男女854人に聞いた「宅配弁当サービスおすすめランキング17選」を紹介します。

高齢者ならではの食問題を解決できる人気の宅配弁当サービスはどこなのか。当記事では、アンケート結果だけではなく、15社以上を食べ比べしてきたラクタさん編集部の実体験をもとに、高齢者におすすめしたい宅配弁当サービスを厳選しています。

1食あたりの値段や味(おいしいのか、まずいのか)、高齢者に嬉しい便利サービスなども比較しているので、ぜひ参考にしてみてください。

※当記事はすべて税込み価格で表示しています。

CMでもおなじみの宅配弁当サービス「nosh」がお得に! Appliv TOPICSから登録すると2,000円オフ(1食当たり365円)で利用できます。
買い出し・調理・片付け不要。お手軽でヘルシーなお弁当が自宅に届きます。
60品の食事・スイーツから、お好きなメニューを自由に選べます。

メニュー一覧を見る

編集部おすすめの高齢者向け宅配弁当

まごころ弁当の画像
まごころ弁当
(まごころケア食)
noshの画像
 
nosh
宅配クック123(常温)の画像
 
宅配クック123
値段 1食320円~ 1食365円~ 1食540円~
調整食 カロリー(塩分)調整食
たんぱく(塩分)調整食
糖質30g以下
塩分2.5g以下
カロリー・塩分調整食
たんぱく・塩分調整食
消化にやさしい食
透析食
介護食 ムース食
なし やわらか食
ムースセット食
特徴 一口大・刻み・極小・とろみに調整可 60品の食事・スイーツあり 全がゆ~3分がゆに調整可
送料 送料無料 送料913円~ 送料無料
状態 常温/冷凍 冷凍 常温
公式 今すぐ試す 今すぐ試す 今すぐ試す

※値段は初回割引を含む

高齢者854人に調査! 宅配弁当サービス人気ランキング

男女854人に「親・祖父母のため」または「高齢者である自分のため」に宅配弁当サービスを利用したことがあるか、独自のアンケートを実施しました。

高齢者向け宅配弁当サービスの人気ランキング

アンケートの結果、192人が「利用していた・利用している」と回答。同時に「どこの宅配弁当サービスを契約したことがあるのか」を聞いてみると、「ワタミの宅食」が1位に輝きました。

続けて2位は「nosh(ナッシュ)」、同率3位に「三ツ星ファーム」「ヨシケイ(夕食ネット)」がランクインしています。地域密着型の「コープ(生協)」は、想定よりも低い10位という結果に……!

各社の違いは、以下のとおりです。

1位の画像 2位の画像 3位の画像 3位の画像 5位 6位 7位 8位 9位 10位 11位 12位 13位 14位 15位 16位
サービス名 ワタミの宅食の画像
ワタミの宅食

 
noshの画像
nosh
 
三ツ星ファームの画像
三ツ星ファーム
 
ヨシケイの画像
ヨシケイ
(夕食ネット)
まごころケア食の画像
まごころケア食
 
Muscle Deliの画像
Muscle Deli
 
ニチレイフーズダイレクトの画像
ニチレイフーズ
ダイレクト
食宅便の画像
食宅便
 
セブンミールの画像
セブンミール
 
コープ(生協)の画像
コープ(生協)
 
タイヘイの画像
タイヘイ
 
FIT FOOD HOMEの画像
FIT FOOD HOME
 
ライザップサポートミールの画像
ライザップ
サポートミール
ウェルネス<br>ダイニングの画像
ウェルネスダイニング
シェフボックスの画像
シェフボックス
 
わんまいるの画像
わんまいる
 
料金(※) 1食490円~ 1食365円~ 1食580円~ 1食188円~ 1食280円~ 1食752円~ 1食560円~ 1食346円~ 1食530円~ 1食553円~ 1食506円~ 1食734円~ 1食827円~ 1食663円~ 1食853円~ 1食756円~
特徴 日替わりお弁当を毎日お届け 60種以上の食事とデザート 三ツ星基準に調整した有名シェフの味 初回半額で頼みやすい 常温・冷凍の使い分けに便利 ダイエット・ボディメイク専門 ニチレイ冷凍食品も一緒に買える 日清医療食品の管理栄養士が監修 近くのセブンイレブンで受け取りできる 自治体などと連携した見守り活動あり 管理栄養士・専門医が監修 添加物不使用にこだわっている ライザップ独自の食事法を取り入れられる 食事制限専門の宅配食通販ショップ お弁当の半分をブロッコリーに変更可能 湯煎・流水解凍にも対応している
高齢者向けプラン 介護食(やわらか食) なし なし なし 同系列「まごころ弁当」にあり食感・サイズ調整が可能 なし 気配りご膳やわらか やわらかい食事 なし 介護食/医療食/健康管理食 ソフト御前/ふっくらおかゆ なし なし やわらか宅配食(3段階調節) なし なし
調整対象 カロリー 糖質・塩分 カロリー・糖質・たんぱく質 記載なし カロリー・糖質・たんぱく質・塩分 カロリー・糖質・たんぱく質・脂質 カロリー・糖質・たんぱく質・脂質・食物繊維・塩分 カロリー・糖質・たんぱく質・塩分 カロリー・塩分 カロリー・塩分 カロリー・糖質・たんぱく質・塩分・アレルギー 記載なし カロリー・糖質 糖質・たんぱく質・塩分 脂質 記載なし
注文方法 定期/都度 定期のみ 定期のみ 定期/都度 定期/都度 定期/都度 定期/都度 定期/都度 1商品ずつ 定期のみ 定期/都度 定期のみ 定期/都度 定期/都度 定期のみ 定期のみ
配送地域 日本全国 日本全国 日本全国 日本全国 日本全国 日本全国 日本全国 日本全国 全国各地 日本全国 日本全国 日本全国 日本全国 日本全国 日本全国 日本全国
送料 商品価格に含む 913円~ 990円~ 無料 無料 無料 5,000円(税込)以上の購入で送料無料 780円~ 無料 無料 定期便で送料無料 無料 600円~ 385円~ 990円~ 935円~
公式URL 今すぐ試す 今すぐ試す 今すぐ試す 今すぐ試す 今すぐ試す 今すぐ試す 今すぐ試す 今すぐ試す 今すぐ試す 今すぐ試す 今すぐ試す 今すぐ試す 今すぐ試す 今すぐ試す 今すぐ試す 今すぐ試す

※配送エリア・送料については、一部離島・地域が対象外となっている場合あり。
※初回割引を含む

宅配弁当は高齢者の一人暮らしに最適? 口コミ・評判まとめ

引き続き、高齢者192人に「宅配弁当サービスを利用したきっかけ」「使ってみた感想」も聞いてみました。

健康管理への不安・自炊に関わる問題が大多数を占めている

40・50代と比較すると、宅配弁当サービスの利用数は60代を境に増加し、80代でピークを迎えています。

「噛む力」「持病」などの理由よりも「健康状態への不安(予防)」、一人暮らしや体力の衰えによる「自炊問題」をきっかけに、宅配弁当サービス使いはじめる高齢者が多いようです。

健康維持や食生活に不安を抱える高齢者にとって、管理栄養士による栄養バランスのとれた宅配弁当は、頼もしいサービスであることがわかります。

宅配弁当に「満足している」高齢者が6割以上! 全体評価は高い

「美味しさ・コスパ・使いやすさ・メニュー数・栄養バランス・ボリューム」それぞれ6項目を評価してもらうと、6割近い人が「とても良い」「どちらかというと良い」と回答しています。

「どちらとも言えない」が後半の大部分を占めており、悪い口コミは2割程度。上記を参考にすると、宅配弁当サービスに対する利用者(高齢者)の評価は高いと言えます。

【実食レビュー】 高齢者におすすめの宅配弁当サービス5選

アンケート結果による人気ランキングに加えて、15社以上を食べ比べしてきたラクタさん編集部の実体験をもとに、「高齢者におすすめしたい宅配弁当サービス5つ」を紹介します。

おすすめポイント
まごころケア食の画像
まごころケア食
管理栄養士・専門医が監修
同系列「まごころ弁当」なら食材の大きさを5段階に調節可能
ワタミの宅食ダイレクトの画像
ワタミの宅食
ダイレクト
1食あたりの品数が豊富
介護食(やわらか食・ムース食)あり
noshの画像
nosh
全60種以上の食事・デザートが糖質30g ・塩分2.5g以下
食宅便の画像
食宅便
日清医療食品の栄養士が監修
50年以上手掛けてきた病院食や施設食でのノウハウを集結
宅配クック123(常温)の画像
宅配クック123
在宅の高齢者専門サービス
ケアマネジャーとの連携も可能

①まごころケア食(まごころ弁当)

まごころケア食

出典元:まごころケア食公式

価格(※) 1食あたり280円~
送料 無料
制限食メニュー 糖質制限
カロリー調整
塩分制限
たんぱく質調整
やわらかさ設定 刻み食、ムース食対応可能(まごころ弁当のみ)
保存方法 冷凍・冷蔵 ※
配送頻度 毎週、隔週、3週間に1回、月1回
(都度注文可能)
運営 株式会社シルバーライフ

※初回割引適用あり

「まごころケア食」は、冷凍に特化した宅配弁当サービスです。カロリー・糖質・たんぱく質・塩分の4つをコントロールできる宅配弁当は、各コースの専門医と管理栄養士が監修しています。

より高齢者向けの宅配弁当を求めている人には、同系列の「まごころ弁当」もおすすめです。70歳以上に必要な栄養バランスを基準としているほか、食材の大きさを「通常・一口大・刻み・極小・極小のとろみ付き」と5段階に調節できます。

出典元:「まごころ弁当」公式サイト

ただし、「まごころ弁当」の注文は電話のみの受付です。「まごころケア食」比べて利便性がやや悪いため、冷凍・冷蔵(常温)などの違いも把握しながら、使い分けてみてください。

まごころケア食の実食レビュー

まごころケア食のサイズ感

▲「iPhone XS」14.4cm(縦)×7.1cm(横)とのサイズ比較

味付け やさしい味・薄さは感じない
やわらかさ 全体的にやわらかめ、調節も可能

総評としてメニューは和食や練り物系が多めですが、味付けは想像よりも濃いめで、20~30代が食べても満足できる味。強いてマイナス点をいうのであれば、ナッシュや三ツ星などと比較すると見栄えはかなり地味といったところでしょうか。

一つ一つの料理で複数の食材を使用してうまみや歯ごたえを引き出しており、冷凍食品特有の水っぽさも感じにくかったです。

さらに詳しい実食レビューはこちら

まごころケア食の口コミ・評判 「まずい」の噂の真偽を実際に食べて検証

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まごころ弁当を試してみる

②ワタミの宅食ダイレクト

出典:公式サイト

サービス概要

価格 1食あたり350円~
送料 800円(沖縄・一部地域を除く)
制限食メニュー 減塩・低カロリー食がメイン
やわらかさ設定 やわらか食、ムース食あり
保存方法 冷凍
配送頻度 毎週・隔週・4週から選択
運営 ワタミ株式会社

「ワタミの宅食ダイレクト」は、1食あたりの品数と出汁(だし)にこだわりがある宅配弁当サービスです。

例えば、1食15品目以上を使った”5種のお惣菜セット”は、平均で食塩3.0g・350Kcal以下に調整。ボリュームがありながらも塩分をしっかりと抑え、こだわりの「わたみかさねだし」で味の深みを出しています。

介護食のイメージ画像

出典:ワタミの宅食ダイレクト

高齢者向けのコース「介護食」では、「やわらかおかず」と「ムース食」の2種類を用意しています。どちらも通常食と変わらない彩りと形をキープしているのが特徴です。

ワタミの宅食ダイレクトの実食レビュー

ワタミの宅食ダイレクトのサイズ感

▲「iPhone XS」14.4cm(縦)×7.1cm(横)とのサイズ比較

味付け 風味豊かで美味しいが、副菜の味は薄目
やわらかさ どれもやわらかめ。固い食材なし

比較的薄めの味ですが、だしのおかげで物足りなさは感じません。量は少なめなので若い世代の人には物足りなく感じますが、風味はしっかりしているので素材の滋味を楽しめる方はおいしく食べられます。

ただ、野菜などもたっぷり入っていて栄養を取れている感覚にはなるのですが、三ツ星ファームやナッシュのような洋食メニューは少めに感じました。

さらに詳しい実食レビューはこちら

【口コミ・評判】ワタミの宅食ダイレクトを実食して味や料金など正直にレビュー

\初回限定お試しセットあり/

ワタミの宅食ダイレクトを試してみる

③nosh(ナッシュ)

出典:ナッシュ

サービス概要

価格(※) 1食あたり365円~
送料 913円~
制限食メニュー すべてのメニューが糖質30g 以下、塩分2.5g 以下
やわらかさ設定 なし
保存方法 冷凍
配送頻度 1週間に1回、2週間に1回、3週間に1回
運営 ナッシュ株式会社

※初回割引を含む

「nosh(ナッシュ)」は、60種以上の食事・デザートすべてが糖質30g以下・塩分2.5g以下で調整されている宅配弁当サービスです。栄養バランスのとれたメニューを「6食・8食・10食」の各コースで自由にカスタマイズできます。

高齢者向けのコースはありませんが、一定の栄養基準で好きなメニューを食べられるのが魅力です。和食に偏らず、洋食・中華などのメニューも豊富なので、毎日の献立に充実感が出ますね。

webサイト・アプリ・電話と、好きな方法で宅配弁当を注文できるほか、当サイト限定の初回2,000円OFFクーポンも配布しているので、ぜひ活用してみてください。

「nosh(ナッシュ)」の実食レビュー

ナッシュの弁当

▲「iPhone XS」14.4cm(縦)×7.1cm(横)とのサイズ比較

味付け 減塩でも味がしかりしている
やわらかさ メニューによって固いものあり

低カロリーであまり罪悪感を感じずにからあげが食べられるのが高評価。減塩で味付けは薄めですが、唐辛子が練り込んであり後から来る辛味で味の薄さが軽減されていました。枝豆が下に敷いてあり、ご飯を抜いても満足感は出せそうです。

さらに詳しい実食レビューはこちら

nosh(ナッシュ)の口コミと評判は? まずいという噂は本当か12食を食べてお弁当の味を検証

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ナッシュを試してみる

④宅配クック123

出典:宅配クック123

価格 1食あたり540円~
送料 無料
制限食メニュー カロリー・塩分調整食
たんぱく・塩分調整食
透析食
消化にやさしい食
やわらかさ設定 やわらか食、ムース食、刻み食対応あり
保存方法 冷蔵
配送頻度 なし
(都度購入のみ)
運営 株式会社シニアライフクリエイト

「宅配クック123(ワン・ツー・スリー)」は、高齢者専門の宅配弁当サービスです。管理栄養士が在宅の高齢者(70歳以上)を想定した栄養基準で、お弁当の味付け・ボリューム・大きさなどを工夫しています。

宅配クックのお弁当イメージ画像

出典元:「宅配クック123」公式サイト

また、「宅配クック123」は食事以外でのサービス(高齢者とのコミュニケーション)にこだわっているのが特徴。「手渡しによる安否確認」「ケアマネジャーとの連携」「1分でできるお手伝い」などのサービスを実施しています。

前日の夕方まで注文やキャンセルを受け付けてくれるため、急な外出など緊急時にも便利です。65歳以上の方は初回無料試食ができるので、ぜひ試してみてください。

\初回無料試食あり/

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⑤食宅便

出典:食宅便

価格 1食あたり346円~
送料 1梱包:780円
(らくらく定期便のみ390円)
制限食メニュー 塩分ケアコース
カロリーケアコース
たんぱくケアコース
やわらかさ設定 やわらか食対応
保存方法 冷凍
配送頻度 毎週、隔週、1ヶ月
運営 日清医療食品株式会社

※メニューにより大きく変動するため、やわらか宅配食基準

「食宅便」は、日清医療食品の管理栄養士が監修する宅配弁当サービスです。

病院食や施設食などを提供してきた50年以上のノウハウを宅配弁当に詰め込んでいるのが特徴。管理栄養士だけでも10,000人以上が在籍しているため、品質への信頼・安全に好感がもてます。

また、400種以上にも及ぶ業界トップクラスのメニュー数をそろえているのも魅力です。飽きにくく続けやすい、栄養バランスのとれた食事を楽しめます。

やわらかい食事のイメージ画像

出典元:「食宅便」公式サイト

歯ぐきでつぶせる固さを目安にした「やわらかい食事」コースでは、普通食と変わらない見た目にこだわっているのが特徴。「やわらかい食事」すべてのメニューが塩分2g以下なので、高血圧に悩んでいる人や減塩思考の人にもおすすめです。

「食宅便」の実食レビュー

食宅便のお弁当
味付け 物足りなさを感じない味付け
やわらかさ 全体的にやわらかめ

普通食では、ハンバーグやから揚げをはじめ、家庭の味をテーマにした万人受けしやすい味付けが多い印象です。好き嫌いの多い子供から年配の方まで、家族全員で利用できる魅力があります。

また、副菜が4品もあるため、お弁当としての満足感も高めです。使われている野菜の種類も豊富で、栄養価の高いお弁当だと感じました。

さらに詳しい実食レビューはこちら

食宅便の口コミ・評判は? まずいという噂は本当かお試しセットを食べて味を検証

\1食346円+送料無料/

食宅便を試してみる

高齢者が宅配弁当を使う3つのメリット

高齢者が宅配弁当を積極的に取り入れると、下記のようなメリットがあります。

  • 買い出しに行く必要がない
  • 制限食で栄養管理がラクになる
  • メニューが豊富で飽きにくい

買い出し・調理の手間を省ける

宅配弁当は、電子レンジで温めるだけで食べられるため、買い出しや調理が不要です。

体力の衰え・免許返納などの事由により、近所への買い物や調理作業が困難な人でも、短時間でかんたんに食事を用意できます。配達日時の指定だけではなく、当日注文による配送置き配に対応している宅配弁当サービスもあるため、ライフスタイルにあわせて活用することが可能です。

制限食で栄養管理がラクになる

宅配弁当サービスの多くが、管理栄養士による監修を行っています。

カロリーのほかに「塩分」「たんぱく質」「糖質」などの栄養をコントロールできるため、健康維持はもちろん、持病にあわせて食事内容を制限しなければならないときにも便利です。

まごころ弁当」や「宅配クック123」などの高齢者向け宅配弁当サービスでは、70歳に必要な栄養バランスを基準とした商品も販売しているので、ぜひ注目してみてください。

メニューが豊富で飽きにくい

宅配弁当では、飽きがこないようラインナップが工夫されており、さまざまな料理が食べられます。普段家庭ではなかなか作らないようなメニューが食べられこともあるので、毎日の食事が楽しくなります。

高齢者が宅配弁当を使うデメリット3つ

高齢者が宅配弁当を取り入れたときのデメリットは、以下の3つです。

  • 自炊と比較すると料金は高め
  • 献立を自由に選べないことがある
  • 電話注文できるサービスが少ない

自炊と比較すると料金は高め

宅配弁当サービスによって異なりますが、自炊の平均食費と比べると、単純計算で割高になる傾向があります。宅配弁当サービスの多くが1食500円以上なので、価格重視の人は注意しましょう。

ただし「ワタミの宅食ダイレクト」「nosh(ナッシュ)」や、「ヨシケイ(夕食ネット)」などの宅配弁当サービスでは、1食400円前後での利用が可能です。

ほかにも、自炊の手間を省けることを考慮すると「安い」と感じる便利なサービスも多いので、価格とあわせてコスパも比較してみてください。

1食あたりの平均価格
宅配弁当のアイコン
宅配弁当
200~1,000円(税込)
+各宅配弁当サービスの送料
自炊のアイコン
食費の平均
約391円(※1)
(2,345円/1日平均)(※2)

(※2)1か月31日・1日3食・1人分で計算。
(※3)参照元:1世帯(二人)当たり1か月間の日別支出2022年

献立を自由に選べないことがある

宅配弁当サービスによっては、週替わり・日替わりで献立が決まっているため、好きなメニューを自由に選択できないケースがあります。

「メニュー選びの手間が省ける」というメリットはありますが、その日の気分や体調に合わせて食べるものを変えることができません。アレルギーや持病などがある人は、注文から商品が届くまでの仕組みや違いにも注意しましょう。

電話注文できるサービスが少ない

近年ではネット注文が主流になってきているため、もし高齢者が自分で注文する場合は、ある程度パソコンやスマホの操作が必要です。

もしスマホなどの操作が苦手な人であれば、友人や身内にやり方を教えてもらいましょう。電話対応で行っている宅配弁当サービスもあるので、事前に確認しておくのがおすすめです。

高齢者に向いている宅配弁当を選ぶコツ

チェックポイントのイメージ画像

高齢者向けの宅配弁当サービスを利用するうえで、チェックしておきたいポイント5つをまとめました。宅配弁当サービスの利用を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

高齢者向けの宅配弁当の選び方5つ

調整食・栄養バランスの基準

宅配弁当サービスは主に、管理栄養士や医師の監修に従った「カロリー」「糖質」「タンパク質」「脂質」「塩分」を調整したコース・メニューを販売しています。

宅配弁当サービスによって、制限している内容・量がまったく異なるため、目的にあわせて検討することが大切です。

特にタンパク質は「持病のための制限(引き算)」と「ボディメイクのための補給(足し算)」の大きく2パターンに分かれることがあります。トラブルの火種にもなるので、選び間違いに注意しましょう。

宅配弁当おすすめTOP3の栄養基準

料金 特徴
まごころケア食の画像
まごころケア食
1食280円~ 各コースで
「カロリー・糖質・たんぱく質・塩分」を調整
ワタミの宅食ダイレクトの画像
ワタミの宅食
ダイレクト
1食350円~ 各コースで
「カロリー・塩分」を調整
noshの画像
nosh
1食365円~ 全メニューが
「糖質30g ・塩分2.5g以下」

配達温度(冷凍/冷蔵/常温)

宅配弁当には、「冷凍」「冷蔵(常温)」と大きく2つのタイプがあります。賞味期限や保管方法に差が出てくるので、ライフスタイルに応じた宅配弁当サービスの選び分けがおすすめです。

冷凍・冷蔵(常温)のメリデリ

メリット デメリット
冷凍 ・賞味期限が長い
・まとめ買い向き
・「おかず」のみが基本スタイル
冷蔵
(常温)
・すぐ食べられる
・主食(ごはん)付きが多い
・賞味期限が短い
(当日中が多い)

温度別のおすすめ宅配弁当サービス3選

冷凍 冷蔵(常温)
まごころケア食の画像
まごころケア食
まごころ弁当の画像
まごころ弁当
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nosh
宅配クック123(常温)の画像
宅配クック123
ワタミの宅食ダイレクトの画像
ワタミの宅食
ダイレクト
コープ(生協)の画像
コープ(生協)

介護食(やわらか・きざみ・ムースの違い)

宅配弁当にも「噛む力」「飲み込む力」が弱くなった高齢者向けに、喉に食べ物を詰まらせないよう、食材の固さ・形を調整できる”介護食”があります。

刻み食 食べやすく約5mm〜1cmに食材を細かく刻んだ状態。
噛む力がなくても飲み込むだけで食事ができる。
やわらか食 見た目・形状をそのままに、食感のみをやわらかくした状態。
歯茎や舌だけでも食べられる。
ムース食 食材をすりおろし、通常食に似せて形を整えた状態。
噛む・飲み込む力が弱くても食事ができる。

宅配弁当サービスによって対応可否が異なりますが、食材の固さ・形状は「やわらか食・刻み食・ムース食」の大きく3種類から選択可能。安心・安全な食生活を送るためにも、咀嚼レベルに応じた適切な宅配弁当を選びましょう。

介護食のある宅配弁当サービス3選

高齢者向けサービス
まごころ弁当の画像
まごころ弁当
ムース食
※刻み食(通常/一口大/刻み/極小/極小のとろみ付き)、おかゆ、アレルギー対応は無料
ワタミの宅食ダイレクトの画像
ワタミの宅食
ダイレクト
やわらか食/ムース食
宅配クック123(常温)の画像
宅配クック123
やわらか食/ムース食
※刻み食、おかゆへの変更無料

配達スピード・使いやすさ

宅配弁当サービスは、インターネット(公式HP)以外に、「電話のみ」「アプリからもOK」のように各社で注文方法が異なります

インターネットでの操作を苦手とする場合は、電話に対応している「まごころ弁当」や「宅配弁当123」などの宅配弁当サービスがおすすめです。アプリからの注文は、「nosh(ナッシュ)」「食宅便」などが対応しています。

安否確認などのオプションサービス

利用する高齢者が別居していたり、日中一人になる時間が多かったりするなら、安否確認サービスのある宅配弁当サービスを利用するのがおすすめです。

安否確認とは、宅配弁当を利用者に手渡しすることでコミュニケーションを図ることで高齢者の状況をチェックしてくれるサービスのこと。

代表的なものとしては、「宅配クック123」や「コープ(生協)」などの宅配弁当サービスが挙げられます。

サポートが充実した宅配弁当サービス2選

サポート内容
宅配クック123(常温)の画像
宅配クック123
・手渡しによる安否確認
・認知症サポーターの受講
・できる限りの個別対応
コープ(生協)の画像
コープ(生協)
・在宅状況の確認と異変通知(地域見守り協定)
・お弁当以外の商品も週1お届け(宅配サービスの併用)

高齢者は宅配弁当で介護保険を使える?

高齢者は宅配弁当で介護保険

高齢者の食事を目的としていても、宅配弁当サービスには「介護保険」が使えません

介護保険は「最低限の生活支援」を目的としているため、「より豊かな生活」を促す宅配弁当サービスは、”介護保険外サービス”に該当します。

例えば、ホームヘルパーによる介護訪問や家事代行などであれば、介護保険を適用できます。

高齢者の宅配弁当に使える補助金2つ

高齢者が宅配弁当で使える補助金

高齢者が宅配弁当サービスを利用する場合、一定の条件を満たすと自治体の補助金支援を受けられる場合があります。

  • 生活援助型配食サービス事業
  • 高齢者自立支援配食サービス事業

介護保険を適用するためにホームヘルパーや家事代行を依頼しなくても、補助金で自己負担額を減額できるのが魅力です。

ただし、利用条件・提携サービスなどは、居住地域の自治体によって異なります。詳しくは、各自治体のホームページをご参照ください。

生活援助型配食サービス事業

生活援助型配食サービス事業とは、高齢者世帯(65歳以上)の安否確認や健康管理などを目的とした定期的な配食を行う行政サービスのことを言います。

祝日を除く月~日(週5~7回分以内)の費用を自治体(市区町村)が補助金として一部負担しているのが特徴です。市区町村ごとの違いについては、下記の例を参考にしてみてください。

自己負担額 対象者 対象事業者
前橋市 1食200円~ 下記に該当する市内在住の高齢者(65歳以上)
・事業対象者
・要支援認定者
・要介護認定者
・宅配クック123
・まごころ弁当
・ライフデリ前橋店
・kichen&caféデアデア
広島市 1食514円 下記に該当する市内在住の高齢者
・おおむね65歳以上
・ひとり暮らし
・高齢者のみ世帯(これに準ずる世帯)
・虚弱で調理が困難である
・宅配クック123
・まごころ弁当
・ライフデリ広島中店など
名古屋市 1食200円 在宅の要介護者 名古屋市が指定する事業者
大阪市 1食400円 下記に該当する市内在住の高齢者・障がい者
・要支援認定者
・要介護認定者
・身体障がい者手帳所持者
・療育手帳所持者
・精神障がい者保健福祉手帳(3級を除く)所持者
非公開
※福祉局高齢者施策部地域包括ケア推進課に要確認

※2023/01/20時点。市町村民税の課税状況に合わせて金額が変動する場合がある。

高齢者自立支援配食サービス事業

高齢者自立支援配食サービス事業とは、要支援認定者に加えて「基本チェックリスト」により判定を受けた事業対象者のみが利用できるサービスです。基本的なサービス内容は、上記で解説した”生活援助型配食サービス”と類似していますが、高齢者自立支援配食サービスは条件が複雑になっています。

ただし、自治体によっては「食の自立支援事業(配食サービス)」として一括りにされているケースもあります。詳しくはお住まいの自治体ホームページをご確認ください。

基本チェックリストとは

基本チェックリストとは、高齢者(65歳以上)の健康状態や生活に及ぼす心身の機能をチェックするものを言います。全25項目の質問で構成されており、基本チェックリストを受けられる対象者も「介護予防給付サービスの利用を必要としない」「第2号被保険者ではない」などのように細かく条件が定められています。

高血圧などで食事制限がある場合は医師に相談を

高齢者向けの宅配弁当サービスには、高血圧や糖尿病といった方向けの制限食コースが用意されていることも多いです。実際に健康面を気にして宅配弁当を検討する方もいるでしょう。

もし食事療法としての利用を考えている場合、たとえ制限食メニューであっても宅配弁当を食べるだけで、高血圧や糖尿病が治るというわけではありません

高血圧などが疑われる場合は必ず病院での診断もしましょう。症状によっては、宅配弁当の基準値では足りない可能性もあります。

よくある質問

高齢者向けの宅食弁当はまずい?
高齢者向けの宅配弁当は、添加物の制限や消化器官への配慮などを意識して作られており、「味が薄い」「料理がやわらかすぎて食感がよくない」などの印象が強いかもしれません。しかし宅配弁当は栄養管理師監修のもと、普通の食事に近いおいしい仕上がりになっているものが多いです。
高齢者向けの宅食弁当を使うメリットは?
一番のメリットは、外出する必要なく宅配で弁当が届くことです。そのほか、火を使わないため火事のリスクが少ない、栄養バランスが取れている、手渡しのサービスでは安否確認ができる、といったメリットがあります。
一人暮らしの高齢者にも宅配弁当はおすすめ?
一例として「宅配クック123」では、安否確認や高齢者では大変な作業のお手伝いなども行っています。近年高齢者に対するコミュニケーションを重視した宅配弁当サービスも増えてきているので、一人暮らしの高齢者にもおすすすめです。

当サイトでは、一人暮らしならではの”悩み”に注目した「おすすめの宅配弁当サービス」を紹介しています。詳しい内容は、下記リンクを参考にしてみてください。

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一人暮らしにおすすめの人気宅配弁当(冷凍)ランキング7選!【安くて便利なのは?】

高齢者にこそ宅配弁当はおすすめ

栄養バランスのとれた食事を自宅まで届けてくれる宅配弁当サービスは、高齢者にこそおすすめしたい便利なサービスです。

しかし、宅配弁当サービスに関するアンケート結果では、高齢者の利用割合が20%にとどまり、そのうちの半数以上が健康気遣う子供・孫・兄弟などによる代理注文です。

当アンケートでは詳細を把握できていませんが、「宅配弁当サービスの存在を知らない」「使い方がわからず面倒になっている」などの理由が影響している可能性もあります。

高齢者(両親・祖父母・親戚など)の健康や食生活が心配なときは、ぜひ当記事を参考にライフスタイルに適した宅配弁当サービスをおすすめしていきましょう!

編集部では、ほかにも宅配弁当サービスに関わる記事を投稿しています。もっと詳しい情報が気になる人は、以下の記事もご覧ください。

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