美顔ローラーは、肌の引き締めやリフトアップ効果を期待して多くの人に愛用されています。しかし、正しい使用方法を知らずに使用すると、肌にダメージを与える恐れがあるのをご存知でしょうか?
この記事では、美顔ローラーの正しい使用方法と、絶対に避けるべきNG行為について詳しく解説します。美顔ローラーを安全に、そして効果的に使用するためのポイントをしっかりと押さえて、美しい肌を目指しましょう。
美顔ローラーが危ないっていうのは本当? これだけは絶対にNG!というポイントもチェック
最終更新日:2023年11月04日
危ない美顔ローラーの使い方6選
NG①使用頻度・時間が多い
美顔ローラーの使用頻度に迷っている人も多いでしょう。基本的に、美顔ローラーは毎日使用して問題ありません。
ただし、回数は1日1回までに抑えましょう。また、マッサージ時間は1回に数分程度、1つのパーツにつき30秒程が目安です。
より効果を出そうとして、1日に何回もローラーを転がしたりじっくり時間をかけたりするのは、肌への負担になって逆効果です。
美顔ローラーはやればやるほど効果が出るものではなく、むしろ毎日の小さな積み重ねが高い効果につながることを忘れないでくださいね。
NG②強い力で使う
美顔ローラーは優しく丁寧に。ゴリゴリと力を込めて痛みがあると効果があるように感じでしまいますが、どんな部位であれ力の入れすぎはNGです。
あまりにひどいと、摩擦によるトラブルや、アザなどができてしまうこともあります。
早く効果を出したくて無意識に力をいれてしまうことや、慣れによって力加減がおろそかになることはよくあるケースです。
美顔ローラーを使っているときは、常に力加減を確認するようにしてくださいね。
NG③ローラーの角度を進行方向に倒しすぎている
とくにY型の美顔ローラーの場合、肌にあてる角度が重要です。皮膚をつまんで挟み込むようにマッサージするY型美顔ローラーは、角度によって挟み込む強さが変わります。
具体的には、ローラーを前に進めるときは肌に対して美顔ローラーを立てることで挟み込みが強くなり、後ろに進めるときはローラーを倒すことで強くなります。
ローラーは立てすぎも倒しすぎもよくありませんが、疲れてくると無意識に倒しがちになってしまいます。常に、痛すぎず弱すぎない角度を意識して調整しましょう。
NG④肌が弱っているときに使用する
マッサージは肌にとって物理的な刺激です。肌トラブルを抱えているときや肌が敏感なとき、弱っているときは、肌状態の悪化を避けるため、美顔ローラーの使用を避けたほうがいいでしょう。
具体的には、肌がひどく乾燥しているとき、ニキビや傷があるとき、何らかの炎症を起こしているときなどです。
また、生理前や季節の変わり目も、肌が揺らぎやすいため美顔ローラーの使用は慎重に。
体調不良のときや生活習慣が乱れているときも、美顔ローラーを使用するときは肌の様子に注意しましょう。
NG⑤リンパの流れに逆らって動かす
体中をめぐるリンパは、老廃物を抱えて常に一定の方向にゆっくりと流れています。顔の場合は主に内側から外側に向かって流れ、首を通って鎖骨が出口となっています。
美顔ローラーを転がす時は、このリンパの流れに沿って行いましょう。リンパの流れに逆らうと、老廃物の排出がうまくできず、かえってむくみや肌荒れ、冷えを悪化させてしまいます。
影響が全身に及べば、代謝の低下や腸内環境の悪化なども引き起こしかねません。美容のためだけではなく健康のためにも、リンパの流れる方向は常に意識してくださいね。
NG⑥傷や割れがあるローラーを使用している
傷や割れなど、壊れた美顔ローラーは肌を傷つけてしまう恐れがあるので、すぐに使用を中断しましょう。
また、美顔ローラーを使用するときは、肌に当てる前に本体に異常がないかチェックすることも重要です。
くわえて、普段から美顔ローラーを傷つけないよう、丁寧に扱うことも忘れないようにしましょう。
不安な人は、耐久性の高い素材でできたものを選ぶことをおすすめします。また、傷がある可能性が高い中古品での購入は避けたほうがいいでしょう。
間違った使い方はシミやしわ、肌荒れの原因に
美顔ローラーの使い方を誤った場合、一番に考えられるリスクは摩擦刺激による肌トラブルです。
摩擦は肌に炎症を起こし、メラニンの生成を促します。そして、沈着したメラニンがシミとして肌に現れるのです。
また、摩擦はコラーゲンやエラスチンなどの線維を傷つけてシワの原因になる上に、乾燥を加速させて肌荒れを起こすことも。
このように、摩擦刺激は思いのほか肌へのダメージが大きく、年齢サインを加速させ、場合によっては今後数年以上にわたる肌のコンディションに影響を与えるのです。
※監修者は「美顔ローラー」について監修をおこなっています。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※「ノンコメドジェニックテスト済み」はすべての人にニキビが発生しないということではありません。
※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
※本記事における「リフトアップ」とは、下から上に引き上げるお手入れのことを指します。
薬機法管理者・コスメ薬機法管理者
薬機法管理者、コスメ薬機法管理者資格を有するTOPICS編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。