスはすべてダウンロード可能なサービスですが、ごくまれに対応していないサービスも存在する点に注意しましょう。特に連載系のマンガアプリ(※)では、ダウンロードに対応していないことがあります。
※ 「少年ジャンプ+」や「マガポケ」はダウンロード機能あり
目的別おすすめ電子書籍サービス6選
より目的に合った電子書籍サービスを選べるように、目的ごとのメリットに着目しておすすめサービスを紹介します。すでに目的が決まっている人は、該当のリンクを押してみてください。
おすすめの電子書籍サービス6選
「ebookjapan」毎日100件以上のセールあり! 操作性も良好
「ebookjapan(イーブックジャパン)」は、100万冊以上の配信数を誇る中、その大半がマンガジャンルというマンガの品揃えに非常に強いのが特徴です。アプリ版では「マンガebookjapan」となっていますが、文芸やビジネス書なども多少取り扱っています。
最大の魅力は毎日100件以上のセールイベントが開催されており、欲しかった作品が50%オフで購入できたり、話題の人気作が無料で読めるほか、一部作品では独占先行配信をおこなっています。
またPayPayを使ったときのキャッシュバックキャンペーンなどもあるため、PayPayユーザーならこのサービスを選ぶメリットが大きいです。
配信数 | 100万冊以上 |
---|---|
主なジャンル | 漫画・ライトノベル |
初回購入特典 | 70%OFF※ |
ポイント購入 | なし(都度購入) |
支払い方法 | クレジットカード / キャリア決済 / Yahoo!ウォレット / PayPay / WebMoney / BitCash |
運営会社 | LINEヤフー株式会社 株式会社イーブックイニシアティブジャパン |
ダウンロード手順
- アプリから作品をタップし、「ダウンロード」を選択
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「青空文庫」完全無料で使えてPDF化も可能!
「青空文庫」は有志のボランティアで運営されている、著作権が切れた書籍の読み放題サービスです。完全無料で利用でき、17,000冊以上の本が読めます。ジャンルは小説や学術書、歴史書などで、マンガは扱っていない点に注意が必要です。
最大のメリットは現状唯一アプリを使わずにファイル形式でダウンロードが可能なこと。テキストファイルかXHTMLファイルかを選択でき、スマホや電子端末で直接開けるのは便利です。
外部ツールを使えばPDFファイル化も可能なので、自分が読みやすいスタイルで読書を楽しみましょう。
配信数 | 1万7千冊以上 |
---|---|
主なジャンル | 小説・評論・学術書・児童書 |
初回特典 | なし |
ポイント購入 | なし (完全無料) |
支払い方法 | なし (完全無料) |
利用可能なポイント | なし (完全無料) |
運営会社 | なし ※ |
ダウンロード手順
- 「ファイルのダウンロード」からテキストファイルかXHTMLファイルを選んでダウンロード
「Kindle」話題作から懐かしい作品まで豊富! Amazonポイントももらえる
電子書籍のなかでAmazonの「Kindle(キンドル)」は定番です。海外ジャンルも含めてあらゆる本を読み尽くしたい読書好きの人にはおすすめです。
書籍数は非公開ながら、話題作や人気作・インディーズ作品などが網羅されていて、日々配信数が変動しているためだと予想されます。ほかのサービスでは扱っていないような本でもKindleに置いてある場合があるので、探していた本も見つかるはず。
また購入にAmazonポイントやAmazonギフト券が使えるのも魅力で、ネットショッピングで貯めたポイントを本の購入に充てられます。
配信数 | 700万冊以上 |
---|---|
主なジャンル | オールジャンル |
初回特典 | 70%OFF※ |
ポイント購入 | なし |
支払い方法 | クレジットカード / キャリア決済 / Paidy / Amazonギフト券 |
利用可能なポイント | Amazonポイント |
運営会社 | Amazon Services LLC |
ダウンロード手順
- 「Kindle」アプリから[ライブラリ]を選択
- 表紙をタップ(PC操作の場合はダブルクリック)
- 進捗状況が表示されるため、100%になれば完了
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オールジャンルで読み放題の「Kindle Unlimited」もおすすめ
「Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)」は定額読み放題サービスで、月額980円(税込)で洋書を含めれば読み放題サービスだけでも200万冊以上の本が読めます。完全無料で利用できる30日間の無料体験キャンペーンもあるので、興味のある人は試してみましょう。
「Amebaマンガ」初回購入時100冊まで50%OFF
「Amebaマンガ(アメーバマンガ)」は、株式会社サイバーエージェントが運営するサービスです。最大の魅力は、初回特典で100冊まで好きなマンガどれでも50%OFFクーポンがもらえること。ほかのサービスでは1冊までなどの制限が多いため、まとめ買いでここまで安くなるのは非常に貴重です。
作品のラインナップとしては女性向け(TL・BL含む)が多いため、そういったジャンルが好きな人にもおすすめです。
配信数 | 130万冊以上 |
---|---|
主なジャンル | 女性向けマンガ(BL・TL含む)・ライトノベルなど |
初回特典 | 100冊まで全部50%OFF |
マンガコイン購入 | 都度購入100円~33,000円 月額300円~33,000円 |
支払い方法 | Amebaコイン / マンガコイン / クレジットカード / PayPay / LINE Pay / 楽天ペイ / キャリア決済 |
運営会社 | 株式会社サイバーエージェント |
ダウンロード手順
- Amebaマンガを読む専用のアプリを起動し、左上のメニュー(≡)をタップ
- 「本棚」をタップ
- 読みたいシリーズの表紙をタップし、「+」か「このシリーズをまとめてダウンロード」をタップ
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「auブックパス」オールジャンル読み放題が月額618円でコスパ良好
auで有名なKDDIの電子書籍配信サービス。携帯電話の時代から電子サービスの○○放題に強い印象でしたが、「auブックパス」も読み放題サービスがアツくなっており、定額サービスでたくさん本を読みたいならオススメです。
au会員ならそのままアカウントを利用できるので使いやすくなっています。2018年にはau会員以外もアカウントを作成できるようになり、登録さえすれば誰でも使えるようになりました。
月額618円(税込)で読める書籍は約3万冊。競合と比較してもコストに対して読める量が多いので、漫画はもちろんその他のジャンルの書籍も幅広く読み漁れます。雑誌だけ読みたい人には月額418円(税込)で約300種以上の雑誌が読めるプランもあります。
ダウンロードする際、アプリからではなく公式サイトからでないと購入作品をダウンロードできない点に注意しましょう。
配信数 | 120万冊以上 |
---|---|
主なジャンル | マンガ |
初回特典 | 30日間無料体験 |
利用料金 | 総合コース:月額618円 マガジンコース:月額418円 |
支払い方法 | クレジットカード / auかんたん決済 / au PAY 残高 |
運営会社 | KDDI 株式会社 |
ダウンロード手順
- auブックパス公式サイトにアクセス
- [ダウンロードして読む]をタップ
- アプリを開くことを要求されるため、[開く]をタップ
- 自動的にダウンロードが開始されて完了
「DMMブックス」初回購入時90%OFFクーポンあり! 成人向けコンテンツに強い
「DMM(ディーエムエム)ブックス」は、ネット通版やビデオ・オン・デマンドを取り扱う企業「DMM.com」が提供する電子書籍サービスです。成年向け作品のラインナップが豊富なのが特徴。
DMMと聞いて「アダルトはちょっと……」と考えるかたもいるかもしれませんが、成年向けは「FANZA」と住み分けされており、ビジネスや実用書のラインナップも充実しています。
初回購入時に90%OFFクーポン(値引き上限2,000円)があるほか、スーパーセール時には50%以上のポイント還元があり、長期的な利用がお得なコンテンツです。
またDMMはゲームや動画などのコンテンツも提供しており、還元されるDMMポイントはそれらの購入にも使用可能。総じてお得になりやすい電子書籍サービスです。
配信数 | 126万冊以上 |
---|---|
主なジャンル | 漫画・小説など |
初回特典 | 90%OFF※ |
ポイント購入 | 都度購入500円~50,000円(税込) |
支払い方法 | クレジットカード / PayPal / DMMポイント(キャリア決済、コンビニ払い、DMMプリペイドカードなど) |
運営会社 | 合同会社DMM.com |
ダウンロード手順
- 「DMMブックス 電子書籍リーダー」アプリのホーム画面を左にスワイプ
- 購入済み作品が表示されるので、「ダウンロード」をタップ
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電子書籍をダウンロード(保存)するメリットは?
電子書籍をダウンロードするメリットはおもに3つ。共通している大きなポイントは、「インターネット回線を使用しないこと」です。
メリットについて知る前に、まずダウンロード対応の電子書籍サービスがどんなものかを知りたい人は、下記ボタンリンクから記事の一覧表を見てみてください。
ネット回線不要だから外出先で楽しめる
アプリやブラウザで電子書籍を読もうとすると、どうしてもインターネット環境が必要になります。購入したデータが端末でなく電子書籍サービスのクラウド内で管理されているためです。
しかしダウンロードして端末に保存しておけば、ネット環境を使用せずオフラインで楽しめます。
電波が届かない山の中や通勤で使う地下鉄の中など、インターネットに接続できない環境でも電子書籍を楽しめるため、外出が多い人は使う価値ありです。
※追加料金なしで「Kindle Unlimited」を3ヶ月間利用できる権利がつく
お手軽な価格で購入できるタブレットとして、Amazonが提供する「Fire HD 10」がおすすめ。画面サイズが10インチと大きく、大抵の電子書籍アプリが利用できます。
メーカー製の10インチタブレットは2~3万円ほどしますが、「Fire HD 10」は19,980円(税込)で購入可能。セール時にはさらなる値引きが期待できるのも特徴です。
データ通信量を気にせず読める
ダウンロードした電子書籍は読むのにインターネット接続をしないため、Wi-Fiのない環境で使用してもデータ通信量がかかりません。
契約している内容によってはデータ通信量に上限があったり、一定以上使うと追加料金が取られてしまったりするため、データ通信量を使わずに電子書籍が読めるのはメリットでしょう。
1度ダウンロードすればサクサク読める
電子書籍を読む場合、大抵は1ページめくるごとにインターネットへの接続が必要です。そのため回線状況によっては、1ページ読み進めるだけで数分かかってしまうこともあります。
ダウンロードした電子書籍は端末内に既にデータが入っているため、スムーズに読み進められます。
電子書籍をダウンロードする方法
電子書籍のダウンロードは以下の2つのタイプに分けられています。
スマホや電子端末にアプリ経由でダウンロードする
専用の閲覧アプリがあり、そこからスマホや電子端末に作品をダウンロードして、アプリ内でのみ閲覧ができるタイプのこと。大半の電子書籍サービスはこのタイプです。
大まかな手順は以下のとおりです。サービスごとに手順が前後したり、まったく違う手順だったりするので、あくまで大まかな目安としてチェックしてみてください。
ダウンロード手順
- 動画配信サービスの専用の閲覧アプリ(※)をダウンロード
- アプリ内のライブラリ(本棚)画面を開き、ダウンロードしたい作品をタップ
- 作品ページの[ダウンロード]をタップ
※ビューワー or 本棚アプリと呼ばれることが多い
なお電子書籍をダウンロードできる代表的な電子端末は以下のとおり。画面サイズや特徴で比較してみました。専用の端末を持っておきたい人は参考にしてみてください。
電子端末 | 画面 サイズ |
特徴 | カラー |
---|---|---|---|
スマホ | 4~6 | 通話やSNSと併用が可能 アプリの多くがスマホ向けに開発しているため、UIが使いやすい |
対応 |
タブレット | 7~10 | 持ち運び可能ながら、大きめの画面で楽しめる | 対応 |
ノートPC | 12~15.6 | PDFファイルデータなども保存・閲覧できる 持ち運び可能だがかさばる・専用のバッグが必要 |
対応 |
電子書籍 リーダー |
6~8 | 文字を読むことに特化しており、目が疲れにくい仕様 しおりや付箋機能などが充実し、紙の本と同じ感覚で使いやすい |
非対応 |
PDFやテキストデータで本体に直接ダウンロードする
テキストデータやPDFなどのファイル形式で作品をダウンロードし、外部ツールを使って閲覧するタイプです。
誰でも制限なしに利用できるため違法アップロードなどの温床となり、現在このタイプのサービスはほぼありません。ビジネス書や実用書を中心に、「SEshop」や「マイナビBOOKS」で取り扱いがあるくらいです。
2023年10月現在、完全無料でファイル形式でダウンロードできるのは「青空文庫」のみです。
電子書籍サービスをダウンロードする際の注意点
Wi-Fi環境以外だと時間やデータ通信量がかかる
ダウンロードした電子書籍にデータ通信量はかかりませんが、ダウンロードするときにはデータ通信量が発生します。
制限なく利用できるWi-Fi環境であれば問題ないのですが、外出先などでダウンロードする場合はデータ通信量をチェックしておきましょう。
作品をまとめてダウンロードしたり、容量の大きな書籍をダウンロードしたりするときは通常より多く消費してしまうので、注意してください。
マンガ・カラー作品は容量を圧迫しやすい
すべて画像データでダウンロードする必要があるマンガは、容量の小さいテキストデータで保存できる小説と違い、容量が大きくなりやすいです。
マンガをまとめてダウンロードするときは、端末の空き容量をきちんと空けておくように注意しましょう。
ダウンロードする電子書籍の容量はどのくらい?
ダウンロードする際、電子書籍の容量はどのくらいなのかは気になるところ。そこで現在筆者が利用している「Kindle」で種別ごとに1冊あたりの容量をチェックしてみました。
電子書籍サービスによって若干の差はあると思いますが、販売データが同じであれば大きく変わることは無いと思うので、目安としてチェックしてみてください。
電子書籍1冊あたりの容量
種別 | 容量 | 補足情報 |
---|---|---|
コミック | 約90MB | 200ページ程度 |
新装版 コミック ※ |
約250MB | 400ページ程度 |
小説 | 約8MB | 挿絵なし 300ページ程度 |
ラノベ | 約20MB | 挿絵あり 300ページ程度 |
ビジネス書 | 約14MB | 挿絵付き 150ページ程度 |
雑誌 | 約100MB | フルカラー 180ページ程度 |
容量のイメージとして、4~5分の音楽ファイル(WAV形式)1曲で40~50MBくらいです。マンガ1冊で大体音楽2曲分の大きさになります。
小説は画像ファイルではなくテキストファイルで保存されるため、大抵10MB以下の容量で保存が可能。実際に調べてみてわかった、容量が大きくなるチェックポイントは以下のとおりです。
容量が大きくなりやすい電子書籍
- 画像データが多い(コミックはすべて画像データ)
- フルカラーである
- A5以上の大判本である
- ページ数が多い(平均は150-300ページ)
上記の条件を満たせば満たすほど容量は大きくなり、作品によっては500MBまで届く可能性があるので注意しましょう。
サービス終了すると読めなくなることもある
これは実際にサービス終了してみないとわからないことですが、サービスによっては作品をダウンロードしていても、サービス終了後に閲覧不可になる場合があります。
紙の本は「本の所有権」を購入しているのに対し、電子書籍は「サービス内で読む権利」を購入しているに過ぎないため、最悪の場合、購入したデータがすべて見られなくなる可能性がある点には注意しましょう。
番外編:海賊版サイトからのダウンロードは違法
著作権を侵害した海賊版作品のサイト利用・該当サイトから作品をダウンロードする行為は違法です。代表的な例として、2018年~2020年ころにかけて違法サイト「漫画村」の悪質さが問題になり、のちにサイト閉鎖がされました。
こうしたサイトは、各作品の作者に正当な報酬が入らないばかりかコンピューターウィルスの温床になりやすく、個人情報(名前・生年月日・クレジットカード番号など)の漏洩にもつながりかねません。
作品のダウンロードを予定しているのであれば、「ABJマーク」が記載されているサイトを選択しましょう。もちろん本記事で紹介しているサービスは「ABJマーク」が記載されているサイトを含め、違法ではないサイトです。
ちなみに「青空文庫」には「ABJマーク」がありません。ただし、著作権フリーの作品のみを取り扱っているため違法にはなりません。著作権の問題をクリアして成り立っているサイトである点に留意して利用しましょう。
安全なサイトかを確認する場合は、各サービスページに表示されている「ABJマーク」か、取りまとめしている専用サイトから調べられます。
よくある質問
ここでは電子書籍のダウンロードについて、よく質問される内容をFAQ形式でまとめました。
- 電子書籍のダウンロード方法は?
- 電子書籍をダウンロードする方法には、アプリを経由してスマホや電子端末にダウンロードする方法と、電子書籍をテキストファイルやPDFファイルで直接端末に保存する方法の2種類があります。
近年では違法アップロード対策などの観点からアプリ経由でしかダウンロードできない電子書籍サービスが大半です。
- 電子書籍のPDF化はできる?
- 2024年現在、著作権フリーの「青空文庫」を除いて原則電子書籍のPDF化は対応しておらず、外部ツールを用いてのPDF化は違法です。
大抵の場合、電子書籍は「DRM(※)」というものが設定されており、特定のアプリ以外では読めないようになっています。
勝手に解除してPDFファイル化するとサービス提供者側にバレてアカウント停止処分されることもあるため、絶対にやめましょう。
※ デジタルデータにおける著作権管理技術や手法の総称で、不正コピーを防ぐためにある技術。
- ダウンロードした電子書籍の保存期間は?
- サービスによって変わりますが、大抵の場合保存期間はありません。
- サービス終了後もダウンロードした本は読める?
- 運営会社により変わります。基本的に電子書籍は専用のリーダーやアプリを通して読むことがほとんどであるため、Webサイトのドメインがなくなったり、アプリのサービスを完全停止されてしまったりした場合は、読めなくなる可能性が高いです。
もちろん、アプリを購入した電子書籍のリーダー用に残してくれる運営もあるので一概には言えません。
Amazonの「Kindle」やYahoo!の「ebookjapan」など、電子書籍以外にもたくさんのコンテンツを提供している電子書籍サービスであれば、サービス終了後に何らかの補填をしてくれる可能性があります。
- PCでのダウンロードに対応している電子書籍サービスは?
- 代表的な例を挙げると「Kindle」「楽天kobo」「ebookjapan」などの主要なサービスがPC(パソコン)からのダウンロードに対応しています。「U-NEXT」や「dブック」などの一部サービスはブラウザからしか読めません。
電子書籍サービスをPCで使いたい人のために、本記事で紹介した動画配信サービスが、PCでのダウンロードに対応しているかについても以下の表でまとめました。
電子書籍サービスのPCアプリにはブラウザ視聴にのみ対応しているものもあるため、PCでの利用をメインに考えている人はチェックしておくようにしましょう。
電子書籍をダウンロードして快適に本を読もう!
近年では多くの電子書籍サービスで作品のダウンロードに対応するようになりました。安全なサイトを利用すれば、ダウンロードするだけでネット環境がない場所でもマンガ作品・カラー作品などボリュームのある本も楽しめるので非常に便利です。
場所を問わずに楽しみたい作品を積極的にダウンロードして、快適な読書ライフを楽しみましょう!