18歳で車のローンはいくらまで組める？審査基準と車を持てる方法を解説

18歳ならいくらまで車のローンで借りられる？

Aさん（30代男性・福岡県在住）

知り合いの車屋さんの自社ローンで、親に連帯保証人になってもらい軽自動車を買いました。当時の年収は300万円くらいです。特に欲しいと思ったわけではない60万円ほどの安い車を買うのに、トータルでは80万円くらい支払いました。頭金は不要でしたが、手数料が高かったので金融機関のローンにすれば良かったです。

Bさん（40代女性・福岡県在住）

18歳当時、300万円前後の年収でディーラーローンの審査に通りました。借入希望額は120万円でしたが、審査に通るように頭金を入れて、父親に連帯保証人になってもらい、結局100万円で通りました。金利は4%くらいだったと思います。ローンを組めて、毎月の支払いの計画が立ったのは良かったです。

Cさん（30代男性・福岡県在住）

18歳のときに自社ローンで車を購入しました。当時の年収は150万円くらい。父に連帯保証人になってもらい、金額は少なめの60万円、24回払いで利用できました。頭金がいらず、車がすぐに手に入ったのは良かったなと思っています。

Dさん（20代女性・愛媛県在住）

高校卒業と同時に、ダイハツで車をローン購入しました。働く前で収入はなく、4月からの就職で年収300万円くらいの予定でした。頭金を30万円支払い、祖父に連帯保証人になってもらって、借入希望額130万円のローンに通りました。知識がなくて車屋さんに言われるまま契約してしまい、金利が高くて失敗しましたが、まだ収入がない中、分割で車を買えたことは満足しています。

このように、18歳でも車をローン購入できた方は多くいます。金額は、上でご紹介した口コミでも60万円や130万円などと幅があります。実際、いくらまで借りられるかは申込者の収入や雇用形態などの状況によって総合的に判断されるため、明確な基準があるわけではありません。

しかし、一般的に借り入れられる上限額の目安は年収の30～40%とされています。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」（2024年3月）によれば、最終学歴が高校卒業の19歳以下の方の平均月収は19万1,500円で、平均年収は230万円程度です。

そのため、18歳で平均的な収入の場合、借入上限額は70～90万円程度が目安といえます。ただし、借入上限額はすべての借入れが対象なので、すでに借入れや分割払いがある際はその分、車のローンの上限額が下がる点に注意しましょう。

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18歳でいくらまでなら車のローン審査に通る？

前項では、18歳の平均年収を基におおよその借入上限額を解説しましたが、いくらまで借りられるかを試算するには、「返済負担率」というもう1つの指標も参照する必要があります。

返済負担率とは、年収に占める年間の総返済額の割合のことです。このとき、年間の総返済額にはカードローンやスマートフォン端末代の分割払いなど、すべてのローンが含まれる点に留意しましょう。一般的に、返済負担率が25～35%程度を超えると、ローン審査の通過が難しくなるといわれています。

年収別にいくらまでローンを組めるのか、借入上限額や返済負担率から算出した目安は以下のとおりです。

〈いくらまで借りられるか年収を基にしたシミュレーション〉

18歳では、アルバイトの収入のみで年収100～150万円くらいの方も少なくありません。その場合、年間50万円程度までに返済額を収める必要があります。借入れの上限も60万円くらいまでなので、まとまった金額の頭金を準備できなければ、新車の購入は難しい可能性があります。

上の表では、年間返済額から月々の返済額の目安も算出しています。スマートフォンの分割払いで5,000円程度、ほかのローンでさらに5,000円程度を毎月支払っていると仮定した場合、上の表よりも月々10,000円程度、年間で12万円程度、ローンに通る目安は下がると想定しておきましょう。

18歳の方が注目したい車のローンの申込条件とは

2022年4月1日に成年年齢が20歳から18歳に引き下げられたため、18歳以上であれば保護者の同意がなくてもローン契約を結べるようになりました。しかし、ローン審査には申込みの条件があるため、誰でも車のローンを利用できるわけではありません。

そこで、車のローンの申込条件のうち、18歳の方が特に注意したい3つのポイントについて見ていきましょう。

年齢制限の範囲内である

先述のとおり、18歳は法的には成人とみなされます。しかし、金融機関やローン会社によっては、申込みに際し特定の条件や制限が設けられているケースがあります。例えば、「20歳以上の方」「18歳以上の方（学生は除く）」といった条件があることも。

そのため、利用したいローンの年齢制限については事前に確認しておきましょう。18歳の学生であっても保護者の同意があれば申し込めるローンもあるので、保護者との相談や書類など申込みの前に準備しておくと手続きをスムーズに進められます。

安定的な収入がある

車のローン審査で最も重視されるのが申込者の返済能力です。安定的に返済を続けていく能力の有無を判断するのに、安定した収入があるかどうかは重要です。例えば、申込条件に「前年度の年収が200万円以上の方」や「アルバイト収入のみの方は不可」といった記載がある場合があります。

一方で、「安定収入のある方」「学生、アルバイトの方も利用可能」という条件のローンであれば、学生や就職してすぐの18歳の方であっても申し込める可能性があります。ただし、一定の収入がないと審査通過は難しいでしょう。

連帯保証人を求められるケースもある

18歳で車のローンに申し込む場合、金融機関やローン会社によっては連帯保証人を立てるように求められることがあります。連帯保証人とは、申込者が返済できなくなった際に、代わりに返済義務を負う方のことです。重い責任が伴うため、親や近しい親戚に頼むのが一般的です。

連帯保証人も、年収や借入状況などを基に返済能力について審査されます。書類の準備や手続きなどが必要になるうえ、万が一のときは迷惑をかけてしまう可能性もあるため、車が必要な理由や返済計画について、事前にしっかりと説明して同意を得ておきましょう。

いくらまで組めるか以外も大切！18歳で車のローンを組む際の注意点

18歳で車のローンを組む場合、いくらまで借りられるのかは重要ですが、そのほかにも気を付けたいポイントがあります。注意点を知って今の状況やライフプランに合ったローンを利用できれば、初めてのカーライフを思いきり満喫できるでしょう。

以下では、無理なく車のローンを組むための注意点3つをご紹介します。

ライフプランに合った車を選ぶ

18歳で初めて自分の車を持つとなると、見た目や性能、人気にこだわった車選びをする方も少なくありません。しかし、車をどのように使いたいのか、将来的に車がどのようなシーンで必要になるのかを考慮して選ぶことが大切です。

例えば、毎日通学に車を利用したいのであれば、燃費の良さや運転のしやすさを重視するのがおすすめです。また、卒業後にすぐに車を売却する可能性があるのなら、数年後に価値が残りやすい車種を選ぶという方法もあります。ライフスタイルやライフプランに合った車を選べば、結果的に無駄な出費を避けられるでしょう。

まとまった初期費用がかかることを念頭に置いておく

車のローンを組めれば、月々払いで楽に車を使えます。しかし、車の購入にはまとまった初期費用が必要となるケースが多いので注意が必要です。初期費用は、各種税金や自賠責保険料、登録諸費用などを含み、車両本体価格の10～20%程度かかるのが一般的です。例えば、100万円の車を購入した場合、10～20万円程度の初期費用が必要になります。

18歳で学生や就職後すぐの場合、まだ十分な貯金がない方も少なくないでしょう。予算を立てる際は、初期費用も考慮に入れることをおすすめします。

維持費も考慮して無理のない返済計画を立てる

車を持つと、ガソリン代や税金、車検代、修理費用などの維持費がかかります。状況や車種にもよりますが、車の維持費はローンの返済額のほかに年間10～50万円程度かかるのが一般的です。これらの維持費は毎月一定の金額ではなく、都度まとまった出費となるので、必要な時期に合わせて備えておく必要があります。

ローンの返済額をシミュレーションする際は、希望の車種の平均的な維持費を調べ、返済額とは別に維持費がかかることも踏まえておくと安心です。そして、ゆとりのある返済計画を立てるようにしましょう。

18歳で車のローン審査に通るためのコツ

一般的に車のローン審査でチェックされるおもな項目は以下のとおりです。

〈車のローンの審査項目〉

• 年収
• 仕事の状況（雇用形態、勤続年数）
• 借入れの状況
• 信用情報

18歳の場合、年収が低い、勤続年数が短いなど、ローン審査で不利になりやすい状況の方も少なくないでしょう。しかし、コツを押さえて申し込むことで、審査に通る可能性は高まります。そこで、18歳で車のローン審査に通るためのポイントをご紹介しましょう。

収入に見合った金額で申し込む

上で解説したとおり、ローン審査では、申込者の収入と借入希望額のバランスが重視され、ローンでいくらまで借りられるかは収入によって異なります。

特に18歳の方は、学生であったり勤続年数が短かったりして収入が不安定とみなされがちです。そのため、借入希望額が現在の収入に見合っているか、事前にしっかりと確認して申し込むことをおすすめします。月々の返済額が、収入の3割程度に収まるかどうかを目安とし、維持費を含めて車にかかる費用が生活を圧迫しないようシミュレーションして申し込みましょう。

頭金を用意する

頭金を支払うことも、車のローン審査に通るために有効です。頭金を多めに用意すれば、審査対象となるローンの総返済額が減るため、審査に通りやすくなります。また、月々の負担も軽くなるので、収入の安定しにくい10代の方には特におすすめの方法です。

ただし、頭金としてまとまった金額を準備するには時間がかかります。また、貯金を崩すことで、車を購入した後の生活に影響が出るケースもあります。そのため、車の購入に向けて計画的に頭金の用意を進めましょう。

審査に通りやすい車のローンを選ぶ

車のローンにはいくつか種類があり、申込条件や特徴、審査の通りやすさが異なります。中でも銀行系マイカーローンやディーラーローンを利用する方が多い傾向があり、ディーラーローンは審査に比較的通りやすいといわれています。一方、金利の負担を抑えやすいのは銀行系マイカーローンです。

また、おもに中古車販売店が提供している分割払いの仕組みである自社ローンは、最も審査に通りやすいといわれるローンです。しかし、手数料や保証料が上乗せされて、ほかの車のローンよりも支払額が高くなるケースが多い点に注意する必要があります。

このような車のローンの特徴を知って、自分に合うローンの中で審査に通りやすいものを選ぶのも、審査に通るコツといえるでしょう。

車のローンに落ちてしまったらどうする？

18歳でまだ収入が安定していなかったり、いくらまでのローンが組めるのかの目安を大きく超える借入希望額で申し込んだりして、車のローン審査に落ちることもあるでしょう。しかし、一度審査に落ちたからといって、車を持てないというわけではありません。

以下では、ローン審査に落ちた場合でも車を持つためにできる対処法について見ていきましょう。

借入希望額を見直す

収入に対して借入額が高すぎることがローン審査に落ちた原因と考えられる場合、借入希望額を下げれば審査に通る可能性があります。上で解説したように、収入によっていくらまで借りられるかの目安は異なるため、自分の収入やほかの返済額と照らし合わせて、借入希望額を調整しましょう。

例えば、車種を安いものに変更する、車のグレードを下げる、頭金をより多く支払うといった方法で借入希望額を下げることが可能です。

金融事故の履歴があれば消えてから申し込む

支払いの未納や遅延など、過去に金融事故を起こしている場合、ローン審査の通過は難しいといえます。心当たりがある方は、信用情報機関に信用情報の照会をすれば、自分の記録を確認できます。

もし、金融事故の記録が残っていたら、一般的なローンの審査通過は厳しいでしょう。ただし、完済から5～7年程度で金融事故の記録は抹消されます。そのあいだに収入を安定させたり、貯金を増やしたりといった準備を進め、記録が消えてから申し込めば審査に通る可能性はあります。

連帯保証人を立てる

ローン審査に落ちた場合、連帯保証人を立てれば審査に通過しやすくなることがあります。18歳では、連帯保証人を立てることが申込条件になっているローンもありますが、それ以外でも金融機関やローン会社から連帯保証人を求められるケースも。

先述のとおり、連帯保証人には重い責任が生じます。安定的な収入のある親や近しい親戚などに、しっかりと返済計画を立てたうえで相談してみましょう。

現金一括購入を検討する

ローン審査に通らない場合、現金一括購入を検討するのもひとつの方法です。ローンを組まないので、金利がかからずローンよりも支払総額を抑えられるというメリットがあります。

ただし、車を現金一括購入するにはまとまった資金が必要です。安い中古車であっても、乗り始めに数十万円以上の出費となるので、18歳で貯金が少ない方は、親や親戚に援助してもらったり貸してもらったりすることも検討しましょう。

ほかの方法で車を持つ

現金一括購入のほかにも、ローンを組まずに車に乗れる方法はいくつかあります。例えば、カーシェアリングやレンタカーを利用すれば、必要なときに車を使うことは可能です。

よりマイカーのように使いたい方には、カーリースが向いています。カーリースであれば、初期費用不要で、ローンと同じように月々払いで車を持てます。そのうえ、月々の支払額をローンよりも抑えやすい仕組みがあるため、車にかけられる月々の予算が限られることの多い10代の方も楽に新車を持てるでしょう。

初期費用0円＆月々10,000円台から車を持てるおすすめのサービス

車があれば通勤・通学や趣味に車を使えて便利ですが、18歳の方にとって車の購入費用や維持費は大きな負担になります。そこでおすすめなのが、初期費用0円、月々10,000円台から新車に乗れるカーリースの利用です。

カーリースは、利用者の希望する車をリース会社が代わりに購入して、定額で一定期間貸し出すサービスです。ローンよりも手軽に好きな車を持てると今人気を集めているカーリースについて、以下で詳しくご紹介しましょう。

カーリースとは

カーリースは先述のとおり、定額制で車を借りられるサービスです。残価といわれる、契約満了時に車に残っていると想定される価値を、あらかじめ車両本体価格から差し引く仕組みにより、ローンよりも月々の支払額を抑えやすいのが特徴です。

また、カーリースでもローンと同じように審査がありますが、残価を差し引く仕組みによって審査対象となる金額を抑えやすいのもメリットといえます。実際、ローン審査に落ちた方がカーリースで新車を持てたケースも多く、収入が不安定、就職してすぐといった理由で審査に不安を感じている18歳の方も申し込みやすいでしょう。

車にかけられる月々の予算に合わせやすい

初めて車を持つというケースも多い18歳の場合、車に実際にどのくらいの費用がかかるのかを想定するのが難しいという方も少なくありません。ローン購入をすると、初期費用や月々の返済額のほかに、各種税金や車検代など、都度まとまった費用がかかります。そのため、車にかけられる月々の予算に合わせてローンを組むには、さまざまな維持費を想定してシミュレーションする必要があります。

一方カーリースの場合、一般的に税金や自賠責保険料、登録諸費用などが月額料金に含まれているうえ、プランによっては車検・メンテンナンス費用も含められます。維持費の大半を定額にできるため、車にかかる費用の見通しが立てやすいのがカーリースの特徴です。

カーリースなら、予想外の出費に悩まされることも少なく、快適なカーライフが手に入るでしょう。

楽にマイカーを持てるかチェック！

車を借りるというイメージの強いカーリースですが、業界最安水準の「おトクにマイカー 定額カルモくん」なら、最後に車をもらえるプランも選択可能です。初期費用0円、お得な月々払いで楽に憧れの新車が手に入るかどうか、まずはこちらから気軽にチェックしてみましょう。

ローンをいくらまで組めるかよりも自分に合った方法を選ぶことが大切

車のローンに申し込む際、自分の状況でいくらまでなら利用できるのか、あらかじめ試算しておくのは審査に通るためにも大切です。しかし、借入上限額や返済負担率は目安でしかありません。また、ローン審査はさまざまな要素を総合的にチェックされます。

そのため、いくらまでローンを組めるのかだけでなく、ライフプランや希望に合った車選びも重要です。さらに、ローン以外の選択肢を検討してみるのもおすすめです。特に18歳で車の乗り始めにかかる費用や維持費に負担を感じる方は、定額制で手軽に新車を持てるカーリースをぜひチェックしてみましょう。

※この記事は2024年4月時点の情報で制作しています