Amazonのスマートスピーカー「Echo」シリーズの中で、音質を追求したハイエンドモデルが「Echo Studio(エコースタジオ)」。
Echo Dot、Echo Show 5、Echo Flexなど他の機種と比べると高価ですが、没入感のあるサウンドが魅力的で、音楽好きは要注目のモデルです。
今回はこの「Echo Studio」に焦点を絞って、どのような特徴があるのか様々な角度から解説します。
「Echo Studio」とは 最高の音楽体験! 音質にこだわったスマートスピーカー
最終更新日:2020年11月02日
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「Echo Studio」とは
「Echo Studio」とはAmazon(アマゾン)社製のスマートスピーカーです。音声アシスタント「アレクサ(Alexa)」を搭載しており、一言で表すと「人の言葉を理解して反応するスピーカー」。
スマートスピーカーの中で、Echoシリーズは全米シェア70%を誇る人気商品です。(米国アナリスト会社 eMarketer調査結果)
現在、日本でAmazon Echoシリーズは10種類の商品がラインナップされており、それぞれのニーズに合った商品を選ぶことが可能。主に以下の3タイプに分けられます。
①スタンダードタイプ
一般的な置型。機能を絞った低価格なモデルから高音質の高価格のものまであります。
②スクリーン付きタイプ
タッチパネル操作ができるスクリーンを搭載したモデル。ビデオ通話、見守りカメラ、YouTubeやAmazonプライム・ビデオの動画視聴など、サウンドだけでなく画面表示を活用した機能を利用できます。
③車載タイプ
車専用でスピーカーは搭載されておらず、音声アシスト機能のみ。スマホと連動することで、車載スピーカーから音楽やラジオを聴いたり、ハンズフリーで通話したりできます。
この中で「Echo Studio」は、スタンダードタイプに属しています。
同タイプの中では高価な商品で、音声アシスト機能に加えて音質に重きを置くユーザー向けのモデルです。
インターネット上の商品画像で見るとスケールが分かり難いのですが、大きさはサッカーボール程度思った以上に大きいので、購入を検討している方は事前に置く場所の寸法を計測しましょう。
「Echo Studio」の価格 他シリーズと比較
本体価格は24,980円です。
オプションでスマートプラグ付きが25,960円、スマートリモコン付きが27,980円。それぞれ単体で購入するよりもお得になっています。
機種 | 価格 |
---|---|
Echo Studio | 24,980円 | Echo | 11,980円 |
Echo Dot | 5,980円 |
Echo Dot with clock |
6,980円 |
Echo Flex | 2,980円 |
Echo Show 5 | 9,980円 |
Echo Show 8 | 14,980円 |
Echo Show 10 | 29,980円 | Echo Auto | 4,980円 |
一覧にするとわかる通り、Amazon Echoシリーズの中で「Echo Studio」は最上位モデルのため、それなりの価格になっています。
では価格によってどれだけスペックが異なるのか、次の項目で見ていきましょう。
「Echo Studio」のスペック 他シリーズと比較
今回は価格が抑えめのEcho Dot、Echo Show 5の2機種、音質にこだわられたEcho、Echo Show 10の2機種、と比較します。
Echo Studio | Echo Dot | Echo | Echo Show 5 | Echo Show10 | |
---|---|---|---|---|---|
サイズ | 206 x 175 x 175 mm | 100 x 100 x 89 mm | 148 x 99 x 99 mm | 148mm x 86mm x 73mm | 251 mm x 230 mm x 172 mm |
重さ | 3,500 g | 328 g | 780 g | 410g | 2,560 g |
スピーカー サイズ |
5.25インチウーファー 2.0インチミッドレンジスピーカー 1.0インチツイーター | 1.6インチ | 3.0インチウーファー、0.8ツイーター x 2 | 1.65インチ 4W スピーカー | 2.1チャンネルシステム: 1インチツイーター x 2 (ステレオ)、2.5インチウーファー |
スクリーン の有無 |
- | - | - | ○ | ○ |
Amazon Music HD対応 | ○ | - | - | - | - |
注目はスピーカーサイズ。ウーファーが最も大きく5.25インチで、パワフルな重低音を楽しめます。高音用スピーカーのツイーターも、「Echo Show10」と並んで最大の1インチ。
またDolby Atmos技術により立体的なサウンドを実現。部屋全体を音で埋め尽くしてくれます。
Amazonの高音質ストリーミングサービス「Amazon Music HD」では、3Dマスタリングされた3Dミュージックを今後配信予定とのこと。「Echo Studio」を持っておくと臨場感たっぷりの音楽を楽しめるようになるでしょう。
このようにサウンド面が強化されているため、本体サイズは大きくなっています。大画面のスクリーンが付いた「Echo Show 10」に次いだ大きさで、存在感があります。重さは「Echo Show 10」を抜いて、3.5kgと最重量。お手頃価格の「Echo Dot」と比較すると、約10倍の重さです。
Googleの「Nest Hub Max」は1.32kg、Appleの「HomePod」は2.5kgと、他社スマートスピーカーと比較してもかなり重いことがわかります。
「Echo Studio」ができること
アレクサには「スキル」というEchoシリーズ共通の追加拡張機能があります。スマホにおける「アプリ」のようなものと考えるとわかりやすいです。
スキルの数だけ使える機能があるため、活用方法は多岐にわたります。そのひとつひとつをここで全て説明しきれないので、代表的な3つをご紹介します。
音楽を聴く
「Echo Studio」の購入を考えている方であれば、これは絶対に外せません。使える音楽配信サービスはAmazon Music、Spotify、Apple Music、dヒッツ、うたパス、TuneIn。対応の幅が広いのはEchoシリーズの強みです。
複数サービスに登録している場合は「アレクサ、Spotifyで○○かけて」と言えば、指定したサービスで音楽をかけられます。
各社とも様々なプレイリストが用意されているので、気分によって使い分けるのもいいでしょう。
ニュースや天気予報のチェック
音楽に次いで人気な情報としてニュースの読み上げや天気予報、指定のラジオチャンネルを聴くこともできます。
例えば、「アレクサ、Yahooニュースを開いて」と声を掛けることで「Echo Studio」はニュースを読み上げてくれます。
忙しい朝に準備をしながら活用すれば、アプリやテレビをチェックする手間が省けて快適です。
IoT家電の操作
「IoT」とはInternet Of Thingsの略で、直訳すると「モノのインターネット」。パソコン以外のものをインターネットに接続することを指し、これによって遠隔で操作、状態の確認、もの同士で情報を共有などができます。
それらを活用するためのハブとなるのがスマートスピーカーです。いわゆる「スマート家電」「スマートデバイス」を活用すれば、スマートスピーカーに話かけるだけで電源のオン・オフなどが行なえます。
スマートリモコンやスマートプラグを購入すれば、手持ちの家電もスマート化が可能。わざわざ買い換える必要はありません。
「Echo Studio」はこんな人におすすめ
音質を重視しているだけに、「Echo Studio」機内にはスピーカーが5つも搭載されています。また、この商品の目玉として3Dオーディオにも対応。さらに、設置場所の特性に合わせて音質を調整する「自動調整機能」も搭載しています。
実際に聴いてみると、左右だけでなく上下の空間にも広がった音を体感し、価格相当の音作りがされていることが実感できますよ。
デメリットとして、スマートスピーカーとしては高額なので、初めての1台としてはあまりふさわしくありません。まずは「Echo」「Echo Dot」などで、使い心地を試してみるのがいいでしょう。サウンド面以外でできることに違いはないので、音質にこだわらない方にもおすすめしません。
以上のことから、「Echo Studio」は音質に重きを置いていて、従来のスマートスピーカーでは満足できなかった方におすすめです。最高のサウンド体験を実感してください!
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