審査なしでカーリースの契約はできる？体験談から対策や審査落ちの対処法まで徹底解説

審査なしで契約できるカーリースはある？

カーリースの審査では、おもに契約満了まで滞りなく料金を支払える経済力や信用性があるかをチェックします。そのため、一般的なカーリースで、審査なしで契約できる所は基本的にはありません。

ただし、数ヵ月だけ契約できる短期リースの中には、審査なしで申し込める会社もあります。

審査不要の短期リースでは、本人名義のクレジットカード払いにすることで、クレジットカードの申込時に行われる審査で一定の信用性が認められているとして、短期リースにおける審査の代わりとしています。

短期リースは契約期間が数ヵ月と短いことで滞納などのリスクが低く、また、クレジットカード会社をとおして利用料を受け取れることから、審査なしを可能にしていると考えられます。

一方、長期のカーリースでは未納などによるリスクが大きくなりやすいため、クレジットカード払いが可能なところでも審査を行います。審査不要をうたうサービスがあったとしたら、高額な保証金などが必要になっていないか、利用できる車はちゃんとした物かなど、しっかり確認したほうがいいでしょう。

また、信販会社の審査がないことで「審査不要」としている自社審査のカーリースもあります。信販会社よりは審査難度が低めですが、審査なしで利用できるわけではない点に注意が必要です。

このように、安心してカーリースを利用するには、審査なしを探すよりも、審査に通りやすいカーリースで対策をして申し込むほうが賢明です。では、どうすれば審査に通る可能性を上げられるのか、審査に通りやすいカーリースの見極め方と併せて詳しく見ていきましょう。

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カーリースの審査基準

カーリースの審査では複数の項目から総合的に判断して利用の可否を決めているといわれています。審査基準は公表されていませんが、審査の難度や対策を考えるうえでは、一般的にいわれる審査基準を知っておくことが大切です。

まずはカーリースの審査基準について、審査で見られる項目別に見ていきましょう。

年収

カーリースの月額料金を支払えるだけの十分な収入があるか、年収を基に希望する車種やプランの料金とのバランスをチェックされます。一般的には年収200万円が基準とされていて、それを下回る場合は審査が厳しめになります。

とはいえ、ほかの項目と総合的に見て判断されることから、年収が基準に満たなくても審査に通るケースはあります。

職業や雇用形態

カーリースの審査では、収入の安定性も重視されます。そのため、人気や季節などに収入が大きく左右される職業の場合、審査通過が難しくなる可能性があります。

また、パートやアルバイトといった、月々の収入額や継続性が不安定な雇用形態の方や、個人事業主なども、収入の安定性を不安視されやすいでしょう。

勤続年数

収入の安定性が高い正社員であっても、勤続年数が短い場合は審査通過が難しくなる傾向があります。これは、その企業に今後も勤め続けるか判断しづらく、安定した収入を保証できないとみなされるからです。

なお、勤続年数は短くても1年、一般的には3年ほどがカーリースの審査基準の目安といわれています。

信用情報

信用情報とは、クレジットカードやローンなどの利用履歴や借入れ残高、返済や滞納といった個人の情報のことです。カーリースの審査では、これらが保管された信用情報機関をとおして申込者の信用情報を確認します。

過去に滞納や自己破産などを起こしていたり、まったく履歴がなかったりする場合は、審査通過が難しくなるでしょう。

借入れ状況

カーリースの審査では「返済負担率」もチェックされます。返済負担率とは、年収に占める年間の返済額の割合のことで、カーリースの審査通過の基準は、年間のリース料金の総額が年収の25～35％程度以下とされています。

なお、返済負担率の年間の返済額には、住宅ローンやスマートフォン端末の分割払いなど、リース料金以外のものも含まれるため、借入れが多いほど審査のハードルが上がります。

審査に通りやすいカーリースはどこ？利用者の体験談

前述のとおり審査には基準が設けられていますが、審査の難度はカーリースによって異なります。

審査難度の低いところに申し込めば、審査なしのカーリースほどではないにしても、審査に通る可能性を上げられます。

実際の利用者の体験談から、審査に通りやすいカーリースを見ていきましょう。

ローンの審査落ちでもカーリースの審査に通った3名の体験談

Kさん（40代）

仕事に車が必要でマイカーローンに申し込んだのですが、携帯電話料金の支払い忘れが影響したのか、審査に通りませんでした。いろいろと調べている中で審査に通りやすいといわれていたカーリースに申し込んでみたら、無事に車を用意できました。

Iさん（30代）

それなりに名の知れた企業に4年以上勤めていたのに、マイカーローンの審査に落ちました。その後は中古車を一括購入していたのですが、やっぱり新車に乗りたくて知人に相談したら、カーリースなら審査に通りやすいよとすすめられたんです。月額料金が安いサービスに申し込んだところ、審査に通ることができました！

Kさん（60代）

還暦も過ぎて、最後の新車かもしれないと、ホンダ「S660」を愛車にしようと決めました。しかしこれまでいろいろあって、マイカーローンの審査は何度か試したものの、やっぱり無理で。カーリースに相談したら、担当者の方に「一応受けてみましょう」と背中を押され、ダメもとで申し込んだら通ったのでびっくりですよ（笑）。おかげで今は相棒との毎日を楽しんでいます。

審査に通りやすいカーリースの特徴

3名の体験談を見ると、審査に通りやすいといわれるカーリースを選んでいたり、無理かもしれないと思いながらも試してみたりしている様子がうかがえます。

審査に通りやすいといわれるカーリースには次のような特徴があるため、事前に確認して申込先を選ぶといいでしょう。

月額料金が安い

月額料金が安いほど審査対象の金額を抑えやすくなり、審査のハードルを下げることが可能になります。ただし、ボーナス払いを併用している場合、通常月の月額料金は安くても、ボーナス加算額を含めた総額で見ると高くなるケースもある点に注意が必要です。

提携する信販会社が多い

カーリースでは、一般的に提携する信販会社を通して審査を行います。審査難度は信販会社によっても変わってくるため、提携する信販会社の数が多いほど審査通過の可能性が上がるといえるでしょう。

独自の基準で審査を行う

カーリースの中には、信販会社を通さず、独自の審査基準を設けて自社で審査を行う所もあります。

ただし、中古車しか利用できない、契約年数が短いなどの制限があることも多いので、事前に確認しておきましょう。

審査通過後に車種やプランを変更できる

通常、カーリースの審査は車種やプランを決めてから行いますが、仮の車種で先に審査を済ませられるカーリースもあります。その場合、最も安い車種で申し込めば、審査のハードルを下げることができます。

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審査ありでも可能性を上げられる！カーリースの審査対策8つ

審査難度の低いカーリースでも、審査通過の可能性を上げるための対策は取っておきたいものです。事前に準備が必要なものもあるので、申し込む前に確認しておきましょう。

収支のバランスを確認する

カーリースの審査で重視されるのは、最後まで無理なく支払えるだけの収支バランスです。年収に対する利用料の割合だけでなく、ガソリン代や駐車場代といった月額料金以外の支出にも対応できるだけの支払能力があるかもチェックされる可能性があります。

そのため、返済負担率ギリギリではなく、少し余裕を持った金額で設定できる車種やプランを選ぶようにしましょう。

ほかの借入れを減らす

すでにローンなどほかの借入れがある場合は、カーリースの申込みまでにできる限り返済しておきましょう。そうすることで、年間負担率による審査落ちのリスクを下げられます。

なお、ほかの借入れを返済して、返済負担率におけるカーリースにあてられる金額が増えると、ワンランク上の車種で審査に通過する可能性も出てくるでしょう。

滞納や支払い忘れないかを確認する

口座の残金が足りずクレジットカードの引き落としができなかった、うっかり支払期日を過ぎてしまったという場合でも、延滞や未払いと扱われてカーリースの審査にネガティブな影響を与えてしまうことがあります。

カーリースの申込み前に確認し、支払い忘れがあるようなら清算しておきましょう。

信用情報を確認する

滞納や自己破産といったネガティブな信用情報が残っていると審査のハードルは高くなります。これらの履歴は一定期間を過ぎると消えますが、知らないうちにブラックリストに登録されているケースもあるだけに、申込み前に自身の信用情報の開示請求を行って確認しておくと安心です。

個人の信用情報は、株式会社 シー・アイ・シー（CIC）、株式会社日本信用情報機構（JICC）、全国銀行個人信用情報センター（KSC）という3つの信用情報機関に開示請求することで確認できます。それぞれ1,000円前後の手数料が必要です。

申し込むカーリースを厳選する

信用情報には申込みの実績も記録されています。短期間に複数の審査に申し込んでいると、お金に困っていたり、申込者自身に審査落ちになりそうな心当たりがあったり、不正を働くなどの悪意があったりするのではないかと受け取られて、審査通過が難しくなる傾向があります。

手あたり次第に申し込むのではなく、1～2社程度に候補を絞って申込みを行うのがおすすめです。なお、審査に落ちた場合は、次の審査申込みまで6ヵ月程度あいだをあけるようにしましょう。

収入の安定性を示せる資料を用意する

パートやアルバイト、個人事業主など収入が不安定と判断されやすい職種や雇用形態でも、これまで長期的に安定した収入を得てきている場合は、それを証明できる書類などを用意しておくと収入の安定性をアピールできる可能性があります。

個人事業主では、この先も継続的に受注することがわかる契約書などがあるようなら準備しておくといいでしょう。

勤続年数が1年を超えるまで待つ

カーリースの申込み時点で勤続年数が1年に満たない場合は、1年を超えるまで待ちましょう。転職を検討している場合は、カーリースの申込み時期も慎重に検討することが大切です。

お手軽審査ツールを利用する

一般的にカーリースでは車種やプランを決めてから審査に申し込みますが、ひとまず審査のハードルが低い安めの車種で審査を試せるサービスを用意しているカーリースもあります。

そのようなサービスがあるカーリースなら、先に審査を済ませられ、後から利用できる範囲で車種やプランを決めればいいため、効率的かつ安心して車選びが行えるでしょう。

やっぱり審査なしが良かった？カーリースの審査に落ちてしまったときの対処法

どんなに対策をしても、審査に落ちてしまうことはあります。審査なしのカーリースにしておけばよかったと思うかもしれませんが、先々を思えば、信頼できるサービスを利用したほうがメリットが多いため、対策を行って改めて申し込んでみることをおすすめします。

審査に落ちた際にできる対策について見ていきましょう。

連帯保証人を用意する

契約者の返済能力に不安がある場合でも、連帯保証人を立てることで審査にクリアできるケースがあります。

連帯保証人は契約者と同じ返済能力と信用度が求められるため、安定した収入がある成人で、信用情報に傷がない方が適しています。また、契約者と同等の責任を負うことになるので、家族や親族などの身内に頼むのが一般的です。

連帯保証人がいれば審査に通る可能性がある場合、カーリース会社から案内してもらえます。カーリース会社によっては、保証会社を紹介してもらえることもあります。

家族名義でファミリーカーとして契約する

家族と共用で使用する車の場合は、家族に申し込んでもらうのも一つです。

ただし、契約者本人がその車をめったに使用しないといった場合は名義貸しという犯罪行為になり、罰せられる可能性もあるため、ファミリーカーとして使用する場合に限ります。

なお、カーリースの中には契約者以外の利用を認めていないところもあるので、事前に確認しておきましょう。

車種やグレード、オプションを見直す

契約するカーリースの月額料金や総額が下がるほど、審査のハードルも下がります。ある程度の年収や収入の安定性はあるのに審査に落ちたという場合は、車種やグレード、オプションなどを見直してコストを下げることも検討してみましょう。

同じボディタイプでも排気量が少ない車種にする、優先度の高い機能だけがついたグレードに下げる、オプションは後付けで対応するなどでコストダウンが可能です。また、まとまった資金があるようなら頭金を入れるのも有効です。

申し込むカーリースを変える

前述のとおり、審査難度はカーリースによって異なります。審査に落ちた所とは別のカーリースに申し込むことで、まったく同じ条件でも審査に通る場合があります。

多重申込みとならないように6ヵ月ほど期間をあけてから、別のカーリースに申し込んでみましょう。

カーリースの審査に落ちた方でも利用できた実績多数！

審査に不安を抱える方におすすめのカーリース・定額カルモくんでは、他社のカーリース審査に落ちた経験を持つ方でも審査に通って新車ライフを楽しんでいる実績があります。

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カーリースの再審査で利用できた方が実際に行った対策とは？

カーリースの審査に落ちても、再審査で審査に通りカーライフを満喫している方は少なくありません。実際にどのような対策を行ったのか、1回目の審査で落ちた理由と併せて、クラベルさん編集部が行ったアンケート*で寄せられた声を見てみましょう。

50代男性

メーカーのカーリースに申し込みましたが、シングルインカムで住宅ローンなどの債務が多かったせいか審査落ちしました。安いカーリース会社に変更し、月額料金も40,000円くらい下がる車種にして申し込んだら無事に通過できました。

20代男性

最初の審査に落ちたのはクレジットカードの支払い滞納が原因だと思います。ブラックリスト入りもしましたが、しっかりと返済し、履歴も消えるのを待って申し込んだら、月額40,000円くらいの車で審査に通ることができました。

40代男性

審査に落ちた理由はよくわかりませんが、おそらく書類の不備が原因ではないかと思っています。再審査の前にスタッフの方にいろいろと確認をして、契約期間も2年延ばして申し込んだら契約できました！

最初に審査落ちした理由を分析して、安いカーリース会社に変更する、信用情報のネガティブな情報をクリアにする、契約期間を延ばして月額料金を下げるなど、審査のハードルを下げる対策を取っていることが審査通過につながったことがわかります。

*クラベルさん編集部が、チャット調査ツール「Sprint」にて「カーリースの審査に落ちた経験があるが、カーリースを利用できた（利用できている）方」を対象として行ったインターネット調査を基に掲載

審査なしより、審査ありでも通りやすいカーリースを選ぶほうが安心

審査結果は受けてみないとわかりません。カーリースの審査に不安がある場合でも、通る可能性はあります。

審査なしのカーリースは一見魅力的ですが、長期で利用する場合にはリスクが大きいため、対策をしっかり行ったうえで、まずは審査に通りやすそうなカーリースに申し込んでみましょう。

カーリースの審査が不安な方にもおすすめ！

※この記事は2024年2月時点の情報で制作しています