VODとは？ 種類別の特徴と選び方 映画・ドラマ・アニメ見放題おすすめ7社比較【2024年版】

VOD（ブイ・オー・ディー）とは、「Video On Demand（ビデオ・オン・デマンド）」の略称です。webサイトを通じて映画・ドラマ・アニメなどの動画を、スマホ・パソコン・テレビ・タブレットなどの端末から、いつでも好きなタイミングで視聴できるサービスを言います。

VOD（ビデオ・オン・デマンド）のほかに”動画配信サービス”と呼ばれることも多く、2024年3月現在、日本国内では無料で利用できる「YouTube」「ニコニコ動画」をはじめ、定額制の「Netflix」「U-NEXT」「Hulu」など下記のようなサービスが存在しています。

同じVODの類いでも、動画を視聴するまでの仕組み・利用料金ごとに詳しく見ていくと、全4つのタイプに分けることができます。VODサービスを選ぶ1つの基準にもなってくるので、各タイプの差に注目してみましょう。

AVOD（広告型）のVODサービス（YouTube、TVerなど）は、登録不要でいつでも気軽に無料利用できるのがメリット。しかし、他のタイプと比べると映画・ドラマ・アニメなどの既存作品は、期間限定の配信だったり、一部配信だったりとフル視聴するには使い勝手が悪い傾向があります。

上記に対して、お金を払うことで好きなときに好きな作品を見放題で楽しめるのが、SOVD（定額型・サブスク）とPPV（都度課金型）のVODサービスです。「Netflix」や「ディズニープラス」のようにSOVD単体でサービスを提供しているケースもあれば、「U-NEXT」や「Amazonプライム・ビデオ」のように、SVODに一部PPVを複合したサービスもあります。

上映終了間もない新作映画や、先行独占配信コンテンツなどの作品は、PPV（都度課金型）で配信される傾向があります。見放題作品と合わせて流行作品をいち早く視聴したい人は、SVODとPPVの複合型サービスが向いているでしょう。

VODサービスが日本に定着し始めたのは、”VOD元年”とも呼ばれる2015年。「Netflix」「Amazonプライム・ビデオ」「TVer」が登場した年です。

2015年以前、すでに「Hulu」や「フジテレビ On Demand（現・FOD）」「GYAO!」といったサービスが登場していますが、当時の著作権問題からコンテンツ量が少なく「YouTube」「ニコニコ動画」といったサービスの影に隠れていました。

のちに各社で取り扱うコンテンツ量が増えはじめ、2024年3月現在ではオリジナル作品という独自の強みを持ったVODサービスが主流に。「レンタルビデオショップで借りればいい」という時代から、「パソコン・スマホ・タブレットなどで気軽に動画を楽しめる」時代へと変化を遂げます。

※各年代の詳しい流れは下記をご覧ください。

VODには、見逃してしまったドラマ・映画・アニメを手軽に楽しめるほか、オプションや特典による隠れた魅力があります。

さらに、初めて利用する人には、無料トライアルというお得なサービスも付いてくるため、会員登録に抵抗がある人でも気軽に動画視聴を楽しめます。

（※VODによっては無料トライアルがない場合があります。）

VODを初めて登録する人（新規会員）は、1回限りの”無料トライアル（無料体験）”を利用できる場合があります。

無料体験の期間は2週間〜31日間と登録するVODによって異なりますが、初期費用0円で見放題サービスの使い勝手や配信状況を、有料会員の視点で確認できるのがメリットです。

お試し期間中に「サービスが料金に見合っていない」「思っていたのと違う」と感じれば、いつでも解約OK！ サービス内容が気に入ったときは、有料会員への自動更新により手間なく引き続き利用できます。

また、店舗でDVD/Blu-rayをレンタルする手間や延長料金などを気にせず、ドラマ・映画・アニメなどの動画を好きなときにフル視聴できるのもVODのメリットと言えます。

VODのなかには、「Netflix」や「Hulu」のようにオリジナルコンテンツを独占配信しているサイトがあります。オリジナルコンテンツは、基本的に登録したVOD限定の作品であるため、テレビや劇場、DVD等の媒体では視聴できないのが特徴です。

SNSで話題に上がるほど各作品のクオリティが高く、オリジナルコンテンツを視聴するためにVODを登録する人も珍しくありません。

たとえば、「Netflix」では韓国ドラマや海外ドラマのシリーズ作品、「Hulu」だと日本テレビで放送された連続ドラマのアナザーストーリーなどを配信中。他にも、「ディズニープラス」では、マーベル作品に繋がるオリジナルドラマや独自制作の新作ドラマ・映画も配信されています。

「U-NEXT」や「FODプレミアム」のように動画配信に限らず、マンガや雑誌などの電子書籍サービスを配信しているVODもあります。

「U-NEXT」「FODプレミアム」どちらのVODも、月額会員なら追加料金なしで「ファッション、ビジネス、週刊誌など」を含む雑誌を読み放題で楽しめます（U-NEXT：190誌以上、FODプレミアム：200誌以上）。

普段から雑誌を読まない人でも、動画視聴のついでに手を出せるのがメリット。特に「購入してまで雑誌を読まないけど、手元にあれば読んでみたい」という人におすすめのVODです。

ほかにも各VODでは、ポイントを活用した割引サービスやキャンペーンを随時実施中。無料お試し期間中でも利用できるサービスがあるため、よりお得にVODを使いこなしたい人は下記のキャンペーン情報にも目を通してみてください。

その他にも、月額料金のもとを取ろうとすると、視聴時間が影響して慢性的な寝不足になる恐れや、VODサービスの数が多すぎて「選び方が難しい」といった声も見かけます。

VODサービスを選ぶときは後悔しないよう、無料お試しを上手く活用しながら、十分に比較・検討していきましょう。

それぞれに特徴を持ったVODサービスがしのぎを削る昨今。何をどう選べばいいのか…と迷うこと必至です。ここからは自分にあったVODサービス選びのコツを解説しましょう。

VODには、それぞれ得意とするジャンルが存在します。観たい作品・興味のある作品がどれだけ配信されているのか、VODの配信傾向やラインナップを確認しながら、契約先を絞り込んでいきましょう。

たとえば、「Netflix」は海外ドラマの配信数が多いほか、巨額の費用を掛けてオリジナルコンテンツの制作に力を注いでいます。民放に強い「Hulu」「FODプレミアム」「Paravi」などのVODでは、地上波放送の見逃し配信やアナザーストーリーをいち早く視聴できるのが特徴です。

各VODの特徴は、下記の通りです。ぜひ参考にしてみてください。

料金システムや支払い方法など、「継続しやすいVODであるか」を確認していきましょう。

「Netflix」「Hulu」「dTV」などのSVODサービスは、月額の定額料金で全コンテンツが見放題。一方で「U-NEXT」「Amazonプライム・ビデオ」「FODプレミアム」などのSVOD＋PPVでは、コンテンツの多くが定額見放題ですが、最新作を中心に一部作品は視聴ごとに課金が必要です。

さらに「U-NEXT」「FODプレミアム」では、電子書籍サービス「雑誌読み放題」が月額料金に含まれています。「月額内にどんなサービスや特典が含まれているのか」という点も重要な選別ポイント。

支払い方法に関しても、無料お試し利用時に「クレジットカードのみ」を条件としているケースもあります。デビットカードや電子マネーに対応するVODも存在するため、登録前に調査しておくとスムーズです。

VODには、同時視聴やダウンロード、倍速再生など、動画を快適に視聴できる便利な機能が備わっています。しかし、使える便利機能がVODによって異なるため、”使い心地”の面で若干の差が出てきます。

高画質で視聴したい人は4K再生ができるVOD、家族で複数端末から動画を楽しみたいときは、同時再生可能なVODなど、個々のニーズに合わせて自分にぴったりなVODを選んでみましょう。

下記に主な便利機能をまとめたので、VOD選びの参考にしてみてください。

Netflixは世界的に人気を集めるSVODサービスで、全作品が定額見放題です。

特徴的なのは、Netflixオリジナル作品の充実ぶりです。人気俳優や有名監督を起用したオリジナル映画作品に加え、韓国ドラマ、国内外アーティストの素顔に迫ったドキュメンタリーなど、話題の作品が続々と配信されています。

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Amazonプライム会員の特典サービスとして視聴できるVODです。会員特典対象のコンテンツを月額500円（税込）見放題で楽しめて、最新作もPPVで続々と配信しています。

過激な内容のバラエティ番組やドラマをはじめ、地上波では見られないオリジナル番組のラインナップも強力です。

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「U-NEXT」は、TBS系作品に強かった「Paravi」と統合してさらにパワーアップ！ 31万作品以上という圧倒的なコンテンツ数を誇り、PPVで最新作をいち早く視聴できることも特徴です。

さらに、同じアプリで電子書籍を購読でき、雑誌見放題の特典が付くことも魅力。視聴する映画やドラマに紐づいて、原作の小説・コミックをレコメンドしてくれるので、シームレスに作品の世界を掘り下げることができます。

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Huluはアメリカ生まれのSVODサービスで、約14万本のコンテンツが月額1,026円（税込）で見放題です。

特に海外ドラマが充実していて、ロングランの人気シリーズから最新作まで、エピソードをイッキ見できます。

また、日本のHuluは日テレが運営を行っていため、国内のTVドラマ・バラエティ番組のラインナップも充実し、テレビ番組の見逃し配信も人気です。

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ディズニーがグローバルで展開するVODサービスです。ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル ジオグラフィック、スターの名作・話題作などを見放題で楽しめます。

おなじみの人気シリーズが贅沢なくらいラインナップされ、人気シリーズのキャラクターが躍動するスピンオフドラマなど、Disney+ (ディズニープラス)限定のオリジナル作品も続々と配信中です。

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ドコモが運営している「Lemino」は、旧VODサービス「dTV」をさらに強化したリニューアル版です。月額990円（税込）で18万作品が全て見放題。ドコモユーザーではなくても登録して利用できます。

とくに邦画や音楽ライブ配信のラインナップが強力で、人気アイドルグループを起用したオリジナル作品も人気です。

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フジテレビが運営するVODサービスで、ドラマ、アニメ、バラエティなどが見放題。

フジテレビ系列の作品を含めて8万本以上の作品が楽しめます。毎月登録日に100ポイントプレゼント、雑誌200誌以上が読み放題など、お得な特典がついているのも魅力です。

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より詳しい流れについては、下記の画像とテキストを参考にしてください。

※上記手順は登録するVODによって異なります。より詳しい手順については、各VODの公式サイトを参照してください。

※上記手順は登録するVODによって異なります。より詳しい手順については、各VODの公式サイトを参照してください。

※上記手順は登録するVODによって異なります。より詳しい手順については、各VODの公式サイトを参照してください。

VODとは別に、DVD/Blu-ray・CDなどの媒体で作品を楽しみたい人は、宅配レンタルがおすすめです。宅配レンタルは、webサイトを通じて観たい作品を注文し、自宅まで届けてくれるサービスのことを言います。

日本国内では、レンタルビデオショップ「TSUTAYA」が運営する「TSUTAYA DISCAS」（ツタヤディスカス）が有名です。ポストに投函すれば返却が完了するため、一度も店舗に足を運ぶことなく、好きな作品を自宅で楽しむことができます。

TVODの場合は、いつでも好きな場所で思い立ったそのときに映像作品を視聴できます。対して、宅配レンタルでは自宅にDVD/Blu-rayが届くまで視聴を開始できません。貸し出し中のリスクもあるため、サイト上に掲載してある作品でも必ず視聴できるとは限らないのが難点です。

返却する際も、TVODであれば期限切れになると自動で再生できなくなりますが、宅配レンタルは期日までにポスト投函する必要があります。

TVODと比べて”手間”の面でデメリットを感じやすいですが、宅配レンタルはテレビの大画面でDVD/Blu-rayの高画質を気軽に楽しみたい人に向いているでしょう。