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ダイハツの不正問題について、どのよ��うな不正が起きたのか、ダイハツ車に乗り続けていても問題はないのか、自動車評論家の萩原文博さんが検証、回答するとともに、ダイハツの人気5車種の代替案となるおすすめの車種についても紹介する記事であることがわかるタイトル画像

ダイハツの不正問題に車の専門家がズバリ回答!ダイハツ車に乗ってて大丈夫?おすすめの代替車種は?

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2024.02.13

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2023年4月、ダイハツが東南アジアで生産している4車種の車両の側面衝突試験において、不正な加工を施し、法規に定められた側面衝突試験の手順・方法に違反があったことが内部通報によって発覚。これを機に、日本国内で販売されている車種でも次々と不正が表面化し、ダイハツは完成車工場の稼働停止、出荷停止に追い込まれました。

そこで、今回の不正問題とは一体どのようなものだったのか、ダイハツ車に乗っていても大丈夫なのか、また、ダイハツ車の代替車種はどれがいいのか、自動車評論家の萩原文博さんが検証・回答します。

モータージャーナリスト:

萩原 文博

中古車雑誌編集部を経てフリーランスとして独立、現在はAJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員として多くのメディアで執筆中。日本で最も多くの広報車両を借り出している男として業界で有名だ。もともと走り屋だけに走行性能の評価は得意。それだけでなく長年の中古車相場の研究で培った、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

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【この記事でわかること】

ダイハツ不正問題の詳細と原因

ダイハツ車に乗っていても問題ないのか?車の専門家の見解

車の専門家がおすすめするダイハツの人気5車種の代替車種

ダイハツが不正をした「型式認証」は大量生産に欠かせない制度

ダイハツが不正をした「型式認証」は大量生産に欠かせない制度 について解説する項目の見出し画像

今回起きたダイハツの不正行為のニュースによく出てくるワードが、「型式認証」「認証申請」です。一般ユーザーには聞き慣れない言葉ですが、「自動車型式認証制度」は、大量に生産される新車の検査にかかる手間と時間を削減するために、自動車メーカーにとっては非常に重要なモノ。そしてそれは、メーカーと国土交通省の信頼関係に基づいているのです。

ユーザーはもちろん、国土交通省との信頼関係も踏みにじったダイハツ

型式認証は、皆さんが所有している車にもある車検証に記載されている「型式」に大きく関係があります。

国土交通省のホームページに掲載されている「自動車型式認証制度について(型式認証の申請から新規検査までの流れ)」を見ると、自動車型式認証制度は、自動車製作者(おもに自動車メーカー、輸入車はインポーター)が新型の自動車等の生産または販売を行う場合に、あらかじめ国土交通大臣に申請または届出を行い、保安基準への適合などについて審査を受ける制度であると書かれています。

自動車型式認証制度には、乗用車向けの「型式指定制度」と、バスや大型バス向けの「新型届出制度」があり、「型式指定制度」は、現車によるブレーキ試験などの基準適合性審査と品質管理(均一性)の審査の結果をもって、指定された型式の自動車については新規検査時の現車提示が省略される制度になります。新規検査の合理化を目的とし、おもに同一モデルが大量生産される乗用車に利用されています。

つまり、国土交通省のお墨付きである「型式指定」が取得できれば、商品としての安全性と品質管理がしっかりしているということで、工場から出荷される車を1台1台検査する手間が省けるということです。

これは自動車メーカーにとって、コストと時間の削減ができる非常に重要な制度です。この型式認定を取得する際に不正行為があったということは、ダイハツはユーザーだけでなく、国土交通省の信頼も踏みにじったということになります。

実験する部署と認証する部門の近さが不正を招いたが、それは三菱と同じ構図

どうしてこのような不正が起きてしまったのでしょうか。

自動車メーカーにはさまざまな部門があり、新型車を開発する部門、出来上がった車を実験して評価する部門、そして、認証審査を行う部門がそれぞれ独立しています。今回の不正の一因は、実験する部門と認証する部門の距離が近すぎて、チェック機能が働かなかったためといわれています。

かつて燃費データの不正が発覚した三菱自動車も、実験する部門と、そのデータをまとめて認証を行う部門が同じ管轄にあったことが、チェックが効かず不正が起きた要因の一つと見て、実験と認証を行う部門を別の管轄にしたそうです。

ダイハツも認証申請での不正行為を受けて、2023年6月に組織改編を行い、開発と法規認証の体制を見直しています。全車における品質マネジメント機能の強化のため、「品質保証部」を営業CS本部から独立させ、「品質統括本部」を新設しました。また、客観性のある法規認証対応を強化するために、「法規認証室」を「くるま開発本部」から「品質統括本部」に移管し、開発と認証を明確に分けました。さらに、くるま開発本部下にあった「車両性能開発部」の開発機能と評価機能を分離し、「車両開発部」と「車両性能評価部」の2部体制に変更しています。

第三者委員会が問題視しているのはダイハツの企業風土

第三者委員会が問題視しているのはダイハツの企業風土

2023年11月のジャパンモビリティショー(JMS)のダイハツブースに展示されていたのは、予想されていた新型車ではなく過去の名車たちだった。1957年に発売された軽オート三輪トラックの「ミゼット」は、零細企業の足となり大ヒットを記録。戦後の高度成長を象徴する一台として映画やドラマなどにもたびたび登場している

このたびの不正を受け、ダイハツでは開発・実験・認証の部門が切り離されました。しかしそれ以上に第三者委員会が問題視しているのは、今回の不正が外部機関への通報が契機となって発覚したことです。

社員の声が管理職や経営本部まで届いておらず、また、ダイハツの自浄作用に従業員が期待や信頼を寄せていなかったことを指摘しています。つまり、部門の独立性だけでなく、企業の組織、風土に問題があり、それが今回の不正の温床だったということです。今後はさらに親会社であるトヨタとの関係性なども含めて解明されていくかと思いますが、以降では第三者委員会が指摘した部分に焦点をあてて紹介します。

第三者委員会が問題視しているのはダイハツの企業風土

同じくJMSで展示されていた1977年発売のシャレード。他社よりも一回り小さい排気量1Lのリッターカーは、ダイハツが軽自動車メーカーから脱却する足掛かりとなった。洗練された直線基調のスタイルと、FF方式を採用したことによる広い室内空間が人気だった

今回発覚したダイハツの不正は、古いモノは1989年でしたが、2014年以降に増加しています。この背景には、2011年9月に販売を開始した初代「ミライース」の成功がポイントとなっています。

初代ミライースは、2009年に開催された東京モーターショーに出展されたコンセプトカーの「イース」がルーツです。軽自動車でも10・15モード燃費でリッター30kmというのがうたい文句でした。しかし、軽量化のためにボディサイズを小さくしなければならないことや、高価な樹脂素材を多用するために想定価格が高くなってしまったことを理由に、この時点では開発中止が決まっていました。

リーマンショック最中の2009年は、2代目トヨタ「プリウス」とホンダ「インサイト」が発売され、ハイブリッド(HEV)ブームが起きた年でもあります。ハイブリッドカーの燃費は当時の軽自動車よりも良く、エコカー=ハイブリッド(HEV)といわれる中で、低価格な軽自動車でも優れた燃費性能は発揮できるということを証明しなければならない状況となっていたのです。

初代ミライースの成功が生んだ「過度でタイトで硬直的」な開発スケジュール

初代ミライースの成功が生んだ「過度でタイトで硬直的」な開発スケジュール

1979年に登場したスズキ「アルト」の47万円に対抗して1980年に発売された「ミラ(ミラクオーレ)」。「エッセ」、そして現在の「ミライース」に連なるベーシックモデルの系譜はこの車から。1991年には28万6,975台を販売してベストセラーに輝いた。「いつも仕事は辛いけど…乗ればホリディ、ミラパルコ♪」「日本じゃ地味でもサイパンじゃ美人♪」などという特別仕様車「ミラパルコ」のイケイケな、いや不適切にもほどがある(?)CMも印象深い

そして2010年春にプロジェクトが再スタート。「HEV並みの低燃費」「HEVの半額の価格」「発売は2011年秋」という目標で開発がスタートし、わずか1年半という開発期間で目標を達成するために、これまでにない開発体制を組むこととなって、トヨタやホンダが取り入れていた縦割りの組織に横串を通すマトリックス組織を作りました。

これが見事に成功し、通常3~4年かかる開発期間を17ヵ月で成し遂げて、2011年9月20日、第3のエコカーとしてダイハツ「ミライース」がデビュー。低価格のエコカーとして大成功しました。

しかしこの成功事例が、ダイハツの新型車開発にとって大きなアダとなります。第三者委員会のレポートには、過度でタイトで硬直的な開発スケジュールによる極度のプレッシャーが不正の発生原因と書かれています。

具体的には、問題が生じた際に対応を行う日程も組み込まれた開発スケジュールが、開発の各工程が問題なく進む想定のもとで組まれていたため、仮に問題が生じた場合、開発期間の延長は販売日程にまで影響を及ぼすことから、当初の開発スケジュールを柔軟に先送りすることが困難な状態だったとまとめています。

また、ユーザーへの訴求力に直結するデザインの決定に多くの時間が割かれ、設計段階で問題が発生して設計変更を行うと、その後の工程に影響が出て、結果的に最終工程となる認証試験にしわ寄せが来るようになっていたそうです。「認証試験は合格してあたり前。不合格となって開発、販売スケジュールを変更することなどあり得ない」という考えが、安全性能担当部署や法規認証室以外の人に多かったということも原因だと言及しています。

つまり、17ヵ月という短期間で開発し、販売台数も成功した初代ミライースの成功事例が、その後の新型者開発にプレッシャーとなり、不正が増加してしまったということがいえます。

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不正が発覚したダイハツ車に乗っていても「ほぼ大丈夫」だが、今後リコール対象になる可能性も

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ダイハツ車のオーナーにとって、今回の不正事件に対して不安を持っている方も多いかと思います。また、すでに新車をオーダーして納車待ちだった方や、乗り替えを検討していた方も同様に不安と迷いがあるのではないでしょうか。ダイハツ車の不正の中身と、それに対する対応を以下でまとめて紹介します。

現段階で型式認定取り消しが3車種、リコール対象が2車種。一方で出荷停止解除の車種も

第三者委員会の調査報告書によると、ダイハツの不正は大きく3つのパターンに分けることができます。

1:不正加工・調整類型

試験実施担当者などが、意図的に、車両や実験装置などに不正な加工・調整などを行う行為。エアバッグのタイマー着火があり、ダイハツ「ムーヴ」やOEM供給のスバル「ステラ」、ダイハツ「キャスト」やOEM供給のトヨタ「ピクシスジョイ」が該当します。

2:虚偽記載

試験成績書作成者などが、実験報告書から試験成績書への不正確な転記を行うなどして、意図的に虚偽の情報を記載された試験成績書を用いて認証申請を行う行為。キャストやピクシスジョイが、ヘッドレスト後方衝撃試験において運転席側の試験結果に虚偽の数値を記載していました。また、ダイハツ「コペン」では試験速度の改ざん、ダイハツ「トール」やOEMのトヨタ「ルーミー」などではタイヤの空気圧の虚偽記載が行われていました。

3:元データ不正操作

試験実施担当者などが、試験データをねつ造、流用または改ざんするなどして、意図的に実験報告書などに虚偽の情報を記載する行為。ダイハツ「ハイゼットトラック」で、事前のリハーサル実験時のデータに差し替えられていました。

以上は不正の一例で、国土交通省の立ち入り検査の結果、特に悪質な不正であると判断されたダイハツ「グランマックス」、トヨタ「タウンエース」、マツダ「ボンゴ」のトラックタイプは、最も重い処分である型式認定取り消しとなりました。

前述のように完成車の生産に大きく影響する型式認定取り消しは、相互信頼関係に基づく認証制度を大きく揺るがしたということに対して、国土交通省がダイハツにキツイお灸を据えたということでしょう。

また、ダイハツ「キャスト」、トヨタ「ピクシスジョイ」は、運転者席ドアにおいて、側面衝突時のドアロックの作動に関する検証が不十分だったため、衝突時にパワードアロックが作動するという不具合がありました。この事象については、2024年1月24日にリコールの届出が行われ、対応策が示されました。

一方、トヨタ「プロボックス」、マツダ「ファミリアバン」、ダイハツ「グランマックスカーゴ」、トヨタ「タウンエースバン」、マツダ「ボンゴバン」の5車種については、立会試験の結果、道路運送車両法の基準に適合していることが確認され、出荷停止を解除すると発表されています。

今後、国土交通省の検査が終わり、道路運送車両法の基準に適合していれば出荷停止も解除されるでしょうし、もし問題があるようならばリコールで対応していくと考えられます。

さらに、2024年1月30日には以下の10車種について、国土交通省から立会試験などの結果、道路運送車両法の基準に適合していることが確認されたことから、出荷停止の指示を解除するとの公表があり、生産・出荷の再開に向かう準備を行う旨、ダイハツから発表がありました。

車種名 ブランド

1:ミラ イース ダイハツ 軽乗用車

2:ピクシス エポック トヨタ 軽乗用車

3:プレオ プラス SUBARU 軽乗用車

4:ハイゼット カーゴ※ ダイハツ 軽商用車(バン)

5:アトレー※ ダイハツ 軽商用車(バン)

6:ピクシス バン トヨタ 軽商用車(バン)

7:サンバー(バン) SUBARU 軽商用車(バン)

8:ハイゼット トラック ダイハツ 軽商用車(トラック)

9:ピクシス トラック トヨタ 軽商用車(トラック)

10:サンバー トラック SUBARU 軽商用車(トラック)

※デッキバンを含む

※編集部注

上記10車種につきまして、ダイハツより2024年2月26日から生産を再開するとの発表がありました(2024年2月9日付)。

不安に駆られてダイハツ車を手放すのが得策とはいえないのがツライところ

46車種で不正が発覚しましたが、ダイハツのホームページに書かれているように、型式認定取り消しとなった3車種とリコールを届け出た2車種以外は、法規が定める性能基準を満たしていることは確認されています。またこれらの検証結果、プロセスの妥当性についても、第三者認証機関である「テュフ・ラインランド・ジャパン株式会社」が確認しているので、通常どおり使用しても問題はないとなっています。

ただし、車は大丈夫と言われても、高額なお金を支払って購入したユーザーにとっては気分の良いものではありません。いくら問題ないと言われても、ダイハツに対する不信感を払拭するのは難しいと思います。とはいえ、今回のダイハツの不正は現在進行形の事案なので、不安に駆られてダイハツ車を手放すということは得策とはいえないのがツライところ。

現状、世間からのダイハツ車への不信はMAXとなっています。そんな状況で手放そうとして買取などに出しても、かなり安くなってしまうでしょう。ダイハツや第三者機関の発表を信じて、現状は普段通りに乗ることが最善策と言えます。

最後の決め手はユーザー自身が納得できるかどうか

ダイハツ車オーナー以外でも、ダイハツ車を購入しようと思っていた方や、オーダーして出荷ストップとなり困っている方も多いと聞きます。今ダイハツ車を購入するのは不安というのであれば、次の章でも紹介しますが、ほかのメーカーの同じような車種を検討するのが一番安心で早い解決策です。

しかし、長い期間考えて、やっと決めた車種を簡単には諦められないと思う方もいるでしょう。車は長い時間活躍してくれるパートナーです。「愛車」という言葉があるように、愛着もわく商品なのです。どうしてもダイハツ車が良いけれど、ダイハツや第三者機関のこれまでの発表でも不安が解消しないのであれば、より確かな情報が出るのを待つしかありません。ユーザー自身が納得できるかどうかということが、やはり大きなポイントでしょう。

現在出荷停止中のダイハツ車の代わりを検討するなら「この車種」がおすすめ!

ダイハツ車の不正問題については、メーカーや第三者機関からの調査報告、国交省による処分やメーカーのリコール対応などが発表され、ようやく生産再開に向けた道のりが見えてきました。一方、負のイメージがついてしまったダイハツ車ではなく、ほかのメーカーの同じような車種を検討するユーザーも多いのではないでしょうか。

そこで、ダイハツの人気車種を中心に、車の専門家である萩原さんが提案する代替案をご紹介しましょう。

ミライースの代替案:価格重視の軽スタンダードを探しているならスズキ「アルト」

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車両本体価格100万円以下でも手に入る軽スタンダードモデルのダイハツ「ミライース」。車両本体価格が安いだけでなく、高い燃費性能、視認性の良いメーターなど、メインターゲットである高齢者に優しい装備が充実しています。

このミライースの代替案はスズキ「アルト」。モデルライフ後半に差し掛かっていたミライースに対し、現行型アルトは2021年12月に登場した、まだまだ新鮮なモデルです。100万円以下のグレードはなくなりましたが、上級グレードはISGと呼ばれるモーター機能付発電機を採用したマイルドハイブリッドシステムを搭載し、WLTCモードで27.7km/Lという優れた燃費性能を発揮します。衝突被害軽減ブレーキをはじめとした運転支援機能も充実しており、おすすめです。

狙い目のグレードは、車両本体価格111万9,800円のL 2WD。マイルドハイブリッドではありませんが、フルオートエアコンやスモークガラス、リアシートヘッドレストなどがセットになった「アップレグレードパッケージ」を装着すれば、満足度アップは確実です。

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タント/タントファンクロスの代替案:広い室内空間と利便性の高さで人気の軽スーパーハイトワゴンはホンダ「N BOX」

N BOX_車種画像

ダイハツ「タント」「タントファンクロス」は、現在の軽自動車販売の上位を占める軽スーパーハイトワゴンです。軽最大級の広い室内空間と両側スライドドアや多彩なシートアレンジなどの高い利便性を両立しています。

タント/タントファンクロスの代替車種は、軽自動車で9年連続販売台数No.1に輝いているホンダ「N BOX」「N BOXカスタム」です。

現行型のN BOX/N BOXカスタムは、2023年10月に登場したばかりのフレッシュなモデル。タントと比べると、N BOXは車両本体価格が高くなりますが、作り込みの良さと充実した運転支援システムを標準装備していることが魅力です。さらに、新生代コネクテッド技術「ホンダ・コネクト」を採用。このホンダ・コネクトは、スマートフォンから車のエアコン操作ができたり、車の位置確認を確認できたりするほか、車内Wi-Fiにスマートフォンやゲーム機を接続して楽しむこともできます。

N BOXにはタントご自慢のミラクルオープンドアこそないものの、総合的には新型になったばかりのN BOXで不満はないでしょう。おすすめのグレードは、車両本体価格174万7,900円のN BOXファションスタイルです。

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なお、クロスモデルについては、N BOXにも噂はあるものの、今のところ設定されていません。タントファンクロスの直接のライバルであるスズキ「スペーシアギア」も、2024年1月の東京オートサロンに次期スペーシアギアの登場を強く示唆するコンセプトモデルが出ていましたが、ベースモデルのモデルチェンジに伴いまだ新型が発表されていません。

現段階で軽スーパーハイトワゴンのクロスモデルの代替を検討するなら、三菱「デリカミニ」の一択となります。

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タフトの代替案:アウトドアに出掛ける心強いパートナーはスズキ「ハスラー」

ハスラー_車種画像

軽クロスオーバーSUVダイハツ「タフト」の代替車としておすすめするのは、スズキ「ハスラー」です。軽クロスオーバーSUVというカテゴリーはハスラーがパイオニアで、タフトはライバル車として導入されたのです。

タフトの大きなサンルーフや角張った無骨なスタイルに魅力を感じた方以外は、そもそもハスラーのほうがおすすめです。現行型のハスラーは2019年12月に登場。旧型スペーシアをベースに、構造用接着材や環状骨格構造などを採用し、ボディ剛性を向上させています。このおかげで舗装路だけでなく、オフロードを走行したときでもボディの揺れを抑えてくれて、乗員に安心と安全を提供してくれます。

また、ハスラーのラゲッジスペースやリアシート背面には防汚素材が使用されており、汚れたものを積んでもサッと水ぶきすればOKです。見た目以上に悪路走破性も高く、都心からアウトドアまでタフに使用することができるのが特徴です。

おすすめのグレードは、車両本体価格162万1,400円の特別仕様車、JスタイルIIです。特別装備として、360°プレミアムUV&IRカットガラスや、ナノイーX搭載のフルオートエアコンといった快適装備が充実しています。

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ムーヴキャンバスの代替案:パーソナルユースでもリアスライドドアの利便性がほしいならスズキ「ワゴンRスマイル」

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パーソナルユースのモデルにもリアスライドドアの便利さを。という考えから誕生したのがダイハツ「ムーヴキャンバス」です。軽スーパーハイトワゴンに比べて車高を低く設定し、内外装のオシャレさをプラスしています。

このムーヴキャンバスの代替車がスズキ「ワゴンRスマイル」です。ワゴンRスマイルは、ムーヴキャンバスのライバルとして2021年8月に登場。ムーヴキャンバスの愛らしいスタイルと方向性が異なる外観デザインなので好みが分かれるかもしれませんが、コンセプトはムーヴキャンバスと同じで、リアスライドドアの利便性を個人で使用したいという方向けに作られた、ムーヴキャンバスの競合車です。

ムーヴキャンバスに比べ、ワゴンRスマイルは主力グレードにマイルドハイブリッドを採用していて、燃費性能が優れているのが魅力です。おすすめのグレードは、内外装にメッキパーツを多用し、質感を高めた特別仕様車のハイブリッドSリミテッドで、車両本体価格は158万6,200円です。ボディカラーはモノトーンだけでなく、ツートーンカラーも選べます。

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トールの代替案:コンパクトなボディでも5人乗れて広い室内空間がほしいという人にはスズキ「ソリオ」

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軽自動車で人気のスーパーハイトワゴンの広い室内空間と利便性の高さを5ナンバーの小型車にスケールアップしたのがダイハツ「トール」です。この5人乗りのコンパクトハイトワゴン、トールの代替車種は、スズキ「ソリオ」です。

2016年に登場したトールはそろそろモデルチェンジの時期でしたが、現行型のソリオは2020年11月に登場した、まだまだ新しいモデルです。標準車と押し出し感を強めた「ソリオバンデッド」の2つのモデルを設定しています。

広い室内の天井には、どこに座っても快適に過ごせるように、車内の空気を循環させるスリムサーキュレーターを搭載するなど、高いホスピタリティが特徴です。搭載しているパワートレインは、1.2LエンジンにISGと呼ばれるモーター機能付発電機を採用したマイルドハイブリッドシステムを搭載したグレードに加えて、モーターだけで長い距離走行可能なフルハイブリッドもラインナップし、燃費性能はWLTCモードで17.8~22.3km/Lとなっています。また、運転支援システムには、ロングドライブで重宝する車線逸脱制御機能を採用するなど充実しています。

おすすめのグレードは、LEDヘッドランプをはじめ、スリムサーキュレーター、プレミアムUV&IRカットガラス、ヘッドアップディスプレイなどが標準装備で、車両本体価格が209万4,400円のハイブリッドMZ 2WDです。

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フェイクニュースに注意!国土交通省の試験結果を受けてのダイハツの正式発表を待ちましょう

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30年以上、不正を行ってきたダイハツに対して、ユーザーの憤りはわかります。ただ、ダイハツのホームページにも書かれているように、法規が求める性能基準を満たしていることは第三者機関も含め確認できているので、すぐに乗ることを止める必要はないでしょう。

今回のダイハツの不正問題は原稿執筆時点でも現在進行形で、完全な幕引きにはまだまだ時間がかかることが予想されます。ネットやSNSなどにはさまざまな噂や憶測が出ており、中にはダイハツ車は継続車検を受けることができないなどのフェイクニュースに近いものも数多くあるようです。

ダイハツ車オーナーは不確かな情報に振り回されることなく、国土交通省やダイハツが発表する情報をキャッチアップしましょう。せっかく気に入って購入した車ですし、車に罪はありません。今回の一件でダイハツが嫌になったのであれば別のメーカーに乗り替えればいいですし、応援したいというのであれば乗り続けるのも一つだと思います。

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※この記事は2024年1月時点の情報で制作しています

この記事の執筆者

萩原 文博

モータージャーナリスト

萩原 文博はぎはら ふみひろ

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2024年5月
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    走行距離制限が無制限なので、安心して毎日乗れて、行動範囲も広がりました。ボーナス払いなしで安く車が持てたのも大きいですね。対応もスピーディーで満足しています。

  • トヨタ CH-R

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    サポートが良く、トヨタという安心感があります。トヨタ車のラインナップが多いのもいいですね。でも、最低でも3年の契約が必要で、月額料金も高いのは難点。月々60,000円払っています。

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    決め手はもらえること。利便性が高く使いやすいし、適切な対応がされているアフターサポートだと思います。お値段なりのサービスを提供していると思います。

  • 日産 セレナ

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    対応やアフターサービスは良いと思います。迅速丁寧で好感が持てます。ただ、もっと料金やオプションの部分が明確だといいと思いました。次は数社で比較して決めようと思います。

  • トヨタ プリウス

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    点検をしっかりやってくれた。メンテナンスなどもお任せできて便利だが、車種を妥協しても予算を超えてしまったので、少し高いと感じる。

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    急ぎで車が必要だったのですが、何社か断られた中で唯一動いてくれて、間に合わせてくれました。対応もすごく丁寧で信頼できます。契約期間が途中で変えれたらもっといいなと思います。

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    選べる車種が少ないのは気になりましたが、2年ごとに乗り換えられるのは魅力です。ENEOSで相談できるのも助かります。ただ、店舗に詳しいスタッフがいなくて困ったことがありました。

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    KINTOより安かったので決めましたが、アフターサポートが思っていたより充実していてよかったです。基本的なところがしっかりしています。走行距離制限が短いのはなんとかしてほしい。

  • トヨタ ヴォクシー

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    対応がとても親切で満足しています。数年で気軽に乗り換えられるのもいいと思います。ただ、価格は他社に比べて高めなので、グレードを落とさざるを得なかったのは残念です。

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