Amazonの電子書籍リーダー『Kindle』はモデルごとに接続回線が異なります。「Kindle」と「Kindleキッズモデル」はWi-Fiのみ。「Kindle Paperwhite」と「Kindle Oasis」はWi-FiモデルとWi-Fi+4Gモデルから接続回線を購入時に選べます。
Wi-Fi+4GモデルはWi-Fiモデルに比べると、値段がかなり高くなってしまうため悩む人は多いでしょう。
今回はそんな方のために、Wi-Fi+4Gが本当に必要なのかどうか、各モデルのメリット・デメリットの紹介、あなたに合ったモデルがどちらなのか詳しく解説します。
Kindle端末に4G通信は必要? Wi-Fiのみモデルと性能比較、おすすめ機種紹介
最終更新日:2020年11月30日
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『Kindle』の接続回線とは?
「Kindle端末」を利用する場合、書籍の購入・ダウンロードするためにネットへの接続が必要になってきます。
「Kindle」と「Kindleキッズモデル」はWi-Fiのみ。「Kindle Paperwhite」と「Kindle Oasis」は、Wi-FiとWi-Fi+4Gから選べます。Wi-Fi+4Gを選んだ場合、購入代金が高くなってしまいますが、購入後の4G利用料は一切かかりません。
Wi-Fiモデルを購入後に4Gへの変更はできないため、買うときはしっかり考えて購入しましょう。
各機種の比較表
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | Kindleキッズモデル | |
---|---|---|---|---|
価格 | ¥8,980〜¥10,980 | ¥13,980〜¥22,980 | ¥29,980〜¥40,980 | ¥10,980 |
本体カラー | ブラック / ホワイト | セージ / トワイライトブルー ブラック / プラム |
ブラック | ブラック |
ディスプレイ | 6インチ/167ppi | 6インチ/300ppi | 7インチ/300ppi | 6インチ/167ppi |
本体サイズ | 160 mm x 113 mm x 8.7 mm | 167 mm x 116 mm x 8.18 mm | 159 mm x 141 mm x 3.4-8.4 mm | 162 mm x 119 mm x 14 mm (キッズカバー含む) |
重量 | 約174g | Wi-Fi:約182g / Wi-Fi+4G:約191g | 約188g | 約288g (キッズカバー含む) |
容量 | 8GB | 8GB / 32GB | 8GB / 32GB | 8GB |
防水機能 | なし | あり | あり | なし |
通信方法 | Wi-Fi | Wi-Fi / Wi-Fi+4G | Wi-Fi / Wi-Fi+4G | Wi-Fi |
各機種の詳しい情報はこちらから
「Kindle端末」には4G回線が必要?
「Kindle端末」を使う上で4G回線が必要か否かですが、筆者が6年ほど「Kindle Paperwhite」のWi-Fiモデルを利用していて、4G回線の必要性を感じたことは1度もありません。
基本的に書籍の購入は自宅で行っており、外出中に読む本がなくなってしまった時はスマホのテザリングで購入・ダウンロードしています。
スマホのテザリングができない人でも、街中には多くの無料Wi-Fiがあるためカフェなどで休憩の際にダウンロード可能です。
また筆者が購入するものの大半はマンガのため、4G回線ではダウンロードできず、端末価格が大きく上がってしまうデメリットしか残りません。
以上のことからWi-Fi+4Gモデルは、身近にWi-Fi環境が全くなく、マンガや雑誌を読むのは「Kindle端末のみ」という人以外は必要ないです。
Wi-Fiモデルのメリット・デメリット
メリット
端末価格を抑えられる
Wi-FiモデルはWi-Fi+4Gモデルに比べて、圧倒的に価格を抑えられます。
最大11,000円安く購入可能で、「Kindle」ならもう一台購入できてしまうほどの価格差です。
さらに安く購入したい人は、「プライムデー」や「サイバーマンデー」、「ブラックフライデー」といったビッグセールを狙いましょう。
通常価格から2,000〜3,000円ほど安く買える可能性があります。
Amazonのセールに関してはこちらから
容量と広告の有無を選べる
価格が安いことにも繋がることですが、Wi-Fiモデルの場合は容量と広告の有無を選べます。
小説だけしか読まないから8GBでいいなという人や、広告をつけてちょっと安く買いたい人もいるはずです。
自分に合わせたモデルを選べるのがWi-Fiモデルのメリットの1つです。
容量・広告の有無についてはこちらから
デメリット
身近にWi-Fi環境がない人は厳しい
自宅にWi-Fiがない、スマホでテザリングができない人はWi-Fiモデルを選ぶとかなり使いづらいです。
「Kindle本」の購入やダウンロードをするためには、外出をしてWi-Fiがあるところにいかなければいけません。
Wi-Fi+4Gモデルのメリット・デメリット
メリット
いつでもどこでも本を購入・ダウンロードできる
Wi-Fi+4Gモデルの一番のメリットは、いつでもどこでも本の購入やダウンロードができるところです。
4Gの電波が圏外でなければ、外出中でも読みたいと思った本をすぐに読めます。
4Gの利用料は無料
購入時の金額に4G回線の利用料も含まれており、購入後は4G回線をいくら使っても利用料がかかりません。
デメリット
購入時の値段が高くなってしまう
Wi-Fi+4Gモデルの場合、容量は32GBで広告なししか選べないため、Wi-Fiモデルに比べると最大11,000円も高くなってしまいます。
Wi-Fi+4Gモデルを選ぶ際に、1番悩むポイントだと思います。
マンガや雑誌などをダウンロードできない
4G回線で本をダウンロードするとき、基本的には小説のようなテキストのみの本しかダウンロードできません。
マンガや雑誌といった固定レイアウトの書籍は、Wi-Fi接続でダウンロードする必要があります。
4Gは「Kindle」関連でしか使えない
4GはKindleストアで本の購入とダウンロード、ウィキペディアでの検索にしか使えません。
基本的には「Kindle端末」自体ネットに繋いで何かするということはできませんが、ブラウザ(体験版)などは使えないと覚えておきましょう。
Wi-Fiモデルがおすすめの人
Wi-Fiモデルをおすすめする人は、身近にWi-Fi環境がある人です。
自宅にWi-Fiがある人やスマホでテザリングができる人は、Wi-Fi+4Gモデルにする必要はありません。特にテザリングができれば、移動中に購入することも可能で、Wi-Fi+4Gモデルを購入したとしても4Gを使うことはないでしょう。
また最近では街中でもWi-Fiを使えるところが増えているので、テザリングが使えなくとも外出中に本の購入やダウンロードが可能です。
価格を抑えるという意味でも、身近にWi-Fi環境がある人はWi-Fiモデルの購入をおすすめします。
おすすめのWi-Fiモデル
Wi-Fi+4Gモデルがおすすめの人
小説などのテキスト主体の本をメインに読み、身近にWi-Fiがない人はWi-Fi+4Gモデルがおすすめです。
身近にWi-Fi環境がない人が「Kindle端末」を購入しようとするなら、Wi-Fi+4Gモデルを選ぶしかありません。注意して欲しいのがマンガや雑誌などはWi-Fiでしかダウンロードできないことです。
マンガなどをダウンロードする場合は、どこかWi-Fiが使える場所に行く必要があります。逆に小説などは移動中にもダウンロードできるので、読み切ってしまってもすぐ新しい本を読むことができ便利です。
おすすめのWi-Fi+4Gモデル
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筆者プロフィール:サカグチシンリ
Kindle使用歴6年、所持冊数3,300。漫画を愛して止まないアラサー男。口癖は「Kindleって気がついたら本増えてるよね?」