カーリースの審査に通る基準は？審査対策と落ちたときの対処法も解説

カーリースの審査基準

カーリースの審査基準は、カーリース会社によって異なります。また、審査で見られるポイントも含め、公表されていません。しかし、審査に申し込む際に申告する内容から、チェックされる項目や審査に通る目安を知ることは可能です。目安がわかれば、自分が審査に通るかどうかを見極め、対策をしやすくなるでしょう。

そこで、以下ではカーリースの一般的な審査基準について解説します。

年収が200万円以上ある

カーリースの審査では、契約満了までのあいだ、月額料金を支払い続ける能力があるかどうかがチェックされます。その際に重視されるのが年収です。一般的に、審査に通る基準は年収200万円以上が目安とされています。

ただし、年収が200万円以上あれば審査に絶対に通るというわけではありません。また、逆に年収200万円以下で審査に通るケースもあります。なぜなら、審査ではほかの項目も含めて総合的に判断されるからです。

収入が安定している

カーリースでは、長期的に支払いを継続する必要があるため、収入が安定しているかどうかもチェックされます。具体的には、雇用形態や勤続年数が見られます。

派遣社員やパート・アルバイトといった非正規雇用で働く方よりも、正社員や公務員のほうが収入の安定性が高いと判断され、審査に通りやすい傾向があります。

また、勤続年数が短い場合、収入の安定性が低いとみなされ、審査に影響する可能性も。勤続年数が3年以上であれば、収入が減るリスクが低いと判断されやすいでしょう。審査に通る基準としては、勤続年数1年以上が目安とされています。

資産がある

持ち家や自動車などの資産を保有しているかどうかも、審査でチェックされることがあります。住宅ローンを組んで持ち家に住んでいる場合、返済中だとしても、家に資産価値があるとみなされ審査で有利に働くケースがあります。

ただし、資産を保有していないからといって、審査に通りにくいというわけではありません。そのため、賃貸物件に住んでいても、それだけで審査に影響することはないでしょう。

現在抱えている年間の返済が年収の35%以下である

カーリースの審査では、借入状況もチェックされます。これは、現在のローンやクレジットカードの支払いに加えて、カーリースの料金も無理なく支払っていけるかどうかを判断するためです。

そこで用いられる指標が、「返済負担率」と呼ばれる年収に占める年間の総支払額の割合です。住宅ローンやカードローン、リース料金、携帯電話端末代の分割払いなどを合わせたすべての年間の支払額を基に算出されます。

一般的には、返済負担率は30～35%程度までが無理なく支払える基準とされています。これを超えている場合、審査に通りにくいでしょう。

債務の履歴に問題がない

一般的にカーリースの審査では、信用情報が照会されます。信用情報には、クレジットカードやローンなどの申込みの履歴や利用状況が記録されており、未払いや支払いの遅延といった金融事故の履歴も残っています。また、自己破産や任意整理などの債務整理の情報も記録されています。

このような金融事故の記録がある場合、いわゆるブラックリストに載っている状態となり、審査通過は難しくなります。

審査基準を満たしていなくてもカーリースを利用できる？実際の口コミ

先述のとおり、カーリースの審査基準は公表されておらず、前項でご紹介した基準はあくまで目安です。そのため、審査基準を満たしていないからといって、カーリースの審査に通らないというわけではありません。逆に、審査基準を満たしていても、審査に通らないこともあります。

以下では、これらのケースを体験した方の口コミ*をご紹介します。実際に、どのような対策をして審査に通っているのか、また、どういった状況で審査に通らなかったのか、参考にしてみましょう。

基準を満たしていなくても審査に通った方の声

審査基準を満たしていない場合、カーリースを利用できないのではないかと不安になるものです。しかし実際には、基準を満たしていなくても審査に通ったというケースもあります。どのような状況の方が、どのような対策をして審査に通ったのか、体験談を見てみましょう。

40代女性・和歌山県在住

正社員ではなくパートなのですが、カーリースを利用しています。審査に落ちたこともあるのですが、借入れを減らし、安い車種で別のリース会社に申し込んだら、審査に通りました。カーリースは、初期費用が安くてボーナス払いがないのでお得だと感じています。

30代男性・青森県在住

月額で車に乗れるのはお得だなと思い、カーリースの審査に申し込んだのですが、年収が低かったせいか落ちました。でも、ほかの安いリース会社に変更したら、審査に通ったんです。料金が良心的で、サービス内容も充実しているし、満足しています。

20代女性・広島県在住

実は支払いの遅延でブラックリストに掲載されていました。ローンを組めずに困っていたのですが、自社審査のカーリースで、頭金を入れたら利用できました。カーリースは、定額で車に乗れるのがいいですね。

このように、正社員ではない、年収が低い、ブラックリストに載っているなど、審査基準では審査に通りにくいとされる方が、カーリースを利用できているケースもあります。ただし、借入れを減らしたり、安いリース会社を選んだり、頭金を入れたりといった対策を講じることが重要といえるようです。

基準を満たしていても審査に落ちた方の声

年収200万円以上、収入が安定しているといった、一般的な審査基準を満たしていても、審査に通らなかったという方もいます。実際の体験談をご紹介しましょう。

50代男性・愛知県在住

正社員で勤続17年、1,000万円近い年収で、まさか落ちるとは思ってませんでしたが、カーリースの審査に落ちました。クレジットカードをたくさん持っていたせいかもしれません。

50代男性・埼玉県在住

正社員、年収は300万円近くで、新車を買う余裕がなかったんです。それで、カーリースを利用したかったのですが、月額60,000円くらいのプランで審査に通りませんでした。落ちることがあるとは思っていなかったため、生活の計画が狂ってしまいました。

20代男性・和歌山県在住

正社員2年目で、年収は450万円くらいありましたし、貯金もあったので、カーリースの審査に通らなかったのは意外でした。ほかにローンがあったからかなと思います。安い中古車を現金一括購入するしかないかなと思いました。

このように、収入が基準よりも高く、勤続年数1年以上の正社員であっても、審査に通らないケースがあるようです。一般的には、以下のような方が審査に通りにくいといわれています。ただし、審査に通らない原因を探って対処することで、カーリースを利用できる可能性はあります。

〈審査に通りにくいケース〉

• 年収に対して希望のプランのリース料金が高すぎる
• 収入が安定していない
• すでに多額の借入れがある
• 支払いの遅延や債務整理などでブラックの状態である
• 短期間でローンやクレジットカードに申し込んでいる

など

審査に通るか試してみる！

審査に不安のある方も、安いカーリースであれば利用できる可能性があります。なぜなら、審査対象となる金額を抑えやすいからです。業界最安水準のカーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」なら、「お試し審査」で簡単に審査を試せます。結果は最短即日。こちらからお気軽にどうぞ。

* クラベルさん編集部が、カーリースの審査に申し込んだことのある方を対象に行ったチャット調査ツール「Sprint」を用いたインターネット調査を基に掲載

カーリースの審査に通るための対策

カーリースの一般的な審査基準を基に、自分の状況に合わせて対策を講じることで、審査に通る可能性は高まります。そこで、カーリースの審査に通るためにできる対策についてご紹介します。

信用情報を確認し、金融事故の記録が消えるまで待つ

支払いの遅延や債務整理などの履歴が信用情報に残っている、いわゆるブラックリストに載っている状態でも、それがずっと続くわけではありません。信用情報に記載される金融事故の記録は、事故の種類にもよりますが、5～7年程度で削除されます。

信用情報に不安がある場合は、審査に申し込む前に信用情報機関に照会し、自分の債務の履歴を確認しておくと安心です。事故情報が記載されている場合は、その情報が消えるまで待って申し込むのも審査に通りやすくするひとつの方法といえます。

ほかの借入れを返済する

住宅ローンやカードローンのほか、大きな買い物で分割払いをしているなど、多くの返済を抱えている場合、返済負担率が高くなり審査に影響するケースがあります。

そのため、カーリースの審査に申し込む前に、返済できるものがあれば完済、あるいは一部でも返済しておくことをおすすめします。借入額を抑えられれば、返済負担率が下がり、審査に通りやすくなるでしょう。

申込み前の転職を避ける

カーリースの審査では、年収や収入の安定性が重視されます。そのため、年収を上げておくのも効果的です。年収が上がれば、返済負担率も下げられます。

ただし、年収を上げるために転職した場合、勤続年数が短くなってしまうので注意しましょう。勤続年数が1年未満では、継続して勤められるかどうかが判断できず、収入の安定性が低いとみなされるケースがあります。

審査では、信用情報や雇用形態など、ほかの要素も含めてトータルでチェックされますが、できる限り審査申込み前の転職は避けるのが賢明です。

頭金を用意する

審査対象となる金額を抑えるために、頭金を支払うのも、審査に通りやすくするコツといえます。

一般的に、カーリースでは頭金を入れる必要はありません。まとまった費用をかけずに車に乗り始められるのがカーリースの大きなメリットです。しかし、手元の資金に余裕があり審査が不安な場合、頭金を入れることを検討してもいいでしょう。

ただし、車を持った後の維持費も考慮し、家計を圧迫しないかどうか慎重に判断することが大切です。

安いプランを選ぶ

頭金の支払い同様、審査対象となる金額を抑えるには、安いプランで申し込むことも有効です。リース会社によって料金は異なるので、できる限り安く利用できるサービスを選べば、審査のハードルが下がりやすいでしょう。

また、月額料金の安いプランを選ぶのもおすすめです。例えば、車両本体価格の安い車種を選ぶ、乗りたい車のグレードを下げる、オプションにかける費用を最小限にする、契約期間を長くするといった方法があります。

ただし、月額料金が安い場合、ボーナス払いが設定されており、総支払額が高くなるケースもあるので注意が必要です。月々の支払額だけではなく、年間いくらかかるのかもチェックしましょう。

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カーリースの審査に落ちたときの対処法

先にご紹介した体験談にもありましたが、もしカーリースの審査基準を満たしていなかったり、審査に落ちたりした場合でも、カーリースを利用できないというわけではありません。審査に通る基準を基に、適切に対処をすることで、再審査に通る可能性はあります。

以下では、カーリースの審査に落ちたときの対処法について詳しくご紹介しましょう。

連帯保証人を立てる

年収が低い、派遣社員やアルバイトといった非正規雇用で働いているなど、収入の安定性に不安がある方でも、連帯保証人を立てることで審査に通る可能性があります。

ただし、連帯保証人も申込者と同様の基準でチェックされます。また、連帯保証人は、リース料金の支払いが滞った際に契約者に代わり支払いの義務を負います。そのため、安定した収入があり、信用情報に問題のない親や配偶者などに、支払いの計画をしっかり説明してお願いすることが大切です。

ファミリーカーとして申し込む

安定的な収入のある家族に申し込んでもらい、ファミリーカーとして利用するという方法もあります。車を購入した場合と同様に、カーリースで契約した車も、契約者本人以外の家族が運転しても問題ないことがほとんどです。

ただし、車をまったく運転しない家族が、貸す目的で契約するのは「名義貸し」として犯罪行為とみなされます。あくまで、ファミリーカーとして家族で利用する際の対処法である点に注意しましょう。

なお、「利用者と契約者が同一であること」を条件に定めているリース会社もあるので、家族との共用が可能かどうかは事前にチェックしておくことをおすすめします。

より安いリース会社やプランを選ぶ

審査基準はリース会社によって異なるので、一度審査に落ちても、別のリース会社であれば審査に通る可能性があります。その際、審査対象となる金額を抑えられるよう、料金設定の安いリース会社や、より安いプランを選ぶと、審査のハードルを下げやすいといえます。

なお、審査が甘いとされる自社審査のリース会社の場合、頭金・ボーナス払いの設定があったり、リース料金が割高であったりするケースもあるので、不利な条件がついていないか注意しましょう

ほかのリース審査で落ちた方の利用実績も！

業界最安水準のカーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」では、カーローンやほかのカーリースの審査に落ちた方の利用実績もあります。そのままでは通過が難しい方に、連帯保証人や保証会社の利用を提案するケースも。まずはこちらから気軽に、審査に通るか確かめてみましょう。

審査基準はひとつの目安。状況に合った対処をしてカーリースを利用しよう

カーリースの審査は、一般的な基準があるものの、年収が低い、多額の借入れがあるといった状況であっても、必ずしも通らないというわけではありません。なぜなら、審査ではさまざまな要素を総合的にチェックされるうえ、自分の状況に合わせてできる対策があるからです。

審査に不安のある方は、まずはできるだけ安いプランで審査に通るか確かめてみることをおすすめします。審査を試した後、車種やプランの変更を相談できるリース会社なら、希望によりぴったりの車を利用できるでしょう。

月額料金の安さを基に毎月更新中！

※この記事は2023年10月時点の情報で制作しています