音楽配信サービスのなかでも人気の『Spotify(スポティファイ)』ですが、どれくらい通信量が掛かるのか気になる人も多いと思います。また速度制限に引っかからないために、通信量を節約する方法も知りたいでしょう。
そこで今回は、『Spotify』にかかる具体的な通信量と、節約方法を紹介します。外出時にたくさん音楽を聴く人はぜひ参考にしてください。

Spotifyの通信量はどれくらいか実際に計測 節約して通信制限を回避する方法
高品質で再生した場合、通信量は1時間で約72MB
『Spotify』はストリーミングに低音質・標準品質・高品質・最高品質の4つのレートを使用しています(最高品質はプレミアムプラン限定)。Spotify公式ヘルプによると、各音質ごとの通信量は以下の通り。
●低音質:約24kbit/秒
●標準品質:約96kbit/秒
●高品質:約160kbit/秒
●最高品質の場合は:約320kbit/秒
実際に高品質で約10分間音楽を聴いたところ、約12MB通信量を利用していました。単純計算で1時間で約72MB。14時間ほどで1,000MB(1GB)に達する計算です。契約中の通信プランによっては、あまり流しっぱなしにしていると速度制限に引っかかってしまうかもしれません。
また『Spotify』の一部楽曲では、短いループ動画を背景に流す「Canvas」機能に対応しています。それを再生すると、通常より通信量が若干増加するのも覚えておくべき点です。
Spotifyの通信量を節約する方法
「データ節約モード」をオンにする
通信量を抑えるなら後述のWi-Fiが有効的ですが、外出先などでモバイルデータ通信以外の通信手段がないという場合は「データ節約モード」を活用しましょう。
「データ節約モード」は、音質を低音質に、Canvasを無効にすることでデータ通信量を少なくするモードです。
設定方法はHome画面右上の歯車(設定)をタップし、「データ節約モード」の「On」をタップです。
Wi-Fiを使う
自宅で引いているインターネット回線やポケットWi-Fi、カフェのフリーWi-Fiなど、Wi-Fiを利用すればモバイルデータ通信量を消費しません。こまめに接続するようにしましょう。
曲を「ダウンロード」してオフライン再生する(プレミアムプランのみ)
有料のプレミアムプラン限定で「ダウンロード」機能を利用可能です。聴きたい曲をあらかじめWi-Fiでダウンロードしておけば、外出中もオフラインで再生可能に。
ただしプレミアムプランは月額980円が掛かるので、通信費用を削減しようとしても、月額料金のほうが高ければあまり意味はなくなってしまいます。プレミアムプランのサービスの利便性と通信コストを天秤にかけて判断する必要があるでしょう。
ダウンロード方法は、まずダウンロードしたいアルバムかプレイリストの画面を開きます。すると「ダウンロード」という文字があるので、これをタップ。表示が「ダウンロード中」に切り替わり、曲のダウンロードが開始されます。
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Spotifyがカウントフリーになる携帯料金プランに加入する
最後に少々特殊な方法を紹介します。BIGLOBEモバイル、OCN モバイル ONEなど一部のMVNO(通信事業者)の中には、Spotify利用時に通信量を消費しない「カウントフリープラン」が用意されているものがあります。それに加入すれば、通信量を気にせず『Spotify』を利用可能に。
スマホを契約している会社の乗り換えも含めて調査する必要がありますが、『Spotify』のヘビーユーザーであれば一度検討してみる価値ありです。
▲BIGLOBEモバイルの「エンタメフリー・オプション」。Spotifyを始めさまざまなサービスの通信量がゼロに。
出典:エンタメフリー・オプション-YouTubeなど対象サービスノーカウント
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