車の購入検討者必見！2人の専門家が熱く語る、上手な車選びと今後の車事情について【カルモマガジン編集長✕クラベルさん編集長対談】Vol.1

車の専門家が重視するのは？自分に合った車の選び方

千葉：カーリース最新比較ランキングサイト 「クラベルさん」で編集長をしております、千葉こころと申します。今日はよろしくお願いします！

馬弓： 「カルモマガジン」編集長の馬弓良輔です。よろしくお願いします。

千葉：本日は「車選び」と「車の最新情報と未来」について、いろいろとお話できればと思います。

……ただですね、クラベルさんは今年の7月に立ち上がったばかりの新しいメディアで、私も、編集長といってもピヨピヨのひよこです。なので馬弓さんには、カルモマガジン編集長というよりは、車の専門家としてお話を伺えればな、と思っております。

馬弓：なるほど、わかりました（笑）。

千葉：私は編集長として、一般の方の目線を大切にしながらお話しできればと思います。

千葉：最初に車選びについてお話していきたいと思います。一般ユーザーの方だと、車選びの際は「価格」、そして「燃費性能」、こちらはガソリン代が高騰していることもあって重視している方も多いかと思います。あとは「デザイン」や「ボディタイプ」で選ばれる方も多いと思うのですが、専門家の方が車を選ぶ際は、どのような点を重視されるのですか？

馬弓：まずはボディタイプだと思うんですよ。ボディタイプが使い道を一番端的に表しているので。たとえば通勤で使うのにアルファードを買うのは、非常に無駄ですよね？

千葉：ちょっと憧れますけどね（笑）。

馬弓：まあね（笑）。ただ、周りの話を聞いていると、自分の使い道に合ったボディタイプを中心に、最近でいえば、これまでコンパクトカーを選んでいた人が、はやりでかっこいいからってSUVにするみたいな感じで、好きなものを選んでいってますね。

千葉：家族構成とか、結構山に行くからSUVがいいとか、そういう感じで選んでいけばいいですか？

馬弓：そうですね。

車の専門家が「自分にあった1台が見つかる確率は高い」と感じる理由

馬弓：東京とか大阪とか名古屋とか、都会に住んでいる方って一家に1台というケースが多いですよね。そうなると、それ1台で送迎も旅行もこなすことになって、ミニバンや、SUVでもちょっと大きいやつになるんじゃないでしょうか。

一方、地方で一人に1台みたいな所だと、普段は軽自動車、家族で移動するときはミニバンといったように、エリアによっても車の選び方が結構違ってくるんじゃないかな、と思いますね。

千葉：私も一時期地方に住んでいたことがあって。当時はまだ免許を取れる年齢ではなかったんですけど、ご近所の方を見ていると、車は一人1台、18歳になったら免許を取って、親に車を買ってもらうといった感じでした。なので、どうしても軽自動車を選ぶことが多くなるという印象がありますね。

ただその半面、かっこいい車に乗りたいとか、みんなと違う車に乗りたいといった思いもあるじゃないですか。そのあたりのジレンマをカバーする選び方ってあるんですか？

馬弓：日本のマーケットって、メーカーがそのあたりのニーズを受け止めるのがうまいな、と思っていて。特に軽自動車がそうなんですけど、例えば「N BOX」とかすごい売れてますよね。あとは「スペーシア」とか「タント」とか。これらって、標準モデルのほかに「カスタム」っていうのが必ずあるんです。

あまり車で主張したくない方なら標準モデル、かっこよく乗りたいならカスタム、あとはクロスモデルっぽい「スペーシア ギア」や「タント ファンクロス」みたいなのも出てきていますしね。

軽自動車を例にとるとすごくわかりやすいんですけど、いろいろなニーズに合った車を日本のメーカーは用意しているので、選ぼうと思うと自分に合った1台が見つかる確率は結構高まっている気がしますね。

さらに、例えば「フィット」なんかは典型ですけど、グレードではなく、スタイル別で展開していたり。昔からの、すごく安いものから売れ筋があって、ちょっと豪華版があって、最上級のなんでもついているやつがあるっていうグレード構成から、ちょっと分かれてきたなっていう感じはしますね。

千葉：そうですよね。これにこだわっている方に向いているとか、そういう趣向が見えてきているなっていうのは私も最近感じます。

馬弓：特にコロナ禍以降は、価格だけで選ばなくなったという話は結構聞きますね。自分に合った車はどうやって選ぶんですかって話がありましたけど、最近は安ければいいってもんじゃなくて、やっぱり自分の気に入った1台を見つけたいっていう。

千葉：ビジュアルのかっこよさなのか、内装の美しさなのか、機能的な部分なのか、自分が何にこだわっているかという所をまずは明確にして選んでいくと、探しやすいということですね。

長く乗るからこそ大切にしてほしい、車選びのこだわりポイント

馬弓：僕らが言うのもアレですけど、今の車はどれをとっても、相当悪い車ってあまりないんですよ。ぶつからないであろうブレーキ、ACCですね。それと、前の車についていく機能とか、レーンキープアシストとか、ああいった安全装備もひととおりそろったので。それまでは、僕らも「先進安全装備が見劣りする車はやめたほうがいいよ」って話をしていたんですけど。

じゃあハイブリッドでって言っても、トヨタのハイブリッドは確かに燃費いいですけど、日産やホンダのハイブリッドと比べて倍良いかというと、そこまでいいわけじゃない。せいぜい1.12～1.2倍くらい。

それでも20km/L走るよねってなったら、まぁ本当に最後は……最近、僕はくるま日和でこればっかり言っていてちょっと反省しているんですけど、見た目で選んでいいんじゃないですか、という気はしています（笑）。

千葉：まぁ、そうですよね（笑）

馬弓：一方で、車好きとしては、同じハイブリッドでも、乗ってみて飽きるやつと飽きないやつがあると思うので、そのあたりで選ぶのもいいかな、と。特に最近の車って、皆さん長く乗っているんですよね。

千葉：一般的には7～8年くらい乗るって皆さんおっしゃいますね。

馬弓：そうですよね。買い替えのサイクルがどんどん長くなっていて、それだけ長く乗るんだったら、やっぱり気に入った車に乗ってほしいよね。それは見た目もそうなんだけど、遠出したときの乗り心地の良さだったり、エンジンの回る感じだったり、乗り味が良い車っていうのは厳密にあるので、それをおすすめしたいな、とは思いますね。

話題の高級車に安く乗れる車の選び方

千葉：見た目は大切だと思います！一方で、今人気が出ている車、「アルファード」や「ヴェルファイア」だったり、今後出てくる「ランドクルーザー」とか「レクサス」だったり、そのあたりって皆さん結構注目されていると思うんですよね。ただ、価格が、高い……。あれは、どうしたら買えますか？

馬弓：例えばランドクルーザーが典型ですけど、下取りもいいんですよね。

千葉：あ～！リセールバリューを考える。

馬弓：そう。ランドクルーザーとアルファードは、リセールバリューがいいTOP5に絶対入ってくる車種なんです。あとは「ジムニー」とかね。なので、それを利用した支払い方ってあるじゃないですか。たとえば定額カルモくんなんかもそうですけど、リースだったり、ディーラーだったら残価設定ローンだったり。

ある程度下取りのときの値段が反映されて組まれているので、リセールバリューが高い車を選ぶっていうのもいいかもしれないですね。

千葉：リセールバリューの高い車で、カーリースだったり残価設定ローンだったりっていう使い方をすれば、返却、もしくは売却することでペイできるというか。

馬弓：そうです。結果的に月々のお支払いとか、自分が支払った額は少なく済んだよねっていうことは可能だと思うんですよね。

千葉：それでさらに新しい、そのときの人気車種に乗れる。それはいいですね（笑）。

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※この記事は2023年11月時点の情報で制作しています