失敗しないカーリースの選び方は?専門家が教える5つのポイントとおすすめのカーリース会社5選
2024.01.31
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もくじ
カーリースは多くの会社から提供されており、月額料金もサービス内容もそれぞれ異なります。そのため、選び方を誤ると、結果的にコストが高くついたり、デメリットが多く感じられたりして、後悔する可能性があります。
そのような状況を避けるには、各社を比較して検討することが重要です。そこで、カーリースの選び方のポイントについて、おすすめのカーリース5社のサービス比較や、カーリース・車のサブスク専門家の千葉こころさんのアドバイス、実際の利用者の体験談と併せて見ていきましょう。
【この記事でわかること】
失敗しないカーリースの選び方5つのポイント
カーリース会社は、それそれが特徴あるプランを提供しています。そのため、利用する側にとってはサービスのどこを見て比較すればいいのか、さらにカーリース会社の中でどこが自分に合っているのか、判断が難しくなってしまうことも。こうした課題を解決するには、選び方のポイントを押さえて各社を比較することが重要です。
カーリース選びで失敗しないための5つのポイントについて、ご自身の優先度を重視しながら、詳細を確認していきましょう
ポイント1:月額料金と契約満了時にかかる費用
カーリースが多くの方に選ばれている理由のひとつが月々定額の料金。ただし、一口に月額料金といっても各社で料金体系が異なり、選び方を失敗すると思わぬ出費につながってしまいます。
そこで大切になるのが、「月額料金に含まれる内容」と「契約満了時にかかる費用」です。この2つを詳しく紹介します。
月額料金に含まれる内容
一般的に、カーリースの月額料金には車両本体価格や車購入時の初期費用、各種税金などの維持費が含まれていますが、どこまでカバーされるかはカーリース会社によって異なります。そのため、安さだけで選んでしまうと、想像していなかった出費が生じてしまうことも。
そこで、月額料金を確認するときは何が含まれるのかまでチェックし、自己負担になる費用を把握したうえで、月額料金と自身で負担する費用の総額が予算内に収まっているかを確認するのが失敗を防ぐポイントになります。
なお、新車新規登録に必要な費用や各種税金は月額料金に含まれるケースが多く、自己負担になる費用はおもに維持費となります。どのような費用が発生するのか、「おトクにマイカー 定額カルモくん」を例に見ていきましょう。
〈カーリースの月額料金に含まれるものと自己負担になるものの例〉
月額料金に含まれるもの | 自己負担になるもの |
---|---|
・車両本体価格 ・自動車税(種別割)、軽自動車税(種別割) ・環境性能割 ・自動車重量税 ・リサイクル料金 ・自賠責保険両 ・登録代行費用 ・ナンバープレート取得費用 ・登録時手数料 ・サポート料 |
・燃料(ガソリン)代 ・駐車場代 ・車検基本料 ・オイル交換などのメンテナンス費用 ・任意保険料 |
※定額カルモくんの場合
車検基本料やオイル交換などのメンテナンス費用は、カーリース会社によっては月額料金に含まれていたり、メンテナンスプランに入ることで月額料金に含められたりする場合もあります。
車検やメンテナンスの費用は高額になりがちなだけに、まとまった出費の心配なく車の状態を良好に維持するためには、メンテナンス費用を定額にできるカーリースを選ぶと安心です。
また、任意保険料もカーリース会社によって月額料金に含まれる場合があります。
カーリースに特化した専用保険が用意されていたり、補償を受けても保険料や等級が変わらなかったりといったメリットがある一方、保険会社や補償内容が選べない、等級を引き継げない、個別に加入するより保険料が高くなるというケースもあります。そのため、現在加入している任意保険の内容や料金と比較して検討することが大切です。
カーリース・車のサブスク専門家 千葉こころ
契約満了時にかかる費用
カーリースは月額料金と維持費のほか、契約満了時にも次のような費用がかかる場合があります。
- 残価精算
- 走行距離制限の超過料金
- 原状回復費用
- 名義変更手数料(車をもらう場合)
契約満了時にかかる費用は思いのほか金額がかさむこともありますが、契約時の選び方や契約中の車の乗り方次第で、負担を軽減することが可能です。
契約満了時の費用の中でも、とくに大きな出費になる可能性があるのが「残価精算」です。残価とは、契約満了時に残っていると想定される車の価値のことで、言い換えれば下取り価格です。
カーリースでは、車両本体価格からあらかじめ残価を差し引いて月額料金を算出しています。そのような仕組みから、購入するより安く新車を利用できるのですが、オープンエンドという契約方式の場合は、最初に設定した残価が契約終了時の車の市場価格を下回った場合に、差額を請求されることがあります。
そのようなリスクを抑える選び方としては、クローズドエンドという契約方式がおすすめです。
クローズドエンドのカーリースでは、残価はリース会社が設定し、差額もリース会社が負担します。そのため、契約満了時に思わぬ高額な支払いを求められる心配がなく、最後まで安心して利用できるでしょう。
このほか、走行距離制限の超過による追加料金や、原状回復費用は、返却時の走行距離や車の状態で、必要に応じて発生する費用となります。ゆとりのある走行距離で設定する、原状回復費用が補償されるカーリースを選ぶといったことで、契約満了時に請求されるリスクを抑えることが可能になります。
また、車をもらえるカーリースであれば、走行距離制限や原状回復の義務がないため、追加料金の心配がなくなります。車をもらう際の名義変更手数料はかかりますが、残価精算と違ってあらかじめ金額がわかることで備えておけるでしょう。
カーリース・車のサブスク専門家 千葉こころ
車をもらう際に行う名義変更の手数料は、自身で行えば数千円程度に抑えることが可能です。ただし、必要書類の準備や申請など手間がかかるので、初めての方や、忙しくて時間が取れない方などはカーリース会社への依頼も検討してみましょう。
なお、代行手数料は各社で異なるため、契約前に金額をチェックしておくことをおすすめします。
ポイント2:契約期間の選択肢
カーリースを利用できる期間も各社で異なります。
契約期間は、3、5、7年といったように、車検のタイミングに合わせて決められた選択肢から選ぶケースが大半ですが、必要な期間があてはまるとは限りません。適度な年数が選べずに、必要以上に長い期間で契約してしまうと、中途解約のリスクが高まる点に注意が必要です。
カーリースでは原則として中途解約が認められておらず、やむをえない事情であっても、解約時には残りのリース料金を一括請求されるのが一般的です。そのようなリスクを抑えて利用するには、あらかじめどれくらいの年数で車を利用したいのか検討し、ぴったりの期間を選択できるサービスを選ぶのがポイントになります。
そのため、契約期間を1年単位で選択できる、複数の選択肢を用意しているといったカーリースを選ぶといいでしょう。
カーリース・車のサブスク専門家 千葉こころ
最近は契約満了前に乗り換えできるサービスを用意しているカーリースも増えています。中途解約が不安な方には有力な候補の一つとなるでしょう。ただし、月額料金が高くなったり、さまざまな制約があったりするので、乗り換えできる条件を確認して、納得できるか、自身の予算や使い方に合っているか、よく検討することが大切です。
ポイント3:走行距離
カーリースでは、返却時の車の価値を担保するために、走行距離制限が設けられているのが一般的です。走行距離制限は短いほど月額料金が安くなる一方、超過してしまうリスクは高まります。走行距離制限を超過すると、契約満了時に追加料金を請求されるため、自身の乗り方に合った距離であることが大切です。
カーリースを選ぶ際は、車の利用頻度や移動距離などから、自身に必要な月間の走行距離を把握したうえで、なるべくゆとりを持った走行距離制限で設定すると失敗を防ぎやすくなります。
たとえば自宅から片道10kmの会社まで毎日車で通勤する場合、ひと月に必要な走行距離は400kmになります。
10km×2(往復分)×20(営業日)=400km
この距離だけを見れば走行距離制限が月500kmでも間に合いそうですが、買い物や旅行、帰省などに車を使うと超過する可能性があるため、それらを踏まえて長めの走行距離を設定しておくと安心でしょう。
なお、カーリース会社によっては、走行距離制限が無制限になるプランもあります。車で長距離を移動することが多い方や、制限を気にせず利用したい方は条件などを確認しておくといいでしょう。
カーリース・車のサブスク専門家 千葉こころ
カーリース利用者の方からは、「行動範囲が広がった」「車の使用頻度が増えた」といった声も多く聞かれます。契約期間中にライフスタイルが変わる可能性もあるだけに、想定より長めに設定したり、走行距離無制限のサービスを選んだりしておくと、超過を心配することなくカーライフを楽しめるでしょう。
ポイント4:取扱車種
カーリースの取扱車種や選べるグレードは、リース会社ごとに異なります。メーカー系のカーリースでは、そのメーカーの車種のみであることが一般的です。一方、非メーカー系ではさまざまなメーカーの車種を取り扱っており、中には輸入車や、国産メーカー全車種から選べるカーリースも存在します。
非メーカー系のカーリースは、複数のメーカーで車種を比較検討できるので、予算や自身の希望に合う1台を見つけやすいといったメリットがあります。
一方、メーカー系のカーリースは、乗りたいメーカーが決まっている場合や、ディーラーで行われるクオリティの高いメンテナンスを求める場合に向いています。
なお、メーカー系、非メーカー系ともに利用できる車種やグレードが限られるケースがある点に注意が必要です。
カーリース・車のサブスク専門家 千葉こころ
予算を超えてしまった場合、グレードを下げて必要な機能だけを後付けするといった方法で月額料金を調整することも可能です。また、未使用車など状態のいい中古車にすれば納期を早めることができます。予算や希望を基に各社の取り扱い状況を確認すると選びやすくなるでしょう。
ポイント5:メンテナンスなどのサービスやオプション
メンテナンスプランをつけたり、メンテナンス費用が月額料金に含まれているカーリースを選んだりすれば、まとまった出費の心配なくメンテナンスが行えて、良好なコンディションを維持しやすくなります。それにより、契約満了時の原状回復費用なども抑えやすくなるでしょう。
ただし、自身である程度の整備ができる方や、対象のメンテナンス項目を最小限に抑えて月額料金を安くしたいといった方の場合は、複数のメンテナンスプランを用意しているなど、無駄がない選び方ができるサービスを選ぶのがポイントです。
なお、カーリースでは一般的に、各社が指定する整備工場でのメンテナンスが義務付けられています。そのため、メンテナンスプランの内容を確認するときは、指定工場が通いやすい場所にあるか、旅行先などでトラブルに遭った場合も対応してもらえるかといった点も併せてチェックしておきましょう。
また、引越しの可能性がある場合は、全国展開のカーリースを選んでおくと、引越し先でも継続して利用することができます。
カーリース・車のサブスク専門家 千葉こころ
各社のサービスやオプションには、メンテナンスプランのほかにも、ガソリン代やカー用品の割引、オリジナルの保証、契約者専用アプリなど、独自性の高いものが用意されていることもあります。利用状況によってはかなりお得になるケースもあるため、利用シーンをシミュレーションして検討するといいでしょう。
維持費の多くが含まれるのに業界最安の月額14,690円から新車に乗れる定額カルモくんは、国産全車種・全グレードを取り扱うカーリースです。
契約期間は1~11年のあいだから1年単位で選べるうえ、7年以上なら全車種が走行距離無制限に!さらに月額500円で車がもらえるプランも選べます。充実したメンテナンスプランでは、原状回復費用も保証され、契約満了時の思わぬ出費もカバーできます。
20万人以上が申し込んだおすすめのカーリースをこちらから確認してみましょう。
料金の安さで人気のおすすめカーリース会社5社を比較
ここまでご紹介した5つのポイントを基に、人気のカーリース5社を比較してみましょう。ここでは、クラベルさんのカーリース人気ランキングTOP15のうち、新車の乗用車(軽トラック・軽バンを除く)の最安月額料金が安い上位5社をピックアップしてご紹介します。
〈おすすめの5社を比較〉
おトクにマイカー 定額カルモくん | オリックス・カーリース・オンライン | ポチモ | リースナブル | MOTAカーリース | |
---|---|---|---|---|---|
最安月額料金*¹ | 14,690円 | 15,400円 | 17,160円 | 14,300円 | 15,620円 |
月額料金に含まれる費用*² | 車両本体価格自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割) 自動車重量税 自賠責保険料 環境性能割 登録諸費用 |
車両本体価格 自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割) 自動車重量税 自賠責保険料 環境性能割 登録諸費用 |
車両本体価格 自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割) 自動車重量税*³ 自賠責保険料*³ 環境性能割 登録諸費用 |
車両本体価格 自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割) 自動車重量税 自賠責保険料 登録諸費用 基本点検料*³ 完成検査料*³ |
車両本体価格 自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割) 自動車重量税 自賠責保険料 環境性能割 登録諸費用 |
契約方式 | クローズドエンド | クローズドエンド | 残価設定なし | オープンエンド | 残価設定なし |
契約期間 | 1~11年の中から1年単位で契約 | 5・7・9・11年 | 9年 | 3・5・9年 | 7・9・11年 |
走行距離制限 | ・1,500km/月 ・7年以上の契約は走行距離無制限 |
2,000km/月 | なし | ・3、5年契約は750km/月 ・9年契約は走行距離無制限 |
なし |
取扱車種 | 国産全車種・全メーカー | 国産全車種・全メーカー | 国産全車種・全メーカー | 6メーカー51車種 | 国産全車種・全メーカー |
メンテナンスプラン | あり | なし | あり | あり | なし |
特徴・ 独自サービス |
・月額料金が業界最安水準 ・車がもらえるプランあり |
・契約から一定期間経過後は乗換え可能 ・クレジットカード払い対応 |
・車がもらえる ・ガソリン代割引あり |
・自社在庫によるスピード納車 ・いつでも解約可能 |
・車がもらえる ・オイル交換や車検のクーポン付き |
*¹頭金なし・ボーナス払いなしの場合の最安月額料金
*²オフィシャルサイトの内容に基づく
*³初回車検分のみ
おトクにマイカー 定額カルモくん
「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、業界最安水準の月額料金で利用できる、コストパフォーマンスの高さが魅力のカーリースです。
契約期間は1~11年のあいだから1年単位で選べるうえ、7年以上の契約で全車種が走行距離制限無制限に。また、月額500円で車をもらうこともできます。
さらに、ニーズに合わせて選べるメンテナンスプランでは、メーカー保証の延長や原状回復費用補償が受けられるほか、整備工場もディーラーを含む全国30,000店舗以上の中から自由に選べるなど、利用者一人ひとりの要望に応える独自プランが充実しています。
契約前でも、車やカーリースの知識が豊富な専任のマイカーコンシェルジュに無料で相談ができるため、車やカーリースが初めての方はもちろん、カーリース会社の選び方に悩んでいる方や、コスパ良くこだわりを満たせる車種やプランが知りたい方にもおすすめです。
定額カルモくんには、カーリースの申込み時に必要な審査を無料で試せるサービスがあります。
審査に通るかどうかだけではなく、無理なく利用できる料金の目安や、希望にぴったりの車種やプランを知ることも可能!
審査結果は最短即日、キャンセルも可能なお試し審査でまずは確認してみましょう。
オリックス カーリース・オンライン
「オリックス カーリース・オンライン」では、契約年数に合わせた4つのプランが用意されており、すべてのプランにオイル交換と車検基本料が無料になるクーポンがついています。走行距離制限はひと月あたり2,000kmと長めの設定なので、通勤などで毎日車に乗る方や、旅行や帰省などで長距離移動が多い方でも安心です。
また、契約開始から一定期間経過後は、車の乗換えや返却が自由にできるのも魅力。「いまのりイレブン」「いまのりナイン」「いまのりセブン」のプランでは、契約満了時に車をもらう選択も可能です。
メンテナンスプランがないため、クーポン対象外のメンテナンスは実費となりますが、月額料金のクレジットカード払いに対応しており、ポイント還元が期待できます。
ポチモ
出典:ポチモ
「ポチモ」はガソリンスタンドでおなじみの出光興産が提供するカーリースです。契約期間中は、一定条件を満たすことでapollostationでのガソリン給油が月50Lまで7円/L引きとなる割引サービスを受けられます。
新車と中古車の両方を取り扱っており、新車リースは契約期間9年のみで、最後に車をもらえるのが特徴です。車を返却する必要がないので、走行距離制限や残価精算がありません。
中古車リースは10,000台以上*⁴の在庫を取りそろえており、修復歴なし、走行距離10万km以内、初度登録から12年以内の条件を満たした車のみを、2年・4年・6年・8年の契約期間で提供しています。
*⁴ 2024年1月時点
リースナブル
出典:リースナブル
「リースナブル」は、ボーナス加算額と車に付属する装備に応じて変わる料金プランが特徴的なカーリースです。人気車種を中心に取り扱っており、ボーナス払い月の支払額を高く設定する「最安コース」では、月々最安6,600円から利用できる車もあります。
なお、契約期間中はいつでも車の乗換えや買取りが可能ですが、車の状態や状況によっては費用負担が発生する場合があります。また、3、5年プランでは月間の走行距離が750kmとなる点にも注意しましょう。
メンテナンスはディーラー対応なので、純正の消耗品を利用したい方におすすめです。オプションでスモークフィルムや車のコーティング費用も月額料金に含めることができます。
MOTAカーリース
出典:MOTAカーリース
「MOTAカーリース」は、契約満了時に車をもらえるカーリースです。契約期間は7、9、11年で、契約満了の2年前からは乗換えや返却も可能。車をもらう場合は走行距離制限なし、返却を希望する場合は走行距離制限月間2,000kmまでとなっています。
メンテナンスプランはありませんが、提携先の整備工場で使えるオイル交換無料クーポン、車検無料クーポンの特典が付属しており、金額が大きくなりやすい車検などの実費負担を抑えられます。
カーリースのデメリットを回避する3つの選び方
カーリースは利用する方のニーズと選んだサービスによってデメリットが生じる場合もあります。しかし、契約前の準備や契約内容によって回避することも可能です。代表的なカーリースのデメリットと回避する方法をご紹介します。
契約前に、契約満了時の状況をシミュレーションしておく
カーリースの契約満了時は車両の返却が前提ですが、再リースや買取りなど、複数の選択肢を用意しているケースも多く見られます。
ただし、どれを選ぶかで契約満了時にかかる費用が変わり、場合によっては高額な請求が発生することもあるため、契約満了時の車両の取扱いや費用も考慮することが、デメリットを防ぐカーリースの選び方のポイントとなります。
契約満了時の選択肢には、おもに次の5つがあります。特徴と契約満了時にかかる費用について、一つずつ確認していきましょう。
返却
車をカーリース会社に返却して契約を満了する方法です。車を手放したい、次は購入したい、別のカーリースで契約したいといった場合に適した選択肢となります。
返却する車に通常の使用の範囲を超える傷や汚れがあったときは原状回復費用、走行距離制限を超過していた場合は追加料金がそれぞれ発生します。また、残価精算が必要なオープンエンドで契約している場合は、車の状態によっては高額な差額の請求が生じる可能性があります。
延長・再リース
契約期間を延ばしたり、同じ車で契約を結び直したりする方法です。もう少しのあいだ車が必要になったり、愛着が湧いてもっと長く乗りたくなったりしたときに選択肢にあると、利便性が高まるでしょう。
再リースの場合は、そのときの条件を基に改めてリース契約を結ぶので、月額料金が変わる可能性があります。また、延長や再リースのタイミングや期間によっては、返却する場合には不要だった車検費用が発生する可能性もあります。
乗換え
車を返却し、同じカーリース会社で別の車を選んで新規契約を結ぶ方法です。カーリースは初期費用が不要なことから、乗換えによる新規契約で発生する費用は特になく、かかる費用は返却する車の原状回復費用や追加料金など、契約を終える場合と同じです。なお、乗り換える車の月額料金は、車種やプランによって変わります。
買取り
乗っている車の残価を支払って、名義変更を行いマイカーにする方法です。おもにオープンエンド方式のカーリースで選択できます。契約満了時の車の残価と、契約時に設定した想定残価の差額を算出し、不足があった場合はその金額を支払います。想定残価のほうが高かった場合には、キャッシュバックが受けられる可能性もあります。そのほか、名義変更手数料が必要です。
車をもらう
契約満了時に名義変更を行ってマイカーにする方法です。残価設定がないカーリースや、月額料金と一緒に残価相当額を支払うクローズドエンド方式のカーリースで選択できます。費用は名義変更手数料のみ必要です。
カーリース・車のサブスク専門家 千葉こころ
カーリースは「所有権移転外リース取引」によって、契約期間満了後でも無償または名目的な対価の額による車の譲渡が禁止されています。そのため、車がもらえるカーリースは、残価を設定しない、または月額料金に含める形で残価を精算する仕組みとすることで、契約満了時に残価精算によるまとまった費用の請求なく所有権を移せるようになっています。
車の利用シーンをイメージしてリース会社やプランを検討する
カーリースでデメリットとされるものの多くは、希望と合わないプラン内容や想定外の費用など、ミスマッチによって発生しています。そのため、失敗を避けるには、車の使用状況や予算に合わせた選び方が重要になってきます。
自己負担も含めて月々いくらまでなら支払えるか、何年ほど利用して、毎月どれくらいの距離を走りそうかといったことはもちろん、ライフプランが変わる可能性はあるか、日常的な走行経路や自宅の近くに指定のメンテナンス工場や割引サービスなどを利用できる店舗があるか、もしものときにどのようなサポートがあると安心かなど、実際に車を持ってから契約が満了するまでの利用シーンをイメージして必要な条件をまとめ、多くを満たせるサービスやプランを選ぶといいでしょう。その際、優先度を決めておくと比較検討がしやすくなります。
カーリース・車のサブスク専門家 千葉こころ
各社でサービス内容が大きく異なるため、比較検討が難しいといった声も聞かれます。そのようなときは、直接問い合わせてみるのもおすすめです。自身に合ったプランを提案してもらうだけでなく、丁寧に対応してくれるか、強引に契約させようとしないか、レスポンスは早いかなど、信頼できる会社かどうかを判断することもできるからです。
月額料金以外に必要な費用を把握しておく
月額料金に含まれる費用は各社で異なるため、どのような自己負担がいくら発生するのかも考慮したうえで、無理なく支払える価格帯のカーリースやプランを選ぶことが大切です。
特に注意したいのが、車検時に必要になる自動車重量税や自賠責保険料などの法定費用です。多くのカーリースは契約期間中に受ける継続車検も含まれていますが、中には月額料金に含まれるのは初回車検のみで、継続車検はメンテナンスプラン加入が条件になっているといった所もあります。
また、メンテナンスプランの内容も、対象の項目が少なかったり、利用条件が限定的だったりすると、月々の料金は安く抑えられても、自己負担や手間などが増える可能性があります。車は年数が経過するほどメンテナンス費用が高くなる傾向もあることから、長期契約の場合はより慎重に判断しましょう。
カーリース・車のサブスク専門家 千葉こころ
3年以下の契約の場合は車検費用の負担がなく、また、メーカー保証が使えるため、メンテナンスプランなし、またはライトな内容のプランで十分なことも多いです。一方で、月額料金は高くなりやすいので、短期利用を検討中なら、高残価設定で月額を抑えるサービスなども選択肢に入れるといいでしょう。
維持費の多くが定額に!
カーリース利用者の体験談から見る、成功する選び方と失敗する選び方
実際にカーリースを利用中の方はどのようにサービスやプランを選んだのか、また、結果的に満足しているのか、それとも後悔しているのかといった本音を聞くことで、より具体的な選び方のポイントを知ることができるでしょう。
ここでは、実際のカーリース利用者の体験談から、成功する選び方と失敗しやすい選び方の違いを確認していきましょう。
カーリース選びに失敗した方の体験談
20代女性・大阪府
カーリースは初期費用がかからず、面倒な手続きもなく手軽に新車に乗れたのは良かったのですが、契約期間をよく考えずに決めてしまったので、途中で車を手放すことになり、思ったより高い中途解約金を支払いました。初めからきちんと契約書を読んだり注意事項を確かめたりしておくべきでした。
30代男性・北海道
走行距離制限やカスタマイズなどの制約がないサービスを選んで契約しました。乗りたい車に安く乗れて、契約満了までは大きなトラブルもなかったので満足していたのですが、契約満了時の残価精算で結構な金額を請求され、スタッフの方とももめて、かなり後悔しました。残価保証があるかなど、契約する前にしっかり確認して、きちんと選ぶことが大切だったと思います。
20代女性・兵庫県
カーリースは安さを重視していたので、ボーナス払いありとはいえ、月額数千円で利用できる一番安いサービス選びました。追加でお金を取られたくなくて、口コミなども参考にしながら決めたのですが、スタッフの方の接客マナーがあまり良くなく、ストレスを感じることがあります。
カーリース選びで後悔したと感じた方の多くは、ライフプランを見据えていなかったり、契約内容や注意事項を確認していなかったりしたことが、想定外の出費につながっています。また、安さばかりを追求して、それ以外の点にまで注意が払われなかったことで、利用し始めてから対応に不満を感じている様子も見受けられます。
カーリース・車のサブスク専門家 千葉こころ
カーリースは数年単位の長期にわたって利用するうえ、契約満了までカーリース会社のスタッフと関わることも多い傾向があるため、利用条件などを確認するのはもちろん、数年先もライフスタイルに合わせた利用ができるか、コミュニケーションが円滑に取れるかといったこともチェックしておくと、後悔につながるリスクを回避しやすくなるでしょう。
カーリース選びに成功した方の口コミ
一方、カーリースに満足している方はどのような選び方をしたのでしょうか。重視したポイントや比較の際に意識したことなど、成功につながった体験談を見ていきましょう。
30代男性・宮城県
サービス内容が似ている数社で比較して、評判が良く、月額料金も安かったカーリースに決めました。実際に利用してみると、担当者の対応が丁寧で、サポートもしっかりとしてくれて、車選びからとてもスムーズに行えました。コストパフォーマンスも高く、乗り換えるときもまた利用したいと思っています。
30代女性・静岡県
自分の好きな車種に乗れるように、取扱車種のラインナップが豊富なカーリースという点を重視しました。はじめてのカーリースでわからないことだらけでしたが、スタッフの方が一から丁寧に説明してくれたので、不安が払拭されました。大手のカーリースとも比較して、そちらのほうがお得に思える部分もありましたが、トータル的に見るとコスパが良く、スタッフの方の対応も親切で満足しています。
40代女性・和歌山県
最初に申し込んだカーリースで審査に落ちてしまい、安い車種に変更して、カーリース会社も月額料金が安い所に変えて申込みをし直しました。安さのほかに意識したのは、選べる車種が多いか、ボーナス払いがなくても月額10,000円台で新車に乗れるか、補償が充実しているかといった点です。無事に審査も通り、お得に新車に乗れているので、ここを選んでよかったと思っています。
カーリースで満足している利用者は、自身が重視したいポイントを明確にしたうえで、数社で比較をして選んでいます。他社のほうがいいと思える点があっても、それ以外のサービス内容やスタッフの対応、利用者の口コミなどを総合的に判断して、納得をして決めているのが印象的です。
カーリース・車のサブスク専門家 千葉こころ
すべての希望を満たすカーリースを見付けるのは難しいですが、自分にとって譲れない条件に優先度をつけておくと、希望を満たせない部分があっても、トータル的に見て最適な判断ができるようになるでしょう。大切なのは納得感があるかどうか。気になることはうやむやにせず、きちんと確認することも大切です。
成功した体験談を語ってくれた3名が利用しているのは、業界最安水準の定額カルモくんです。
顧客対応満足度は98.9%。豊富な独自サービスや充実したサポートで、5年で20万人以上が申し込んだ人気のカーリースです。
手軽に審査を試せる「お試し審査」も用意されているため、不安を解消して車選びが行えるのもポイント。ネットから5分程度、結果は最短即日で、キャンセルも可能なお試し審査はこちらからどうぞ!
カーリースは選び方のポイントを押さえれば満足度も上がる
月額料金やサービス内容など、譲れない条件は人ぞれぞれです。そのため、最適なカーリースは人によって変わってきます。安さやお得なサービスなどで選びがちですが、後悔しないためにも、条件をしっかりと確認し、自己負担も含めてかかる費用もシミュレーションしたうえで、数社を比較して選びましょう。
※この記事は2024年1月時点の情報で制作しています
- Q1カーリースの選び方のポイントは?
「月額料金と契約満了時にかかる費用」「契約期間の選択肢」「走行距離」「取扱車種」「メンテナンスなどサービスやオプション」の5つが、カーリース選びでの大きなポイントになります。カーリース選びの5つのポイントの詳細はこちらで確認できます。
- Q2コスパがいいカーリースの選び方とは?
「契約前に、契約満了時の状況をシミュレーションしておく」「車の利用シーンをイメージしてリース会社やプランを検討する」「月額料金以外に必要な費用を把握しておく」の3点を踏まえてカーリースを選ぶと、想定外の出費に悩まされるリスクを抑えられます。
- Q3カーリース選びで失敗した人に共通していることは?
ライフプランを見据えていなかったり、契約内容や注意事項を確認していなかったりしたことで想定外の出費が発生し、後悔している方が多いようです。また、安さばかりを追求して、それ以外の点にまで注意を払わなかったことで、利用し始めてからスタッフの対応などに不満を感じている方も見受けられました。
一時的にまとまった出費が発生しても月々の負担を抑えたいのか、できる限り自己負担を減らしたいのか、家計状況や資金計画などからご自身が優先したいことを基に検討すると、判断しやすくなるでしょう。