カーリース維持費の真相！購入と徹底比較＆維持費を抑える方法を紹介

カーリースで必要な維持費とは？コミコミできるものとできないもの

カーリースの月額料金には、各種税金やメンテナンス費用などの維持費も含まれいることから、月々定額で新車に乗ることができます。ただし、月額料金に含まれない維持費については、契約者が別途負担する必要があります。

月額料金に含まれる費用、含まれない費用はカーリース会社によって異なりますが、一般的には以下のようになっています。

月額料金に含まれる費用

・自動車税（種別割）

・環境性能割

・自動車重量税

・自賠責保険料

・新車新規登録手数料

・各種手数料、代行費用

・サポート料

など

月額料金に含まれない費用

・車検基本料

・メンテナンス費用、交換部品代

・自動車保険（任意保険）料

・ガソリン代

・駐車場代

など

なお、車検基本料やメンテナンス費用などは、オプションのメンテナンスプランをつけることで月額料金に含められるケースが多いです。月額料金に多くの維持費が含まれているカーリースであれば、月額料金以外に必要な維持費をガソリン代と駐車場代程度に抑えることができます。

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カーリースが維持費コミコミでも安く新車に乗れる理由

カーリースが維持費を含めた料金でも月額10,000円台からの定額で安く新車に乗れるのには、おもに2つの理由があります。

一つは残価設定です。カーリースは契約期間を決めて利用することから、利用期間分だけの支払いとなるように、契約満了時に残っていると想定される車の価値を「残価」として設定し、車両本体価格から差し引きます。この仕組みにより、購入する場合よりも安く新車を利用することができます。

2つ目は料金の設定方法です。カーリースの月額料金は、残価を差し引いた車両本体価格に諸費用を加えた総額を、契約月数で割って算出しています。これにより、維持費も含めた定額料金を実現しています。

さらに、カーリースの契約期間は9年や11年など長期の設定もできることから、マイカーローンよりも分割できる回数が増え、月々の負担を抑えることができるのです。

カーリースとマイカーローンの維持費の違い

マイカーローンとカーリースは、毎月同じ金額を支払って車に乗るという点はでは同じですが、維持費については大きく異なります。利用を検討するうえでどちらが自身に合っているのか、それぞれの特徴を確認しておきましょう。

カーリースとマイカーローンの維持費の違い：自己負担になる費用

マイカーローンでの借入れは原則として車両本体代金のみとなるので、購入時に必要な初期費用や、維持するうえで必要な税金や車検費用、メンテナンス費用といった維持費はローンの返済とは別に負担しなければなりません。

一方、カーリースではこれらの多くが月額料金に含まれているので、負担する維持費は月額料金に含まれない一部の費用だけとなります。初期費用や車検費用など、まとまった出費になりやすい支払いも定額でまかなえるので、家計を圧迫する心配がありません。

カーリースとマイカーローンの維持費の違い：支払いのタイミング

マイカーローンでは、自動車税（種別割）は毎年、車検費用は新車新規登録から3年目と以降2年ごと、メンテナンスは必要なタイミングで、それぞれ維持費の支払いが発生します。特に車検費用などは10万円を超えることも珍しくなく、大きな出費となるでしょう。また、メンテナンス費用は故障や不具合などで突然発生することもあるため、ある程度の備えも必要となります。

その点カーリースは、月額料金に維持費の多くが含まれていることで、支払いは毎月一定です。

維持費が月額料金に含まれるカーリースのメリットとデメリット

支払いが一定になることで家計管理もしやすいカーリースの料金システムは、多くのメリットがある一方で、注意しておきたいデメリットもあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

維持費が月額料金に含まれるメリット

カーリースで維持費も定額で支払うことのメリットは、毎月の支出が安定することです。また、車検費用や保険料といった大きな出費が発生しないため、マイカーローンでの購入に比べて負担が軽減されます。

さらに、費用を気にせずメンテナンスが行えることから、車のコンディションを良好な状態に保ちやすくなります。

維持費が月額料金に含まれるデメリット

カーリースで維持費も定額で支払うことのデメリットは、別途支払うより割高になるケースもあることです。例えば自動車保険（任意保険）が月額料金に含まれる場合、内容や等級によっては個人で加入したほうが負担を減らせることがあります。

また、ある程度のメンテナンスは自身で行えるといった場合、初めからメンテナンス費用が組み込まれているともったいなく感じてしまうでしょう。

このようなデメリットを回避するためにも、月額料金に含まれる維持費を確認して、本当に必要なものだけが入っていたり、自身の希望に合わせて選べたりするカーリースを選ぶのがおすすめです。

カーリースの維持費を節約するポイント

維持費の負担を抑えて利用できるカーリースですが、乗り方次第でさらに維持費を節約することも可能です。ここでは、カーリースの維持費の負担を抑えたいときに意識すべきポイントについて確認していきましょう。

維持費が安くなる車種を選ぶ

軽自動車は税金や保険料が安く、車両本体価格も手頃な車種が多いことから、普通車に比べてカーリースの月額料金が安くなる傾向があります。また、ガソリン消費が少ないエコカーなど、カーリースで自己負担となる費用を抑えられる車種を選ぶと、月額料金以外の維持費も減らせます。

選択肢が豊富なカーリースを選ぶ

カーリースは月額料金に含まれる維持費が多いほど不定期な出費を減らせますが、場合によっては別で負担したほうがコストを抑えられるものもあります。自動車保険（任意保険）がオプションになっている、メンテナンスプランは項目別にいくつかのプランがあるなど、必要に応じてカスタマイズできる選択肢があると、維持費を抑えやすいでしょう。

契約期間を長く設定する

カーリースの月額料金は契約年数が長いほど安くなるため、維持費を抑えたいときはできるだけ長期の契約をするのがおすすめです。

ただし、むやみに長くすると中途解約のリスクも高まるため、車の利用目的と予算のバランスを見ながら検討することが大切です。

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カーリースは選び方次第で維持費を大きく抑えられる

カーリースは維持費が定額になることで購入するより負担を抑えられます。また、車種やプランの選び方次第で、毎月の維持費となる月額料金や、自己負担の維持費も節約が可能です。

コストを抑えながら希望に沿った車種の新車でカーライフを送るためにも、いくつかのカーリースを比較して、自身に合ったサービスを選びましょう。

※この記事は2023年9月時点の情報で制作しています