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軽自動車のハイブリッドモデルのおすすめを、車の専門家・伊達軍曹さんが5つの視点か��ら評価してランキング。TOP6の車種の特徴のほか、EVの軽自動車とどちらがおすすめかについても、軽自動車のハイブリッドモデルのメリット・デメリットや選び方のポイント、向いている方と併せて解説する記事であることがわかる解説画像

【2023年総括】ハイブリッド軽自動車ランキング!専門家おすすめのベストバイTOP6を解説

お役立ち情報お役立ち情報

2024.03.26

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燃費の良い車といえば軽自動車やハイブリッド車という言葉がすぐに思い浮かびます。そしてハイブリッドの軽自動車であれば、これはもう燃費最強としか思えない組み合わせです。

そんな軽自動車のハイブリッドモデルとはどのような車なのか、そのメリットとデメリットから、プロが選ぶおすすめまで、自動車評論家の伊達軍曹さんが紹介します。

モータージャーナリスト:

伊達軍曹

外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。自動車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。以来、有名メディア多数で新車および中古車の取材記事を執筆している。愛猫家。

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【この記事でわかること】

軽自動車のハイブリッドモデルに使われているシステムの特徴とメリット、デメリット

車の専門家が5項目で評価したハイブリッド軽自動車のおすすめランキングTOP6

車の専門家が教える、軽自動車のハイブリッドモデルを選ぶ際に注意したいポイント5つ

軽自動車のハイブリッドモデルとは?特徴とメリット、デメリット

軽自動車のハイブリッドモデルとは?特徴とメリット、デメリットについて解説する項目の見出し画像」

ハイブリッドとは「異種の物を組み合わせたり掛け合わせたりすることで生み出されるモノや生き物」を意味する言葉。車の場合は、従来あるエンジンに電気モーターを組み合わせたパワーユニットのことを「ハイブリッドシステム」と呼んでいます。

そして車のハイブリッドシステムは、「フルハイブリッド」と「マイルドハイブリッド」の2種類に分けることができます。

フルハイブリッドはモーターの力だけでも走ることができるシステムなのに対し、マイルドハイブリッドは、モーターだけの力で走ることはできないものの、電気モーターがエンジンを効率的に補助するシステムのことを指しています。

現在、軽自動車のハイブリッドモデルに採用されているのは「マイルドハイブリッド」のみで、モーターの力だけで走行可能な「フルハイブリッドの軽自動車」は存在していません

そもそも燃費性能の良い軽自動車にマイルドハイブリッドを組み合わせることで、どれほどのメリットがあるのでしょうか。物事は何だってメリットとデメリットが同居するものですが、ハイブリッド軽自動車の損得とはどのようなものかをわかりやすく解説します。

マイルドハイブリッドの軽自動車のメリット

たとえそれがマイルドハイブリッドシステムであっても、軽自動車がハイブリッドシステムを採用するメリットはたくさんあります。

マイルドハイブリッドシステムを軽自動車に採用すると、まずは「燃費」が良くなります。

車のエンジンというのは、高速走行中はさほどの負荷はかかっていない状態なのですが、時速0km/hで静止している状態から動き出し、そして加速させていく際にはけっこうな負荷がかかります。つまり「発進と加速には大きな力が必要となるため、燃費が悪化する」ということです。近隣の街なかで停止と発進を繰り返すことが多い軽自動車にとって、これは由々しき問題です。

しかしマイルドハイブリッドシステムが搭載されていれば、エンジンにとって負荷が高い部分を電気モーターが効果的に手助けしてくれるため、結果として燃費が向上するのです。

そしてもうひとつのメリットとして「パワフルになる」というのがあります。軽自動車でビュンビュン飛ばす人もあまりいないと思いますが、それでも、車というのはある程度以上のパワーがあったほうが運転は楽になりますし、走行中の安全性も増します。また、単純に「パワフルな車のほうが運転していて楽しい」というのもあるでしょう。

そういった意味で、発進加速時に電気モーターのパワーがプラスされる軽自動車のハイブリッドモデルは、「運転しやすく安全な、楽しい車である」ということができます。

マイルドハイブリッドの軽自動車のデメリット

ハイブリッド軽自動車にデメリットはさほどないのですが、強いて言うなら「車両価格が高くなる」というのはあるでしょう。

シンプルなガソリンエンジンだけであれば比較的安く作ることができますが、それに加えてやや複雑なバッテリーやモーターを加えるとなると、原価や手間賃はどうしたって高くなります。そのため、例えばスズキ「ワゴンR」という軽自動車の場合、エンジン車であれば価格は約129万円~ですが、装備の違いも若干あるものの、マイルドハイブリッド車は約146万円~となってしまいます。

また、ハイブリッド車の動力用バッテリー(電池)には寿命があるため、永久に使い続けることはできず、ある程度のタイミングで交換する必要があります。そしてハイブリッド車のバッテリーというのは単3乾電池などとは違って高額であるため(交換に10万円ぐらいはかかるでしょう)、これもデメリットであるとはいえます。

とはいえ今日のハイブリッド車の動力用バッテリーというのは、単3乾電池のようにすぐ使い果たしてしまうものではなく、また、一般的な12Vの電装品用バッテリーよりも長寿命で、おおむね10年以上はそのまま普通に使える場合がほとんどです。

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車のプロが選ぶ、マイルドハイブリッドモデルの軽自動車ランキングTOP6

ハイブリッドシステム付きの軽自動車とはいえ、自身の使用スタイルに応じた「ボディタイプ」や「車内の広さ」、あるいは「デザイン的な好み」を基準に選べば特に難しいことは何もありません。そのあたりの前提はあるものの、専門家から見て総合的な実力が高い軽自動車のハイブリッドモデルを以下に紹介します。

ランキング 車種 総合点
(25点満点)
1位 スズキ「スペーシア」 24点
2位 三菱「デリカミニ」 22点
3位 スズキ「ハスラー」 21点
4位 スズキ「ワゴンRスマイル」 21点
5位 スズキ「アルト」 20点
6位 日産「デイズ」 20点

1位:スズキ「スペーシア」フルモデルチェンジを受けた軽スーパーハイトワゴン

スズキ「スペーシア」
車の専門家によるスズキ「スペーシア」の5項目、5段階評価を示したレーダーチャート。 燃費性能:5 居住性:5 価格:4 安全性能:5 快適・便利装備:5

【スズキ「スペーシア」の評価】

燃費性能:5

居住性:5

価格:4

安全性能:5

快適・便利装備:5

2023年11月に通算3代目となる新型へとフルモデルチェンジされたスズキの軽スーパーハイトワゴン「スペーシア」。全高1,785mm、室内高1,415mmという背の高さと、便利なスライドドアを併せ持った使い勝手の良い一台です。

パワーユニットはノンターボエンジンとターボ付きエンジンの2本立てで、全車にマイルドハイブリッドシステムが採用されています。今回のモデルチェンジでエンジンを高効率化させるとともに、軽量なCVT(AT)も新採用。それによりWLTCモード燃費はノンターボ車が25.1km/Lで、ターボ車は21.1km/Lという好燃費を誇ります。

絶対的な数字では軽量なほかのマイルドハイブリッド車には敵いませんが、人気のスーパーハイトワゴンの中ではトップの数値となっています。

とにかく車内が広く(特に後席は広大です)、荷物置きにもなるリアシートのオットマンなどさまざまな使い勝手にも気が配られている最新のハイブリッド軽自動車です。先進運転支援も、カーブ抑制機能が付いたACC(前車追従型オートクルーズ)と、白線を見失ったら前車の軌跡を追うようになったLKA(車線維持支援機能)などのおかげで、近隣のお買い物だけでなく、ご家族でアクティブに車を使いたいというユーザーに向いているでしょう。

スズキ「スペーシア」の車種情報

WLTCモード燃費 19.8~25.1km/L
新車販売価格 153万100~219万3,400円
サイズ 全長 3,395 mm x 全幅 1,475 mm x 全高 1,735 mm

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2位:三菱「デリカミニ」アウトドアに強い大人気の軽スーパーハイトワゴン

三菱「デリカミニ」
車の専門家による三菱「デリカミニ」の5項目、5段階評価を示したレーダーチャート。 燃費性能:4 居住性:5 価格:3 安全性能:5 快適・便利装備:5

【三菱「デリカミニ」の評価】

燃費性能:4

居住性:5

価格:3

安全性能:5

快適・便利装備:5

三菱「デリカミニ」は、2023年1月に初公開されるやいなや大人気となり、同年4月に正式発表されて以降は順調に売れまくっている、SUVテイストの軽スーパーハイトワゴンです。駆動方式はFF(前輪駆動)と4WDがあり、4WDでも決して超本格的な悪路走破性を有しているわけではないのですが、ファミリーキャンプなどで使う分には十分以上の能力を発揮できます。

パワーユニットはスペーシアと同じくノンターボエンジンとターボ付きエンジンの2本立てで、こちらも全車にマイルドハイブリッドシステムを採用。WLTCモード燃費はFF車が19.2~20.9km/Lで、4WD車が17.5~19.0km/L。車重の重さもあってスズキの各車に比べるとやや見劣りする数値ですが、絶対的な数値としてはまずますです。

滑りやすい路面での発進をサポートしてくれる「グリップコントロール」と、急な下り坂や滑りやすい路面を下る際に車速を抑えてくれる「ヒルディセントコントロール」が全車に標準装備されています。また、グレードによっては「マイパイロット」という日産と同じ優れた運転支援システムも採用されています。アウトドアを積極的に楽しみたいユーザーに向いているハイブリッド軽自動車であるといえます。

三菱「デリカミニ」の車種情報

WLTCモード燃費 17.5~20.9km/L
新車販売価格 180万4,000~223万9,000円
サイズ 全長 3,395 mm x 全幅 1,475 mm x 全高 1,800-1,830 mm

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3位:スズキ「ハスラー」軽クロスオーバーSUVというジャンルを発明した功労者

スズキ「ハスラー」
車の専門家によるスズキ「ハスラー」の5項目、5段階評価を示したレーダーチャート。 燃費性能:5 居住性:4 価格:4 安全性能:4 快適・便利装備:4

【スズキ「ハスラー」の評価】

燃費性能:5

居住性:4

価格:4

安全性能:4

快適・便利装備:4

初代は2014年に誕生し、現在販売されている2代目モデルは2019年12月に登場したクロスオーバーSUVタイプの軽自動車・スズキ「ハスラー」。前出のスペーシアやデリカミニのような「背の高さ」はさほどありませんが、その分だけ走行安定性には優れますし、室内スペースも十分な広さを確保しています。

パワーユニットはスペーシアと同じくノンターボエンジンとターボ付きエンジンの2種類で、こちらも全グレードにマイルドハイブリッドシステムが搭載されています。WLTCモード燃費はノンターボのFF車が25.0km/Lで、4WD車が23.4km/L。パワフルなターボ車はFF車が22.6km/Lで、4WD車でも20.8km/Lをマークします。

軽スーパーハイトワゴンよりも何かと「機動性」に優れていて、車内も泥汚れなどに強い仕様になっていますので、車を「よりアクティブにも使いたい」と考えているユーザーに向いている一台です。

スズキ「ハスラー」の車種情報

WLTCモード燃費 20.8~25.0km/L
新車販売価格 136.51~181.72万円
サイズ 全長 3,395 mm x 全幅 1,475 mm x 全高 1,680 mm

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4位:スズキ「ワゴンRスマイル」全方位的に便利に使えるスライドドア付き軽自動車

スズキ「ワゴンRスマイル」
車の専門家によるスズキ「ワゴンRスマイル」の5項目、5段階評価を示したレーダーチャート。 燃費性能:5 居住性:4 価格:4 安全性能:4 快適・便利装備:4

【スズキ「ワゴンRスマイル」の評価】

燃費性能:5

居住性:4

価格:4

安全性能:4

快適・便利装備:4

スズキ「ワゴンRスマイル」は、2021年8月に登場したスライドドア付きの軽ハイトワゴン。「全高1.8m前後になる軽スーパーハイトワゴンほどの背の高さは不要だが、やはりある程度は背が高いほうが便利だし、なによりスライドドアは絶対にあったほうがいい」と考えるタイプのユーザーに向けて作られたモデルです。ちなみにワゴンRスマイルの全高は、スペーシアより9cm低い1,695mmです。

パワーユニットはノンターボエンジンのみで、そこにモーターとリチウムイオンバッテリーからなるマイルドハイブリッド機構を組み合わせています(※エントリーグレードのGは非搭載)。WLTCモード燃費値は純エンジン車であるGが22.5~23.9km/Lで、マイルドハイブリッド車は23.6~25.1km/L。積載性も走りも突出した部分はない車ですが、「全方位的に使い勝手がいい軽ハイブリッド車」を探している方に向いているでしょう。

スズキ「ワゴンRスマイル」の車種情報*ハイブリッドモデルのみ

WLTCモード燃費 23.6~25.1km/L
新車販売価格 153万5,600〜177万1,000円
サイズ 全長 3,395 mm x 全幅 1,475 mm x 全高 1,695 mm

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5位:スズキ「アルト」なんともシンプルで超経済的な一台

スズキ「アルト」

車の専門家によるスズキ「アルト」の5項目、5段階評価を示したレーダーチャート。 燃費性能:5 居住性:3 価格:5 安全性能:4 快適・便利装備:3

【スズキ「アルト」の評価】

燃費性能:5

居住性:3

価格:5

安全性能:4

快適・便利装備:3

スズキ「アルト」は、一般的には「軽セダン」と呼ばれることが多い、小ぶりでベーシックな、普通ぐらいの背の高さとなる軽自動車です。アルトは歴史のあるモデルで、通算9代目となる現行モデルは2021年12月に発売されました。

搭載されるエンジンはいずれもノンターボで、上級グレードである「HYBRID X」と「HYBRID S」にはモーター機能付き発電機とリチウムイオンバッテリーからなるマイルドハイブリッド機構を採用。FF車のWLTCモード燃費は27.7km/Lと抜群です。

下位グレードである「L」と「A」には、マイルドハイブリッドではなく、電動アシスト機構「エネチャージ」を採用。しかしこちらの燃費もFF車の場合で25.2km/Lと、なかなかのものです。「とにかくシンプルで経済的なハイブリッド軽自動車が欲しい」という方には大いに向いている一台であるといえます。

スズキ「アルト」の車種情報*ハイブリッドモデルのみ

WLTCモード燃費 25.7~27.7km/L
新車販売価格 121万8,800~150万400円
サイズ 全長 3,395 mm x 全幅 1,475 mm x 全高 1,525 mm

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6位:日産「デイズ」どこまでも走って行きたくなるハイブリッド軽自動車

日産「デイズ」
車の専門家による日産「デイズ」の5項目、5段階評価を示したレーダーチャート。 燃費性能:4 居住性:4 価格:4 安全性能:5 快適・便利装備:3

【日産「デイズ」の評価】

燃費性能:4

居住性:4

価格:4

安全性能:5

快適・便利装備:3

日産 デイズは「軽ハイトワゴン」と呼ばれるジャンルに属する一台。軽スーパーハイトワゴンほどの背の高さはなく、また、後部のドアもスライドドアではなくヒンジドア(ちょうつがいを使って開く普通のドア)になります。しかしその分、価格は軽スーパーハイトワゴンよりも若干安く、走行安定性も高い場合が多くなります。そして全高も1,650mmですので、普通に背が高く、使い勝手に優れる車であるといえるでしょう。

搭載エンジンはノンターボまたはターボ付きで、上級ラインである「ハイウェイスター」には、日産が「スマートシンプルハイブリッド」と呼んでいるマイルドハイブリッド機構を搭載。ハイウェイスターFF車のWLTCモード燃費は21.5~23.3km/Lです。

デイズは本当に運転が楽というか、安定感と安心感をもって気分よく走らせることができる軽自動車です。また、グレードによっては「プロパイロット」という優れた運転支援システムも採用されています。そのため、軽とはいえ比較的長い距離を走ることが多いユーザーに、デイズのマイルドハイブリッドモデルは向いているといえます。

日産「デイズ」の車種情報

WLTCモード燃費 19.4~23.3km/L
新車販売価格 143万7,700~208万100円
サイズ 全長 3,395 mm x 全幅 1,475 mm x 全高 1,650 mm

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最も売れているハイブリッドモデルの軽自動車はこれ!2023年人気ランキング

ランキング 車種 販売台数
1位 スズキ「スペーシア」 11万1,186台
2位 スズキ「ハスラー」 76,309台
3位 日産「ルークス」 64,657台
4位 スズキ「ワゴンRスマイル」 40,470台
5位 スズキ「アルト」 38,419台
※推定
6位 三菱「デリカミニ」 35,991台
※推定
7位 日産「デイズ」 35,321台

一方で、今売れてるハイブリッド軽自動車はどれなのか? 数字はあくまで推計になりますが、2023年1~11月の販売台数ランキングも見てみましょう。

一番売れてるハイブリッド軽自動車はスズキ「スペーシア」

販売台数から見る最も売れている軽自動車はホンダの「N BOX」であり、その次に売れているのがダイハツ「タント」なのですが、ホンダもダイハツも軽自動車のハイブリッド車をラインナップしていないため、「最も売れてるハイブリッドモデルの軽自動車」は、軽自動車全体では3位のスペーシアということになります。

スペーシアは全車にマイルドハイブリッドシステムを採用しており、経済性と力強さを同時に実現。そしてそのうえで「背の高い軽スーパーハイトワゴンである」という使い勝手の良さも誇るわけですから、これはもう売れて当然といったところでしょう。2023年11月に、最新型へのフルモデルチェンジを受けています。

スペーシア以外のハイブリッド軽自動車も堅調

スペーシア以外では、同じスズキのクロスオーバーSUVである「ハスラー」が相変わらずよく売れており、2023年4月にマイナーチェンジを受けた日産「ルークス」という軽スーパーハイトワゴンも健闘。こちらも全車「スマートシンプルハイブリッド」というマイルドハイブリッドシステムを採用しています。

また、上記の数字は「eKシリーズ」との合算になりますが、アウトドアをイメージした全車マイルドハイブリッド搭載の三菱「デリカミニ」も今、かなりの勢いがあるようです。

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最近話題の軽自動車EV、ハイブリッドとどちらを買うべき?

最近話題の軽自動車EV、ハイブリッドとどちらを買うべき?について解説する項目の見出し画像」

世界的な環境意識の高まりの中で、電気自動車(EV)への関心もまた高まっています。もともとその燃費性能の高さで環境に優しい軽自動車にも、2022年5月に登場した日産「サクラ」、三菱「eKクロスEV」という乗用車タイプのEVがあります。ハイブリッドの軽自動車を検討する方には少々気になるところでしょう。

結論から申し上げると、多くの方にとって便利なのは、まだまだEVよりもハイブリッドです。軽自動車の場合、選べるボディタイプがトールワゴンだけという現状もそうですが、航続距離の短さ、充電にまつわる諸問題、補助金なしだと100万円高い価格など、軽自動車のEVにはまだまだ制約や不便があります。

自宅に充電設備が設置可能、おもな使い道が近所への買い物や通勤・通学、もう1台ミニバンやSUVなどのファミリーカーがある、などの条件を満たすのであれば、サクラやeKクロスEVにも検討の余地はあります

EVはその静粛性や加速性能の良さも魅力です。ただ、現状では多くの制約がEVにはあり、その制約はハイブリッドにもガソリンの軽自動車にもありません。また、環境性能の比較という点においても、火力発電比率の高い日本では、軽自動車のEVがハイブリッドの軽自動車に対して圧倒的に優れている、とはいえないのです。

ハイブリッドの軽自動車を選ぶ際に気を付けたいポイント

ハイブリッドの軽自動車を選ぶ際に気を付けたいポイントについて解説する項目の見出し画像」

軽自動車のハイブリッド(マイルドハイブリッド)は名前からして燃費が良さそうで魅力的ですが、そのメリットを享受するためには、実際に購入するにあたって注意すべきポイントがいくつかあります。専門家から見て軽自動車のハイブリッド選びにおいて気を付けたい5つのポイントを紹介します。

あくまでもマイルドハイブリッドなので飛躍的に燃費が良いわけではない

現在、軽自動車に採用されているハイブリッドシステムは、トヨタ「プリウス」などのようなフルハイブリッドではなく、小さなモーターとバッテリーで構成されたマイルドハイブリッドだけです。

フルハイブリッドの場合はガソリン車に比べて1.5倍(+50%)近い好燃費を誇るものが大半ですが、マイルドハイブリッドの場合は+5%前後にとどまります。軽自動車はそもそも車重が軽く、ハイブリッド以外にもさまざまな燃費向上テクノロジーが投下されていることもベースとしてありますが、過度な期待はしないほうがいいでしょう。

軽自動車のハイブリッドモデルがあるのは一部のメーカーだけ

原稿執筆時点で軽自動車のハイブリッドモデルを用意するメーカーはスズキ(とOEM供給先のマツダ)、日産、三菱だけです。スズキと並んで軽自動車販売台数の多いダイハツ、ベストセラーの「N BOX」を擁するホンダには、ハイブリッドモデルの用意はありません。

ホンダは今年秋の3代目N BOXの発売の際に、軽自動車についてはマイルドハイブリッドを含めたハイブリッド車の投入計画がないことを明らかにしました。ダイハツには軽自動車のフルハイブリッドモデルを投入する計画がありましたが、不正問題でその発売は不透明となっています。

使い方次第で変わる、軽自動車のハイブリッドの「コスパ」

軽自動車のハイブリッドはいずれもマイルドハイブリッドなので、ガソリン車に比べて価格アップは10万円前後と、フルハイブリッドの30~50万円高に比べれば非常にお安い設定となっています。一方で、前述のように燃費改善についても「マイルド」ですので、年間の走行距離が短い方は価格差を回収できない可能性もあります。

また、ハイブリッドの低燃費は発進と減速を繰り返す市街地走行で発揮されるので、一定速度での巡航が多い郊外や、高速道路での使用比率が高いとそのメリットは薄れます。

軽自動車はハイブリッドでもメンテナンスの心配は少ない

軽自動車のマイルドハイブリッドに採用されているモーターは、通常のガソリン車にも装着されている発電機を大型化したシンプルなものなので、フルハイブリッドのような複雑なシステムで構成されているものと比べると、購入後の故障や部品交換での心配は少ないといえます。

ちなみにマイルドハイブリッド以上にシンプルな機構も一部に存在します。スズキで「HYBRID」と付かない、例えば「アルト L」などは、さらに簡易的な「エネチャージ」という発電・充電システムが採用されています。

エネチャージ採用車は、マイルドハイブリッドほどの力強さは感じないでしょうが、それでもエンジンの負担は確実に低減されるため、燃費は向上します。スズキの軽自動車の場合、基本的なおすすめはマイルドハイブリッド採用グレードですが、「そこまで本格的じゃなくても構わない」という場合には、エネチャージ採用グレードを選んでもいいでしょう。

軽自動車選びで大切なのはハイブリッドの有無よりもボディタイプ選択

車選びの際に優先すべきは、まずはボディタイプ選択です。軽自動車は特にボディタイプが豊富にそろいます。アルト、アルトラパン、ミライースのような背の低い「セダン(ハッチバック)」、ワゴンRやデイズのように少し背の高い「トールワゴン」、N BOX、タント、スペーシアのような背が高くスライドドアが便利な「スーパーハイトワゴン」、エブリイやアトレーなどの商用車ベースの「軽ワゴン」、ハスラー、タフトのような「SUV」、ジムニーのような本格派の「クロカン系SUV」、そしてコペンのような「オープンスポーツカー」まで、さまざまなタイプがそろっているのです。

まずは自分の使い方に合ったボディタイプを定め、それからハイブリッド車を選ぶのかを決めたほうがいいでしょう。ちなみにスーパーハイトワゴンやSUVは車重があるので、ハイブリッドモデルといえども、アルトやミライースのような軽い軽自動車のガソリンモデルより燃費の面では劣ります。

ハイブリッドの軽自動車がおすすめなのはこのような方

ハイブリッドの軽自動車がおすすめなのはこのような方について解説する項目の見出し画像」

ハイブリッドの軽自動車はすべてマイルドハイブリッドタイプであり、その燃費はせいぜい5%程度の改善にとどまります。とはいえ、発進・減速を繰り返す市街地での使用が多い方や、年間走行距離が多い方などは、そのメリットを多めに享受することができます。

同じ車種同士でマイルドハイブリッドの有無を比べるとどうしても価格差の壁がありますが、たとえばスペーシアとN-BOXのように同じボディタイプのライバル車同士の場合は、「マイルドハイブリッド代」を意識することのない価格設定となっているケースが大半です。ボディタイプが決まっていて燃費にこだわるのであれば、マイルドハイブリッドの用意がある車種を選ぶのがいいでしょう。

軽自動車のハイブリッドはハマる人にはうってつけ!

軽自動車のハイブリッドはハマる人にはうってつけ! について解説する項目の見出し画像」

ハイブリッド軽自動車(マイルドハイブリッド軽自動車)は、ある程度(15万~20万円ぐらい)車両価格が高めになるデメリット以上に、「燃費が良好で、十分なパワーもある」ということに大きなメリットを感じる方に向いています。

また。マイルドハイブリッド付きの軽自動車は、そうでない軽自動車よりも上級グレードに相当する場合がほとんどであるため、ハイブリッドではない軽自動車より装備が充実していて、見た目もシュッとしているというメリットもあります。そういった部分に価値を感じる方は、ハイブリッドの軽自動車を選んだほうが満足度はアップするでしょう。

逆に、「近所をちょっと走るだけだから、燃費も見た目も装備もこだわらないよ。それよりも安いことのほうが重要だよ」と考える方は、無理にハイブリッド軽自動車を選ぶ必要はないといえます。

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※この記事は2023年12月時点の情報で制作しています

この記事の執筆者

伊達軍曹

モータージャーナリスト

伊達軍曹だてぐんそう
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2024年5月
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カーリースを口コミで比較Review

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  • トヨタ CH-R

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    サポートが良く、トヨタという安心感があります。トヨタ車のラインナップが多いのもいいですね。でも、最低でも3年の契約が必要で、月額料金も高いのは難点。月々60,000円払っています。

  • ホンダ NBOX

    20代男性

    福島県

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    決め手はもらえること。利便性が高く使いやすいし、適切な対応がされているアフターサポートだと思います。お値段なりのサービスを提供していると思います。

  • 日産 セレナ

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    神奈川県

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    オリックス・カーリースオンライン日産「セレナ」を利用中

    対応やアフターサービスは良いと思います。迅速丁寧で好感が持てます。ただ、もっと料金やオプションの部分が明確だといいと思いました。次は数社で比較して決めようと思います。

  • トヨタ プリウス

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    点検をしっかりやってくれた。メンテナンスなどもお任せできて便利だが、車種を妥協しても予算を超えてしまったので、少し高いと感じる。

  • ホンダ NBOX

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    急ぎで車が必要だったのですが、何社か断られた中で唯一動いてくれて、間に合わせてくれました。対応もすごく丁寧で信頼できます。契約期間が途中で変えれたらもっといいなと思います。

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    選べる車種が少ないのは気になりましたが、2年ごとに乗り換えられるのは魅力です。ENEOSで相談できるのも助かります。ただ、店舗に詳しいスタッフがいなくて困ったことがありました。

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    福島県

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    KINTOより安かったので決めましたが、アフターサポートが思っていたより充実していてよかったです。基本的なところがしっかりしています。走行距離制限が短いのはなんとかしてほしい。

  • トヨタ ヴォクシー

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    対応がとても親切で満足しています。数年で気軽に乗り換えられるのもいいと思います。ただ、価格は他社に比べて高めなので、グレードを落とさざるを得なかったのは残念です。

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