KINTOとコスモMyカーリースを徹底比較!プランや月額料金の違いから選び方まで解説
2023.10.10
本サイトはアフィリエイト広告を含む場合があります。
もくじ
車のサブスクともいわれ、月々定額で手軽に新車に乗れるとして人気を集めているカーリース。中でも、トヨタやレクサスの人気車種に乗れる「KINTO」と、コスモサービスステーションなどでの給油の際にガソリン代の割引が受けられる「コスモMyカーリース」は、そのサービスの充実度から注目されています。
利用するならどちらがお得なのか、自身に合うサービスはどちらなのか、KINTOとコスモMyカーリースの特徴やサービス内容を徹底的に比較していきましょう。
【この記事でわかること】
✔KINTOとコスモMyカーリースのプランや特徴
✔ルーミーを利用した場合のKINTOとコスモMyカーリースの月額料金
✔KINTOとコスモMyカーリースのどちらが自身に向いているか
KINTOとコスモMyカーリースのプランを比較
KINTOとコスモMyカーリースを比較するには、各社のサービス内容を理解する必要があります。それぞれどのような特徴があるのか、プランの詳細と併せて確認しておきましょう。
KINTO
出典:KINTO
KINTOは自動車メーカーのトヨタが提供するカーリース・車のサブスクで、トヨタの「ライズ」や「ヤリスクロス」、レクサスの「RX」や「IS」など、トヨタとレクサスの人気車種を取り扱っています。「アルファード」や「ヴェルファイア」、「クラウン」といった近年注目の車種もラインナップされているほか、「GRヤリス モリゾウセレクション」も選択できます。
プランは「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」の2種類があり、それぞれ次のような違いがあります。
初期費用フリープラン | 解約金フリープラン | |
---|---|---|
車種 | トヨタ、レクサス、 モリゾウセレクション |
トヨタ、レクサス |
契約年数 | トヨタ:3、5、7年 レクサス、モリゾウセレクション:3年 |
3年 |
初期費用 | なし | 月額料金5ヵ月分相当 |
ボーナス払い | 選べる | なし |
中途解約金 | 必要 | 不要 |
のりかえGO | 使える | 使えない |
契約満了時の選択肢 | 返却、乗換え | 返却、乗換え、2年の延長 |
※2023年8月時点の公式サイトの情報より
初期費用フリープラン
初期費用不要で、月額料金だけで乗り始められるプランです。契約年数はトヨタ車が3、5、7年、レクサスとモリゾウセレクションは3年となり、中途解約をした場合には中途解約金が発生します。
ただし、指定の期間内であれば手数料を支払うことで別の車種へ乗り換えられる「のりかえGO」が利用できます。
月額料金は月々定額の均等払いのほか、一部の車種を除いてボーナス払いとの併用も可能です。契約満了時は車を返却するか、別の車へ乗り換えるかの2択となります。
解約金フリープラン
契約時に月額料金5ヵ月分相当の初期費用を支払うことで、中途解約金の心配なくいつでも解約できるプランです。契約期間は3年ですが、契約満了時に2年の再契約が2回まで(レクサスは1回まで)できるため、同じ車に最長7年乗り続けることも可能です。再契約の際には別途申込金が必要になりますが、トヨタ車では再契約後の月額料金は初回利用時よりも安くなります。
なお、モリゾウセレクション、ボーナス併用払い、のりかえGOの選択はできません。
いずれのプランでも、利用した車を買い取ったりもらったりすることはできません。ただし、残価保証がされているため、契約満了時の残価精算は不要になります。
コスモMyカーリース
出典:コスモMyカーリース
コスモ石油が提供するカーリース・車のサブスクで、レクサスを除く国産メーカーの全車種と一部の電気自動車(EV)、介護・福祉車両を取り扱っています。
プランは契約年数に合わせて用意されており、3、5、7年から選べる「基本リースプラン」のほか、条件が異なる「車種限定3年リース」と「9年リース」の3種類に大別できます。
車種限定3年リース | 基本リースプラン | 9年リース | |
---|---|---|---|
取扱車種 | 一部の車種 | 国産メーカー全車種 | 国産メーカー全車種 |
申込み、契約 | 店舗 | オンラインと郵送 | 店舗 |
契約満了時の選択肢 | 返却、乗換え、再リース、買取り | 返却、乗換え、再リース、買取り | 返却、乗換え、再リース、買取り、もらう |
※2023年8月時点の公式サイトの情報より
車種限定3年リース
車種限定3年リースで利用できるのは一部の車種のみですが、基本リースプランよりも割安になります。申込みは店舗限定で、車種限定3年リースを取り扱うコスモのサービスステーションに出向く必要があります。メンテナンスパックや頭金とボーナス払い、契約満了時の選択については基本リースプランと同様に選べる半面、中途解約や、契約満了時に買取りを希望した場合の費用は、ほかのプランより高額になる可能性があります。
基本リースプラン
国産メーカー全車種が対象で、車種やグレード、オプションのほか、メンテナンスパック、契約年数、頭金とボーナス払い、月間の走行距離をそれぞれ選んでプランを組むことができます。申込みや契約はオンラインと郵送で行えるため、店舗に出向く必要はありません。
契約満了時には、返却、乗換え、再リース、買取りから選択できます。
9年リース
9年リースは国産メーカー全車種が対象です。ただし、申込みは店舗限定となるため、車種限定3年リースと同様に、9年リースの取扱いがあるコスモのサービスステーションに出向く必要があります。メンテナンスパックや頭金とボーナス払い、月間の走行距離の選択については、ほかのプランと同様です。
契約満了時の選択肢は、返却、乗換え、再リース、買取りのほか、車をもらうことも可能です。
いずれのプランも途中解約は認められておらず、もし契約満了前に乗換えや解約をした場合は中途解約金が必要になります。また、プランや契約店舗によっては契約満了時に残価精算が必要なオープンエンド方式の契約となります。
KINTOとコスモMyカーリースの月額料金を比較
カーリース・車のサブスクは、同じ車種でも選ぶサービスによって月額料金が大きく変わってきます。また、月額料金に含まれる費用も異なるため、実費負担も考慮しておくことがお得に利用するポイントとなります。
KINTOとコスモMyカーリースではどうなのか?両社で取扱いのあるトヨタ「ルーミー」Xグレードを例に、月額料金や含まれる費用を比較してみましょう。
トヨタ「ルーミー」の月額料金を比較
5年契約 | KINTO | 月額34,650円 |
---|---|---|
コスモMyカーリース | 月額34,430円 | |
7年契約 | KINTO | 月額33,110円 |
コスモMyカーリース | 月額28,710円 |
※2023年8月時点
※各公式サイトのシミュレーションにて、オプションなし、月々均等払いの月額料金
※いずれもオプションなし、5、7年契約、KINTOは「初期費用フリープラン」、コスモMyカーリースは「基本リースプラン」で走行距離制限月間1,500kmにてルーミーを利用した場合
契約期間を5年と7年として、KINTOは「初期費用フリープラン」、コスモMyカーリースは「基本リースプラン」で、また、条件をそろえるために、コスモMyカーリースの走行距離制限はKINTOに合わせて月間1,500kmとして、ルーミーの月額料金を算出した結果は表のとおりです。
5年契約では200円程度の違いなのに対し、7年契約になると月額4,000円以上の差が生じています。月額だけで比較するとコスモMyカーリースの7年契約が最も月々の負担を抑えられることになりますが、実費負担を含めるとどうでしょうか。次の項で確認していきましょう。
月額料金に含まれる費用と実費負担を比較
月額料金に含まれる費用 | KINTO (初期費用フリープラン) |
コスモMyカーリース (5年契約・7年契約) |
---|---|---|
税金 | 自動車税(種別割) 環境性能割 自動車重量税 |
自動車税(種別割) 環境性能割 自動車重量税(契約時のみ) |
保険料 | 自賠責保険 自動車保険(任意保険) |
自賠責保険(契約時のみ) |
車検、メンテナンス費用 | 法定点検、定期点検 車検 故障修理 油脂類の交換および補充 所定の消耗品の交換 |
なし |
その他の諸費用 | 登録諸費用 代行手数料 車検、点検、修理時の代車 ロードサービス その他サポート料など |
登録諸費用 代行手数料 ガソリン値引 その他サポート料など |
※2023年8月時点の公式サイトの情報より
※いずれもオプションなし、5、7年契約、KINTOは「初期費用フリープラン」、コスモMyカーリースは「基本リースプラン」で走行距離制限月間1,500kmにてルーミーを利用した場合
KINTO、コスモMyカーリース共に、新車新規登録時に必要な費用は月額料金に含まれているため、乗り始めは月額料金以外かかりません。一方、維持するうえでは実費負担が大きく変わってきます。
KINTO
KINTOの月額料金には、車検、点検やメンテナンス、自動車保険(任意保険)、代車やロードサービスなどの費用が含まれていることから、実費負担はかなり抑えられるでしょう。
ただし、すでに加入している自動車保険(任意保険)があっても等級は引き継げない点に注意が必要です。また、ロードサービスも、所有するクレジットカードに付帯していたり、個人でJAFなどのロードサービスに加入していたりする方も多いでしょう。
月額料金に含まれることで費用負担が増えることにならないか、補償やサービス内容と併せて確認しておきましょう。
コスモMyカーリース
コスモMyカーリースの月額料金には、点検やメンテナンス、自動車保険(任意保険)、代車やロードサービスといった費用はいずれも含まれていません。そのため、車検やメンテナンス、故障などの際には実費が発生します。また、自動車保険(任意保険)も個人で加入する必要があります。
ただし、車検、点検、メンテナンス費用を定額にできるメンテナンスパックが2種類あり、オプションで追加することが可能です。月額料金は3,000~8,000円程度で、プランや契約年数によって異なるため、KINTOと同じくらいメンテナンスを充実させるプランをつけた場合、月額料金がどれくらい変わるか確認しておきましょう。
なお、コスモMyカーリースでは、一定の条件を満たすことで所定のガソリンスタンドで給油する際にガソリン代の割引も受けられるため、給油時の実費負担が抑えられます。
カーリース・車のサブスクでは月額料金に含まれる費用が多いほど実費負担が減りますが、不要な項目が入っている場合、別のサービスで実費の支払いにしたほうが安く済むケースもあります。また、オプションや実費負担も含めた総額で比較しないと、予算を超えてしまう可能性もある点に注意が必要です。
KINTOとコスモMyカーリースのメリット、デメリットを比較
メリット | デメリット | |
---|---|---|
KINTO | ・トヨタの販売店で車検やメンテナンスを受けられる ・メンテナンスの品質が高い ・最新モデルやレクサスのリースが可能 |
・車種や契約期間が限定される ・解約金フリープランは初期費用が必要 ・KINTO独自の制約がある |
コスモMyカーリース | ・予算や利用状況に合わせて車種やプランを選べる ・ガソリン代の割引がある ・契約満了時の選択肢が豊富 |
・メンテナンスパックをつけると高くなる ・ガソリン代割引の適用には条件がある ・残価精算が必要なケースもある |
KINTOとコスモMyカーリースではプランや月額料金以外にもさまざまな違いがあり、コスト以外の面でも使い勝手の良し悪しは変わってきます。ここでは特徴を踏まえながら、メリットとデメリットの観点から各社を比較してみましょう。
KINTOのメリットとデメリット
KINTOでは、車検や点検、メンテナンスはすべて契約した販売店で行います。また、交換部品なども原則としてトヨタの純正品を使用します。そのため、品質の高さが最大のメリットといえるでしょう。
また、フルモデルチェンジ後の新型モデルをいち早く利用できたり、レクサスに申し込めたりするのも、トヨタが展開するカーリース・車のサブスクだからこそのメリットです。
一方で、車種や契約期間などの選択肢が限られることは、希望に合わない場合にデメリットとなります。解約金フリープランであれば契約期間に柔軟性が生まれますが、初期費用としてまとまった資金が必要になるため、慎重に検討する必要があるでしょう。
ほかにも、ペットの同乗や喫煙の禁止、半年ごとの点検義務といったKINTO独自の制約があったり、契約満了後は返却しなければならなかったりすることで、用途によっては使い勝手が悪いと感じることもありそうです。
コスモMyカーリースのメリットとデメリット
走行距離やメンテナンスパック、頭金やボーナス払いの有無や金額を選択できるため、予算や利用状況に合わせたプランを組みやすいのがコスモMyカーリースのメリットです。また、ガソリン代の割引が受けられるのもうれしい特典といえるでしょう。
とはいえ、それらも踏まえた料金設定となっていることから、メンテナンスパックをつけた際の月額料金はKINTOよりも高額になる傾向があり、比較の際は総合的に見て判断することが大切になります。
そのほか、契約満了時の選択肢はKINTOに比べて豊富に用意されていますが、買取りの場合は残価精算で高額な費用が発生する可能性がある点にも注意が必要です。また、ガソリン代の割引を受けるには一定の条件があるため、条件を満たせなかったり、指定のガソリンスタンドが近くになかったりすると、割高に感じてしまうかもしれません。
KINTOとコスモMyカーリースはどっちがいい?
ここまでKINTOとコスモMyカーリースのサービス内容を比較してきましたが、どちらのサービスが向いているかは、カーリース・車のサブスクに何を求めるかで変わってくるでしょう。
自分に向いているのはKINTOとコスモMyカーリースのどちらなのか、特徴を基に見ていきましょう。
KINTOが向いている方
トヨタやレクサスの人気車種の新型モデルにいち早く乗りたい方や、点検、整備はメーカーに依頼したいという方にはKINTOがおすすめです。また、数年ごとに乗り換えて常に新車に乗っていたいという方にも、返却が前提で3年から利用できるKINTOのシステムが合っているでしょう。
契約プランは利用状況に合わせた2種類が用意されていることから、契約満了前に乗換えが必要になる可能性や資金計画など、先々を見越してコストを抑えられる選択がしやすくなるため、ライフプランが変わりそうな方にも向いているでしょう。
コスモMyカーリースが向いている方
車の利用は日常の買い物程度で長距離を乗る予定がない方や、ある程度のメンテナンスは自身で行えるといった方は、走行距離制限やメンテナンスパックを選べるコスモMyカーリースのほうが余計なコストを抑えられるでしょう。また、トヨタ以外のメーカーとも比較して車種を決めたいといった場合に、国産全車種を取り扱う立場からの公平なアドバイスも期待できます。
将来的にはマイカーが欲しい、7年以上利用したいといった場合も、自宅などの近くに9年プランを取り扱うサービスステーションがあれば、コスモMyカーリースは有力な候補になりそうです。
KINTOとコスモMyカーリースの比較は優先度を決めて
サービス内容が異なるだけに、KINTOとコスモMyカーリースのどちらがいいかは一概には言えません。後悔しないカーリース・車のサブスクを選ぶには、利用状況や目的、予算などから絶対に譲れない条件をリストアップし、優先度をつけて確認していくのがポイントとなります。
すべての条件を満たすカーリース・車のサブスクを見つけるのは難しいですが、ひとつでも多くの条件を満たせるサービスを見つけるためにも、KINTOかコスモMyカーリースに限定せず、ほかのサービスとも比較しながら検討してみましょう。
※この記事は2023年8月時点の情報で制作しています
- Q1KINTOとコスモMyカーリースを比較して、大きな違いは?
KINTOはトヨタとレクサスの人気車種、コスモMyカーリースは国産メーカー全車種と一部のEV、介護・福祉車両を取り扱っているという違いがあります。また、契約年数やプラン内容、契約満了後の選択肢も異なります。違いについて詳しく比較しているこちらもご確認ください。
- Q2KINTOとコスモMyカーリースを比較して、安いのはどっち?
トヨタ「ルーミー」を契約期間5年と7年、走行距離制限1,500kmという条件で比較した場合、月額料金が最も安くなるのはコスモMyカーリースの7年契約です。ただし、月額料金に含まれる項目が異なるため、実費負担も考慮して検討すると変わってきます。詳しい比較はこちらをご覧ください。
- Q3KINTOとコスモMyカーリースはどっちがいい?
KINTOとコスモMyカーリースでサービス内容が異なるため、どちらがいいかはカーリース・車のサブスクに何を求めるかで変わってくるでしょう。譲れない条件を明確にして、2社に限らず、複数のサービスで内容を比較し、最も希望に近いところを選ぶのが後悔しないポイントです。
おすすめ記事Suggested
2024年5月
最新人気ランキングRanking
- カーリース会社
- 利用車種
1位
おトクにマイカー 定額カルモくん
2位
オリックス カーリース・オンライン
3位
オートフラット
4位
コスモMyカーリース
5位
ニコノリ
カーリースのランキングをもっと見る
1位
ホンダ「N BOX」
2位
スズキ「ハスラー」
3位
スズキ「スペーシア」
4位
トヨタ「ヤリス」
5位
スズキ「ワゴンRスマイル」
利用車種のランキングをもっと見る