ウォーターサーバー11社の解約金を調査・比較！ 負担を減らす方法と注意点も解説

ウォーターサーバー解約時にはさまざまな費用が発生しますが、なかでも似ているのが解約金と違約金です。最初に両者の違いについて整理しておきます。

解約金と違約金は性質が異なります。たとえば最低利用期間3年で契約し、3年未満で解約する場合、本来発生するのは違約金です。

しかし、ウォーターサーバーの解約金は違約金と同じ意味で使われることも多いのが現状。解約金とサーバー引取手数料などを別に扱うなど、各社で統一されていないため混乱を招くこともあります。

本記事ではこれ以降、違約金を含め解約の際に発生するすべての費用を解約金として解説し、誤解を生みそうなケースではサーバー引取手数料といった請求名目を補足します。

ウォーターサーバー11社の解約金と最低利用期間を比較していきます。

解約金が安いのはウォーターサーバーサービスは、「ウォータースタンド（ピュアライフ）」「富士おいしい水」「クリクラ」です。

「プレミアムウォーター」は解約金だけ見ると高額ですが、5年契約のもっとPREMIUMプランなら水ボトル代が安いのでランニングコストが下がります。

解約金があると安易に乗り換え・解約できないため、契約前に解約金と最低利用期間についてよく調べることが大切です。

ウォーターサーバーの解約金は、少し工夫をすることで負担を減らせます。

それぞれポイントを解説します。

「ピュアライフ」のように初期費用や解約金、解約時のサーバー撤去費用がすべて0円というサービスがあります。契約期間にも縛りがないため、解約金や最低利用期間を気にせず利用したい人におすすめです。

本記事内『解約金なし・負担が少ないウォーターサーバー3選』で、おすすめのサービスを紹介しています。

上記は「プレミアムウォーター」の場合です。たとえば最低利用期間3年の契約なら、3年経過後は解約金が発生しないため無料で解約できます。

今すぐ乗り換える必要がある場合を除き、最低利用期間満了まで使い続けるのがもっとも手間や負担の少ない方法です。

ウォーターサーバーにはさまざまなプランがあり契約内容も複雑なので、「0円だと思っていた解約金を取られた」「解約金以外の名目で費用を請求された」など腑に落ちない結果になることも。

特に気をつけたいポイントを以下にまとめたのでチェックしていきましょう。

それぞれ詳しく説明します。

たとえば「アクアバンク」は、最低利用期間満了と同時に解約すれば解約金がかかりません。しかし、満了日まで2カ月を切ってから申請した場合は中途解約扱いとなり、解約金が発生するので注意しましょう（「アクアバンク」は1年ごと自動更新制にも注意）。

最低利用期間が満了する年月日と、解約金の負担がもっとも少ない申請のタイミングは、みずから確認しておくことが大切です。

乗り換えキャンペーンで解約金をカバーできても、乗り換え先の最低利用期間満了前に解約すると、キャッシュバック分を返金請求される場合があります。

また、キャッシュバック対象となるサービス（乗り換え元）が対象外だったときはキャッシュバックが受け取れません。

これらの注意事項はキャンペーン概要に記載されているので、必ず確認しておきましょう。

「しずくりあ」のように、指定された期日までにサーバーを返却しないと高額な損害賠償金を請求されることも。サーバーは借りているものなので返却は当然として、返却期限も守りましょう。

ショッピングモールなどで、ウォーターサーバーの勧誘を見かけることがあります。多くは真っ当な販売代理店ですが、なかには悪質な会社も。

”解約金無料といわれたのに請求された”といった被害も。騙されないためにも、各公式サイトで情報を確認してから契約しましょう。

本記事で比較しているウォーターサーバーの中で、解約金や最低利用期間の縛りがないサービスを紹介します。

サービス概要と解約金・最低利用期間なしの条件などは以下のとおり。

「ウォータースタンド」の『ピュアライフ』は、通常だと解約金6,600円・最低利用期間1年の浄水型ウォーターサーバーです。

もともと解約金が安く最低利用期間も短いですが、当サイト特設ページから申し込めばレンタル代最大3カ月間半額、縛りなし、初期費用・解約金・撤去費0円の特典がすべて受け取れます。

解約金や縛りがないので、気軽に始めたい人、とにかくコストを抑えたい人にもおすすめ。なお特典は期間限定で終わる可能性もあるため、申し込む際は必ず確認してください。

「富士おいしい水」は、解約金と最低利用期間がない宅配型ウォーターサーバーです（解約時は5,500円のサーバー引取送料が必要）。

サーバーの電気代が1カ月約850円で、レンタルの場合は月額605円のウォーターサーバーケア（延長保証サービス）への加入も必須なので、トータルすると月額料金はやや高め。

一方で水代は500mlあたり57円と宅配型最安クラスであることから、解約金や最低利用期間を気にせず、美味しい天然水を安く飲みたい家庭におすすめです。

「クリクラ」は、お試しプラン利用後に通常契約をした人に限り、解約金と最低利用期間なしで利用できる宅配型ウォーターサーバー（浄水型の取り扱いもあり）。

産院利用数No.1など特に子育て世帯から高い支持を得ているサービスで、年1回のサーバー交換では専任スタッフが内部までしっかり洗浄するなど衛生面にも力を入れています。

なお乗り換えキャンペーンを利用した場合は解約金や最低利用期間が発生するため、申し込み方法には注意してください。

ウォーターサーバーの乗り換えキャンペーンを上手に利用すれば、解約金を丸ごとカバーできる可能性も。なかでも高額キャッシュバックが受け取れる、おすすめ3社を紹介します。

各サービスの概要や特徴は以下のとおり。

「プレミアムウォーター」は、シェアNo.1を獲得した宅配型ウォーターサーバー。乗り換えで最大16,500円の高額キャッシュバックが受け取れます。

サーバーは全6機種19色（一部は購入専用モデル）とラインナップが豊富。なかでも人気の『amadanaグランデーサーバー』がレンタル無料（通常1,100円/月）になる新プランも登場しています。

解約金は5,000〜50,000円、最低利用期間は2年・3年・5年と幅広いですが、契約年数が長いプランほど水ボトル代が安くなるのでランニングコストを下げられます。

「エブリィフレシャス」は、乗り換えで最大16,500円の高額キャッシュバックが受け取れる浄水型ウォーターサーバーです。

マットな質感のおしゃれなデザインが特徴で、自宅で本格コーヒーが楽しめるカフェ機能付きモデルもラインナップされています。

初期費用＆初月無料なので0円で始められて、月額も3,665円程度と高コスパ。水道水を使用するため面倒なボトル交換はありません。解約金11,000〜22,000円、最低利用期間3年と解約条件は標準的です。

「Locca」は「プレミアムウォーター」と同じ会社が提供している浄水型ウォーターサーバーで、乗り換えると最大16,500円のキャッシュバックが受け取れます。

最低利用期間は5年ですが、解約金は10,000〜30,000円と標準的な上、サーバーレンタル代2,650円と業界最安なので続けやすいのが特徴。しかも水道水を使うので水代も安いなど、コストを抑えやすいサービスといえます。

冷水タンク内にはUV灯が搭載されており、1時間照射と2時間OFFを繰り返すことで自動殺菌をおこなっています。冷水の衛生面が気になる人にもおすすめです。

ウォーターサーバーのなかには、解約金不要のお試しプランを提供しているサービスもあります。

本記事で紹介している「クリクラ」もそのひとつで、お試しプランを利用した人に限り解約金なし・最低利用期間なしで本契約ができます。

「クリクラ」のお試しプランは、12Lボトル1本とサーバーレンタル料金が無料という内容。もちろん解約金はありません。

お試し後に無理やり契約させられることもないので、使い勝手や水の消費ペースを確かめてから判断したい人におすすめです。

ラクタさん編集部では、ウォーターサーバー利用者552名を対象にアンケート調査を実施。

ウォーターサーバーの解約理由でもっとも多かったのが「毎月の費用がかかりすぎると感じた」、次いで「電気代が高かった」「ボトル交換が面倒だった」という結果になりました。

逆に、ウォーターサーバーを選ぶときにもっとも重視した点で多かった回答が「月額料金が安い（271人・49.1％）」だったことから、コスパを重視していることが読み取れます。

ウォーターサーバーを選ぶ際、解約金や最低利用期間がない安心感は大切ですが、ランニングコストに目を向けることも非常に重要といえます。