カーリースはやめとけって本当？7つの理由と体験談やリスク回避法を専門家が解説！

「カーリースはやめとけ」といわれる7つの理由と体験談、リスク回避法

カーリースがやめとけといわれる理由には、おもにコスト面や利便性におけるデメリットがあげられます。実際のところはどうなのか、また、どうすればリスクを回避できるのか、利用者による「やめとけ」という体験談*と併せて一つずつ見ていきましょう。

〈カーリースがやめとけといわれる理由〉

1：購入するより割高

2：走行距離に制限がある

3：中途解約をすると高額な解約金を請求される

4：原状回復が必要

5：カスタマイズができない

6：所有できない

7：返却時に高額な費用を請求されることがある

やめとけといわれる理由1：購入するより割高

60代男性・愛知県在住

同じ車をカーローンで購入した場合の月々の返済額をシミュレーションしたら、カーリースの月額料金とあまり変わらなかったんですよね。それで一定期間しか乗れないのって、割高じゃないですか？

「割高だからやめとけ」といわれる理由

定額で安く新車に乗れるカーリースですが、マイカーローンの月々の返済額と負担があまり変わらない、もしくは高くなるからやめとけ、という声です。これには、カーリースとマイカーローンの仕組みの違いが関係しています。

マイカーローンは購入する車の車両本体代金を借り入れて、利息と併せて月々返済していく方法です。そのため、各種税金や車検費用などの支払いはローン返済とは別に必要です。一方カーリースの月額料金には、車両本体価格のほか、初期費用や維持費の多くも含まれています。

このような違いにより、諸費用も含まれるカーリースは一見高く見えますが、マイカーローンの返済額に各種の支払い額を加算して月割りすると大きな差はなく、カーリースのほうが若干安くなることもあります。

なお、カーリースは原則として契約満了時に車を返却しますが、返却時の残価を差し引いて月額料金を算出しているため、車両本体価格全額を支払うわけではありません。

「割高だからやめとけ」のリスク回避法

車のサブスク専門家・千葉こころ

マイカーローンよりお得にカーリースを利用したいときは、カーリースの料金の総額と、同じ年数で必要になる諸費用とローン返済額の総額で比較してみましょう。大差がない場合、不定期にまとまった出費があっても家計に負担がかからないか、支払いは可能かといった観点で検討してみるといいでしょう。

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やめとけといわれる理由2：走行距離に制限がある

20代男性・北海道在住

走行距離制限を超えてしまい、返却の際に追加料金を取られました。普段使いで乗るくらいだから超えることはないだろうと思っていたのですが、雨の日の通勤や週末のドライブ、旅行など、いざ車を持つと想定以上に乗る機会が増えたので、最初から買っておけばよかったです。

「好きなだけ乗れないからやめとけ」といわれる理由

カーリースでは契約満了時の車の価値を「残価」として最初に設定し、車両本体価格から差し引くことで安い月額料金を実現しています。そして契約満了時の車の実際の価値を担保するために、多くのリース会社で走行距離制限を設けています。

走行距離制限があると自由度が下がるうえ、上限を超えた場合は、想定よりも下がった価値相当の追加料金を請求されることから、カーリースはやめとけといわれる理由の一つとなっているようです。

「好きなだけ乗れないからやめとけ」のリスク回避法

車のサブスク専門家・千葉こころ

車を持ったことで想定より利用する機会が増えたり、ライフスタイルの変化で乗り方が変わったりすることも考えられるため、ゆとりを持った走行距離で設定しておくと安心です。

なお、一般社団法人日本自動車工業会が発表した「2021年度乗用車市場動向調査」によると、月間の走行距離の全国平均は370kmで、頻繁に乗るケースを含めても、96％の方が1,200km以下と回答しています。そのため、ある程度の距離設定がされているカーリースであれば超過の心配を抑えて利用できるでしょう。

また、走行距離の確認は契約満了時の総走行距離で行われるため、超過する月があっても、別の月で相さいできていれば追加料金を取られることもありません。とはいえ超過が心配な方や、上限を気にせず乗りたい方は、走行距離無制限のカーリースを検討してみましょう。

やめとけといわれる理由3：中途解約をすると高額な解約金を請求される

20代女性・大阪府在住

ライフスタイルの変化で契約満了前に乗り換えることになり、高額な中途解約金を支払いました。最初に条件をよく確認しておけばよかったです。

「解約にお金がかかるからやめとけ」といわれる理由

カーリースの月額料金は総額を契約月数で割って算出しているため、原則として中途解約ができません。やむをえない事情などで解約が認められた場合でも、解約金として残りの料金をまとめて請求されるケースがあることから、カーリースはやめとけといわれてます。

「解約にお金がかかるからやめとけ」のリスク回避法

車のサブスク専門家・千葉こころ

中途解約によるリスクは、1年単位で契約期間を決められたり、契約満了前でも乗換え可能なプランがあったりするカーリースを選ぶことで回避できます。事故で走行不能になった場合などに備えて、自動車保険（任意保険）に加入しておくのもいいでしょう。

また、解約金は一般的に、納税時期を迎えていない自動車税（種別割）や想定残価と返却時の残価の差額などを除いて算出され、制裁金を請求されるわけではありません。内訳を提示しているケースも多いので、心配な場合は事前に確認しておくと安心です。

やめとけといわれる理由4：原状回復が必要

20代女性・静岡県在住

返却時に原状回復が必要と聞いているので、普段から運転にとても気を使っています。特に子供を乗せているときは、お菓子やジュースをこぼして汚してしまわないかと気が気じゃなくて……。

「傷や汚れに気を使うからやめとけ」といわれる理由

カーリースでは、返却時に利用開始時の状態に戻す原状回復の義務があります。そのため、車に大きな傷やへこみがある、車内が著しく汚れているといった場合には、実費で修理やクリーニングをしたり、その分の費用をリース会社に支払ったりする必要があります。

原状回復の義務により、日頃から運転に気を使うこと、また、もしものときには修理費やクリーニング代を請求されるリスクがあることで、「カーリースはやめとけ」という声があがっているようです。

「傷や汚れに気を使うからやめとけ」のリスク回避法

車のサブスク専門家・千葉こころ

狭い道などで運転する機会が多い、お子さんを載せるなどで原状回復に不安がある場合は、原状回復費用が補償されるサービスがあるカーリースを選んでおくと安心です。

なお、一般的にカーリースの原状回復では、通常消耗や経年劣化となる軽微な傷や汚れは対象外となっています。なぜなら、残価を設定する際に、それら通常の使用でつくものを想定しているからです。

事故などで傷やへこみを作ってしまった場合でも、そのときにきちんと修理しておくことが大切です。

やめとけといわれる理由5：カスタマイズができない

30代男性・東京都在住

カスタマイズが禁止されているので、自分好みにできなくていまいち愛着が持てませんでした。

「自分好みの車にできないからやめとけ」といわれる理由

カーリースは返却を前提としているため、元に戻せない改造は原則として禁止されています。自分好みの仕様にカスタマイズしたい方にとっては大きなデメリットと感じることで、カーリースはやめておいたほうがいいという思いになるのでしょう。

「自分好みの車にできないからやめとけ」のリスク回避法

車のサブスク専門家・千葉こころ

カーリースで禁止されているのは、穴あけや切断、溶接などを伴うような、原状回復ができないカスタマイズであることが一般的です。

アルミホイールへのはき替えや、両面テープで取り付けられるモール類の装着、ドライブレコーダーの設置やサイドミラーカーバーの交換といった元に戻せるカスタマイズであれば、許容しているカーリースがほとんどでしょう。

なお、加工が必要なエアロパーツの取付けなどは禁止されているケースが多いですが、契約時にオプションでつける分には問題ありません。また、利用中でも、メーカーやディーラーの純正オプションであれば後付け可能な場合もあるので、リース会社に問い合わせてみましょう。

やめとけといわれる理由6：所有できない

30代男性・茨城県在住

やっぱり車は所有したい。借りている車というのはちょっとかっこ悪いなって思っちゃいます。

「自分の物にならないからやめとけ」といわれる理由

カーリースはリース会社が契約者に代わって新車を購入し、月々定額で一定期間貸し出すという仕組みから、利用期間中も所有権はリース会社にあります。そのため、車を所有したいという思いがある方にとってはやめとけと思う理由の一つとなるでしょう。

「自分の物にならないかやめとけ」のリスク回避法

車のサブスク専門家・千葉こころ

最近は車がもらえるプランを用意しているカーリースもあります。車がもらえるプランでは返却の必要がなくなることから、走行距離制限やカスタマイズの禁止、原状回復といった制約もなくなり、契約期間中からマイカーと変わらない利用が可能になります。

なお、カーリースでは一般ナンバーが割り振られ、レンタカーやカーシェアリングのような「わ」や「れ」ナンバーにはならないため、見た目でリースとはわかりません。希望ナンバーも取得できるので、借りている車という感覚はほとんど味わわずに乗れるのではないでしょうか。

やめとけといわれる理由7：返却時に高額な費用を請求されることがある

40代女性・神奈川県在住

月々はとても安いし、大きな出費もなくて快適だったのですが、契約満了時に残価精算で高額な費用を請求されました。最後になってカーリースにしたことを後悔しましたね。

「残価精算があるからやめとけ」といわれる理由

カーリースは残価設定によって安く新車に乗れますが、契約方式によっては、契約満了時に残価精算が必要になることがあります。残価精算とは、返却時に車の価値を査定し、契約時に設定した残価との差額を精算する方法です。

残価精算を行うのは「オープンエンド」という契約方式で、返却時の車の価値が残価より高ければ差額のキャッシュバックが受けられることもありますが、残価を下回った場合には不足している金額を支払わなければなりません。残価を大きく下回ると、契約満了時に高額請求を受けるケースがあり、「やめとけ」という声があるのです。

「残価精算があるからやめとけ」のリスク回避法

車のサブスク専門家・千葉こころ

返却時の請求が心配なときは、残価精算のない「クローズドエンド」という契約方式のカーリースを選びましょう。

なお、オープンエンドには、残価を高めに設定して月額を抑えられるというメリットがあります。残価精算で請求が発生する可能性はありますが、家計状況や月々の予算などから自身に合った契約方式を選ぶことが大切です。

後悔するかしないかは選び方次第！

やめとけといわれるデメリットをカバーするプランがそろったカーリースを選べば、ご紹介した体験談のような後悔をする可能性は低いでしょう。

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カーリースはやめとけといわれるデメリットを回避する選び方のポイント

カーリースがやめとけといわれる理由にもなっているデメリットの多くは、リース会社やプランの選び方でカバーできます。「やめとけ」から「利用してよかった！」になる選び方のポイントを見ていきましょう。

月額料金の負担を抑える選び方のポイント

月額料金の負担を抑えるポイントは、大きく分けて「月額料金の内訳」と「ボーナス払い」の2つがあります。

月額料金の内訳

月額料金に多くの費用が含まれているカーリースであれば、自己負担を減らせて、車に関する月々の出費が安定します。カーリースを比較する際は、月額料金だけでなく、初めから含まれている費用項目も確認するようにしましょう。

その際、メンテナンスプランの有無や内容も併せてチェックしておくと、維持費の節約にもつながります。

カーリース専門家・千葉こころ

月額料金に含まれている費用が多いほど自己負担を抑えられますが、不要な項目によって高くなっていないかも要チェックです。例えば自動車保険（任意保険）は、等級や保険会社によっては個別に加入したほうが安くなるケースもあります。また、ある程度の整備が自身で行える場合、必要なメンテナンス項目だけをオプションで定額にできるカーリースのほうが負担を抑えられるでしょう。

ボーナス払いの有無

ボーナス払いの有無も忘れずチェックしておきたいポイントです。

ボーナス払いを併用すると通常月の料金を安くできますが、年に2回まとまった出費が必要になります。ボーナス払いの有無や金額は契約期間途中で変更ができないため、最後まで無理なく支払えるか、ボーナスの多くをカーリースにあてて家計に問題はないかなど、しっかりシミュレーションをしたうえで検討するようにしましょう。

カーリース専門家・千葉こころ

ボーナス払いを併用すると月額が抑えられ、予算内でワンランク上の車種を選ぶことも可能になります。 ただし、ボーナスは減ったりなくなったりする可能性もあるため、もしものときにも支払いに困らない程度の金額で設定しましょう。

走行距離制限やカスタマイズなどの制約を回避する選び方のポイント

走行距離制限やカスタマイズといった一般的な制約のほか、カーリース会社によっては、ペットの同乗や喫煙の禁止、定期的な点検の義務、運転可能な方の限定など、独自の制約を設けていることもあります。

マイカー同然の自由な乗り方をしたい場合は、事前に各社の制約を確認して、条件が少ないサービスを選ぶといいでしょう。

併せて、走行距離制限やカスタマイズ制限がなくなる車がもらえるプランなど、制約が大幅に緩和されたり、なくなったりするプランやオプションがないかも見ておくのがポイントです。

カーリース専門家・千葉こころ

後悔しないためには、車を持ってからの生活をイメージしたうえで条件を確認するのが大切です。特に走行距離制限や運転可能な方は、数年にわたる契約期間のあいだにライフスタイルや家族構成が変わる可能性なども考慮して検討する必要があるでしょう。

中途解約のリスクを下げる選び方のポイント

カーリースの契約年数は、多くが車検のタイミングとなる3、5、7年などに設定されています。車が必要な期間と合わない場合や、途中で乗換えの可能性があるといった場合は、1年単位で契約期間を決められたり、一定期間を過ぎれば解約金なしで乗り換えられたりするサービスを選びましょう。

とはいえ、想定外の出来事でライフプランが変わるといったことは起こりえます。そのような場合に備えて、契約期間は必要な範囲で短めに設定しておき、契約満了時の様子でもう少し必要であれば延長するなど、臨機応変な対応ができるようにしておくと中途解約のリスクを下げられます。そのためにも、契約満了時の選択肢が多いカーリースを選ぶといいでしょう。

また、事故などによる全損で中途解約をせざるをえなくなるといった可能性もあるため、中途解約金が補償される自動車保険（任意保険）にも加入しておくと安心です。

カーリース専門家・千葉こころ

カーリースは契約年数が長いほど月額料金が安くなりますが、中途解約のリスクも踏まえて検討することが大切です。車が必要な期間が明確には決まっていないというときは、マイカーになった後なら自由に売却などができる、車がもらえるカーリースを選ぶのも一つの方法です。

原状回復や残価精算といった契約満了時の出費を抑える選び方のポイント

契約満了時に請求される可能性がある費用には、おもに残価精算による差額、原状回復費用、走行距離制限の超過料金があります。手放す車にまとまった金額を支払うのは抵抗がある方も多いでしょう。そのようなリスクを抑えるには、以下の条件の多くを満たすカーリースを選ぶのがおすすめです。

〈契約満了時のリスクを回避しやすいカーリースの特徴〉

• 残価精算のないクローズドエンド方式
• 走行距離制限の上限が1,500km以上ある、または無制限になる
• 原状回復費用が補償されるプランがある
• 車がもらえるプランがある

カーリース専門家・千葉こころ

車の状態によっては、契約満了時に数十万円の負担が発生することもあります。契約満了時の高額請求リスクを回避するには、カーリース選びの際にプラン内容や条件を細部まで確認しておくことが重要です。なお、不明点などがあれば問い合わせてみましょう。スタッフの対応から会社の信頼度を図る機会にもなります。

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カーリースに向かない、やめておくべきなのはどのような方？

カーリースはやめとけといわれるデメリットを回避する方法で選んでも、車やカーライフに求めるものによっては、カーリースの特徴自体によってデメリットをカバーしきれないケースもあります。

次のような方は、カーリースはやめておいたほうが無難でしょう。

ライフスタイルが頻繁に変化する方

カーリースは契約期間を決めて利用するサービスであることから、ライフスタイルが頻繁に変化して、その度に必要な車が変わるような場合は、契約期間が決まっているカーリースは不向きといえるでしょう。

ただし、月単位で契約できる中古車リースであればライフスタイルに合わせて車を用意できる可能性があります。

なお、引越しが多いという方でも、車を変える必要がないのであれば、全国展開をしているカーリースを選ぶことで問題なく利用を続けられます。メンテナンスを受けられる指定事業者が豊富かどうかもチェックしておきましょう。

車の利用頻度が極端に少ない方

カーリースは自身で車を管理しながらマイカーのように自由に乗れるのがメリットですが、車をほとんど使用しない場合は、レンタカーやカーシェアリングなど、スポットで車に乗れるサービスを利用したほうがコストを抑えられるでしょう。

なお、このようなケースでは、車の購入もカーリースと同様にやめておいたほうがいいといえます。

初めから車を自分の名義にしたい方

カーリースは、車の所有者がリース会社となるため、契約期間中の車の名義はリース会社にあります。車検証に記載される所有者はリース会社であり、利用者は車の売買や譲渡ができません。初めから車を自分の名義にしたい方は、利用をやめておいたほうがいいでしょう。

とはいえ、カーシェアリングやレンタカーとは異なり、希望ナンバーでの契約もできるうえ、自宅で管理して好きなときに車を使えます。また、最後に車をもらえるカーリースであれば、契約満了時に名義変更をして所有することも可能です。

「やめとけ」の声があっても人気なのはなぜ？カーリースのメリット

「カーリースはやめとけ」という声がある一方、カーリースの利用者は年々増加の傾向にあります。メリットが大きいからこそ、話題にあがることも多いといえるでしょう。

デメリットだけでなく、メリットも把握することで、自分に最適な選択かどうかを判断しやすくなります。そこで、実際の利用者の口コミ*と併せて、カーリースのメリットをご紹介します。

メリット1：初期費用をかけずに好きな新車に乗れる

30代男性・兵庫県在住

初期費用0円でトヨタ「カローラ」を3年契約しました。価格の面で、数年おきに最新の車に乗れることを考えると経済的だと思います。新車は品質も良くて安心して乗れるし、カーリースは車検などを考えなくていいのもうれしく、総合的にコスパが良いと感じています。

新車をローン購入するとなると、車両本体価格の10～20%程度の初期費用がかかります。カーリースなら、まとまった出費を避けて好きな車に乗り始められます。家計への負担をできるだけ抑えて、最新モデルを乗り継ぐことも可能です。

メリット2：維持費コミコミで定額化でき、家計を楽に管理できる

20代女性・兵庫県在住

頭金不要で車検費用もかからない点にひかれて、マツダ「CX-8」を契約したことがあります。実際に利用してみて、短期間でも月々の負担を抑えられ、毎月定額料金を支払っていれば、車検代などの維持費のことを考えなくて済むことにとても魅力を感じました。

車を持つと、税金や保険料、車検費用など、さまざまな維持費が都度かかります。カーリースは多くの場合、各種税金や自賠責保険料が月額料金に含まれており、車検費用も含めて定額化することもできます。維持費の大半を定額化できれば、車に関する出費をフラットにでき、楽に家計を管理できるでしょう。

メリット3：手続きが簡単にできる

20代男性・長崎県在住

カーリースで、安く利用できる11年契約をしました。オンラインで簡単に車選びや見積もりができて、便利でした。実際に利用してみて、本当に簡単に契約ができましたし、乗換えも簡単にできそうなのがいいなと思いました。

多くのリース会社では、オンラインでの手続きが可能です。車選びから申込みまでオンラインで完結し、契約手続きは郵送。店舗に足を運ぶことなく、自宅にいながら納車を待つだけです。返却や乗換えも、リース会社に手続きのほとんどを行ってもらえます。

メリット4：経費として計上できるケースもある

50代女性・東京都在住

安全性能を重視してホンダ「N BOX」を契約しました。おもに仕事で利用するのですが、登録諸費用や維持費といった諸経費も定額料金に含まれていて、その月額料金をそのまま経費として計上できるというのがありがたいですね。車検の度に大きな費用を用意する必要もなくなり、安心して乗れています。

事業用の車を現金一括購入した場合、減価償却をする必要があり、すぐに全額経費として計上できるわけではありません。また、維持費も項目ごとに処理をしていく必要があります。

カーリースを利用して経費として認められれば、月額料金を計上するだけで、細かい仕訳も不要です。

メリット5：カーローンよりも審査のハードルが低いといわれている

40代男性・神奈川県在住

携帯代の支払いを忘れたことがあり、それが影響したのかカーローンの審査に通らなかったんです。カーリースなら審査に通るかもしれないと聞いて、申し込んでみたら通りました。問い合わせの対応もよかったし、何より維持費コミコミにしたら車検代を心配しなくていいというのが大きなメリットだと思います。

カーリースは、月額料金を抑えやすい、車の所有者がリース会社となるといった仕組みによって、マイカーローンの審査よりも通りやすいといわれることがあります。実際、マイカーローンの審査に落ちた方がカーリースで欲しかった新車を持てたというケースも。そのため、審査に不安のある方にもおすすめです。

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* クラベルさん編集部がチャット調査ツールSprintにて行ったインターネット調査を基に掲載

カーリースをやめておくかは希望やライフスタイルで検討

カーリースはやめとけという声もある一方で、カーリースを利用したことで「予算的に購入をあきらめていた車種に乗れた」「必要なときだけ利用できて便利」「サポートが充実していて所有車よりも安心」といった声も多くあがっています。

カーリースは、特徴を正しく理解し、やめとけといわれる理由をしっかり把握してカバーできる選び方をすれば、生活を豊かに、快適にしてくれる車の乗り方です。とはいえ、利用する環境などによってはデメリットを感じやすくなってしまうでしょう。

後悔しないためにも、自身の希望やライフスタイルと照らし合わせて検討することが大切です。

※この記事は2024年3月時点の情報で制作しています