![2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したプリウスの授賞理由、そのほか各賞の受賞車を紹介することがわかるアイキャッチ画像](https://images.microcms-assets.io/assets/1c3ed894de9f4781a0126e3ed99c096d/d5eaf28207ff443dbce2fbc1bbeb1cab/K0156%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%20(1).jpg?fm=avif)
「日本カー・オブ・ザ・イヤー2023‐2024」決定!授賞理由と人気の秘密をチェック
![ニュース](https://images.microcms-assets.io/assets/1c3ed894de9f4781a0126e3ed99c096d/2923952e8689493d8270665a4ad9da08/News%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%B3.png?fm=avif)
2024.01.05
本サイトはアフィリエイト広告を含む場合があります。
モータージャーナリストやレーシングドライバー、車を愛する著名人たちによって選考される「日本カー・オブ・ザ・イヤー」。2023年12月7日、2023-2024年期(第44回)の選考結果が発表されました。
日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したあのハイブリッド車について、各賞の受賞車と併せて紹介し ます。
【この記事でわかること】
「2023‐2024日本カー・オブ・ザ・イヤー」はプリウスに決定
![プリウス_車種画像](https://images.microcms-assets.io/assets/1c3ed894de9f4781a0126e3ed99c096d/8c8b79656ded4c8188bdb8adce4e944a/10001_prius_top.jpg?fm=avif)
順位 | 車種 | メーカー | 得点 |
---|---|---|---|
1位 | プリウス | トヨタ | 360点 |
2位 | X1 | BMW | 150点 |
3位 | ZR-V | ホンダ | 100点 |
4位 | アルファード/ベルファイア | トヨタ | 90点 |
5位 | セレナ | 日産 | 60点 |
6位 | デリカミニ | 三菱 | 60点 |
7位 | クロストレック | スバル | 56点 |
8位 | 500e | ステランティス | 42点 |
9位 | ID.4 | フォルクスワーゲン | 24点 |
10位 | グレカーレ | マセラティ | 18点 |
*日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会の発表を基に作成
2023‐2024日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのはトヨタ「プリウス」でした。60人いる選考委員のうち31人と、過半数がトップの評価(10点)。プリウスにとっては、2009‐2010の第30回以来、14期ぶりの受賞です。
プリウスの授賞理由や各賞の受賞車を紹介します。
プリウスの授賞理由は「デザイン」と「走り」
![プリウスの授賞理由は「デザイン」と「走り」 について解説する項目の見出し画像](https://images.microcms-assets.io/assets/1c3ed894de9f4781a0126e3ed99c096d/f814e7acce0a4b8c8de85ea4894712d7/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF_%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9.jpg?fm=avif)
日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会(一般社団法人日本カー・オブ・ザ・イヤー)は、プリウスの授賞理由として「これまで空力性能最優先だったボディは、スタイリッシュなモノフォルムに大変身」と、まずデザイン面の進化を挙げています。
そのうえで、「操縦性はプリウス史上最も敏捷かつ正確なものに変貌を遂げ、スポーツドライビングが楽しめる」と、ハイブリッド車の代名詞的存在という枠を超え、走りの面でも従来の車に劣らないことを示しました。
選考委員の評価として、自動車評論家の国沢光宏さんは「クルマにとってのデザインの重要性を見事に証明したという点を高く評価したいと思います」、音楽プロデューサーの松任谷正隆さんも「デザインもそうですが、サーキットでの走りがここまで磨き込まれていたのには驚きました」とコメントしています。
インポート・カー・オブ・ザ・イヤーはBMW「X1」
![インポート・カー・オブ・ザ・イヤーはBMW「X1」 について解説する項目の見出し画像](https://images.microcms-assets.io/assets/1c3ed894de9f4781a0126e3ed99c096d/3b625112b8114e228933e359a9c84305/BMW_X1.jpg?fm=avif)
各賞の受賞車も見ていきましょう。インポート・カー・オブ・ザ・イヤーはBMW「X1」でした。
「ユーザーのライフスタイルに応じてBEV、ガソリン、48Vマイルドハイブリッド・ディーゼルの3種類のパワーユニットが用意され、そのどれもがハイレベルな走行性能を獲得している点が支持された」と、プリウス同様に環境に配慮したラインナップでありながら、走りも見逃せない点が授賞理由となっています。
デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーは三菱「デリカミニ」
![デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーは三菱「デリカミニ」 について解説する項目の見出し画像](https://images.microcms-assets.io/assets/1c3ed894de9f4781a0126e3ed99c096d/da034929d67a4185b8084960accc7f6a/%E4%B8%89%E8%8F%B1_%E3%83%87%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%83%8B.jpg?fm=avif)
デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した三菱「デリカミニ」は、同社の「ekクロススペース」と共通のプラットフォームを利用した車。しかし販売実績はekクロススペースを大きく上回っており、「デザインが商品性の高さに直結する大切な要素であることを自ら証明し」た点が評価につながりました。
テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーは日産「セレナ」
![テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーは日産「セレナ」 について解説する項目の見出し画像](https://images.microcms-assets.io/assets/1c3ed894de9f4781a0126e3ed99c096d/484fec44a66541d7a61e10be0ee093ee/%E6%97%A5%E7%94%A3_%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%83%8A.jpg?fm=avif)
運転支援技術「プロパイロット2.0」や車酔い軽減技術が高い評価を受け、日産「セレナ」がテクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。そのほかの授賞理由として、「空力面ではミニバンの弱点である横風に強い細部処理を施す等抜かりない」といったところも挙げられています。
日本カー・オブ・ザ・イヤーとは
![日本カー・オブ・ザ・イヤーとは について解説する項目の見出し画像](https://images.microcms-assets.io/assets/1c3ed894de9f4781a0126e3ed99c096d/609a7432c69e448dbcd2bbf814c462c9/10best_cars.jpg?fm=avif)
日本カー・オブ・ザ・イヤーは、「その年を代表するクルマ」に贈られる賞です。選考対象は、選考する前年の11月1日から選考する年の10月31日までに日本国内で発表された車となります。
選考委員は60名以内とされており、モータージャーナリスト、自動車評論家、レーシングドライバーといった車のプロや車を愛する著名人が名を連ねています。
新型プリウスは市場でも高い人気
![](https://images.microcms-assets.io/assets/1c3ed894de9f4781a0126e3ed99c096d/a202f2e623954c95907f5790d42de757/Cocolo%20Chiba_2.jpg?fm=webp&fm=avif)
車のサブスク専門家・千葉こころ(編集長)
プリウスが日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するのは、1997-1998(第18回)の初代プリウス、2009-2010(第30回)の3代目プリウスに続き3度目となります。
このたび受賞した5代目プリウスは、フルモデルチェンジが発表された翌月である2023年2月以降、国内販売台数が毎月7,000台を下回ることはなく、6月には11,000台を超えたとのこと。
かつてはプリウスが代名詞的存在とも言われていた「ハイブリッド」や「低燃費」があたりまえになりつつある昨今において、これだけの人気を得ているのには、受賞理由にも挙げられているデザイン面の進化が理由の一つと考えられます。
車のデザインには流行がありますが、5代目プリウスはコンセプトを大切にしながらトレンドを取り入れているという点で、従来のプリウスファンから新規ユーザーまで、広く受け入れられている様子が見られます。
なお、デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した三菱「デリカミニ」が一躍人気車種に仲間入りしたのも、車名やテレビCMの影響と併せて、デザインが大きく貢献しているといえるでしょう。とはいえ車のデザインは個々で好みが分かれるもの。流行も意識しつつ自分の「好き」を大切にすると、愛着を持って長く乗れる1台に出会えるはずです。
※この記事は2023年12月時点の情報で制作しています