仕事が忙しくて実家に帰る機会や友達と会う機会がないとき、祖父母の家が遠くてなかなか会いに行けないとき、そんなときは『LINE』のビデオ通話機能(テレビ電話)がおすすめ!
この記事では老若男女問わず誰でも気軽に利用できる、『LINE』でのビデオ通話のかけ方や応答方法を紹介。また、ビデオ通話できないときや相手の顔が映らないときの対処法も解説しています。
この記事の要点まとめ
・ビデオ通話のデータ通信量は1時間で約307MB
・通話中の画面や音声を録画・録音する機能はない
・1対1とグループでは操作が異なる
※本記事はスマホ版LINEでのビデオ通話を使う方法の解説ぺージです。PC版LINEでのビデオ通話の使い方を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

スマホ版LINE「ビデオ通話」の使い方と映らないときの対処法【iPhone/Android】
PC版LINEのビデオ通話の使い方はこちら
LINEのビデオ通話(テレビ電話)とは
『LINE』のビデオ通話とはお互いの顔を見ながら会話できる、映像付きの通話機能のこと。ビデオ通話は1:1トーク、グループ・複数人トークから利用できます。
通話料金は発生する?
『LINE』同士の通話は、音声通話・ビデオ通話ともにインターネット回線を利用しているため、 通話料金は一切かかりません。1日中、家族や友だちとビデオ通話を楽しんでいても、通話料金に関しては無料です。
ただしデータ通信量は音声通話よりも多めになるので、ご利用のデータプランと相談しながら使ってください。
ビデオ通話のデータ通信量の目安
通話時間 | 音声通話 | ビデオ通話 |
---|---|---|
1分 | 0.3MB | 5.1MB |
10分 | 3MB | 51MB |
30分 | 9MB | 153MB |
1時間 | 18MB | 307MB |
音声通話に比べてビデオ通話のデータ通信量の消費は約17倍。
参照元:LINEモバイル
最大500人まで同時に通話できる
『LINE』は音声通話・ビデオ通話ともに最大500人まで同時接続が可能です。ただし、一度に表示される人数は6人まで(画面を横スクロールすれば、通話に参加している友だち全員を確認できます)。
また最大500人まで同時に通話できるものの、参加人数が増えるほどネットワークが不安定になり、音声や映像が途切れやすくなります。
ビデオ通話を録画・録音する機能は備わっていない
『LINE』には、ビデオ通話中の画面や音声を録画・録音する機能は備わっていません。ただiPhone・Androidそれぞれに、スマホ画面を動画でキャプチャする方法(iOSの画面収録など)はあるので、LINE通話中の画面を録画することは一応できます。
もしビデオ通話中の画面の録画をアプリやサービス内で完結したい場合、『Zoom』などの他ツールを利用するのもアリですよ。
LINEビデオ通話の基本操作・使い方
ビデオ通話をかける(発信方法)
ビデオ通話をしたい相手のトーク画面を開いて、[電話アイコン] → [ビデオ通話]の順にタップすれば、ビデオ通話をかけることができます。
呼び出し中はスマホ内側のカメラ(インカメラ)が起動し、自分側の映像が表示されます。
相手が応答するとお互いの映像が表示され、顔を見ながら通話できます。下図[①]に自分側の画面、[②]に相手側の映像が表示。
自分側の映像をアップにしたい場合は、[①]をタップすることで[②]と映像が切り替わり、[②]の大きい画面に自分側の映像が表示されます。
グループトーク・複数人トークの場合も操作は同じ
3人以上でビデオ通話するときも、電話の掛け方は同じです。グループトークもしくは複数人トーク上の[電話アイコン] → [ビデオ通話]とタップするだけ。
ビデオ通話に出る(着信時の応答方法)
着信画面はiPhoneとAndroidで異なり、Androidは着信中にインカメラが起動し、自分側の映像が表示されます(※ただし、電話に出るまで相手には自分側の映像は表示されません)。
もし寝起きなどで映せる状態ではない場合は、[カメラをオフにする]をタップすることで、自分側の映像を表示させないで通話できます。
iPhoneは「応答」をタップ。Androidはビデオカメラアイコンを右にスワイプで電話にでます。
グループトーク・複数人トークの場合は参加型
グループトークまたは複数人トーク上でビデオ通話がかかってくると、着信画面に切り替わるのではなく、「グループビデオ通話が開始されました。」とメッセージが届きます。このメッセージもしくは右上の[参加]をタップすることで、ビデオ通話にでられます。
グループトーク・複数人トークでのビデオ通話は着信音などが一切鳴らないので、何時からビデオ通話を始めるのか事前に決めておくといいでしょう。
カメラ・マイクをオフ(ミュート)に切り替える
ビデオ通話中、画面右下のビデオ・マイクアイコンをタップすると、自分側の映像や音声をミュートにできます。通話中に宅急便が届くなど、急な用事ができたときに使えます。
インカメラ・アウトカメラを切り替える
画面右上にある[円状の矢印アイコン]をタップすることで、スマホの外側と内側のカメラを切り替えられます。景色などを相手に見せたいときなどは、スマホ外側のカメラに切り替えた方が綺麗に映せます。
通話中にトーク画面や他のアプリを開く
ビデオ通話中でも『LINE』のトーク画面を見たり、他のアプリを起動することも可能です。ただし、ビデオカメラをオンにした状態で、他のアプリと併用できるのはAndroid端末に限ります。
iPhoneの場合はトーク画面やLINEニュースを見るなど、LINEアプリ内の操作のみ。スマホ本体のホーム画面に戻ったり、他のアプリを起動させるとビデオカメラがオフ状態になります(通話は繋がったまま)。右上の縮小ボタンをタップすると、LINEアプリ内の操作が可能に。
Androidの場合は画面下の[ホームボタン]をタップすると画面が縮小。他のアプリを起動してもビデオ通話はつながったままです。
ビデオ通話の画面を2分割に変更
ビデオ通話画面を上向きにスワイプすると画面が2分割され、自分側と相手側の画面サイズが同じになります。
LINEビデオ通話の使い方(応用編)
『LINE』のビデオ通話にはフィルターやエフェクトで加工した状態の映像を表示させたり、『YouTube』をグループメンバーと一緒に視聴したり、さまざまな機能が備わっているので紹介していきます。
美肌補正やキラキラ加工などフィルター機能が充実
『LINE』にはビデオ通話中に使えるフィルターが何十種類も揃っており、背景をキラキラにしたり肌を綺麗に映したり、いろんな効果を演出できます。
iPhone版の場合は画面を左にスワイプ、Android版の場合は「︙」をタップして「フィルター」を選択するとフィルターリストが表示されます。横スクロールでいろんなフィルターを試せるので、自分好みのフィルターを設定しましょう。
おもしろ系やキャラクターなどエフェクトの種類も豊富
マスクをつけたりお猿さんに変身したり、顔の一部を加工するものから顔全体を加工するものまで、種類はさまざま。100種類近くものエフェクトが収録されており、どれもクオリティが高いですよ。
オンライン飲み会やビデオ会議などで、カメラをオフにするのは躊躇するけど、自分の顔を映したくない場合はキャラクターエフェクトが役立ちます。
画面左下にある[ニッコリマーク]をタップし、使いたいエフェクトを選択すれば画面に反映されます。
お猿さんなどのキャラクターエフェクトのほか、「ちびまる子ちゃん」や「クレヨンしんちゃん」とのコラボエフェクトも用意されています。
YouTubeを友だちと一緒に視聴
LINEバージョン10.7.0以上であれば、ビデオ通話中にグループメンバーと一緒に『YouTube』を視聴することができます。なお1:1トークでは利用できないので、グループトークもしくは複数人トークからビデオ通話を開始してください。
『YouTube』を一緒に視聴する方法は簡単で、画面右下にあるアイコンをタップし、「YouTube」を選択。一緒に観たい動画を検索するだけです。
このようにYouTube動画を一緒に観ながらLINE通話を楽しめるので、オンライン飲み会用のツールとして『LINE』を利用するのもアリ。
スマホ・デスクトップ画面を共有
ビデオ通話中、友だちに自分のスマホ画面やデスクトップ画面を共有することも可能(LINEバージョン10.7.0以上から利用可)。言葉だけでは伝えづらかったアプリやツールの操作手順などを、実際に自分のスマホ画面を共有しながら説明できるため、とても便利です。
iPhoneはビデオ通話中に「録画収録」ボタンを長押し、Androidは画面右上の「︙」をタップして「画面シェア」ボタンを押せば、画面を共有できます。
顔を動かして遊ぶ「Face Play」
口を開いてビームを発射するなど、顔を動かして遊ぶゲーム「Face Play」。ビデオ通話の画面左下にあるコントローラー風のアイコンをタップすれば、「Face Play」を楽しむことができます。
キャラクターと同じ表情をしたり、顔をふって引っ付いてくるキャラクターを振り落としたり、さまざまな種類のゲームを遊べます。家族や友だちと一緒に「Face Play」をすれば、盛り上がること間違いなし!
ビデオ通話ができない・映らない原因と対処法
通話状態になっているのに相手の顔が映らない場合など、ビデオ通話ができないときの原因と対処法を紹介していきます。
端末またはLINEアプリ内の通話設定を拒否している
『LINE』のビデオ通話ができないときは、スマホ本体のアクセス権限もしくはLINEアプリ内の通話設定が許可されていない可能性が高いです。まずはスマホ本体の設定画面からLINEのアクセス権限を確認してみましょう。
LINEのアクセス権限がオンになっているのにビデオ通話ができない場合は、LINEアプリ内の通話設定を確認してください。LINEのホーム画面 → [歯車アイコン] → [通話]の順にタップすると設定画面に移ります。
カメラ・マイクがオフ(ミュート)になっている
通話状態になっているものの、自分の顔が映らない声が届かない場合は、カメラまたはマイクの設定がミュートになっている可能性が高いです。画面右下のビデオ・マイクアイコンの背景色が濃いグレーになっていないか確認してください。
濃いグレーの場合はそのアイコンをタップすることで、正常にビデオ通話が行えるようになるでしょう。
通信環境が悪い・アプリの不具合
映像や音声が途切れる場合は、通信環境が悪い可能性が高いです。『LINE』のビデオ通話はインターネット回線を利用しているので、周囲の環境によって接続が悪くなります。たとえば、電波が比較的悪い地下などでビデオ通話をすると、映像や音声が途切れやすいです。
その場合はスマホ本体を再起動したり、場所を変えたりしてビデオ通話のつながりが良くなるか試してください。
エフェクト・フィルターを利用できない
相手の顔は映り、音声もハッキリ聞こえているけど、ビデオ通話中にエフェクトやフィルターを使えない場合はスマホ本体や『LINE』のバージョンを確認してください。
ビデオ通話中のエフェクトとフィルターは以下の環境で利用可能です。
Android:Android 4.4以上の端末(一部の端末では利用できません)
iOS:iPhone6以上、iPad Air以上、iPad mini4以上の端末
長時間のビデオ通話に気をつけて
『LINE』のビデオ通話はインターネット回線を利用しているので、通話料金はかからないものの、データ通信量は発生します。ビデオ通話にかかるデータ通信量は1時間で307MB、およそ3時間の利用で1GBの通信量がかかる計算に。
ですので、ビデオ通話を利用するときはWi-Fiに接続することをおすすめします。
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